大きな本屋に行ってみる。
調子に乗って本を買いすぎだろ、あたし、と自戒しつつ、でも油断したら本は店から消えるし、図書館にだってすべてあるわけじゃないし、手に入るときに手に入れておいた方が(いつ読むことになるかはともかく)いいではないか!、ということで自分を納得させる。
先月の『鳥少年』に引き続き長らく絶版だった80年代短編集に未収録作品を追加したもの。 思わずこの2冊を中井英夫『とらんぷ譚』【新装版】(全4冊)と並べて置いて、ニヤニヤしてしまうのです。
来月には『開かせていただき光栄です』の続編が出るらしい! でもハードカバーだよ、どうしよう! 文庫になるまで待つか・・・。
『夜歩く』といえばあたしにとっては横溝正史なんだけれども、それは勿論こっちに捧げられたオマージュ。 カーの処女作であるこちら、あたしは読んだことがありません! 新訳が進んでくれているおかげで、かつて古本屋まわりをしていても出会えなかった古典ミステリ作品群がだいぶ本棚を埋めてきている。 なんだかうれしい。
アンソロジーをあまり得意としないあたしですが、作者の一人にロバート・R・マキャモンがいたので即決! しかもテーマは<映画にまつわるホラー作品>と来た!
これはあたし向きだろ。
アンソロジーには知らない作家もいるけれど、扉裏1ページに載っている作者紹介が実は楽しみだったりする。 で、マキャモンの紹介文を読んだら・・・『魔女は夜ささやく』に続編4冊があるというではないか! 日本で訳されてないぞ! なにやってんだ、文藝春秋!
そういえば『魔女は夜ささやく』の文庫化もされていないではないか(あたしは単行本、持ってるけどさ)。 思わず今、アマゾンで検索したらほとんどの邦訳書が手に入らない状態だ(一部、キンドル版はあります)。 あれ、あたし、『ミステリー・ウォーク』の文庫版持ってたよね、どこ置いたっけ(実家かも!)。
なんだか、マキャモン熱に火がつきそう。
『ノーベルの遺志』と『グイン・サーガ 131巻』はどうしようか本屋さんでものすごく悩み、荷物も多かったので今回は保留。 特にグイン・サーガは続きを読むべきなのか、そもそもあたしは読みたいのかどうか、に対して答えが出ていないので、しばらく考えます。
本来は、考えるべきことじゃないんだろうことはわかっているんですけどね。
ラベル:新刊