チャレンジャー号 73秒の真実/The Challenger
WOWOWにて視聴。 スペースシャトル・チャレンジャー号の事故原因究明のため
招聘された物理学者リチャード・ファインマンの苦闘の記録。 ドラマですが、「これは
実話である」と冒頭に出ます。 しかも制作はBBC!
チャレンジャー号の事故は子供の頃、『ズームイン朝』で見た。 生中継だっただろうか?
でも事故調査委員会にファインマン博士がいたことは知らなかったです。

委員会の中で、彼一人がノーベル賞受賞者という独立した肩書を持つが故に様々な
圧力から自由に行動・発言できる・・・他の人たちはいろいろ思うところがあっても直接
言えないのでこっそり?博士に味方する、という図式は21世紀になっても変わらない
(もしくは今のほうがひどい)というのが哀しい。 アメリカは陰謀論が根強くある国だが、
都合の悪い真実を隠蔽したい気持ちがあるかぎりはそういうものは消えないよね・・・。
末期に近いがんを抱えながら、いろんな妨害に遭いながら、それでも真実を明らかに
したいと最後まで科学者としての姿勢を貫いた博士はかっこいい!
そして委員会の一人、博士のいちばんの協力者である空軍の大将をブルース・グリーン
ウッドが演じていて、ニヤリだった。 軍人役、似合うなぁ。
ほんとはもっと大変だったんだろうけど、90分の枠内ではこれ以上は無理というくらい
うまくまとめている。 特定の誰かを非難する内容ではないのに、裏側を描くまでには
この時期まで待たねばならなかったのか・・・それでも当時の公聴会をTVで生放送するのは
さすが、アメリカだなぁ。
特捜最前線2013 〜 7頭の警察犬
これは地上波、テレビ朝日系列にて。
『特捜最前線』はかなり後期の方をこれまた子供の頃、リアルタイムで見たことがある。
あとはCATVの何回目かの再放送で見たりして、『私だけの十字架』を普通に歌えるくらいの
視聴者です。 なので「スペシャルドラマとして約26年ぶりの復活!」と言われても・・・
何故、今?、という感じ。
まぁ、テーマソングは懐かしいですよね。 で、最近の他の刑事ドラマと『特捜最前線』の
違いとは何かを見ながら考えていたが・・・やっぱり“昭和っぽさ”なのかな?
それは暑苦しさのようなものでもあり、泥臭さでもあり、無茶苦茶な展開を堂々と許す
図々しさにも通じるかも。 でもちょっとあたしは、小日向さんの拳銃に弾丸セットを素早く
装填するくだりには大爆笑しつつも「かっこいい〜」と思ってしまったわ。 爆発物もC4じゃ
なくてよかったね、みんな死んでますよ。
上川隆也と平山浩行が同期(?)という設定も、いくら上川隆也が若く見えるからって
ちょっと無理があるのでは。 7頭の警察犬といっても、主に活動するのは2頭だし。
きたろうさんが「出番、少なっ!」だったのだが、実はいちばんいいところを持っていった
ような気がする・・・。