2013年10月12日

ハローサマー、グッドバイ/マイクル・コーニイ



 以前、読んだ感想を書いたはずだけど・・・と探したら、前のブログででした。



 なので、当時の内容を転載。



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 SFの古典的名作の復刊・新訳が相次いでいてありがたいが、すぐに気付かない



あたしですいません。 ハヤカワは割とチェックしてますが(『夏への扉』の新訳には



びっくり!)、他の版元は・・・。



   でもいまっぽい表紙イラストですね♪



 地球に似ているけれど地球ではない、人類に似ているけれど人類ではない、そんな



場所と人々のあるひと夏の物語。 そんな設定にこだわらなければ、“少年の成長物語”と



して読むことも可能(まぁ、女の子の扱いなど含めて、昔の話だなぁというのはあるけれど)。



 でも地球じゃない惑星の様子や、そこにしかいない生き物の存在は面白い。



 寒さが人々を狂わせていくという描写もスリリング。



 そして最後の一文、ある種とても爽快な「どんでんがえし」です!



 あたしは声出して笑っちゃうところでしたよ・・・世界がぐるりとひっくり返る感覚は最近の



意味不明な純文学よりずっと「自分の見ている世界」を意識させると思うけどなぁ。



 だからSFは、やめられん。



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 2009年8月14日に書かれたものですが・・・<意味不明な純文学>とは何を意識して



書いたのか、自分でもまったく覚えていません。 しかも全然本質に触れていない・・・



確かに、“最後の一行にあるどんでん返しの衝撃!”を伏せるためには、他にもいろいろと



伏せなければならないのはわかるけど。



 古典的作品といっても、原著は1975年刊行。 「女の子の扱いが古い」というのは、



いかにも系なヒロインと邪魔するタイプの女の子とがいて、主人公(というかストーリー?)の



都合のいいような行動をとるあたり。



 文庫裏表紙には、<夏休暇をすごすため、政府高官の息子ドローヴは港町パラークシを



訪れ、宿屋の少女ブラウンアイズと念願の再会をはたす。 粘流が到来し、戦争の影が



しだいに町を覆いゆくなか、愛を深める少年と少女。 だが壮大な機密計画がふたりを



分かつ・・・少年の忘れえぬひと夏を描いた、SF史上屈指の青春恋愛小説、待望の完全



新訳版。>とあらすじが。 続編『パラ−クシの記憶』のパラ−クシは、ここにある港町の



地名のことと思われる。 ドローヴは12・3歳くらいかな? そのぐらいの年齢から見た



戦争という得体の知れないものの感覚がよいのです(ただ詳しいことがわからない、という



マイナスポイントが)。



 そのあたりを続編でカバーしてくれているのであろう。 読むの楽しみだなぁ!


posted by かしこん at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする