2014年02月08日

大脱出/ESCAPE PLAN

 シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー、この二人にはこれまでいろいろ楽しませてもらいました。 だからと言ってこの二人の名前だけでつられるほどアクション映画ファンではないんだよな、どうしよう、と思っていましたらば、共演者にジム・カヴィーゼルとサム・ニールの名前が! むしろこの二人は好きだよ!、ということで、遅ればせながら見に行ってまいりました。

  大脱出P.jpg “完全”を超えろ

 世界でもトップクラスの腕を誇るセキュリティーコンサルタントであるブレスリン(シルヴェスター・スタローン)は、アメリカ各地の刑務所に上層部から手をまわして受刑者としてもぐりこみ、脱獄が可能かどうか(彼が脱獄できればそこのセキュリティには穴がある)を実戦で試して意見するプロだった。 ある日、そんな彼のもとに、CIAから極秘の依頼が来る。 民間の警備会社が運営する刑務所があり、誰も脱獄できないが、内部はどうなっているのか、そもそもその刑務所がどこにあるのかもわからないので調査してほしいという。 CEOの命令で調査を始めるブレスリンだが、彼は罠にはまり、本当に囚人として秘密の刑務所に送られてしまう・・・。
 びっくりだったのは、「そもそも刑務所はどういうつくりなのか、一体どこに建てられているのか」をブレスリンが一所懸命探し、その事実がわかる中盤は大盛り上がりな構成になっているにもかかわらず、予告やポスター、チラシなどで早々にネタバレされているという事実。 べつにそこ、ばらさなくても宣伝できるんじゃないの?!
 スタローンが必死なだけに、なんだか気の毒になってしまった・・・。

  大脱出1.jpg この2ショット、落ち着くね。
 さて一方のシュワちゃんだが、その刑務所(監獄という言葉のほうが似合いそう)における囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)という役どころ。
 誰かを味方につけないと脱獄できないと考えるブレスリンは早速ロットマイヤーに接触を図るも、彼はなかなか本心は見せない(でもそこが長引いても面白くないので、本音が見えぬままロットマイヤーはブレスリンに味方をするわけですが)。 この、なかなか必死なスタローンに、どこか余裕で構えるシュワちゃんの図が、二人の役者としてのスタンスにも見えて興味深い。
 期待のジム・カヴィーゼルは、なんと監獄のホブス所長。

  大脱出5.jpg 見た目はハンサムの<スーツの男>なのだけれど、リースくんとは全然違う冷酷無比のとんでもないやつで。
 クールでありながらふてぶてしい悪役をさらっと演じていて、おかげで彼がひどい目にあっても心は痛まないという親切設計。 アラブ系の囚人のひとりが二人を逃がすのに協力するため所長を足止めするシーンで、死を覚悟した彼は「アラーは偉大なり」と言うのであるが・・・所長は口元を軽くゆがめて「そういうことにしておいてやろう」的なことを返すのだが、これってジム・カヴィーゼルが以前『パッション』(監督メル・ギブソン)でイエス・キリストを演じたことを踏まえてる? 考えすぎ?
 サム・ニールは船医として地味に登場、ブレスリンが本物の囚人ではないということをなかなか信じてもらえないが、信じてもらえてからは・・・とちょっといい役でした。 役柄の雰囲気としては『ジュラシック・パーク』のときのグラント博士を思い出した。
 というわけで、仕掛けが特殊な刑務所での足の引っ張る相手がいないシンプルな『プリズン・ブレイク』といった話だったんだけど・・・なんというか、いつの間にやらラストはすっかり『特攻野郎Aチーム』『ミッション・インポシブル』みたいになってたんですけど・・・どういうこと?

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする