2013年10月18日

いのちがけの、夏の名残り



 家に帰ってきて、お風呂に入り・・・右足首の上くらいのところを蚊にさされていることに



気がついた! 今頃、蚊! 今シーズン一か所も蚊に刺されないできたのに、今頃に



なって刺されるか!



 しかも、どう考えても服の上から刺してきている・・・。



 ま、向こうも、命がけだからな〜。 血を吸うのはメス、蚊は越冬できないから、最後の



産卵のためにエネルギーが必要なんだろう。 あたしの血が役に立つなら、仕方ない。



 そんな風に思ってしまったのは、これを読んだせいだろうか(いや、普段も読む前から



そう思っているが、読んだおかげでそう考えるのもいいなぁ、と自信が持てたというか)。



   獣の奏者 外伝 刹那/上橋菜穂子



 さっそく読んでしまった! 短編集なので読みやすいということもあり。



 まぁ、これを読まなくても本伝『獣の奏者』の物語は変化しないけれど、登場人物の



背景に近寄れる。 だったらヨジェの日常生活とか、ここで描かれなかった人たちの日々も



ちょっと知りたいなぁ、と思ってしまった。 これって、『グイン・サーガ』の長すぎる外伝が



当たり前と思ってしまっていることの、後遺症?





   ペーパーボーイ/ピート・デクスター



 映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』の原作をやっと読む。



 作者と監督とで仕上げた脚本だったが、いろんなものが映画とは違っていた。 作者自ら



映画のためにここまで大胆に原作を刈りこんだり、省略したり、設定を丸ごと変える勇気と



いうか思いきりに感銘。 ラストシーンは正反対だったし!



 でもその方が映画として効果的なのはわかるな〜。



 小説は“ぼく”の語りで進むので、“ぼく”から見た兄やヤードリー・ウェイクマン、シャー



ロットが描かれる。 それは映画よりは描写は抑え気味。 そして彼が見る新聞業界・



ジャーナリズムというものに対しても斬り込んでいる(ここは映画では少し弱いところ)。



 兄ウォードの抱えていた底知れぬ闇は小説のほうがよく書かれていて、だからこそ



救いのなさが余計につらい。 これって、映画とワンセットで読むべきなのかも。



 映画には絶望の沼から脱出できる希望が、あった。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする