2013年09月10日

今日は3冊。



 あっという間に9月も上旬である。 まだ先だなぁ、と思っていた本たちが続々と出てくる



時期のはじまり。 そんな9月の第一弾はこちら。



   開かせていただき光栄です/皆川博子



 ハードカバーを図書館から借りて読みましたが、素晴らしかったので文庫を買います!



表紙絵はハードカバーと同じですが、文庫にはなんと“解剖学の歌”の楽譜つき! 更に



ちょっとした短編つき! そう、結局常に文庫が最新版となるので(そればかりが理由では



ないけれど)、あたしは文庫本を愛してしまいます。



   ハンティング/ベリンダ・バウアー



 『ブラックランズ』『ダークサイド』に次ぐこの町が舞台のトリロジー完結編。



 作者はもともとシリーズ化を想定して描き始めたわけではなかったそうですが、前二作の



主人公やまわりの人たちのその後も書きたいと思っているうちに繋がってしまったらしい



(だから前二作の主人公二人が今回の作品にも大きな役割を担っているようだ)。



 それより日本語版訳者の人が名前変わってるよ!、と一瞬あわてたけれど、ファースト



ネームが同じだし訳者変更のコメントもないし、結婚(もしくは離婚?)されたのかな?



正直紛らわしいので、それぞれのお考えがあるとは思いますが、訳者の方もペンネームで



統一にしてほしいな・・・もしくは同じ人物であると但し書きをしてほしい。



   縮みゆく男/リチャード・マシスン



 この本、もっと早くに出ると聞いていたような気がするんだけどな・・・と思ったら、なんと



訳者の方が2009年12月に逝去されていたよ! 翻訳と訳者あとがきまでは書かれて



いたものの、校正チェックがまだだったようで・・・なにしろ確認取る相手がいない、となったら



チェック作業もイチからやり直しだもんね! そりゃ時間がかかったでしょう・・・そうこうする



うちにマシスン自身も亡くなったし。 邦訳版の出版、頓挫しなくてよかったですね。



 解説にはデイヴィッド・マレルという原著の気合の入ったものをそのまま収録し、更に



日本独自で町山智浩さんのこれまた普段と違って終始真面目な解説がついている。



それだけで『縮みゆく男』がマシスン作品のうちでも特別な地位を占めるものであることが



よくわかる。



 いろんな意味で重たいものを背負っている本だが、今の日本で売れるといいなぁ。


posted by かしこん at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする