2013年08月16日

ワールド・ウォーZ/WORLD WAR Z



 夏休み映画二本目は3Dもありましたがあえて2Dで鑑賞。 お盆ということもあってか



結構込んでいました。 ブラピ効果? スペクタクル映画こそ映画館で楽しみたいから?



 みなさますでにご存知でしょうが、“Z”はゾンビを指しております。 しかし監督がマーク・



フォスターだからか、主演がブラッド・ピットだからかいわゆる<ゾンビ映画>、ロメロ的な



香りは一切封印しており、むしろ『REC:』の世界拡大ヴァージョンともいった感じの疫病



パニックものになっておりました。 ゾンビファンの人は怒るかも(その分、ゾンビ映画に



免疫のない人・ゾンビ映画が苦手な人はむしろ見やすいかと)。



   全人類に告ぐ、来たるZデーに備えよ。



 かつて国連捜査官であったジェリー(ブラッド・ピット)は家族のことを考え、危険を伴う



仕事から引退、家族サービスに努めようと出かける日のことであった。 しかしいつもとは



何か違う渋滞と異変を察知したそのとき、爆発が起こって周囲はパニック状態に。 そこで



何かを見てしまったジェリーはかつての仕事仲間に電話。 ある種の異変が世界規模で



起こっていることを知る・・・という話。



 大都市と群衆、大パニック状態といった描写は迫力あり。 謎のウィルスによっての感染



スピードが最初の“パンデミック”発覚時に比べるとずっと速まっているなどの説明的情報を



世界各国のニュース映像やコメントを切り貼りして観客に伝えるコンパクトさもわかりやすい。



 だが、あたしはジェリーの言動にどん引きだ!



 渋滞と襲撃から抜け出して、娘のための薬を確保しようと立ち寄ったスーパーでごく自然に



略奪行為(そこは他の人も一緒ですけどね、ほしいものを取り合って銃撃戦する人もいるし)。



 国連側に「迎えに来てくれ!」と頼んでおきながら(危険を押してヘリがやってくる、他の



一般人は見殺しにされたりしているところもあり)、いざ「世界が滅亡する、力を貸してくれ」と



そのキャリアを頼りにされているのに「家族がいるから危険なことをする気はない」とあっさり



断る! ちょっとは考えたりためらったりしないのかい!



 え、助けてもらっておいて、それ



 過去の実績から当然助けてもらうのが当たり前みたいな感じなわけ? アメリカ人の家族



至上主義ってすげー利己的ってことなんじゃね、としみじみ感じる(しかも元国連職員という



役も、アンジェリーナ・ジョリーからの影響って思えなくもない)。



   で、結局、家族を人質に取られるような形で

                     感染源の調査に協力。



 そんなわけで米軍のサポートを受けて世界中を回るわけですが、各地域の人々から



感染者についての情報を与えられるのに(自分でも感じ取っていることがあるのに)、それを



次の地域の人に言わない! 何も言わないからそれきっかけで被害が拡大したり絶望的な



状況をもたらしてしまったり。 それなのに映画はあくまでジェリーをヒーローとして扱うので、



なんだかムカムカしてきちゃった(多分、あたしはブラッド・ピットが特に好きってわけでは



ないからであろう)。



 むしろ世界規模で起こる出来事のため世界各国の俳優さんがほんのちょっとの役でも



次から次へと出ており、それが楽しみでしたよ。 あたしの好きなイタリア人俳優さん



(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)も出ていて狂喜乱舞!



   感染者はまるでゴミのように扱われるよ・・・。



 人間業ではない動きをする感染者たちはほぼCGでしょうけど、あまりとってつけた感が



なくてよかった。 ただ何人かのどアップになるリアル感染者を演じた方々のメイクアップの



苦労がしのばれた。



 しかし、この映画を3Dにする意味はあったのだろうか・・・。



 主題歌がMuseの“Follow Me”だということで楽しみにしていたんだけど、インストで



アレンジも大幅に変えられており、「ヴォーカルないんだ・・・」と唖然としてしまいました。



 いろんな意味で、唖然でしたけど。





付記:基本的にゾンビ映画には社会的風刺がつきものなのですが、そしてこの映画にも



それはないわけではないのですが、読みとったり組みとったりしようとする気が起こらないよ



・・・なんか続編の企画もあるみたいですが、やめたほうがいいような。 それとも原作は



もっと深いのかな? 読んでみようかなぁ、とそんな気分に。


posted by かしこん at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする