2014年03月11日

エージェント:ライアン/JACK RYAN:SHADOW RECRUIT



 ジャック・ライアンといえば、『レッド・オクトーバーを追え!』に出てきたメイン・キャラの



ひとり。 それが主役になっていく過程(原作でも、映画でも)は面白かったですが、まさか



改めてゼロから復活するとは・・・。



 アメリカはジェームズ・ボンドに匹敵する人物がほしいのかな? ジェイソン・ボーンは



終わっちゃいましたしね。



 しかし個人的に惹かれたのはケヴィン・コスナーとケネス・ブラナーの共演、ということ



(おじさん好きなんで・・・)。 しかもこれ、監督もケネス・ブラナーだという。 どうした、



シェイクスピアとか文芸物の監督しかしないのかと思っていたのに(ちなみに『マイティー・



ソー』
の監督もケネス・ブラナー。 しかし2作目は別の人。 アクション映画を監督したい



ブームなのか)。



   巨大な謎を《解析》せよ。



 シリーズ新始動、ということで、ジャック・ライアンは911をイギリスの大学留学中に知り、



国に戻って海兵隊に入り、任務途中でヘリの事故に遭って大怪我をして帰国・・・という



基本設定をオープニングで説明台詞なしで見る側に了解させる。 それはテンポよくて



いいんですが・・・『レッド・オクトーバーを追え!』以後の作品(出来事)はなかったことに



なってる?



 経済・金融分野の高い分析能力を買われ、CIAにアナリスト(分析官)としてリクルート



されたジャック・ライアン(クリス・パイン)は、ウォール街にある投資銀行で働きながら経済



テロの予兆を監視する任務をこなしている。 連絡相手は上司のハーパー(ケヴィン・



コスナー)だけ、結婚も考えている恋人キャシー(キーラ・ナイトレイ)にも二重生活のことは



言えない。 そんなある日、モスクワのある投資会社の不審な口座と金の動きを察知した



ライアンはハーパーに報告、誰かを現地に派遣するように進言するが、詳しいことが



わかっているのはお前だけだ、と逆にモスクワ出張を命じられる。 それがアナリストから



エージェントへの転身になるとは・・・。



   予告編では世界を股にかけて移動する

          ぐらいの勢いでしたが、ほぼモスクワとニューヨークで終了。



 トム・クランシー作品といえば2時間越えが当たり前だった過去に比べ、今回は106分と



短めで、大変テンポがよい(その分、物語としての奥行きが足りないと言われたらそうなん



ですが)。 でも結局、昨今のスパイものにありがちな厳重警備の場所にあるコンピュータ



からデータをダウンロード、というタイムリミット系ハラハラになっちゃってるよ。



 「オレはアナリストでエージェントじゃない!」と前半叫び倒すライアンくんですが、そりゃ



海兵隊上がりならまぁ実戦もそれなりにこなせるよね、と思わされちゃうからかわいそう。



クリス・パインもカーク船長の面影はなく(宇宙じゃないから? 制服着てないから?)、



駆け出し感がよく出てました。



 とりあえず命令するだけなのかなぁ、と思っていたケヴィン・コスナーがモスクワにも出現、



自らライアンくんのバックアップに回るなど現役感を漂わせてくれてよかった! ごめん、



むしろクリス・パインよりケヴィン・コスナーのほうをかっこいいと思ってしまった。



 が、誰よりもかっこよかったのはロシア側の黒幕、チェレヴィン(ケネス・ブラナー)!



   堂々のロシア人設定(ロシアなまりの英語にも

   しびれる)。 『刑事ヴァランダー』シリーズでもスウェーデン人をやっていたが、北の

   方の顔立ちなのでしょうか?



 監督なのにいちばんかっこよく映ってるって、ずるくない?



 そんなわけで、タイプの違うおじさん二人に盛り上がる映画でした。



 そしてこの作品は池上彰が字幕監修ということで・・・でもどのへんが池上さんのチョイス



ワードなのかわからない(不自然さはまったく感じなかったので、トータルの印象がよいから



いいのか)。 池上さんはトム・クランシーのファンらしい。



 だったらジャック・ライアンがまったくの別物になってしまったことに対してのコメントが



ききたいんですが・・・そしてこれといってメインストーリーがないこの映画をどう説明すれば



いいのか教えてほしい。


posted by かしこん at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする