2013年09月30日

スペシャルドラマの時期



チャレンジャー号 73秒の真実/The Challenger



 WOWOWにて視聴。 スペースシャトル・チャレンジャー号の事故原因究明のため



招聘された物理学者リチャード・ファインマンの苦闘の記録。 ドラマですが、「これは



実話である」と冒頭に出ます。 しかも制作はBBC!



 チャレンジャー号の事故は子供の頃、『ズームイン朝』で見た。 生中継だっただろうか?



でも事故調査委員会にファインマン博士がいたことは知らなかったです。



   ファインマン博士をウィリアム・ハートが熱演!



 委員会の中で、彼一人がノーベル賞受賞者という独立した肩書を持つが故に様々な



圧力から自由に行動・発言できる・・・他の人たちはいろいろ思うところがあっても直接



言えないのでこっそり?博士に味方する、という図式は21世紀になっても変わらない



(もしくは今のほうがひどい)というのが哀しい。 アメリカは陰謀論が根強くある国だが、



都合の悪い真実を隠蔽したい気持ちがあるかぎりはそういうものは消えないよね・・・。



 末期に近いがんを抱えながら、いろんな妨害に遭いながら、それでも真実を明らかに



したいと最後まで科学者としての姿勢を貫いた博士はかっこいい!



 そして委員会の一人、博士のいちばんの協力者である空軍の大将をブルース・グリーン



ウッドが演じていて、ニヤリだった。 軍人役、似合うなぁ。



 ほんとはもっと大変だったんだろうけど、90分の枠内ではこれ以上は無理というくらい



うまくまとめている。 特定の誰かを非難する内容ではないのに、裏側を描くまでには



この時期まで待たねばならなかったのか・・・それでも当時の公聴会をTVで生放送するのは



さすが、アメリカだなぁ。





特捜最前線2013 〜 7頭の警察犬



 これは地上波、テレビ朝日系列にて。



 『特捜最前線』はかなり後期の方をこれまた子供の頃、リアルタイムで見たことがある。



あとはCATVの何回目かの再放送で見たりして、『私だけの十字架』を普通に歌えるくらいの



視聴者です。 なので「スペシャルドラマとして約26年ぶりの復活!」と言われても・・・



何故、今?、という感じ。



 まぁ、テーマソングは懐かしいですよね。 で、最近の他の刑事ドラマと『特捜最前線』の



違いとは何かを見ながら考えていたが・・・やっぱり“昭和っぽさ”なのかな?



 それは暑苦しさのようなものでもあり、泥臭さでもあり、無茶苦茶な展開を堂々と許す



図々しさにも通じるかも。 でもちょっとあたしは、小日向さんの拳銃に弾丸セットを素早く



装填するくだりには大爆笑しつつも「かっこいい〜」と思ってしまったわ。 爆発物もC4じゃ



なくてよかったね、みんな死んでますよ。



 上川隆也と平山浩行が同期(?)という設定も、いくら上川隆也が若く見えるからって



ちょっと無理があるのでは。 7頭の警察犬といっても、主に活動するのは2頭だし。



 きたろうさんが「出番、少なっ!」だったのだが、実はいちばんいいところを持っていった



ような気がする・・・。


posted by かしこん at 06:22| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月29日

マルティン・ベックが帰ってきた!



 東京創元社と早川書房以外の、新刊情報には手薄である(その二社はメルマガを



読んでいるのでいろいろわかることあり)。 なので新聞の下の方の広告とか、アマゾンの



お薦めとか、実際に本屋に行って気づくことが多い。 だからそのタイミングをはずすと、



「なにーっ! いつの間にー!」ということになったりする。



 そんなわけで、また意外な出会い。



 マルティン・ベックだ!



   刑事マルティン・ベック 笑う警官

                      /マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー




 しかも待ち望んでいた、柳沢由実子による、新訳!



 それがよりによって、角川文庫で! ( ← いやいや、角川書店を否定するつもりは



ないのだが、マルティン・ベックシリーズ全10作の版権を持ちながら『笑う警官』以外



長らく品切れ状態で放っておいたのに、今頃? てっきりやる気ないと思っていたので、



東京創元社に権利を移してくれないかなぁ、そして世界の警察大河小説を東京創元社と



早川書房で引き受ければいいのに、と思っていたから)



 勿論、新訳が出てくれるのはうれしいし、ありがたい。



 でも復活一冊目がシリーズで最も評価が高い(それ故に旧訳本もまだ存在する)これに



するなんて・・・なんだかなぁ。 と、ぶつくさえらそうに言っておりますが、あたしがこの



シリーズを知ったのはWOWOWでスウェーデン発のドラマを見たときだし(10年くらい



前?)、そのときにはもう原作は品切れだったと思う。 詳しい方々にはとっくに常識だった



でしょうが、ヴァランダーシリーズにはまってから図書館で古い本を探して読んだのは



つい数年前のことだったりします。 なので乗り遅れ者の希望だったんですけどね。 



 しかし訳者あとがきによると、マルティン・ベックシリーズをスウェーデン語から直接訳す



ことはご本人の長年の夢であったこと(旧訳は英語版からの日本語訳)、次回からは



シリーズの順番通りに刊行予定だとあり、ばんざーい!、な気持ちなのであった。



 これも日本で地味に続いている北欧ミステリブームと、柳沢由実子さんの熱意と、本国



スウェーデンでの再評価が重なっての出版社のゴーサインだということで・・・結局商売



なんだよね〜、難しいなぁ。



 ちなみに次に出る(時期不明)一作目のタイトルは『ロセアンナ』なんだって!



 旧訳では『ロゼアンナ』でしたよ。 女性の名前だけど、本国の発音により近いわけね!



あたしのお気に入り『バルコニーの男』と『消えた消防車』はどういうタイトルになるんだろう?



 それはそれで楽しみ!


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月28日

映画のことをダラダラといつまでも語りたい



 学生のときはそんなことはよくあったのですが、さすがに社会人年齢になると難しい。



 まず同傾向の趣味嗜好の人と出会わなければならないし、幸運にもそういう人がいても



お互いの時間が合わないとか物理的な弊害が出る(残念ながらヒマな時間は一致しないし、



自分がいそがしければ相手はもっといそがしい)。



 だから、うらやましいなぁ、と思ってしまった。



   ベスト・オブ・映画欠席裁判/町山智浩×柳下毅一郎



 お互いの専門分野は違うけど基礎知識レベルは同じくらい、好みの基本ラインは一致



していて、でも自分が気に入らなくとも相手が気に入っていればそこは受け入れてどこが



よかったのか聞く、というような対等な関係。 それが、大人げない言葉遣いで会話展開



していく楽しさ。 取り扱われているのは1997年〜2006年公開の映画なので大体あたしも



知っているため、「わかる、わかる〜」だったり、「あ、そんな話だったっけ! 見直したい!」



となったり・・・時間がないからと“一回見て終わり”はあまりよろしくないな、と思ったり。



 あとは「どうせくそ映画だとわかっちゃいるけど、見ないことには批評できない(サボって



スルーする映画評論家多すぎ!)」と意地のようにダメ映画も見てしまう柳下さんの姿勢が



素敵です。 あたしもちょっとその傾向あるしな・・・仕事じゃないけど。





   未公開映画を見る本/町山智浩×松嶋尚美



 こちらは日本未公開のアメリカ発ドキュメンタリー映画に光を当てて語る本。



 松嶋さんは知識が足りない分を本能で語ってしまうところがすごい。



 アメリカではドキュメンタリー映画がひとつのジャンルになっているけど、日本でもそう



いう人たちが増えているけど、テレビ局が日曜日の深夜にやっているようなせいぜい



45分のドキュメンタリーではカバーしきれない社会問題が増えてきている、ということ



なんだろう。 先輩アメリカのほうが、もっともっと病んでますけど。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月27日

2013年夏ドラマ(地上波)・考察



 地上波の夏ドラマも一通り終わったようで・・・。



 あたしが見ていたのはこれらであります(唯一、 『救命病棟24時』は2回目のみ



見て、以降脱落。 やはり進藤先生がいないのは『救命病棟』ではない)。



 全話録画してあるのですが、まだ見ていないのは『Woman』。 『Mother』のときも



そうでしたが、見るのに体力と気力が必要だけど一気見したいんです!



 続編は強い、『新警視庁捜査一課9係 8』は安定の出来、というか登場人物のその後



見たさになっている。 あたしの下の妹が渡瀬恒彦ファンなので、「今日の恒彦」をチェック



する目的もあり、キャストも濃くてよろしいです。



 『孤独のグルメSeason3』はいつの間にやら“夜食テロリスト”というコピーがついて



いた。 「すみません」と礼儀正しく五郎さんが右手を上げて追加オーダーを出す度に、



「ご、五郎さん、食べすぎだよ!」とハラハラしながらのんびり松重豊さんのナレーションを



聞くのが心地よかった。 シーズン3までのペースが速い気がするんだけれど、松重さんの



体調を優先でお願いします。



 やはり最も盛り上がった続編は『Doctors2〜最強の名医』でしょうか。



 ニッコリ笑顔で目的のためには手段を選ばない姿は、医療物というより組織論だった。



福田靖の代表作はこれだとあたしは思うのですが。 『ガリレオ』とは何が違うんだろう、



やはり出演者たちの芸達者具合か?



 森山先生の過剰なアクション・リアクションに笑いすぎ、後半は見ていられなくなった



ところもありますが・・・沢村対小日向の同じ路線を目指す者の戦いもまだ終わっていない



ので、これも続編あっていいかも(このまま終わってもいいけど)、という終わり方でしたね。



 それに対して『警部補矢部謙三2』はぬるさ全開。 『名探偵コナン』の黒ずくめ犯人像を



実写化するばかばかしさとか、いいですね〜。



 『名もなき毒』は宮部みゆき作品映像化の中では健闘した方では。 杉村三郎さんは



もうちょっと年上の人をイメージしていたのですが、そもそもあたしが原作(『誰か』&『名も



なき毒』)を読んだのは何年も前なので、その間に自分も年をとってるわけですよね・・・



押しの弱い・野心のない素直さと、そんな自分をわずかに恥じている感じが小泉孝太郎に



合っていたのが面白かった。 できればストーカーの彼女を見るからに見た目普通の人に



やってもらった方がインパクトはもっとあったと思うんだけど(江口のり子さん好きですが、



こういう役多いから・・・それこそ普通の役をやってもらいたい)。



 そして、『半沢直樹』です。 いやー、時代劇でしたね。



   舞台のような過剰な演技合戦に毎回しびれた!



 普段のにこやか顔を封印するために銀行内では極力三白眼になっている堺雅人が大変



面白かったです(普段の彼がよくやる役どころからはめったに見られないオラオラ調の啖呵・



罵倒の台詞の数々には「きたーっ!」と笑ってしまいました)。



 そして舞台でメインを張る方々を惜しげもなく脇で使う贅沢さにため息。



 ミッチーと川原さんが同じショットに収まっても『相棒』になってなかったのもすごい! ま、



今回のミッチーが神戸くんとはかなり違うキャラで、ずっと半沢くんを陰日向から見守って



いる役どころってのにもツボでした(仕事してるのか、ワタリくん!)。



 同期の近藤さん演じる滝藤賢一さんに注目が集まったのもうれしい驚き。 彼と堺雅人は



共演も多いしね(ある作品では同一人物だったりするし)。 この二人は身長や体型が似てる



んだな〜、と納得。



 それにしても悪役のみなさんのあまりの悪役っぷり(特に香川照之!)には笑わせて



いただきました。 続編は映画ではなくて、原作を待って同様に連続ドラマでお願いします。



 同じく池井戸潤原作の『七つの会議』はド・シリアスで、第一話は「組織って、怖い!」



そのものでしたな〜。 あたしはバブル崩壊後の超氷河期に社会に出た世代なのでそもそも



組織というものを信用していない・できなくなっているのですが、そんなあたしすらもビビらす



内容でした。 2回目以降はその恐怖はトーンダウンしましたが、同じ会社内で足引っ張って



いるやつらはアホとしか思えないですよ。 仕事をなんだと思ってる!



 組織が大きくなればなるほど、仕事の行く先を見失う人たちが多発する、それが現代の



日本社会の最大のマイナス要因ではないでしょうか。



 『激流〜私を覚えていますか』はだいぶ前に原作を読んだような・・・細かいところを



忘れておりました。 これはキャスティングの勝利というか、子役や若い頃から芸能界の



仕事をしている人たちを集めたので、彼らの15年前についてドラマの内容とは違うけど



観客は思い起こすことができる、という意味でも興味深かったですね。





 秋ドラマはどんなのがあるかまだ全部チェックできてはいないのですが、とりあえず



『相棒』『リーガル・ハイ2』は押さえます!


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月26日

スター・トレック イントゥ・ダークネス/STAR TREK INTO DARKN



 久し振りにタイトルが切れました! “スター・トレック イントゥ・ダークネス



/STAR TREK INTO DARKNESS”
です!



 あたしはテレビドラマ『スター・トレック』シリーズを部分的になんとなく見ていただけで、



トレッキー(熱心なスター・トレックファン)ではないのです。 でも映画前作を見て、



「なるほど、テレビシリーズの基本設定を守りつつ、自由になるにはこの手があったか!」



と大袈裟に言うならば感動し、次回作を待っておりました。



 しかし映画館にはトレッキー揃い! またしても英語を話す人の率高し! しまった、



あたし、ここに来るのは早すぎたよ・・・と場違い感に身の置き所がないのであった。



しかもあたしの目的のほぼ半分はベネディクト・カンバーバッチだったりするし。



   人類最大の弱点は、愛だ。



 舞台は西暦2259年。 ジェームス・T・カーク船長(クリス・パイン)が指揮をとるUSS



エンタープライズ号は、未知の惑星の探索中に巨大な火山噴火を探知。 原住民に姿を



見られてはいけないという規則を守りつつギリギリのところで火山活動を停止させようと



試みるが、カギとなる任務に向かった副長スポック(ザカリー・クイント)の救出が難しくなる。



スポックを救おうと思えば重大なルール違反になるのだが、スポックを見捨てることなど



できないカーク。 そんなオープニングエピソードだけでも映像は迫力十分。 その星に



生えている赤い植物の鮮やかさがすごくきれい! ここはIMAX画面で見たかったかも



・・・(なんでもIMAXカメラ撮影は大変だったそうな)。 その結果、ルールに厳格で杓子



定規な思考のスポックは事実をそのままをパイク提督(ブルース・グリーンウッド)に伝え、



カークは責任感が足りないとキャプテンを降ろされてしまうのだが・・・。



 前作で成長したかと思っていたけど、まだまだ修行が足りないジム・カークなのだった。



   みなさん揃って、前より体格がよくなっています。



 レギュラーメンバーが前作と一緒なのは素直にうれしいですし、なんだか愛着すら感じて



しまっているほど。 お茶目すぎるスコッティ(サイモン・ペッグ)が好きだ! いや、ほんとは



いちばん好きなのはパイク提督なんだけどね・・・(涙)。



 なにしろ「ご都合主義といえば『スター・トレック』」なので、この作品もツッコミどころ満載



ですが、でもいいのです。 ただ今作はかなりテレビシリーズの設定を巻き込んだものが



多く、多分トレッキーの方ほど楽しめるんだろうなぁ(帰りにそんな方々と一緒になったので、



どこらへんがそうなのか話しているのを横で聞かせてもらってわかることが多かった)。



 とりあえず、カークとスポックの間にアメリカ(全世界?)の腐女子の方々が妄想を抱く



理由は理解できました。 でも『パーソン・オブ・インタレスト』のリースくんとフィンチの



静かなる厚い信頼を見たあとでは、カークとスポックは「まだ若いな〜、熱いな〜」と感じて



しまうのでした(そういえばどっちも制作はJ.J.エイブラムスですな)。



 そして肝心のベネディクト・カンバーバッチ。



   どうした!、その厚い胸板は!



 アクションをこなすため、そして『スター・トレック』史上最強の悪役であるため、大変な



ワークアウトをした様子。 『SHERLOCK』のときの不摂生丸出しのヒョロヒョロ感が



全然ない・・・このまま『SHERLOCK』の第三シーズンの撮影に入るらしいが大丈夫



ですか?! “ライヘンバッハの滝”後は身体を鍛えていた、もしくは肉体労働でもしていた



という設定になるのか!、と関係ないところでハラハラ。 しかし彼の倍音を伴うような声は、



謎を秘めた人物にぴったり〜。 あぁ、『アメイジング・グレイス』で彼を見染めたあたしの



目に狂いはなかったよ、とにやりなのだ。



 人間を離れたところに転送できる程の科学技術を持ちながら、肝心なところで殴り合い



ですか?、とか、コア(核融合炉?)がずれても強引な手作業で直るもんなの?(特にこの



あたりの描写は日本人として敏感にならざるを得ない)、等々おかしな点は多々見受けられ



ますが、本質はコメディなんでなんでもありです!



 でも今作はややシリアス寄り。 だって、どう考えてもこれはアメリカ側からの911以降の



出来事に対する回答というか、メッセージになっているからね。



 最後のほうでカークは演説します。 「復讐を繰り返しては戦いは終わらない。 ここで、



断ち切らなくては」みたいなことを。 あれだけ暴れまわっておいてそれですか?、なノー



天気さにあっけにとられてしまうのですが・・・そもそも“ジョン・ハリソン”の存在はもともと



外部の者で、それが同じ仲間になってみたものの考え方の違いは埋められずに、強硬



手段に出た(=テロリスト)、という図式。



 これって、はじめはアメリカが支援したり協力してたりしたのに、結局アメリカに同時多発



テロを仕掛けたあの人物を指しているのでは? 娯楽映画にさらっとそれを描くことができて



(もともと『スター・トレック』シリーズにはメッセージを含ませるのはお約束だが)、なおかつ



「遺恨は残さない」なんて主人公に言わせられるのは、それはその人物の暗殺に成功した



からなんじゃないの? ・・・なんかそういうことを考えてしまうと、醒めてしまいますが。



 エンディングの惑星探査航路はほんとに宇宙空間を進んでいるようなスペクタクルで胸が



躍りました(ここも3Dの効果あり!)。



 まぁ、難しいことを考えずにスカッとしたい!、というときはやはり『スター・トレック』



いいですね。 一作目がもう一回見たくなってしまいました。


posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月25日

気がつけば9月も終わりに近いのに



 まだ暑いと思っているあたし・・・。



 すみません、貧血なのか残暑バテなのか、体調がいまいちです。



 ネタはあるのですが、文章を書く態勢になれません・・・。



 まだクーラーもつけたり消したり。 フィルターの掃除ができません。


posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月24日

あと他に、6冊。



 昨日は<氷と炎の歌>の新作に盛り上がりすぎましたが、あたしが本屋に行っておいて



一冊で終われるわけないのであります。



   人類資産V/福井晴敏



 全4巻完結だと思い込んでおりましたらば・・・なんと全7巻とな!



 そこまで引っ張るなら2巻以降は隔月刊にして、2冊を1冊にまとめればいいのに(この



薄さで525円は暴利と言われても仕方がない)。 内容に関係なく、なんだかだまされた



ような気持ちになってきた。



   氷の娘/レーナ・レヘトライネン



 『雪の女』に続くフィンランド警察小説(主人公が女性警官なところが他の多くの北欧



ミステリと少し違うところ)。 続編の翻訳されるペースがすごく速いのですが、何故?



版権まとめて買った? 北欧ミステリブームを持続させるため? でもそれもあたしには



うれしいことではあります。



   戯作・誕生殺人事件/辻真先



 <ポテトとスーパー>シリーズ完結編!、と言われたらソフトカバーであっても



買わずにいられるだろうか、いや、ない(反語)!、というわけで。



 『仮題・中学殺人事件』からもう40年になるそうである。



 勿論あたしはあとから追っかけ組ですが、その当時で小学4・5年だったと思うので



(ソノラマ文庫でしたよ)、この二人を筆頭に辻真先作品ファミリーとの付き合いは長い。



個人的には『特急エトロフ殺人事件』が大好きです。 『サハリン脱走列車』みたいな



鉄道と歴史とミステリが絡む作品群も素敵です。 まだまだ親指シフトキーボードで



書き続けていただきたい。



   トラウマ映画館/町山智浩



 文庫になったら買おう、と思っていたものが不意に文庫になっているとすごくうれしい



・・・かつてに比べたら文庫になるペースが早くなっている気がするんだけど(個人的に



「三年後」というイメージ)、それはあたしの一年の体感時間がどんどん短くなっている



からですか・・・。



 自分にとってのトラウマ映画ってなんだろう、ってつい考えてしまうなぁ。



   ベスト・オブ・映画欠席裁判/町山智浩×柳下毅一郎



 『トラウマ映画館』を見つけて、「そういえば前に見かけて買おうとしてたやつがあった



なぁ」と思い出す。 それがこれです。 対談形式なのでいつものおバカ度合いがはじけて



います。 柳下さんはテレビ画面などで直接喋っているお姿を見かけたことがないので、



微妙にショックでした・・・(バラードとか訳してるし、解説ではいつも真面目な論調だから)。



ま、人はただ真面目なだけではつまらないですよね(でも個人的には真面目すぎてちょっと



融通のきかないぐらいの人には好感を持ってしまいますが)。



   sushi&beyond/Michael Booth



 洋書(ペーパーバック)。 『英国一家、日本を食べる』で翻訳が出ていて、それは



図書館に予約をしているのですが相当待たされそうな気配で。 日本の食にまつわる



エッセイなら英語でも(特にイギリス英語なら)なんとか読めるんじゃない!、ということで。



いや、単にお安かったのです。



 冒頭から“What?”な単語が出てきて絶句・・・。



 巻末には出てくる日本語(ローマ字表記)の解説があってもうそれが楽しい。


posted by かしこん at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月23日

買っちゃった!!!



 ついに、この日がやってきた。



   <氷と炎の歌 第5部>竜との舞踏@

                           /ジョージ・R・R・マーティン




 すごく久し振りに本物のハードカバーを買った気がする・・・(ほとんど買うのは文庫



ですが、そうでない場合もソフトカバーやフランス装が多かったから)。 この第5部、



全三巻完結、毎月順次刊行だそうな・・・あと二ヶ月続けて¥3,150−か



 著者まえがきに、この第5部は第4部の続きではないこと、第3部の続きとして第4部に



取り上げられなかった人たちの続きから始まりますよ、とあり、「そうだったーっ!!」と



思い出す。 でもこの第5部は時間軸を長くとっているので、後半のほうで第4部の続きと



リンクしてくるらしい。 そしてすべての人々・地域の様子が出揃ったら怒涛の第6部に



進むようだ・・・第3部を軽くおさらいしてから臨むべきかな?(しかし、軽くおさらいできる



分量ではないが)



 ふと気づくのだが・・・あたしは人生の半分以上を『グイン・サーガ』の続きを待つという



態勢にあてていて(基本的に読者・鑑賞者というものは続きが出るのを待つという宿命の



もとにあるが)、しかしグインの続きが出ない気持ちを、あたしは<氷と炎の歌>に向けて



いるのかもしれない。 たとえば『天冥の標』も待っているけど、あれは順当に結末まで



行きそうだし。 いつ終わるのか、いつ続きが出るのかわからないリスキーさを求めている



のだとしたら、実はあたしはマゾっ気があったのか?、ということに。 それとも、それを



待つ間は生きる目標になるからということなのか。



 突き詰めていくと、どれだけ受け身で生きているのだろう、あたしは。


posted by かしこん at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月22日

眠れるのはうれしいが・・・



 例によって貧血その他に襲われまして、土曜日はほぼ寝て暮らしておりました。



 久し振りに熟睡できたのは大変うれしいのですが、寝っぱなしだと何も飲まない・



食べないため、寝る前に飲んだ薬の効き目はとっくに切れており、余計起き上がれ



ないという悪循環。 どうにかヨロヨロと起き上がって、暑い間に(あたしは今も暑いが)



買いだめしておいたゼリーなどを食して薬をのみ、効き目が出るまでまた横になる。



 そんなときのあたしは、ほぼ人間失格である。



 携帯にメールがいくら来ようとも返事も打たない、宅配便の人がきていても気づかない。



むしろ誰にも会わずにずっとこのまま過ごしていたい、と思う。



 ピークが過ぎれば起き上がって、本も読んだり録画した海外ドラマや映画なども見る



ことができますが・・・しかし気づくと見ながら力尽きて寝ていることも多々あり。 昨夜も



NHKスペシャル『神の数式』を面白く見ていたはずなのに終盤5分程の記憶がない。



録画しておけばよかった(こういうこともあるのでリアルタイム試聴は危険なのだ)。



 平日は仕事に穴をあけてはいけないと実は気を張っているのか、休日の緩み具合と



いったらどうしようもない感じなのだが。



 こうやって人は、自分の身体の衰えを実感するのかしら。



 仕事帰りは30分以上歩いているけど、ルートを変えてもっと歩こうかなぁ、などと



考えてみる(ジョギングなどは体力的に無理だし、多分続かない)。


posted by かしこん at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月21日

出遅れシアター → ミラ・ジョヴォヴィッチ特集



 気がついたら両方にミラ・ジョヴォヴィッチが出ていました・・・そしてどちらも“戦う女”



ではない役柄。 そういう役柄のほうが彼女の演技力をよく認識できると思うのですが、



それでも『バイオハザード』シリーズを続けてしまうからイメージは変わらないのね・・・。





ストーン/STONE



 まもなく仮釈放管理官として定年となるジャック(ロバート・デ・ニーロ)は、最後の担当



受刑者としてストーン(エドワード・ノートン)に出会う。 彼は放火と祖父母殺しの罪だった。



なにしろすぐにキレるストーンに対し、ジャックは最後によりにもよってこんな相手を・・・と



思う。 しかし裏でストーンは自分の妻であるルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にジャックを



誘惑させて弱みを握り、仮釈放を取り付けようとしていた・・・という話。



   豪華キャストが売り!、の割には・・・。



 ミラ・ジョヴォヴィッチは『ペーパーボーイ 真夏の引力』でのニコール・キッドマンよりも



ねじが2・3本ゆるんでいるような女性を熱演。 というかストーンよりもあたしは彼女の方が



怖かったです・・・この映画自体は<サスペンス>というくくりになっていましたが、どうも



あたしにはサイコホラーにしか見えなかった。



 自分は変わった、ということをアピールしたくてストーンは聖書を読みこみ、結果自分で



自己啓発という罠(?)に落ち込み、「神の啓示を得た!」みたいに盛り上がるさまは、



さすがエドワード・ノートンです。 常識のラインから一歩外れるあやうさというか、自分が



おかしいのかおかしくないのかわからないがおかしいとは思っていない感じとかぴったり!



 それに対してジャックはこれまでの人生を敬虔なカトリック教徒として平穏無事に波風



立てずに生きてきたのに、ルセッタに魅入られることで堕落していく・・・多分二人の精神的



立場の入れ替わり・逆転がスリリングなのだと思いますが、なにしろこっちは特定宗教を



持たない身なので“信仰を失う”ことの切羽詰まった恐怖が共感として理解できなかった。



むしろジャックの妻マデリンの豹変ぶりが恐ろしかった。



 結局、人間(特に本性を隠してきた女性は)怖い、って話になってしまった。







フェイシズ/FACES IN THE CROWD



 こちらはシネリーブル神戸で去年かな、短期間上映していまして、見に行くつもりだった



けどタイミングが合わなかった。 ま、結論としては映画館で観なくてもよかったかも。



 すでに5人の犠牲者を出しているシリアル・キラー“涙のジャック”の存在が町を恐怖に



陥れていたが、警察は有力な手掛かりを発見できずにいた。 ある夜の帰り道、小学校の



教師をしているアンナ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は偶然にも“涙のジャック”の新たな犯行



現場に出くわすことに。 顔を見られた犯人はアンナをも殺そうとするが、逃げる途中で



アンナは川に転落。 からくも助かるが、身体的衝撃と恐ろしい体験をしてしまったショックで



相貌失認(そうぼうしつにん)の状態になってしまう。



 相貌失認とは人の顔の識別が不可能になるという視覚障害で、自分の顔すらも鏡を見る



たび変わって見えるのだった。 しかしその症状はいつ回復するかわからない。 犯人は



再びアンナを狙いに来るが、彼女にはその顔がわからない・・・という話。



   普通の女性が恐怖におびえ、なんとか助かろうと

       はいずりまわる役。 そういう弱さも出せるのになぁ。



 相貌失認という発想と、それを視覚で表現するアイディアはなかなか面白いのですが・・・



アンナは同棲している恋人を他人と見分けるために毎朝自分でネクタイを選んでそれで



区別する、という涙ぐましい工夫をしているわけですが、声で区別できないのかな?(でも、



それを言ってしまうとこの映画の設定全部が崩壊する。 誰にもわかってもらえない、



自分でもどうにもできないというアンナの絶望感を強調するための演出だと思うことにしよう)



 また“涙のジャック”って犯人の呼び名もダサい。 見ていれば犯人はこれらの中の誰か



だよね・・・とわかってしまうのもB級っぽい。 いや、それはそれで面白いんですけどね。



 たまには弱い女:ミラ・ジョヴォヴィッチも見てみてください。


posted by かしこん at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月20日

出遅れシアター → 今更、ホラー映画



 今月WOWOWでは“秋のサスペンス映画100時間”という企画をやっているのですが



(地道に録画していますがまだ見れてません)、HDD容量を空けるために結構前に録画



しっぱなしだったものをこれまた地道に見ております。





パラサイト・バイティング〜食人草/THE RUINS



 原作は『シンプルプラン』の作者スコット・スミスがスランプを乗り越えて描いた二作目



『ルインズ〜廃墟の奥へ』。 映画化権が売れたとは聞いていたが、日本未公開のB級



ホラー作品としてWOWOWで出会うとは・・・。 いや、実際原作もホラーなんですけどね、



『シンプル・プラン』と比較すると映画も原作も悲しいことになっちゃいます。



   DVDは出ているらしい。



 アメリカ人の若い2組のカップル、ジェフとエイミー、エリックとステイシーはメキシコの



カンクンへお気楽旅行に。 現地で知り合った観光客の一団が戻ってこない弟を探しに



行くと聞いて4人も同行することに。 手掛かりは弟が残した手書き地図に描かれた発掘



現場。 ちょっとしたアドベンチャー気分の4人だったが、ジャングルを抜けて遺跡に辿り



着くと、そこには恐るべき事態が待っていた・・・という話。



 まぁ<よくある話>なのですが、襲ってくるものが植物、というのがちょっと新しい。



蔓一本ならさっと手で払えても、それが大量にいると手に負えない。 しかもモンスター系と



違って動き(生長?)は非常にゆっくりなのに着実、というロメロ的ゾンビに囲まれてしまう



ようなじわじわくる恐怖と絶望感がよかったです。



 襲われ方とか死ぬ順番とか原作と違うなぁ(原作者が脚本にも関わっているのに)、と



いうのはある意味『シンプルプラン』と同じ。 小説的技法と映画的技法の違いを際立たせ



たい人なんだなぁ、と思いましたが『ルインズ』の邦訳は2008年。 それ以降また沈黙して



ますよ・・・。



 この映画、“植物系ホラー”というジャンルには貴重な一作かと。





ネスト/THE NEW DAUGHTER



 なんとケヴィン・コスナーがホラー映画に主演! そんなことがあるとは!



 短編小説が原作のようですが、正直なところ、原題がネタバレです・・・。



 邦題つけるのは苦労したでしょうが『ネスト:巣』ってのも微妙なところ。



 作家のジョン(ケヴィン・コスナー)は妻と離婚して、反抗期真っ最中の娘ルイーサ



(イバナ・バケロ)と7歳の息子サム(ガトリン・グリフィス)を連れてサウスカロライナ州



マーシーという田舎町に引っ越し、更に町から離れた一軒家に住むことに。 しかし



その家は何かいわくがあるようで。 家のまわりを歩き回っていたルイーサは土が



不自然に盛り上がった塚のようなものを発見、毎日その場所を訪れるようになるが・・・。



   命に代えてでも子供たちを守る父!



 そういう主人公のキャラに惹かれたのかなぁ、ケヴィン・コスナーは、といい方に考えて



みるものの、これまたどう見てもB級ホラー以外の何物でもないという事実。 監督は



『REC/レック』の脚本を書いた人なのでという期待もあったのかも。



 また娘役がどこかで見たことがあるなぁ、と思ってたら、『パンズ・ラビリンス』の女の子



でした! 成長していてびっくり! しかし終始不機嫌なご様子なのでかわいげがない!



でも次第に塚に魅入られていく狂気の表現は素晴らしい。



 むしろケヴィン・コスナーが最初何者なのかまったくわからず(田舎とはいえ大きな家を



ポンと買える、全然仕事している様子はない、ジーンズやシャツの着こなしがどうもブルー



カラーっぽい)、子供の学校の先生が「お名前は存じ上げています」的な尊敬のまなざし



台詞があって初めて作家とわかったのであった! そんな感じで説明的ではない筋運びは



好みですし、“何者か”の気配だけが不意に現れる前半はわりとよかったんですけどね・・・



“何者か”の姿がはっきり見えてしまうとなんだかがっかりしちゃいますね。



 でも、反抗期の娘に手を焼き、インターネットで「娘の育て方 間違えた」などで検索して



いるケヴィン・コスナーは大変キュートでした(でもただの反抗期と尋常ではない状態と



区別できないところが男親の哀しさなのか・・・)。



 結局、多くのホラー映画はディテールはよくても最後まで見てしまうと<よくある話>に



落ち着いてしまうのは、もはや逃れられない運命なのかしら。


posted by かしこん at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

あっ!



 今夜は、中秋の名月ですね。



 昨晩もいい感じに見られたけれど、今日は帰り道をより楽しもう!



 多分、コウモリ何匹かと遭遇するだろうけど。



 あ、お月見団子を買おうかなぁ・・・。







 と、思っていたはずですが・・・すっかり忘れて(というか、仕事終わりの時間ではもう



和菓子屋さんは閉まっていた)、買えなかった・・・。


posted by かしこん at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月18日

サイド・エフェクト/SIDE EFFECTS



 スティーヴン・ソダーバーグによる劇映画最後の作品、というセンセーショナルな



話題作かと思いきや、なんだかひっそり公開されているのは何故? 油断してたら



すぐ終わっちゃうぞ!、とレイトショーにもなっていないしレディースデイも無理だった



ので、ポイント利用で鑑賞した。



 予告の印象では、新薬と薬害の問題を扱う社会派サスペンスっぽかったのだが、



その実、驚くほどの本格ミステリであった。 しかもヒッチコック風味、なれど隠しきれない



ソダーバーグ味。



   事件に潜む、もう一つの副作用<サイド・エフェクト>

            一粒の薬が、あなたの人生を変える。



 有能な金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)がインサイダー取引で



逮捕され、一人きりになり生活環境が激変した妻のエミリー(ルーニー・マーラ)はその



ショックでうつ病に。 数年後マーティンが出所してきたが、彼に反省の様子はなく、



これまでの生活を取り戻そうとする態度に、エミリーは強い不安を抱き、自殺未遂を



引き起こすようになった。 救急病院に運び込まれ、たまたま当番医であったために



主治医となった精神科医のバンクス(ジュード・ロウ)は、夫の出所前まで彼女を診ていた



シーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に連絡を取る。



 どの薬も効かない、と訴えるエミリーに、シーバート博士の助言をもとに抗鬱剤の新薬



アブリクサを処方する。 途端に調子がよくなったというエミリーは、当たり前の日常を



手に入れたよろこびから過剰摂取に走るように・・・彼女の異常行動は、新薬の副作用の



せいなのか。 だとしたら精神科医は責任を取らされる。



 冒頭のカットから、不吉な予兆でいっぱい。 それがある事件を先回りして見せてくれて



いるのだけれど、その日に至るまでとその日、そしてそのあととこの映画自体が大きく



3つのパターンにわかれていて、それぞれにまた細部が詰められている。 ものすごく



構成がしっかりした映画になっている。 ただ、うつ病や抗うつ薬に多少なりとも知識が



あればいろいろおかしいところはわかるので(そこはネタバレ要素になりますが)、それ



故にジュード・ロウなにやってるのか!、とツッコミ倒したくなります。



   追い込む人より追い込まれる方が似合う!



 うろたえ、怯え、自棄になって反撃するジュード・ロウは光ってます(まさに「倍返しだ!」



的内容なのですが、半沢さんと違うのはドクター・バンクスには仕事に掲げた理想がない



から爽快感がないのです。 でもそれが普通の人ってことなんだろうな)。



 それにしてもルーニー・マーラは『ドラゴン・タトゥーの女』に引き続き、まったくタイプの



違うファム・ファタルを熱演! そういう役以外来なくなるのでは・・・と心配になるほどです。



薬を服用した後の眠そうな目がすごい!



   なんともいえないけだるさ。



 ちょっと精神的にあやういですか?、と自然に思わせるというか、そういう姿が似合って



いるというか。 すでに『ソーシャル・ネットワーク』のときの彼女の姿が懐かしく思えて



きてます。 まぁ、バンクス博士は振り回されてしまうわよね、と納得。



 チャニング・テイタムは特に好みではないのでどうでもいいですが(ひどい)、芸達者の



中にいて浮いていなかったのはよかったです。 マーティンのように「資産をより多く持つ



者が人生を謳歌する」という考え方には賛同できませんが、こんなやついるだろうなぁ、



と思わせるには十分。 というか君がエミリーと結婚したのがそもそも問題のきっかけ



なのだよ(そしてそれを受け入れてしまったエミリーの側にも非はあるが、だからどっちも



どっちである)。



 それよりも、出番は多くないながら強烈な印象を残すのはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。



   他人の心を救済することに疲れ果てている、

                          精神科医。



 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ本人もプライヴェートでうつ病になったと聞いたような気が



するが・・・この役を引き受けることはチャレンジングだっただろうなぁ。 『トラフィック』



こともあるから断りたくなかったろうし、多分彼女の性格上、この仕事を断るとは逃げる



ことになると思ったのかもしれない。 そういう気の強さ、好きです!



 そのせいなのか、シーバート博士には彼女が演じてきたこれまでのどの役よりも影が



あり、持ち前の華やかさも封印されていて逆にドキドキする。



 ダークでざらざらとした食感を感じさせる映像といい、必要以上なことを語らない省略法



といい、インディペンデンス時代からの手法で実力派俳優たちのアンサンブルを撮る。



 あたしがソダーバーグに求めているものって、それかも。



 そういう意味では、結構満足でした!



 劇場用映画から手を引いても、規制の少ないケーブルテレビでドラマをつくりたいという



意向は見せているので、WOWOWプライムで是非またお会いしたいものです。


posted by かしこん at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月17日

極夜−カーモス−/ジェイムズ・トンプソン

 とりあえず、こういうタイトルや表紙に弱いあたし。
 フィンランドを舞台にしたミステリーなれど、これまでいろいろ読んできた北欧ものとはどこか雰囲気が違う。 そもそも原題が『SNOW ANGEL』だ。 奥付見たら出版社はニューヨークになっており、作者はアメリカ出身で現在フィンランド在住。
 主人公はフィンランドのラップランド地方にあるキッティラという町の警察署長だが(奥さんがアメリカ人という設定)、多分英語圏の人たちにフィンランドの地方色を紹介する役目も担っているからであろう、一人称“俺”形式で進むのも相まって、なんとなくアメリカの犯罪小説(警察小説?)を読んでいる気分になった。
 タイトル通り、気象条件はまさに北欧そのものなんだけどね。

  カーモス極夜.jpg あぁ、なんだか懐かしい光景・・・。

 北欧ミステリブームの中でも、フィンランドの作品の翻訳は手薄。 それとこれは単なるあたしの知識の少なさのせいだが、近距離で接している北欧諸国がそれぞれの言語と文化を持ちつつ融合しないという頑固さと堅実さが面白くて、「えーっ、フィンランドってそんな感じなの?!」といろんなことが新鮮だ。 寒さよりも冬場に太陽が出ないことの方が精神的にきつい、というのは北極圏に近い地域の国々からよく聞かれるが・・・むしろあたしは憧れるんだけど(あたしには太陽サンサンのほうがきついです)。
 でも冬の3ヶ月以上住まないと実感はできないんだろうなぁ。
 キッティラで起きたことのない無残な殺人事件が発生。 被害者の人間関係から犯人はすぐに判明すると思われたが、新たなる死体が次々出現して事件は思わぬ方向に・・・という話。 海外物にはめずらしく400ページ以内の厚さということもあり、テンポよく読めましたが・・・内容の重さというかなんというかはテンポとかの問題ではなく。 でもどこかとってつけた感があるような気がするのは、社会派テーマを入れるならヘニング・マンケルくらいの重厚さが(内容も、厚さも)必要だとこちらが思ってしまっているからだろうか。
 実際、日本に紹介される北欧ミステリは長編多いしね。
 今作の主人公である警察署長カラ・ヴァーラは事件のためにかなりプライベートも自分の過去も仲間も犠牲にした。 本来シリーズ三作ぐらいで抱えるべき重荷だからシリーズ化はきついだろう・・・と思っていたらなんとシリーズ化しているそうである!
 作者、なんてタフなんだ! そこはアメリカ的だ!

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

収まる気配が・・・



 今日は祝日ですが、仕事です。



 荒れ狂う雨と風の音で寝付けません。



 出かける頃までにはちょっとはましになってくれるのか?



 現在、服とカバンを選定中。 そんなことしてて眠れるのか?


posted by かしこん at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする