2014年02月28日

ハンニバル 第一話(字幕版)

 スターチャンネルにて放送中の海外ドラマ『ハンニバル』の第一話無料放送を、期間ぎりぎりでJ−comオンデマンドで見る(2月2日〜28日でした)。
 『レッド・ドラゴン』の前日譚にあたり、ハンニバル・レクター博士とFBI心理分析官ウィル・グレアムとの出会いがこのシリーズで描かれる、と聞けば俄然興味が。 しかもレクター博士の役をあのマッツ・ミケルセンがやるというではないか! アンソニー・ホプキンスとはまったく違うレクター博士がそこにはいるに違いない。

  ハンニバルドラマ1.jpg ハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)とウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)、ジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)。

 冒頭から、『ザ・フォロウィング』ばりのダークで乾いた映像。ほぼ映画を撮る気で撮っているね!、みたいな。 しかし登場人物が早々にファーストネームでお互いを呼び合うので、フルネーム知っとかないとおいてけぼりになりそうな気配(しかし、三人の関係性をすでに知っている人が見ると思われているからいいのか)。
 ウィル・グレアムはちょっと若くなり、映画のエドワード・ノートンよりもずっと他者への共感力が強すぎるために精神的に衰弱している設定で、ヒュー・ダンシー似合ってます。 だからこそ余計にレクター博士の<先を見通す力>がほぼ悪魔のように映るという・・・。
 でもマッツ・ミケルセンが喋ると英語なのに英語のように聞こえない不思議。 あぁ、かっこいい(いや、レクター博士とは関わりを持ちたくないけど)。
 ジャック・クロフォードはあたしの中ではスコット・グレンなんだけど、この段階では何も気づいていないおとぼけさんなのでローレンシュ・フィッシュバーンでもいいのか・・・(『レッド・ドラゴン』ではハーヴェイ・カイテルが演じていたので原作的にはがっちり体型のイメージだったのかな? もう覚えていない・・・)。 『CSI:科学捜査班』を降りたと思ったらこっちに出るのね、さすが、教授とは全然キャラが違ってましたよ。
 是非、続きが見たい!
 でもスターチャンネルには入ってないからな・・・AXNにでも落ちてくるのを待とう。
 それと、字幕では人称代名詞や所有格なんかがごっそり削られていたので、吹替版でも見たいな。

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2014年02月27日

シスターズ・ブラザーズ/パトリック・デウィット

 メインストリーム文学が大好き!、というわけではないあたしだが(むしろミステリやSFなどのジャンルを愛する)、ブッカー賞最終候補作と聞くとちょっと期待する。 自分があまり読まないジャンルの作品でも、面白いと思えるものが多いから。 いや、最近はブッカー賞作品がジャンル小説の要素を強く含んできているといえるかも。
 凄腕の殺し屋として名高いシスターズ兄弟(シスターズ・ブラザーズ)。 語り手は弟のイーライ。 彼から見て兄のチャーリーは粗野で狡賢く、冷血漢で知性にも欠けるが、イーライも普段は穏やかで心優しいのに一度キレると大変なことになるらしい。 二人の雇い主である“提督”の命によってある山師を消しにサンフランシスコへ向かうことになるが、イーライにはその理由がわからないまま、チャーリーに従わざるを得ない。 <家族>という呪縛を感じながら。

  シスターズ・ブラザーズ.jpg けれどイーライの語り口にはドライなユーモアがある。
 第一章の『馬の問題』というタイトルに冒頭から深く納得!
 なにしろ<ゴールドラッシュに沸くアメリカ西海岸>が舞台なので、モラルとか法の精神みたいなものはどこにもないよ! 自分さえよければ主義が大手をふるっており、そんな時代の流れからはぐれたような人々に兄弟は旅の途中で次々と出会う。 勿論、はぐれているのは兄弟も同様で、ヘンでちょっと壊れかけっぽいけどにくめないような人たちばかりが妙なエピソードを紡ぎ、結構ひどい話なのだが陰惨にならず、むしろユーモラス。
 いわゆるロード・ノベルなのだけれど、“旅の途中で出会う人々との心の交流”みたいなものとはかなり遠い。 それなのに、イーライの内省的な思索とコメントがしみじみさせてもくれる。
 ・・・なのに、ハッピーエンド?!
 いろんな意味で、びっくり。 面白かったけど、結局“家族”を描いたものだったのかな。
 この時代のアメリカに生まれなくてよかった〜、とか、普段考えないようなこともついでに考えてしまった。

ラベル:海外文学
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2014年02月26日

クナイプバスソルト トライアルセットまとめ

 先日購入したクナイプのバスソルト・トライアルセットに入っていた9種類を、全部半身浴で使ってみました。 毎日連続で湯船につかることはできていなかったけれど、徐々に汗が出始めるまでの時間が短くなっていくのはわかり、「あぁ、効果が出てるかも」と実感。

  クナイプトライアル.jpg 某ドラッグストアで¥1,156−、お安かった。
 一袋ずつバラで買うと¥158−とかなのだが。
 <ユーカリの香り>は既に紹介済みなので、それ以外の8種類について感想を、使った順番に。

<ヘイフラワーの香り>:お湯に溶かしてみたら、色は懐かしのバスクリンのような蛍光緑っぽく広がって、最終的にはくすんだ薄黄緑に。 ヘイフラワーとは“草地の花々”という意味で、干し草を細かく刻んだものらしく、確かにバスソルトの他になんだか干し草らしきものが入っています(それらの植物のエッセンシャルオイル入り)。
 香りも確かに野草のような、いい意味でのワイルドさがありました。 でもいろいろ混じっているので、バランスのいい感じに。

<グーテエアホールング ウィンターグリーン&ワコルダーの香り>:封を切った瞬間、シップの香りが! ハーブというか、煮出した薬草茶のような感じがする匂い。 香りとしてはいちばんきついかもしれない(好みの問題なのであれですが、お風呂から出てからもシップのにおいが)。
 パッケージをよく読めば、効能として肩のこり・腰痛・疲労回復・神経痛・リウマチ・冷え症・うちみ・くじき・しっしん・しもやけに、と書いてある。 効能が書かれていないものもあるので、書いてあるということはそれなりの効果が証明されているということか?
 ちなみにバスソルトの色はサンゴのような赤でした(どこがウィンターグリーン?、と一瞬絶句)。

<グーテナハト ホップ&バレリアンの香り>:まるでラピスラズリのような結晶、お湯に溶ければサファイアのような色になんだか癒される。 これも泡立ちが多くて、お湯にトロリ感強し。 ホップとバレリアンの香り、というのがどういうのかよくわからないのだけれど個人的にいやな感じはなかった。 とにかくこのお湯の色がいいよぉ、と盛り上がる。 これで夜寝やすくなるというのなら、期待したくなるけれど。

<ローズマリーの香り>:ローズマリーの香りがまるで野草のような力強さで、しかも一種類なので自己主張が強すぎる感は否めない。 バスソルト自体は濃いピンク色だが、お湯に溶かすとほぼ無色。 これにも効能ありで、疲労回復・肩のこり・腰痛・冷え症・神経痛・リウマチ・荒れ性・しっしん・しもやけに、だそうです。

<ラベンダーの香り>:全体的に青を主張するパッケージの雰囲気を堂々と裏切る、蛍光イエローのバスソルトに唖然。 香りもなかなか強めのラベンダーで、「あぁ、外国製」ということをしみじみ理解する。 ラベンダーはリラックスさせてくれる香りというが・・・あまり強い香りはちょっと苦手です。

<オレンジ・リンデンバウム(菩提樹)の香り>:ブラッドオレンジか!、みたいな色のバスソルト。 香りはオレンジというよりリンデンバウムのほうが強いかなぁ。 なんとなくオレンジが混じった木のにおいという感じ。 保湿性と発汗性に優れているそうです。
 だから余計に汗をかいたのかなぁ。 まぁ後半なのでだいぶ慣れてきたのもありますが。

<カミーレ(カミツレ)の香り>:なんか、干したたんぽぽ?みたいな色でこれまででいちばんナチュラルかも、香りも同様。 お湯に溶かすと少し濁り湯っぽい雰囲気になるのはヘイフラワーに近い(ヘイフラワーの中にもカミーレは含まれている模様)。
 これにも効能が書いてあり、疲労回復・肩のこり・腰痛・冷え症・神経痛・リウマチ・荒れ性・しっしん・しもやけに、とのこと。 カミーレは数千年以上前からヨーロッパでは薬草として用いられていたそうで、最も歴史のある民間薬だとか。 とりあえず、お風呂から上がったあとの肌のつるつる感はこれがいちばんです。

<グーテバランス ワイルドローズの香り>:薔薇の香りは結構好きですが、いかにも安い香料みたいなのは苦手。 いいバラの香りは高いよね! これはいい香水的なバラの香りではなかったけれど、ナチュラルでいやみのない香りというか、薔薇のわりにむしろ地味では?、というくらいソフト。 しかしその分、バスソルトの色はクリムゾンレッドに近くてうれしい。 これも肌がしっとり(日々の積み重ねのおかげかもしれない)。

 結局のところ、「継続は力なり」ということなのでは・・・。
 半身浴は定期的に続けることが大事というか、普段からシャワーですませずにお風呂につかることがやっぱり大切というか、そういうことをおろそかにしているから低体温なのよね、と、しみじみしたりして。
 あー、次はレギュラーサイズでどれを買おう。 グーテナハトかなぁ。

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2014年02月25日

今日の5冊。

 例によって、結局21日には本屋に行けなかったため、週が明けてからの訪問。
 マンガも買い忘れていることに気づいたり、買おうかどうか決めかねている本に対してすごく悩んでしまったり。 新刊コーナーにいた迷惑な客になってしまった。

  イヴの息子たち新装版4−2.jpg イヴの息子たち【新装版】4/青池保子
 今回の表紙はヤマトタケルだ! 主要3人に次ぐ人気キャラなのだろうか。 次で完結なのだが、ならば表紙は誰が・・・気になってしまう。

  やじきた2−08−2.jpg やじきた学園道中記U 8/市東亮子
 新章突入!、ですが、前回の<津軽編>をかなり引きずっている感じあり。 でもいきなり番外編から始まるあたり、なんだか懐かしい。

  空襲警報.jpg 空襲警報/コニー・ウィリス
 “ベスト・オブ・コニー・ウィリス”のシリアス編。 『クリアリー家からの手紙』・『空襲警報』(『見張り』の改題)・『マーブル・アーチの風』・『ナイルに死す』・『最後のウィネベーゴ』収録。 付録としてコニー・ウィリスのスピーチ原稿も載ってます。
 『ナイルに死す』以外は読んだことあるのだけれど、と思ったら、『見張り』は大森さんの訳ではなかったので今回新訳ということに。 そうか、<コニー・ウィリスの訳=大森望>だと思ってたけど、日本に紹介された初期の頃はそうでもなかったのね・・・意外。

  マロリー陪審員に死を.jpg 陪審員に死を/キャロル・オコンネル
 <キャシー・マロリー>シリーズ第7弾。 一度は翻訳が止まりかけたこのシリーズが再開してくれて(しかも結構ハイペースで続きが出て)、うれしいです。 しかもなんだか機嫌悪そうな猫のどアップの表紙が、マロリーのイメージにぴったりなんですけど!

  人間の尊厳と.jpg 人間の尊厳と八〇〇メートル/深水黎一郎
 これは何年か前に<日本推理作家協会賞短編部門受賞>という記事を見て・・・すごいなぁ、柳下さん、翻訳と評論だけじゃなくて実作も手掛けたのか、と思って・・・はっ、違うじゃん、なんとなく似てるけど、別人だった〜!!
    深水 黎一郎
    柳下 毅一郎
 なんか、まぎらわしいですよね! あたしだけか!
 しかも家に帰ってから、よくよく見て気づいたという・・・大変、落ち込む。

ラベル:マンガ 新刊
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2014年02月24日

今回は間違いなく

 『サザエさん』を見ました!
 話自体はいつものように、「あぁ、なんだか前にも見たことがあるような」という偉大なるマンネリ世界でしたけど(しばらく見ていないのに、まったくギャップを感じなかった・・・)。
 違っていたのは波平さん。
 「・・・ちょっと、目暮警部(『名探偵コナン』の)が入ってる?」、と感じる部分もなきにしもあらずだけど、お芝居的には『サザエさん』世界に馴染んでいるのが素晴らしい(永井一郎の口調の真似をあえてしないというのも潔いかと)。
 多分そうやって、見る側も慣れていくんだろうな、と思います。

posted by かしこん at 06:52| Comment(2) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月23日

緑衣の女/アーナルデュル・インドリダソン

 先日、『ジェイコブを守るため』を返却しにいつもの図書館カウンターに出向けば、「予約本が来てますよ」ということでこれが出てきた。 ぎゃっ!、と心の中で叫ぶ。 これも予約が詰まってる本じゃないか・・・(あたし自身も5ヶ月ぐらい待ったかも)。
 ・・・また返却締め切りが迫る。
 『湿地』に続くアイスランドの捜査官エーレンデュルシリーズ、邦訳2冊目。 2003年ガラスの鍵賞、2005年CWAゴールドダガー賞受賞という華々しい経歴を持つこの物語は『湿地』のあとがきにおいて訳者柳沢由実子さんに「訳すのが恐ろしい」と言わしめた内容である。 『湿地』自体も重苦しい、救いのない話だったが、尚更なんですね!

  緑衣の女.jpg 表紙もどこかダークですしね。

 レイキャビク郊外の新興住宅地で、近くの建築現場から子どもが特別な石を見つけて宝物にした。 しかしそれが人骨の一部とわかり、発見現場周辺は発掘現場のようになる。 検視官が休暇中のため、考古学者と医学生が、それぞれ遺体は死後数十年が経過したものであると証言。 一体誰のものなのか・・・エーレンデュルとその仲間たちは地道な調査を開始する。
 現代パートの合間に、DVの嵐に翻弄される哀しい家族の物語が。
 自分の家族(だったもの?)に対してどう振る舞っていいのかわからないエーレンデュルの苦悩も変奏曲となり、暴力の根深さというか連鎖というか、相手を傷つけたり罵ったりすることでしか自分を守れない人たちの哀れさがとにかく悲しいのだが、でももし自分の近くにこんな人がいたら「あわれだ」とか言ってらんないだろうな・・・速攻で手を切るしか被害を受けない道はない。
 ジャンルとしてはミステリだが、犯人は誰かが重要ではなくて、哀しい人生を送らざるを得なかった人たちへの追悼文のような。 そういう意味では文学性が高いと言えるのかも。
 北欧とはいえども家庭内暴力(夫から妻や子供への肉体的・精神的暴力)が認められない、夫が否定したら事件にもならない時代があったというのが・・・今は声を挙げられるようになっただけ、逃げ道を行政が用意してくれるようになっただけましなんだよなぁと感じつつ、暴力をふるう男の存在が決してゼロにはならないことを嘆く。
 はぁ、それほど長い話ではないので一晩で読み終わったけど、その結果受けたダメージは計り知れないわ・・・。
 シリーズはまだ続いているらしい。 エーレンデュルとその娘との関係は修復できるのか? そこは次の翻訳を待つとして・・・彼を見ているとお悩みヴァランダー警部が結構幸せそうに思えてくるほど、エーレンデュルの人生は苦悩に満ちている。 なんだかかわいそうすぎる。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

アールグレーティーケーキ@フレイバー

 大丸神戸店B1にある、『フレイバー』は結構あたしの好きなお店である。
 お店はカントリーテイスト。 シフォンケーキで有名なお店だが、ひとり・もしくは少人数でそのでっかいシフォンケーキはつらい・・・。
 だからあたしはいつもジャストサイズの“アールグレーティーケーキ”や3種類あるカントリークッキーやナッツいっぱいのチョコレートブラウニーを買うことが多いです(そしてヴァレンタイン時期には、特別なブラウニーと“デビルズフードケーキ”が目当て)。
 ブラウニーはまだ賞味期限に余裕があるので、先にアールグレーティーケーキを食べる。

  CA3A1690.JPG フロスティングが強力そうですが・・・。

 シフォンケーキよりも少し重ためのケーキ生地に、刻んだアールグレーの茶葉がたっぷり。
 で、本体が香りは強めだけど甘さ控えめなので、このシュガーフロスティングがいい甘さと固さのアクセントになっております。 6方のクグロフ型のように、フォークでひとかけらずつ割っていただきますが、紅茶をたっぷり飲みながらゆっくり食べるつもりでいても、いつの間にか一人で全部食べてしまう・・・危険。

posted by かしこん at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

ラッシュ プライドと友情/Rush



 個人的にはスポーツにあまり興味がないあたしですが、いくつか例外はあって、F1は



そのひとつ(「そもそもF1はスポーツなのか」という議論があるかもしれませんが、



<モータースポーツ>と呼ばれるからスポーツであろう解釈)。



 とはいえ、アイルトン・セナが事故死してからは距離を置いてしまっているので(何年前の



話ですか)、やっぱり興味がないのかもしれない・・・でも今回この映画を見て、グランプリ



レースの場所やコースなどを結構覚えていたことが判明。 深夜のTVでF1中継を見ていた



ことなどをちょっと懐かしく思い出したり。



   お前がいたから、強くなれた。



 といってもあたしがF1を見始めた頃はセナ全盛期、この映画の主役であるニキ・ラウダと



スティーヴン・ハントの時代はまったく知らないので新鮮でした。



 1976年のF1レースはニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)とジェームス・ハント(クリス・



ヘムズワース)がデッドヒートを繰り広げていた。 ラウダはレース中にハントと初めて会った



6年前からのことを回想する。



 レースシーンと人間模様が交錯する構成は、緩急相まって上映時間の長さをあまり感じ



させない。 コースが違うとはいえ、一年のうちに何度もあるレースを全部描写していたの



では同じことの繰り返しでだれるので、ささっと編集して終わる潔さにも驚く(あたしはもう



ちょっと見たかったですけど、F1に興味がない人にはあれでも限界か)。



 そういうのを抜きにしても、いちばん魅力的なのは主役の二人。



   正反対の二人の天才。



 ラウダのナレーションで始まり、彼のナレーションで終わるのでずっと彼視点でいっても



よかったと思うのだが、バランス的にはハントの独白もほしかったのだろうか。 むしろない



方が、ハントの謎めいた部分をラウダだけが理解していた、というラストシーンの叙情に



つながるような気もするのだが。



 そんなジェームズ・ハントのクリス・ヘムズワースを、あたしは初めていいと思ったよ!



 『マイティ・ソー』のときの筋肉ムキムキ感がなくなって(あの身体ではコクピットに入れ



ないよ?、と最初にチラシを見たときに思った)、細マッチョというかむしろ華奢とすら感じ



させる細身の長身具合にうっとり。 しかも、やれば何でもできてしまう人にありがちな、



物事に執着心がないところをあらゆる面で体現していたのも素晴らしい。



 ダニエル・ブリュールはもともと好きな俳優であるが、もともとの童顔ハンサムを封印して



ニキ・ラウダ本人にかなり似せてきた(本人と対面しちゃったらそうするしかないだろうけど)。



なので、カットによっては「あれ、ほんとにダニエル・ブリュール?!」と目をぱちぱちして



しまうところも。 ドイツ語訛りの強い英語とか、多分本人の喋り方も意識しているんだろう。



自分の特徴ある個性を全部消し去ってまで実在の人物を演じることもできる人だったん



ですね(それでも強い印象を残せるということは、あぁ、この人も本当の役者だったよ、と



自分の認識の甘さにがっくり)。



   そして、レースではクラッシュ。



 当時のF1界ではシーズン中にレーサーが4人は死んでいるという危険度(セナの死後は



かなり見直され、現在は死亡者はほとんど出ない“安全なスポーツ”になったみたいだが)。



でもF1の魅力って、ある種の刹那さにあったことは否定できない。



 途中経過ランキングで1位になったラウダは、2位のハントをかわそうとしてドイツの



ニュルブルクリンクでクラッシュを起こし、再起不能かと言われた大怪我を負う。 ラウダ



不在となったその後のF1レースでハントがトップを独走するが、自責の念に苦しめられる。



しかしラウダはハントを責めることなど思いつかず、とにかくレースに復帰することだけを



考えていた。 表彰台に立つハントの姿を見ながら闘志を奮い立たせて。



 いやー、男の友情だね!



   いや、まだ無理だから!、と心の中で絶叫したあたし。



 結局6週間でレースに復帰したラウダはファンからの熱狂的な声援に迎えられ、グランプリ



ファイナルの地・富士スピードウェイでの決戦に向かう。 えっ、日本だったんですか?!、と



びっくり(実際に富士スピードウェイで撮影していた感じはしなかった)。 まだこの時代は



鈴鹿サーキットはなかったの? しかもよりによって大雨とか・・・。



 お膳立てが揃えば、現実はドラマ以上にドラマですねぇ。



 なにしろ主役の二人は天才なので、凡人には感情移入などできません。 あたしにしては



かなりストーリーを語ってしまいましたが、もうここまではCMでもやってたし、どっちが勝つ



かは実は重要ではなかったりするので。



 見るからに天才肌、レースの行方だけに執着するハントも、試合前には吐いてしまうほど



緊張するし、自分の乗るクルマには一切の妥協も許さないラウダはメカニックチームと衝突



しながらも信頼を勝ち取る。 そのようなディテールが<かっこつける方向は違うけど、一歩



間違うと死ぬ世界で生きている正反対の二人の物語>をぐっと身近で、かつめったにない



ものとして見せてくれる。



   このサバサバした表情が、ハントなのだ。



 あぁ、F1が(かつて)好きでよかった。 だから多分、よりわかった部分はあった。



 人生は今日一日限りかもしれない、と感じ続けたジェームズ・ハント。



 常に次のレースで今日の反省点を活かしたい、と考えるニキ・ラウダ。



 どちらが正しいとかではなくて、そういう二人がいたからこそF1にある時代がつくられた



のだ、というそれは歴史的事実。



 「あなたの生涯の一本を塗り替える」ほどではなかったけど、あたしは満足しましたよ。



なにしろ、ラウダをフェラーリチームに引っ張っていったレーサー、クレイ・レガッツォーニの



役がピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(あたしの好きなイタリアの俳優さん)だったんです



もの! 国際色豊かなキャスティングも、ツボでした。


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2014年02月20日

今日は、10冊!



 さて、本屋です。 ほんとは21日発売のものもあるので、そのあと買いに行けばいいかと



思ったのですが、確実にその日に行けるとは限らないしね・・・。



 それにあまり一気に買うと、重いし。



   どんがらがん/アヴラム・デイヴィッドスン



 これは河出書房新社の<奇想コレクション>の一冊で、ソフトカバーを図書館で読み、



面白かったので文庫が出たら買おうと思っていた(何年も前の話)。 その文庫がやっと



出ました・・・編者の殊能将之さんもおなくなりになられましたよ・・・。



 そして表紙が怖すぎるよ・・・  ソフトカバー時はこうなのに。



   道草/木皿泉



 民放FMラジオドラマの台本の書籍化、後半。 外国の翻訳物ばかり買っているからかも



しれませんが、日本の作家の本は例外もたまにはあれど、基本的に薄いよ! 『道草』



全部で4冊でひとまとまりのようですが、これだったら2冊にまとめられたと思う(本の中で



章立てというか、タイトルつければいいだけだし)。 テーマごとにわけてあるのが親切だと



思っているのかもしれないが、買う人は大概全部買うであろう。 単価を上げられている



気がしないでもない。 あ!、消費税もあがれば、本の値段も上がるんだわ!



   モノレールねこ/加納朋子



 というわけで、買いそびれていた結構前の新刊を買っておく。 Kindleあっても、値段に



それほど差がなければ普通の本を買ってしまう、ということです。 あとは個人的に、加納



朋子応援キャンペーン中。



   人類資金Y/福井晴敏



 表紙のモチーフもつらくなってきたみたいですね。 来春発売ってなってたからてっきり



3月の新刊だと思っていた・・・もう出ていてびっくり(そしてあたしは全然読めていない)。



   ひとり上手な結婚/山本文緒&伊藤理佐



 ちょっと前から新聞に伊藤理佐が連載をしていて、それが結構面白いので(『おんなの



窓』
はときどき読んでいたけれど、『おかあさんの扉』を読んでみようかちょっと迷っていた



ところなので)、これで更に確認してみようかと思って。 特に“結婚”に興味があるわけでは



ありません。



   愛と日本語の惑乱/清水義範



 日本語のおかしさや奇妙さ、かたくなさやいい加減さを書かせたら、この人はやっぱり



面白いよな、とちょっと懐かしく思い出して。 最近は西原理恵子とのコンビ本しか読んで



いなかったので、久々に清水義範の小説に向かい合うか、という気持ち。



   津波と原発/佐野眞一



 今更ですが、今ならやっと落ち着いた気持ちで読めるかな、というのと、でもやっぱり



複雑で冷静になれない気分と、どっちだろう。 一種の賭けか、リトマス試験紙のようだ。



   凍てつく世界V・W/ケン・フォレット



 これにて完結。 やはり<二十世紀三部作>の次なる三作目は、東西冷戦からベルリンの



壁崩壊あたりが描かれるようだ。 こうやって現代史もどんどん物語化されていくことで、



実際の歴史の生々しさからワンクッション置いて眺められるのかもしれないな。



 そんなわけで10冊も買ったのに、思いがけず荷物はコンパクト。



 だって翻訳物3冊で、他の7冊と厚さがそんなに変わらないもの。


posted by かしこん at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月19日

ジェイコブを守るため/ウィリアム・ランデイ



 結構時間かけずにすんなり読めそうだと思っていたはずが、DVDを見つける前に



『銀河英雄伝説』の文庫版(全10冊)を見つけてしまい、ついそっちを読んでしまって



2日ロスしたのでした(DVDでアニメ版を見始めてしまったらそれはそれで時間を取られる



のは必定)。



 語り手はマサチューセッツ州地区検事補のアンディ・バーバー。 14歳の少年が公園で



何者かに殺害された事件を担当するが、なんと被害者の同級生であるアンディの息子



ジェイコブが容疑者として逮捕される。 職を解かれても息子の無実を信じるアンディは、



これまでの経験を踏まえて裁判で証人として出廷する。



   原題はそのまま、“Defending Jacob”



 一人称“わたし”の語りとはいえ、アンディはいわゆる<信用できない語り手>。



 親だから、と息子を信じる気持ちはわかるが、なんか度を越えていないか・・・と思うことも



しばしば(たとえば刑事裁判における誤審率は、一般に思われているよりもずっと高いから、



警察や検察が証拠を少しのミスもなく扱うとは限らないから、という理由でアンディは警察の



家宅捜索前にジェイコブの部屋をあらためている。 不利な証拠があれば隠すつもりで)。



回想という形をとっているので、「あの頃はそれが正しいと思っていたが、今となっては



わからない」的な悔恨が時折挿入されるのも曲者。



 ただ不思議なのは、アンディがジェイコブに対して「やったのはおまえなのか」と一度も



直接聞かないこと。 息子が犯人なわけがないのだから聞く必要はない、とアンディは



考えているようだが、そこではっきり否定してもらえれば信じる根拠になるのでは?



それとも、それは口に出してしまったら親子関係が壊れてしまう言葉なのか?



 裁判過程で真実が明らかにされる法廷劇かと思ったら、どこまでもグレイゾーンのまま。



これって、イヤミス(読んでイヤな気持ちになるミステリ)じゃないか!



 息子に対して、この物語では父親と母親がまったく違う反応を見せるのが興味深かった



です。 日本では<母と息子>のほうが題材にされやすい感があるけど、アメリカでは



<父と息子>なんですかね。



 実は全編を通して大きな叙述トリックがあるのだけれど、微妙にフェアではないので



トリックとは言い切れないかも? ミステリというよりも、家族の物語という感じ。 アンディの



一家がもし三人暮らしでなければ(ジェイコブにきょうだいがいるか、アンディの妻ローリーの



父母でもいれば)、また違う展開になったかもしれない・・・と思うと、子供がどんどん独立



するのがアメリカでは当たり前だけど、核家族化はある意味限界に来ているのかもなぁ、と



思ったりもした。


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2014年02月18日

暗闇が脅かす治安と、報道の是非



 通り魔が逮捕されたらしい。



 事件からちょうど三週間、「まだ捕まらないのかねぇ」という話題は出ていたものの、



無差別という動機では犯人は捕まりにくい、防犯カメラの映像の解析度合いによるだろう、



犯人は例によって“無職のひきこもり”か、“受験期のストレスを抱えた若者”か、というような



素人判断の井戸端会議の枠を出ないものだった。



 だからまぁ、犯人が捕まってよかったのだが(今は容疑者の段階ではあるが、本人も罪を



認めているということでここではあえて“犯人”と書きますが)・・・<軽度の知的障害あり、



責任能力の有無も視野に入れて捜査>という報道に首をかしげる(警察発表をそのまま



流しているだけなのかもしれないが、それでも)。



 軽度って、どの程度?



 知的障害があるからといってみんな包丁で人は刺しません!



 そこ、報道する意味、ある?



 むしろ<偏見を助長>するだけなんじゃないですか?、それこそ「精神科に通院歴あり」と



同じように(いまどきそのような偏見を持つ人自体おかしいとは思うが、世の中にはいない



わけではないからな・・・)。



  ※ ま、「犯人は無職のひきこもりか?」と揶揄している段階であたし自身にも偏見

  (というかステロタイプ化された一部の社会不適合者像というか)があるわけですが・・・。

  だからといってひきこもりの過去を持つ人に対して危険だとは考えていなかったりする。

  現行ひきこもりの人は外に出ないから“ひきこもり”なわけで。



 責任能力って、なんなんだろう。



 この事件後、同一犯ではないかもしれないが近隣の女子中学生相手につきまとい事案が



発生したり、模倣犯というかマイナス方向に影響を受ける人が出てきているのか、もともと



いたんだけど事件をきっかけに情報が表に出てくるようになったのかはわからないけれど、



とりあえず夜が長い時期は物騒だな、ということを実感する。 実際、街灯のあかりが切れて



いたりすると「夜ってこんなに暗かったのか」と愕然とするもんね(北東北の冬は雪灯りで



むしろ明るい。 空もほとんど雲でおおわれるので“漆黒”を感じない。 寒いから、夜遅く



出歩く人がそもそも少ない)。



 そんな北国の平和さが、懐かしい。 でもそれは人口が少ないせいなのだろうか。



 家に帰ってから事件のことを知ったので電車で帰ってきてしまったが・・・歩いて帰る習慣を



取り戻すのはもう少し様子を見ようか、と悩むところである。 寒い方が運動負荷としては



効率的なんだけどな。


posted by かしこん at 07:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月17日

あっ!!



 しまった!



 昨日の『サザエさん』、見るの忘れた


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2014年02月16日

メイジーの瞳/WHAT MAISIE KNEW



 少女が主役、という映画にも弱い。 それは図々しくもあたしの中にはまだ少女がいる



からだ。 繊細で傷つきやすく、我儘を言うことに罪悪感を覚え、つねに周囲の大人の



顔色をうかがってよい子でいなければならなかった少女が。



 予告で見たメイジーもまた、よい子であることを期待されている少女だった(本人が



意識しているかしていないかは別として)。 がっちり胸倉を掴まれたあたしは、久し振りに



前売券を買ったのであった(生地の薄いエコバッグがついてきました)。



 『キッズ・オールライト』の製作スタッフが描くヒューマンドラマ>ということも



あり、ジュリアン・ムーアが出演していることも後押し。



   愛が何か見えているのは、君の瞳だけ。



 舞台はニューヨーク。 6歳のメイジー(オタナ・アプリール)は、パパもママも大好き。



でもパパ:ビール(スティーヴ・クーガン)は美術商で、メインのオフィスがロンドンにあるのか



たいてい出張中、もしくは仕事。 ママ:スザンナ(ジュリアン・ムーア)は現役のロックスター、



スタジオにこもったり長期ツアーに出たりもする。 パパとママのケンカは日常茶飯事だが、



ついに二人は離婚することに。



 共同親権という決まりのため、メイジーはパパの家とママの家を10日交替で行ったり



来たりすることに。 でもお互い自由人である両親はそんな決まりを守りきれるはずもなく、



ナニーであったマーゴ(ジョアンナ・ヴァンダーハム)が何故かパパと一緒に住んでいたり、



それを知ったママが不機嫌になったり、世界はメイジーの理解を飛び越えて変わっていく。



   メイジーはいつも、どこかさびしげ。

     でも着ている服や持ち物などはかわいい! お金には困ってないから。



 この映画が秀逸なのは、メイジー目線を崩さないこと。 大人同士のごたごたがあったで



あろうことは想像できるが、メイジーが知らなかったことは省略されるので「えっ、急に!」と



観客側もメイジーの戸惑いに共感できるところ。



 両親はそれぞれ自分勝手ではあるものの、<メイジーを愛している>という気持ちはある、



というのがまだ救い(虐待方向につながらないので)。 6歳で大人になることを要求されて



いるメイジーと比べると、パパとママは哀しいほどに子供。



   子供の前で口汚く罵り合うなよ・・・



 ナニーのマーゴはパパと正式に結婚したので継母になり、どちらかがお迎えに来ていない



ときは真っ先に呼び出される(結構前から夫婦喧嘩を間近で見ていたにもかかわらず、



マーゴがビールと結婚したのは謎。 ビールの言い訳を真実と受け取ってしまったか、



マーゴも若い)。 当てつけのようにスザンヌはバーテンダーのリンカーン(アレクサンダー・



スカルスガルド)と結婚し、メイジーの世話を手助けさせるつもり。



 でもリンカーンとメイジーが心を通わせるようになったら「娘におべっかまで使って、魂胆は



わかっているのよ」みたいなことを言う・・・。 ママ、不器用にもほどがあるぜ(しかしそんな



役柄を熱演してしまうジュリアン・ムーアはすごいです)。



   メイジーの着ているおとと模様のワンピース、

     かわいい! 大人用にその生地で8分袖のチュニックつくってください!



 親が子供を愛していればその気持ちは必ず子供に届く、と言われる。 勿論、だいたいの



ところは届く。 でも、親でなくても必要とするときにそばにいてくれて、親とは違う形で自分を



認めてくれる人がいたら・・・親ではなくとも、子供にとって大事な人になるのは当然。



 リンカーンは子供慣れしているタイプではなかったので、メイジーを大人として扱い、話を



ちゃんと聞き、メイジーを理解しようと努めた。 遊ぶ時も全力で。



 こんなステップファザーならあたしもほしい!



 メイジーがリンカーンに「一緒に学校に来て」と誘い、クラスメイトに「私の新しいおとうさん



なの」と紹介するシーンは微笑ましい。 よっぽどうれしかったし、自慢したかったんだろう



な〜。 気持ち、わかるよ〜。



 リンカーンとマーゴと一緒にいる方が長いし、二人はメイジーの話すことを聞いてくれる。



リンカーンとマーゴの悩みについて、メイジーはどうしたらいいかわからないが心を砕く。



これって十分、家族ではないでしょうか。



 「家族とは血のつながりではない、絆だ」、というのは使い古された表現だが、それを本心で



理解できている人はどれくらいだろう。 問題のない幸せな家で育った人には、「他人といる



ほうがむしろ心安らぐ」なんて感覚、わかってもらえるだろうか。



 だから映画終盤におけるメイジーの決断には拍手!



 でもこの先、どうなるんだろう・・・元に戻るような気もするし、新たな展開が待ち受けている



ような気もするし。 見る側に任せます!、ということなんだろうが・・・責任重大です。


posted by かしこん at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

ブラックリスト/Blacklist



 海外ドラマ専門チャンネル<スーパー!ドラマTV>が今シーズンいちばん力を入れて



いるらしきドラマ『ブラックリスト』をまずは第3話まで見た。



 もし、FBIもCIAもその存在すら知らない凶悪犯罪者たちがいるとしたら。



 もし、そんな犯罪者達の情報を細部まで網羅している“リスト”があったなら。



 もし、そのリストを持っている人物が最重要指名手配犯で、自らそのリストに載っている



凶悪犯たちの逮捕に協力しようと申し出たら?



 そんな仮定が仮定ではないのが、ドラマ『ブラックリスト』である。



 世界中の犯罪者たちに裏で協力し、“犯罪コンシェルジュ”とも呼ばれる国際的な最重要



指名手配犯レイモンド・レディントン(ジェームズ・スペイダー)がある日突然FBIに出頭して



きた。 “ブラックリスト”の存在を明かし、その証拠に今日これから起こ大がかりなる犯罪を



予告してみせる。 ただし、彼が自分の担当に指名したのは当日が勤務初日のFBI新人



捜査官のエリザベス・キーン(メーガン・ブーン)。 一体彼にはどんな思惑が・・・という話。



 ちょっと『羊たちの沈黙』みたいですよね。



   どこが、ジェームズ・スペイダー?



 ジェームズ・スペイダー、実は好きな俳優です。 細面のハンサムでありながら、



追いつめられると光る演技と存在感が大変あたしのツボだったのです。



 『ウォッチャー』ではFBIのプロファイラーという主役なのに、シリアルキラー役だった



キアヌ・リーヴスのほうが日本では人気も知名度もあったのでキアヌの主演のように宣伝



されてましたが、あたしはジェームズ・スペイダー目当てで見ましたよ! これもまた



追いかける側でありながら“深淵に覗きこまれた者”でもあるという苦悩が、かっこよかった



のです。 どの作品で彼に魅了されたのかははっきり覚えていないのですが、2000年



周辺時期のCATVの映画チャンネルで、彼の出演作を意図せずまとめて見た結果では



ないかと。 個人的にはジョン・キューザックと光と影のような人生を歩む『トゥルー・



カラーズ』
が好きです!



 いまちょっと調べてみたら、『ウォッチャー』が2000年。 サイコサスペンスが流行した



時期とだぶっているのか、『トゥルー・カラーズ』が1991年、『ストーリービル/



秘められた街』
が1992年、『水曜日に抱かれる女』が1993年、『スターゲイト』



1994年、『クラッシュ』が1996年と、他にもいろいろありますが、あたしがよく見ていた



彼の作品は1990年〜2000年の制作、つまり今から14年〜24年前の彼なわけですよ。



スピルバーグの『リンカーン』でジェームズ・スペイダーに気づけなかったあたしは、もう



その齟齬に気づいて受け入れるべきだった。



 なんかでっぷりしちゃって、あの細面なハンサムさはどこへ?



 しかも今回はスキンヘッドになっていて、周囲の人間をどんどん振り回す役どころ。



 あぁ、あの正気と狂気の間を綱渡りするような繊細さはどこへ?!



 勿論、それはレイモンド・レディントンという役を演じるためだとわかっていますよ。 何を



考えているのかわからないふてぶてしさを手に入れるために太ってみせ、スキンヘッドに



してハンサム度合いを捨てた。 でもグリーンがかった青い瞳には知性と誠実さが宿り、



洗練された物腰と丁寧な口調の毒舌でこっちの感情移入を拒絶する。



 あたしの知っているジェームズ・スペイダーのかっこよさはかけらもないが、役者としての



かっこよさを見せつけられましたよ・・・でも同一人物なの? 時の流れは無常だわ。



 『ブラックリスト』はドラマ自体とても面白いので(伏線がきっちり張り巡らされていて、



あるシーンや台詞がのちのち意味を持つことがわかるので油断して見ていられない)、



新しいジェームズ・スペイダーにも慣れてしまいそう・・・。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月14日

『銀河英雄伝説』再アニメ化、とは?!



 ネットニュースのヘッドラインで、



 <名将たちにまた会える! 「銀河英雄伝説」再アニメ化決定>



という文字を見る。



 右京さんばりに、「はい〜?」となる。



 詳細は発表されてはいないのだが(本伝を地上波で週一回放送するのか、一部を抜粋



した劇場版なのか、すら不明)、過去のアニメ作品をリメイクするのではなく、原作から



アニメをつくる、というスタンスであるらしい。



 いやいや、いま存在するアニメ『銀河英雄伝説』ほど、原作に忠実につくられたものは



ないのではないか(完全に同じではないが、ほぼ)。 確か本伝で110話、外伝も全部



アニメ化したし。



 まぁ、アナログ放送時代からの作品だし、予算があったりなかったりの事情もあったから、



宇宙での戦闘シーンは使いまわしの場面も多く、今の技術でそれこそCG利用すれば、



もっと美しく迫力のある場面は描けるのでしょう。 でもそれ以外の要素では、現存作品を



越えられる可能性がまったく見えない。



 なにしろあの豊富な声優陣に匹敵するレベルの配役が可能なのか?



 もうなくなってしまった方々も多くおられるので、そのまま再現は無理だし・・・。



 というかあたしはもともと小説のファンだったんだけど、あのアニメには結局、文句の



つけようがなかったんですよ。 制作側に原作への愛とリスペクトを感じたし。 だから



原作とあのアニメはある意味一体化してしまっているので、それをどう変えられるの?、と



いう不安が勝ってしまうというか。



 だったら、原作が進んだ『タイタニア』のほうをつくったらいいじゃないの、と思いもすれど、



そもそも石黒昇監督も亡くなったんだっけ・・・。



 だから「ヤン・ウェンリーの声は誰がやるのか?!」みたいな想像もまったくできない。



 この週末は、WOWOWで何年か前に録画してDVDに全部落とした“リマスター版”でも



見ようかしら・・・。


posted by かしこん at 06:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする