2014年01月31日

ルートヴィヒ/LUDWIG II

 ルートヴィヒと聞いて、世界史をとっていないのに、何故<狂王ルートヴィッヒ二世>(ルードヴィッヒと書いてたものもあったような)のことだとすぐわかったのかしら?(名作というヴィスコンティの『ルートヴィヒ』はまだ見ていません)
 ワーグナーがらみだとしたら森雅裕? 何かの歴史マンガかもしれん。 というわけであたしの知識は大変断片的であります。 そんなんで、明らかにお客が入らなそうな芸術志向っぽい映画にあたしはついていけるのか?
 結果的には、ついていけました(そこまでアート志向ではなくて、わりと普通?の歴史映画テイストだったので)。

  ルートヴィヒP.jpg ローエングリンのように清らかでいたい――。

 19世紀半ば、バイエルン王国の皇太子ルートヴィヒ(ザビン・タンブレア)は、将来の王となるため帝王学を身につけねばならない立場だが、15歳のときに見たワーグナーの『ローエングリン』に魅せられて以来ひたすら芸術にのめり込んでいた。 が、父王の突然の死により18歳で即位させられた彼は、周辺国による主導権争いで戦争が避けられそうもない状況下でも「芸術こそが国家を、国民を、そして世界を平和にする存在である」という主張を崩さなかった。
 このルートヴィヒ2世を演じているのが「十数年若いベネディクト・カンバーバッチ?」な雰囲気で、国王のローブを身にまといつつ王として初めての演説をどうすればよいのか一人で右往左往する姿はなかなか見物でした(知らない人だが、舞台系の俳優さんぽい感じがする)。 なので、「現代の感覚では理解者もいるだろうが、19世紀という時代ではさぞ周囲から浮きまくっているだろうな」とルートヴィヒ2世にどんどん同情する(さすがにそこまではちょっとやりすぎじゃないか、と思う部分もあれど)。

  ルートヴィヒ2.jpg 明らかにプレッシャーやストレスに弱そう。
 だから<狂王>と呼ばれてしまったのは彼の繊細すぎる精神故なのだと想像はつくのですが、でも時には自分の苦悩が重たいばかりに民への気遣いがないと受け取られる場面もあり・・・確かに芸術は人の心を豊かにするだろうけど自分の好みを押しつけてない? そして人は心のゆとりがなかったら芸術を楽しめないよ、と国王に忠告したくなってしまうのであった(彼にそんなことを言う人は、映画の中には出てこないのでね)。

  ルートヴィヒ1.jpg ワーグナーは自分勝手なことばっかり言うしね。
 ルートヴィヒ2世とワーグナーとの決別にはもっと政治的な理由もあったような気がしたけど、ここではあくまで芸術的意見の相違(というか主導権争いというか)ということになっており、いろんな意味でおとなげなさが印象深かったです。
 前半の映像美はなかなかで、現実世界とルートヴィヒの妄想とがうまく絡み合い、かといって難解にもならずわかりやすい絶妙なバランス。 ストーリーという大きな流れというより、大小あるエピソードの積み重ねで構成している感じはあるものの、若きルートヴィヒの不安定さがいい意味で牽引力となって飽きさせない。

  ルートヴィヒ4.jpg 厩舎係から始まり、ルートヴィヒの信頼を受けてお世話係になるホルニヒ(フリードリヒ・ミュッケ)がやたら美丈夫で、フリル系の白シャツをいつも着ていることになんだかウケてしまった・・・。
 ストレートなんだか漠然としてるんだかよくわからない同性愛要素も、ちょっと面白かったです(このはっきりしなさはルートヴィヒの内面世界の投影だからかしら)。
 ただ、<14年後>というテロップが出てからは(このテロップがなんだか安っぽくて、「あれ、これってテレビ映画だったの?」という疑問が浮かぶほど)、ルートヴィヒは別人の俳優が演じていて、申し訳ないががっかり感は否めなかった(実際に残っている肖像画も若き日のはえらくハンサムだが、晩年のは別人のように冴えないおじさんになっているのであるが)。 特殊メイクを利用していいから、同じ俳優でずっと演じてほしかったと思うのは多分あたしだけではあるまい。 それだけ、ザビン・タンブレアくん、よかったです!
 バイエルン王国の国庫を圧迫してまでも理想の城を建てようとしていたルートヴィヒは結局、国中から非難を浴びてしまうのだけど、ノイシュヴァインシュタイン城やリンダーホーフ城などは現在も残ってドイツの観光資源になっているわけだから、皮肉ですね。

ラベル:映画館 外国映画
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2014年01月30日

kindle、謎のスリープ画面に動揺

 さて、kindleが到着して一日、やっと操作に慣れてきました(というか、感覚がつかめてきたというか)。
 とりあえず最初は充電から始めたわけなんですが、いつが充電終了なのかわからない。
 HPで「PCからUSBケーブル経由で約4時間」と書いてあるのを見つけたのでとりあえず4時間強放置。 まぁ、その間に初期設定を済ませたわけなんですが、その後、しばらく放っておいたら謎の画面になっていた。

  CA3A1691.JPG パネルいくら叩いても、反応なし。
 これってスクリーンセーバー的なもの? でもパソコンなら画面に多少動きがあるので、その感覚でいるとどうも違和感(マウス動かしたりすれば反応するし)。 これはもう電源ボタンを押すしかないのであろうか。
 どのくらいの感じで押せばいいのかよくわからなかったので、つい長押し。 そうしたら画面は動きだし、何故か再起動モード。 何度かやっているうちに、電源ボタンを軽くタッチするだけで“起動”⇔“スリープ”に切り替わることが判明。
 そして謎のスリープ画面は毎回変わります。
 で、ダウンロードした本の一覧から選んだ本の表紙をタッチすれば、開くのはわかる。
 CMで見たからページのめくり方もわかる。 はて、この本を閉じるにはどうしたら?
 試行錯誤の末、左上角をタッチすると上部にツールバーが出てきて、それでホーム画面に戻ったり辞書機能使ったりアンダーライン引いたりできることがわかる。
 「説明書を読め!」ってことなんでしょうけど、そうではないことについては詳しく書いているけど、普通に最初にする動作についての説明が薄い・・・あたしが「説明書は読まない、困ったときに開く」というタイプだから読み方がいまいちわかっていない部分あり。 実際に操作して使い方を覚えていくというのは、かつてのカシオ製品全般にあった「どのようにボタンを押しても壊れることはないので、存分にいじって機能を満喫してください」という精神に昔から慣れているためであろう。 今はそんな時代ではないというのに。

  CA3A1692.JPG カバーだけはとっくの昔に到着済み。
 アマゾン純正のKindleカバーは本革でよさげなんだけどお高いし、一度はめたらすごく外しにくいとユーザーレビューにあったので、Kindle専用という別メーカーの商品を選択。
 カバンの中でも目立つように、明るい色を選びました。 ビタミンカラー!

ラベル:雑貨
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2014年01月29日

Kindle、来た!

 ついにKindle Paperwhiteがやってきました。
 ただいま、充電中です。
 びっくりしたのは、なんとうちの旧式無線LANをWi−Fiとして認識してネット回線が利用できたこと!
 パソコンを繋いだときには、CD−Rを読みこませないと「ユーザー認証されていないのでこの回線は使えません」と言われたのに・・・謎だ。
 ともかく、ばかばか買っていた電子書籍をすんなりダウンロードできました。
 しかし、まだいまいち使い方がわからない・・・特に、電源を切るタイミングが。

ラベル:雑貨
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2014年01月28日

第56回グラミー賞授賞式

 なんだか今年は一際、パフォーマンスに力を入れた演出だった気がする。
 おかげで知らない曲がほとんどの中も、楽しめました(WOWOWのノミニー特集を事前に見たおかげもあるが)。 その分、誰が何を受賞したとかいまいち覚えていない・・・。
 世間的な注目としては、<ビートルズのアメリカ上陸50周年を記念して、ポールとリンゴの共演>に集まっていると思いますが、リンゴ・スターは自分で“思い出のフォトグラフ”を歌い(でも全然声が出てなかったよ。 トッド・ラングレンは「きっと緊張しているせい」とフォローしていたけど)、ポールは<ポール・マッカートニー&スペシャルゲスト>という表記でパフォーマーリストに載っていたけど、そのゲストはリンゴ以外誰がいるんだ!っていうくらい、サプライズ演出を謳っていたけどみんなリンゴが出てくることはわかっていましたよ。 しかも、ポールが歌ったのは今回のアルバムから自分の新曲で、ビートルズナンバーではなかった(何年か前にメドレーをやったからかな?)。
 でも二人が同じステージに立って演奏する、というのはファンの方は感慨深いのでしょうね(ジョン・カビラが「解散してから45年で、二人が共演するのはこれで5回目!」って何回も言ってたし)。
 あたしはごひいきのImagine Dragonsが、“RADIOACTIVE”のパフォーミングで和太鼓を使っていたことに驚きました(普段から使っているらしい)。 だから彼らのリズムは心地よく聴こえたのかしら。
 ダフト・パンクの“Get Lucky”はどう聴いてもEW&Fかシックなんだけど・・・と思っていたらナイル・ロジャースがフィーチャーされていましたよ、納得。
 17歳のニュージーランド出身の新星、ロードの“Royals”のパフォーミングは素晴らしい。 事前のノミニーライブではあまりの厚化粧に「アデル以上に年齢不詳?!」と思ったけど今回はぐっと若く見えました。 ジャンルとしてはR&B/ソウルなのだけれど、心の叫びをストレートに歌うタイプか。 直立不動、右手を上下させて歌うスタイルに鬼束ちひろを思い出したのはあたしだけ? 声は全然違うけど。
 マックルモア&ライアン・ルイスの“Same Love”のテーマには大賛同だが、なにしろラップの方々なので他の曲のよさがよくわからない・・・。
 まぁ、これからノミネートされた曲をMV探して、じっくり見てみようかと思います。

ラベル:洋楽
posted by かしこん at 06:09| Comment(2) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月27日

今日の3冊。

 先週、本屋に行く時間がなかったので、hontoを利用してしまいました(大都市に住んでいるというのに書店の実店舗に行かないことに若干の罪悪感を覚えつつ。 でも、より地方のほうが本屋さんの生き残りはつらいであろう)。 文庫本ポイント5倍キャンペーン中でもあったし、24時間以内発送だったので日曜の夜に受け取った。

  凍てつく世界1.jpg凍てつく世界2.jpg 凍てつく世界T・U/ケン・フォレット
 上・中・下という表記じゃないってことは、完結まで4巻か! 残りは来月発売のようです。
 『巨人たちの落日』の続編で、<二十世紀三部作>の第2弾。 『大聖堂』シリーズ以上にスケールの大きな歴史大作になっているのか。 『巨人たちの落日』は第一次世界大戦を描いていたが、こっちは第二次世界大戦である様子。 冒頭にはナチス・ドイツのからんだヨーロッパの地図と、日本がそこそこ中心近くにあるアジア・アメリカの地図がついている。
 てことは日本のことも書かれるわけだ・・・気になりますねぇ。
 じゃあ、三部作の三作目は何をテーマにするんだろう(東西冷戦からソ連崩壊あたり? 911だと二十一世紀になってしまうし)。
 翻訳者の戸田裕之さんはケン・フォレットといいジェフリー・アーチャーといい、最近は年代記っぽいものばかり訳されていて大変だ・・・。

  猫のパジャマ.jpg 猫のパジャマ/レイ・ブラッドベリ
 猫のパジャマ(the cat's pajamas)とは俗語で、“大変素晴らしい・心安らぐよいもの”みたいな意味があるらしい。 気まぐれなネコがそれで安眠するほどに、ってことか(ライナスの安全毛布的な?)。 ブラットベリは奥様のことを想定していたみたい。
 これも昔の作品と比較的最近の作品とのミックス短編集。 でも文庫化に際して、多分彼が生前最後に発表した短いエッセイが追加されている。
 そうなんだよね〜、ブラッドベリって死んだんだよね〜。 でもあたしが知っているときから既にいいお年のおじいさんだったから、なんか死なないような気がしていたし、死んでからもこうして本が出るから、やっぱり死んでないような気がする。 他の作家の方々も同様で(それはミュージシャンや俳優の方々も同じ)、作品を見れば、そこに姿があるから。
 だからあたしは多分、ブラットベリがもう死んでしまったことをちょっと忘れている。
 それもまたひとつの、かなしみの受け入れ方?

ラベル:新刊
posted by かしこん at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月26日

『仁義なき戦い』を書いた男 脚本家・笠原和夫 創作と記録

 『仁義なき戦い 完結篇』を見ましたが・・・どうも納得がいかなくて。
 確かに小林旭の言うように、組は<天政会>と名前を変えて政治結社となっておりました。菅原文太が獄中にいるので、出所してくるまでかなり後半まで姿を現さないという事情もあるけど、なんか違う。
 そこで、WOWOWのノンフィクション枠(ノンフィクションW)で放送された<『仁義なき戦い』を書いた男 脚本家・笠原和夫 創作と記録>を見てみることに。

  笠原和夫創作の記録.jpg 順番的には『その後の仁義なき戦い』のあとに録画されていたのだけれど、そこまで待っちゃいられねぇ。

 それによれば、笠原和夫氏は子供の頃から脚本家になりたかったがきっかけがなく職を転々とし、やっと東映に入社できたと思ったら宣伝部で、社内公募脚本が選ばれてやっと脚本家になった、という苦労人。 若い頃は海軍の予科練にいて、出撃を命じられる前に終戦を迎えた。 『仁義なき戦い 広島死闘篇』で北大路欣也が殺し屋として人を撃ったあとに口笛を吹くシーンがあるが、それは予科練の歌なのだそうである!
 ちなみに『仁義なき戦い』の執筆を依頼される前に東映のヤクザ映画の脚本も相当数書いていたようである(それこそ鶴田浩二・高倉健作品など)。 しかし『仁義なき戦い』はこれまでのヤクザ映画とはまったく違う路線だし、原作はあってもその当時週刊誌に連載中だから終わりがわからない。 ならば自分で取材するしかないではないか!、という結果が『仁義なき戦い』シリーズを生んだようだ(それでもあえて映画の中に原作を掲げ続けたのは、暴力団反対勢力からの抗議をかわすためだったらしい)。
 そんな彼は、4作目『頂上作戦』で、「もう広島やくざ戦争は描き切った、これ以上書くことはない」と映画のヒット続出のあまり5作目も書け〜、と言ってきた上層部と激しく対立、結局書かないことを選んだのだそうだ(5作目は東映のヤクザ映画を書いていた他の脚本家が書くことに)。
 あぁ、だから『代理戦争』『頂上作戦』と、まとまりが見事なわけだ。 納得。
 でもその構図って、割りのいいしのぎを見つけた組の上の方と、暴走する若手に手を焼きながら「もう無理ですって」と思っている下のクラスの組長の立場みたいじゃない? それこそ、中間管理職の悲哀のような。 ま、映画業界も含めて“興行”がかかわる分野はかつてからヤクザ社会と縁が深いと聞きますからね。
 また、笠原和夫氏は『二百三高地』の脚本家でもあるらしい。 おぉ、あのディテールの積み重ねとか、なんかわかる感じがする。
 昔の映画も見ないといけないなぁ、知らないことが多すぎるぜ、と思った(いつも思うけど、更に)今日此頃。

posted by かしこん at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

インシディアス 〔第2章〕/INSIDIOUS:CHAPTER 2



 『インシディアス』の続編、待ってました!



 今回も監督:ジェームズ・ワン、脚本:リー・ワネルということで、ホラー映画を楽しむと



いうよりも、「論理的な破綻のなさにどこまでこだわっているか」を楽しみにしていたと



いうか・・・些か邪道な期待でしたが、それは十分かなえられました。 つまり、しっかり



ミステリーだったということです。



 ただ、『死霊館』の印象があまりに『インシディアス』に似ていたので今回はどうするん



だろう・・・というのが不安要素ではありましたが、驚かしの要素を早々と捨てていたのが



むしろ好感持てた!(でも普通に音響の大きな“お化け屋敷的要素”を期待した向きには



物足りなかったかも)。



   最も続きがみたい最凶ホラー完結。



 若き日の霊媒師エリーズ(リン・シェイ)が子供時代のジョシュと関わりを持つ場面が



オープニング。 前作で語られた内容がビジュアルとして説明。



 そして現在、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻と子供たちは



ジョシュの母親ロレイン(バーバラ・ハーシー)の家に身を寄せている。 あの悪霊は去り、



平和が戻ったように思えたのも束の間、レネやロレインはジョシュへのわずかな疑念を



消すことができなかった。 そして、早速始まる超常現象。



   ふと目が覚めたら・・・

                死人に取り囲まれてるって、すごくイヤ。



 例によって、ベッドの下やクローゼットの中が怖い演出あり。 その上、次男が糸電話を



つくって兄と遊びたがったりして、それを介して絶対霊が接触してくるって!、というとても



わかりやすい予感。 長男くんは父親から受け継いだ幽体離脱する能力があるため、



魂だけでさまよいながら入れ物を探している悪霊に狙われやすい、というのが一作目での



彼の苦悩でしたが、今回はジョシュ(現在と、少年時代)がメインなのであまり大変な目に



遭わずに済んでよかったね!



 それにしてもアメリカの家はどうして怖いのだろう。 古い家を改築して使っているせいも



あるし、住んでいる人数以上に部屋の数があるからか。 ふと気づいたのは、均等な模様が



描かれていてあまり隙間のない壁紙、重そうな木の扉が近距離でいくつもついている、壁を



覆うような大きな絵がかけられていて、家具は大きくてネコ脚タイプ。



 これって、エドワード・ゴーリーの絵に似ている? もしかしたら美術スタッフは参考に



しているのかも。



   なんかこの壁紙が怖い。



 前作でも登場したエリーズの助手二人がまた登場、コメディリリーフなのはお約束で



ちょっとうれしい(役に立つのか立たないのかの微妙さ加減もまたよろしい)。



 どうやらあちらの世界に行くと時間の流れに関係なく行き来できるらしく、前作にあった



わずかな矛盾点(別にホラー映画だからそれでいいんだけど)にもきっちり謎解きが!



そして何故、少年時代のジョシュが“白塗りの老婆”と接点を持ったのかまで完全に説明!



あちらの世界・過去・現在と三つの世界を横断しながらミステリーが解決されていく・・・と



いう、完全にミステリファンのための物語になっております!



 まぁ、当然そこに家族愛なども絡めてみるわけですが・・・リー・ワネルはミステリ映画に



転向した方がいいんじゃないかと本気で思う(本格ミステリで傑作を生み出してほしい!)。



 前作と同じキャストでの続編ということで安定感あり。 パトリック・ウィルソンは途中で



『シャイニング』になるし、ローズ・バーンは今回やたら殴られて失神する場面が多かった



けど幸薄い顔立ちのせいなのか怪我が比較的軽いせいなのかあまり痛々しく見えないのが



不思議。 今回はバーバラ・ハーシー大活躍(年齢がよくわからないけど美人)!



 まぁ、いちばん元気なのは悪霊なんですが。



   こんなんですし。



 あたしは大変面白かったです! でも前作を見た人対象なので、前作を見ていないと



意味もわからないし楽しめるところも楽しめなくなってしまうという大変もったいないことに



なってしまいます。



 ジェームズ・ワン監督はこれでもうホラーから引退宣言をしたようですが、アメリカで



大ヒットしたために第3章の制作が決定してしまったそうな・・・監督は降板するようですが。



ここでやめておいた方がいいのに。 『SAW』みたいになってしまったらどうする気だ



(それでも映画会社は儲かればそれでいいのか)。



 B級映画のヒット作はいろいろと難しい問題を生んでしまいますね。 


posted by かしこん at 06:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月24日

薄い本は読み終わるのが驚くほど速い



なぞの転校生/眉村卓



 えっ、こんなに短かったっけ!?、と改めて読んでみて驚いた。



 章立てが短いせいもあるけど、あっという間に読み終わってしまった。



 読むのは小学生以来かも・・・もっとドキドキワクワクしながら読んだような気もするのに、



「えっ!、そんなさらっとまとまっちゃって大丈夫?」と考えてしまう今のあたし。



   表紙の感じはかつてよりずっとスタイリッシュになりましたが。



 この新しい文庫版のあとがきで筆者も書いていたが、こうあらねば・こうあってほしいという



気持ちが強くて人の善意を信じ過ぎているきらいはあるかも・・・あぁ、世の中は70年代より



悪くなってるということですね。



 でもだからこそ、小・中学生に読んでほしい話かも。



 ドラマは予約録画してますが、なんとなくイメージを壊したくないのか、まだ見る気持ちに



ならないのですよ(解説の岩井俊二が言ってることがよくわからないというか、まとまって



ないようにも感じるから)。





虎と月/柳広司



 『山月記』のその後、という設定。 主人公の一人称なのでこれまた大変読みやすい。



   中島敦の『山月記』の虎は、こんなにむくむくと

               かわいらしくはない気がするけど。



 漢詩の韻を崩さないために同じ音読みの漢字一文字を入れ替えたせいで、伝わる内容が



まったく変わってしまった・・・という漢詩の解釈の特性を利用して一作書いてしまう、という



のがすごい。 作者の『山月記』好きが嵩じた情熱が伝わりました。



 そして終わり方の余韻もまた、本家に近いものが。





冬山の掟/新田次郎



 なんというか・・・遭難のきっかけが男女の痴情のもつれやら、男同士の見栄の張り合い



やらなのが哀しい(単にタイミングが悪かったというのもあるのだが)。



   その動機的なものにも時代を感じる・・・。



 短編だから登場人物の背景が掘り下げられていないので、余計同情できないというか、



なんとも言えない後味の悪さが・・・。 むしろ実話のほうが、あきらめがつくのかも。





 300ページに満たない本はこんなにも早く読み終われるんだ、ということに改めて驚く。



最近、読むのが遅くなったと自分で思っていましたが、それは厚い&長いものを読んで



いるからなのですね。


posted by かしこん at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

Kindleの罠



 先日、なんだかんだと騒ぎつつも結局注文したKindle Paperwhiteであるが、まだ



音沙汰がない(一応、配達予定期間に入っているのであるが)。 そんな中、実は少し前から



早川書房で<『グイン・サーガ』電子書籍半額キャンペーン>をやっており、おー、



『イリスの石』『氷雪の女王』といった初期の外伝ならほしいかも。 いや、いっそのこと



本伝1〜16巻までならまとまりがいいし買い直してもいいかも(一冊¥200−だしな!)、と



思ったりしていたのだが・・・まだ本体が届いていないのにオーダーしてもいいのかどうか



ちょっと迷った。 いや、クラウド保存されるんだから大丈夫のはずなのだが、もしかしたら



本体届くかも、とぼやぼやしているうちにキャンペーンが終わってしまった・・・がっくり。



 しかしがっくりしていたのも束の間、今、角川書店がKindle限定で電子書籍を70%OFF!



 この際である、服部まゆみ作品を全部注文してやる!



 と、実際やってみたら、1クリックで注文できてしまうのである。



 なに、この簡単さ。



 しかも角川文庫といえば横溝正史をほとんど扱っているではないか、と検索すれば、



ほとんどが100円台前半! 背表紙黄文字の少年ものなどは下手すると¥90−など



である。 表紙はちゃんと杉本画伯のものを使用しており、やばい、どうしよう、いっぱい



注文してしまいそう、という危機感が自分の中にあふれている(しかし、版権の問題か



江戸川乱歩は『陰獣』『黒蜥蜴』しかないのであった。 でも創元推理文庫版でも



一冊¥300−で、大変悩んでしまう)。



 電子書籍のキャンペーンは恐ろしいな・・・と、今後そういう動向もまめにチェックして



しまいそうな自分。


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2014年01月22日

寒さのせいであろうか・・・



 どうも、今日はPCの調子が悪い。



 いろいろな作業が遅いし、重い。 ネットにつながる感じも頼りない。



 いろいろ待ってる間に本を一冊読めましたよ、薄いのだけど。



 勝手に再起動するし。 日本語入力している最中に半角英数にいきなり変わるのも



困りもの! しかも直せない(別なテキストに打った文章を張りつけると何事もなかった



ように元に戻るけど)。



 まぁ、調子が悪いときは前からあるけど・・・と思っていたが、ふと気づく。



 室温が低いからでは?!



 明日は部屋の暖房を少し早めにつけてから起動してみよう。


2014年01月21日

松本清張スペシャル



 結構恒例になりつつあるテレ朝の<松本清張スペシャルドラマ>



 あたしは何年か前の『点と線』が好きでしたね〜。 ということでたけちゃん主演となると



「見よう!」と思うわけで。



 ただ、あたしは高校の図書館で松本清張の『日本の黒い霧』を読んでしまい、それこそ



『黒の福音』『小説帝銀事件』『昭和史発掘』など実話ベースの話をその頃がんがん



読み込んでいたつもりだったのですが、しっかり<三億円事件>を題材に書いていたとは



知らなかった・・・。 別に松本清張マニアではないのですが、ちょっとショックでした。



 今、調べてみたら短編だった模様。 あぁ、長編ばかり読んでいたなぁ。



   いやぁ、こういうビジュアル、ぐっときますねぇ。



 田村さん、かっこよかったけど・・・段田さんが微妙に引き立て役っぽくなっていたのは



寂しかった。 ちゃんと見せ場もありましたけどね。 まぁ、どちらもテレ朝刑事ドラマに出て



いる方々が端役まで固めていてにやにやでしたけど。



 やはり清張作品は現代に置き換えてはいけない。 あの時代だからこその事件、あの



時代だからこその空気。 それさえしっかり守られていれば、多少の設定改変など気に



なりませんぜ!



 で、あたしとしては今後、まったく新しいキャストで『Dの複合』が見たいです!


posted by かしこん at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月20日

寒い日は家から出ない



 これぞ休日を満喫!、という気がする。



 勿論、多少寒くても外に出たら結構平気、ということはあるのだけれど(そうじゃないと



仕事に行けない)、寒いから(もしくは天気が悪い、場合によっては天気がよすぎるなどで)



出かけない、という選択ができるのが休日の素晴らしさ。



 そんなわけで、平日の寝不足解消のためにだらだらしたり、本を読んだり、録画した



ものを見たり、洗濯したりお風呂入ったりと貴重な休日をいつものように無駄遣い。



 そして金曜日に買ってあったマンガも読む。



   イヴの息子たち【新装版】 3/青池保子



 絵が『エロイカより愛をこめて』の初期の頃を思わせて懐かしい。 以前あたしが読んだ



文庫版とも番外編の順番が違うので初めて読むような感じがする。 当時は出典が理解



できなかったギャグやネタも、もしかしたらあたしは学んできているのかもしれない。



   花冠の竜の国2nd. 3/中山星香



 あたし、このシリーズを小学校から読んでる気がする・・・なのにヒロインのリズは全然



成長していない・・・逆にすごい。 まぁ、疑うことを知らない、いい方に信じたい気持ちを



優先するその性格が異世界の人たちに評価されているわけですから、変えるわけにも



いかないのでしょうけども。 ・・・でも近くにいたら、ちょっとイライラするかも。





 毎年、大学入試センター試験の土日って急に寒くなったり悪天候に見舞われるような



気がするのは何故? ちなみにあたしのときは住んでいる地域がもともと豪雪地帯(?)



だったので、センターの試験会場に歩いて行けるホテルに泊まってました(受験する人数が



多いので全部高校が手配してくれた。 二次試験は自分でやります)。 今みたいに試験



会場が増えて自宅から行けるとなったらぎゅうぎゅうのバスに乗ってかなりへこたれていた



だろうなぁ。 阪神間は電車網が張り巡らされているから便利だなぁ、と思ったり。



 がんばれ、受験生!


posted by かしこん at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

出遅れシアター → 『仁義なき戦い』一挙放送 その2

仁義なき戦い 代理戦争
 シリーズ3作目にして、1作目と2作目をつなぐはたらき(2作目を飛ばして1→3と見ても話は通じる)。 終戦直後の闇市から端を発した<広島やくざ戦争>から十数年たった昭和35年の話。 かつては一匹狼的立場にいた広能昌三(菅原文太)は小さいながらもひとつの組の組長になっており、「おやじさん」と呼ばれている。 その当時の世界情勢は小さな小競り合いであふれかえっていたが、結局のところそのバックに米ソがいたように、広島と呉の暴力団抗争は日本最大の広域暴力団の息のかかった代理戦争だった・・・という話。

  仁義なき戦い代理戦争P.jpg その日が、遂に来た!
     このシリーズはオープニングの赤い字を効果的に使ってるよなぁ。

 『仁義なき戦い』シリーズのルールとして、その映画の最後まで生き残った人たちは同じ役柄で次の映画に続投、途中で死んだ人は一作以上のインターバルを経て別人として登場する、ということがわかった。 それでなくとも多くの人が登場し、人間関係も入り乱れているので把握するのが大変である。
 今作からは小林旭が登場。 「この人、ギターを抱いた渡り鳥だった人ですよね?」と困惑してしまうほどに冷静なインテリやくざを好演! サングラスをかけているけど基本的に表情を変えない、口調もいつも同じというのが逆に怖いです! 何故か加藤武がやくざってどういうこと?、と思っていれば文太さんが「あのひとはやくざっちゅーより実業家やから」と解説してくれ、なるほど!、と納得。
 一作目は敵だった渡瀬恒彦が、「もうやくざとして生きていくしか道がありません」と学校の先生と母親に連れられて弟子入りするダメな若者になっており、若返りですか!、と驚愕(でも今作では彼がキーパーソン。 恒彦ファンの妹に教えるべきかな?)。
 前作ではかっこよかった成田三樹夫が、その理性的で分別ある思考故に泥沼にはまっていくのが切ない。 それにしても何故梅宮辰雄には眉毛がないのか? 川谷拓三は指を詰めるのに手を半分切ってしまうのか? 神戸市の明石組の組長として登場するのは丹波哲郎だが、ほぼ写真だけだった! なのにその重厚な存在感はただごとではない!
 それにしてもこれだけの登場人物をうまくさばくよな・・・と脚本の構成力に(それは一作目からですが)、感嘆。
 一作目と二作目のメインメロディを踏襲しながら新たなメロディにまとめ上げ、それがまたくせになる音楽の津島利章も素晴らしい! ギターにベースの響きがかっこいいのです(きちんと延長線上にあるメロディなので、1・2・3とも区別できつつ頭に残る)。
 いつまでたっても血で血を洗っておりますが、菅原文太と小林旭のふたりが違う方向からどうにかことを収めようと奮闘しても若者たちは暴走していくし、老獪なお偉いさん(特に山守組組長の金子信雄ね!)たちがいざとなったらビビりまくりなくせに自分がかわいいから裏工作をいくらでもやるということに疲れ果て、なにも知らないままに命を落としていく若者への鎮魂の色が濃くなっております。 あぁ、無常。

仁義なき戦い 頂上作戦
 前作から3年ほど経過した広島。
 白昼堂々の銃撃戦など、ついに一般市民が巻き込まれて暴力団への風当たりが強くなる(それまでにも一般市民のみなさんはヒロポン売買などで巻き込まれていたような気がするのですが、立ち上がるのが遅いのでは?)。 まだ代理戦争の名残は残っており、抗争は熾烈なまま。 かつては公然と癒着していた広島県警も徹底抗戦を掲げる。
 頂上作戦とは警察による組長クラス一斉検挙作戦のことを指す。

  仁義なき戦い頂上作戦P.jpg 字が赤くて読めない・・・。
 中立を守っていた義西会会長(小池朝雄だ!)に広能昌三(菅原文太)たちは抗争の仲介を頼むものの、彼もまた反対勢力の鉄砲玉に街中で射殺される。 そこの若頭である松方弘樹が菅原文太のかつてのムショ仲間ということもあり、仇打ちも兼ねて協力してくれるのだが、松方弘樹のギラギラ感が半端ない(なんかの病気だというのに)。
 やっぱり広島弁がきつくていまいち言っていることがわからないのだが(特に若者は叫んでいるから)、小池朝雄さんは言っていることが全部わかった。 コロンボとして子供の頃から親しんでいるから? いや、そういう発声ができる人だから声優ができるんだと思う、ということを実感。 ちなみに小池朝雄は『広島死闘篇』にも登場してますが、北大路欣也に殺されているのでここではまた別の役。 また『広島死闘篇』のもう一人の主役ともいえる大友が再登場しますが、千葉真一じゃなかったことがショック!(宍戸錠でした)
 市民も敵、警察も敵、そしてやくざ同士の力関係も相変わらずということで抗争はさらに激化、ダイナマイトまで使われて、ついに市民も立ち上がる(このへんはマンネリを避ける過激演出なのか、実話そのものなのか区別がつかない)。 ことが大きくなってしまい、バックにいた神戸の明石組と神和会が兵庫県警の仲介(?)で手打ちすることになり、もう広島内部で争う必要がなくなった。 ともに結構な懲役をくらうことになった文太と旭は、これまでのやくざの時代は終わったと実感。 旭は「組を解散して政治結社にでもするしかない」と自嘲し(あたしは「政治結社って、マジかい!」とびっくりしたが、成程政財界とヤクザ社会の深いつながりを示唆する台詞であると納得)、文太は「俺の役割はもう終わった」と、二人をこんな目にあわせた張本人ともいえる金子信雄が懲役1年半程度で済むことにもう失笑するしかない状態。 いやー、二人のこのシーンはいいですねぇ。
 こうして<広島やくざ抗争>はむなしい幕引きを迎えることになった・・・というわけで素晴らしい終わり方なんですよ!
 なのにすぐ『仁義なき戦い 完結篇』の予告が!
 どうなってんだ!

 そして今夜はWOWOWにて<『新・仁義なき戦い』オールナイト>ですよ。
 どうなってんだよ・・・と言いつつ、録画します。

ラベル:日本映画
posted by かしこん at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

第37回日本アカデミー賞ノミネーション



 アメリカのアカデミー賞に比べると注目度が落ちてしまいますが、それでもここ数年は



あたし自身対象作品を結構見ていたので評価に納得or納得いかずを言えていたのですが



・・・今回は見れていないものが多いよぉ。



<優秀作品賞>

  『凶悪』

  『少年H』

  『そして父になる』

  『東京家族』

  『舟を編む』

  『利休にたずねよ』



 へぇ、『利休にたずねよ』はギリギリ対象なのか(というかそれを見込んで公開時期を



決めたのか)。 あぁ、『凶悪』、見たかった。



<優秀監督賞>

  石井裕也 (『舟を編む』)

  是枝裕和 (『そして父になる』)

  白石和彌 (『凶悪』)

  三谷幸喜 (『清須会議』)

  山田洋次 (『東京家族』)



 作品賞と絡んでいるかどうかで判断すれば、三谷幸喜は授賞式のにぎやかしとして



呼ばれたような気がしてならない。 あたし的には石井・是枝・白石の三つ巴としか思えない



けど、先に海外に評価された作品には日本アカデミー賞は弱いからな・・・『そして父になる』



一色になりかねないなぁ。



<優秀脚本賞>

  是枝 裕和   (『そして父になる』)

  高橋泉/白石和彌 (『凶悪』)

  三谷 幸喜   (『清須会議』)

  山田洋次/平松恵美子 (『東京家族』)

  渡辺 謙作   (『舟を編む』)



<優秀主演男優賞>

  市川海老蔵 (『利休にたずねよ』)

  橋爪  功 (『東京家族』)

  福山 雅治 (『そして父になる』)

  松田 龍平 (『舟を編む』)

  渡辺  謙 (『許されざる者』)



 まさか福山さんがここに来ることがあるなんて・・・。



 あたしとしては松田龍平を推しておきます。



<優秀主演女優賞>

  上戸  彩 (『武士の献立』)

  尾野真千子 (『そして父になる』)

  真木よう子 (『さよなら渓谷』)

  宮崎あおい (『舟を編む』)

  吉行 和子 (『東京家族』)



 宮崎あおいは『舟を編む』では助演の佇まいだと思うけど・・・。 尾野真千子も助演に



なるかと思っていた。 でも真木よう子とダブルエントリーさせるための戦略?



<優秀助演男優賞>

  オダギリジョー (『舟を編む』)

  妻夫木 聡 (『東京家族』)

  ピエール瀧 (『凶悪』)

  松田 龍平 (『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』)

  リリー・フランキー (『凶悪』)

  リリー・フランキー (『そして父になる』)



 ここで松田龍平を呼ぶくらいなら、『舟を編む』の小林薫をつれてこい!(パート2の



森田くん、普通だったぞ!)



 やっぱり『凶悪』を見に行っておけばよかったよぉ。 脇のふたりがすごすぎるのは知って



いたし。 リリー・フランキーって立ち位置がずるいわ。



<優秀助演女優賞>

  蒼井  優 (『東京家族』)

  尾野真千子 (『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』)

  中谷 美紀 (『利休にたずねよ』)

  真木よう子 (『そして父になる』)

  余 貴美子 (『武士の献立』)



 余さん、何回目・・・もはやメリル・ストリープみたいなことになってますよ。 でも今回は



真木よう子と尾野真千子をどっちかにわけてとらせたいというような何らかの意図が見える



のですが。



<外国映画作品賞>

  『きっと、うまくいく』

  『キャプテン・フィリップス』

  『ジャンゴ 繋がれざる者』

  『ゼロ・グラビティ』

  『レ・ミゼラブル』



 もしかしてインド映画としては初めてでは!



 『きっと、うまくいく』を推したい! ← あたしは、見そびれたけど。



<優秀アニメーション作品賞>

  『かぐや姫の物語』

  『風立ちぬ』

  『キャプテンハーロック』

  『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』

  『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』



 まぁ、ここで安定の『風立ちぬ』なんでしょうね。



 いっそのこと『キャプテンハーロック』なら面白いのに。



<新人俳優賞>

  忽那汐里 (『許されざる者』・『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』)

  黒木 華 (『舟を編む』・『草原の椅子』)

  壇 蜜 (『甘い鞭』)

  濱田ここね (『おしん』)

  綾野 剛 (『横道世之介』・『夏の終り』)

  菅田将暉 (『共喰い』)

  星野 源 (『箱入り息子の恋』・『地獄でなぜ悪い』)

  吉岡竜輝 (『少年H』)



 そうか、星野源も新人扱いなのか・・・。



 ショーとしての面白さは望めないので、役者の方々のいいコメントを引き出してほしい



ですね(そしてスタッフの方が掲示されないのもまた日本映画界の特徴ですね)。


posted by かしこん at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月17日

第86回アカデミー賞ノミネーション!

 今日もまたニュースサイトを開いたら、「『風立ちぬ』、アカデミー賞にノミネート!」とトップで出ているけれど、他の作品については一切言及が・・・(短編アニメ部門に日本の作品がノミネートのことは書かれてあったけど)。 なんなんじゃ!、とWOWOWの特設サイトを見に行くことに。
 そしてニュースサイトの“関連ニュース”項目に日本アカデミー賞のことが・・・。
 なんで同じ日に発表するかなぁ、影響弱いじゃないか。

第86回アカデミー賞ノミネーション
<作品賞>
  『アメリカン・ハッスル』  『キャプテン・フィリップス』  『ダラス・バイヤーズクラブ』
  『ゼロ・グラビティ』    『her/世界でひとつの彼女』
  『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』   『あなたを抱きしめる日まで』
  『それでも夜は明ける』   『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

 全部で9作品か・・・アメリカ的には結構盛り上がった年と言えるのかも。
 はっ、『ラッシュ』がガン無視されてる!!

<主演男優賞>
  クリスチャン・ベイル  (『アメリカン・ハッスル』)
  ブルース・ダーン  (『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
  レオナルド・ディカプリオ  (『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)
  キウェテル・イジョフォー  (『それでも夜は明ける』)
  マシュー・マコノヒー  (『ダラス・バイヤーズクラブ』)

 そろそろレオナルド・ディカプリオにあげてもいいんじゃないの・・・という気がしてきました。
 でもマシュー・マコノヒーなのかな、という気もするし。

<主演女優賞>
  エイミー・アダムス (『アメリカン・ハッスル』)
  ケイト・ブランシェット (『ブルージャスミン』)
  サンドラ・ブロック (『ゼロ・グラビティ』)
  ジュディ・デンチ (『あなたを抱きしめる日まで』)
  メリル・ストリープ (『8月の家族たち』)

 メリル・ストリープ、何度目?! スター揃いですなぁ。

<助演男優賞>
  バーカッド・アブディ (『キャプテン・フィリップス』)
  ブラッドリー・クーパー (『アメリカン・ハッスル』)
  マイケル・ファスベンダー (『それでも夜は明ける』)
  ジョナ・ヒル (『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)
  ジャレッド・レトー (『ダラス・バイヤーズクラブ』)

 最近、主演と助演の区別がなくなってきたような。 そういう意味ではジョナ・ヒルは確かに脇に回る人だ。 バーガット・アブティってソマリア海賊役の人だよな・・・他の映画で役を演じられるのか・演技を続けていく人なのかわからないくらいの怖さでした。

<助演女優賞>
  サリー・ホーキンス (『ブルージャスミン』)
  ジェニファー・ローレンス (『アメリカン・ハッスル』)
  ルピタ・ニョンゴ (『それでも夜は明ける』)
  ジュリア・ロバーツ (『8月の家族たち』)
  ジューン・スキッブ (『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)

 『アメリカン・ハッスル』はとにかくキャストの揃え方がずる過ぎる!
 『そして父になる』ばりのずるさだ!

<監督賞>
  デヴィッド・O・ラッセル (『アメリカン・ハッスル』)
  アルフォンソ・キュアロン (『ゼロ・グラビティ』)
  アレクサンダー・ペイン (『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
  スティーヴ・マックィーン (『それでも夜は明ける』)
  マーティン・スコセッシ (『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)

 デヴィッド・O・ラッセルやアレクサンダー・ペインはもう常連感が・・・あたしはアルフォンソ・キュアロンを推したいですね。

<脚色賞>
  『ビフォア・ミッドナイト』
  『キャプテン・フィリップス』
  『あなたを抱きしめる日まで』
  『それでも夜は明ける』
  『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

<脚本賞>
  『アメリカン・ハッスル』
  『ブルージャスミン』
  『ダラス・バイヤーズクラブ』
  『her/世界でひとつの彼女』
  『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

<撮影賞>
  『グランド・マスター』
  『ゼロ・グラビティ』
  『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
  『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
  『プリズナーズ』

<美術賞>
  『アメリカン・ハッスル』
  『ゼロ・グラビティ』
  『華麗なるギャツビー』
  『her/世界でひとつの彼女』
  『それでも夜は明ける』

 『華麗なるギャツビー』があるってことは映画や演技陣はガツンと無視されたってこと? ディカプリオ、がんばれ!

<音響編集賞>
  『オール・イズ・ロスト〜最後の手紙〜』
  『キャプテン・フィリップス』
  『ゼロ・グラビティ』
  『ホビット 竜に奪われた王国』
  『ローン・サバイバー』

<録音賞>
  『キャプテン・フィリップス』
  『ゼロ・グラビティ』
  『ホビット 竜に奪われた王国』
  『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
  『ローン・サバイバー』

<編集賞>
  『アメリカン・ハッスル』
  『キャプテン・フィリップス』
  『ダラス・バイヤーズクラブ』
  『ゼロ・グラビティ』
  『それでも夜は明ける』

 技術系の賞は『ゼロ・グラビティ』が全部持っていきそうな気がするが・・・。

<作曲賞>
  『やさしい本泥棒』
  『ゼロ・グラビティ』
  『her/世界でひとつの彼女』
  『あなたを抱きしめる日まで』
  『ウォルト・ディズニーの約束』

<歌曲賞>
  『アローン・イェット・ノット・アローン(原題)』“アローン・イェット・ノット・アローン(原題)”
  『怪盗グルーのミニオン危機一発』“ハッピー(原題)”
  『アナと雪の女王』“Let It Go 〜ありのままで〜”
  『her/世界でひとつの彼女』“ザ・ムーン・ソング(原題)”
  『マンデラ ロング・ウォーク・トゥ・フリーダム(原題)』“オーディナリー・ラヴ(原題)”

<衣装デザイン賞>
  『アメリカン・ハッスル』
  『グランド・マスター』
  『華麗なるギャツビー』
  『ジ・インヴィジブル・ウーマン(原題)』
  『それでも夜は明ける』

<メイク・ヘアスタイリング賞>
  『ダラス・バイヤーズクラブ』
  『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
  『ローン・レンジャー』

 『ジャッカス』を数に入れるだけでもすごいぞ! あのジジイメイクに対してか!

<視覚効果賞>
  『ゼロ・グラビティ』
  『ホビット 竜に奪われた王国』
  『アイアンマン3』
  『ローン・レンジャー』
  『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

<外国語映画賞>
  『オーバー・ザ・ブルースカイ』
  『追憶のローマ』
  『偽りなき者』
  『THE MISSING PICTURE(英題)』
  『オマール(原題)』

<長編アニメーション映画賞>
  『クルードさんちのはじめての冒険』
  『怪盗グルーのミニオン危機一発』
  『アナと雪の女王』
  『アーネストとセレスティーヌ』
  『風立ちぬ』

 『アナと雪の女王』はアメリカですごくヒットしてるし、評価も高いみたいなので『風立ちぬ』は難しいと思う・・・でも日本のマスコミは過剰に期待した報道をするんだろうなぁ。

<短編アニメーション映画賞>
  『フェラル(原題)』
  『ミッキーのミニー救出大作戦』
  『ミスター・ハブロット(原題)』
  『九十九』
  『まほうのほうき』

<短編実写映画賞>
  『ザット・ワズント・ミー(原題)』
  『全てを失う前に』
  『ヘリウム(原題)』
  『ドゥ・アイ・ハヴ・トゥ・テイク・ケア・オブ・エヴリシング(原題)』
  『ザ・フォアマン・プロブレム(原題)」

<短編ドキュメンタリー賞>
  『ケイヴディガー(原題)』
  『フェイシング・フィアー(原題)』
  『カラマ・ハズ・ノー・ウォールズ(原題)』
  『ザ・レディ・イン・ナンバー6(原題)』
  『プリズン・ターミナル(原題)』

<長編ドキュメンタリー賞>
  『アクト・オブ・キリング』
  『キューティー&ボクサー』
  『ダーティー・ウォーズ(原題)』
  『ザ・スクエア(原題)』
  『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』

 あー、『キューティー&ボクサー』、今、公開中だなぁ。 日本人がらみとはいえ、ドキュメンタリー映画が公開されることもぐっと増えたことが実感されます。
 長くなりましたので日本アカデミー賞については明日!

ラベル:アカデミー賞
posted by かしこん at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする