2013年07月15日

天晴〜オールタイム・ベスト/さだまさし



 黙っていたわけではないのですが、そしてわかる人には伝わってしまっていますが、



「最近は洋楽しか聴かない!」みたいな態度をとっているあたしですがさだまさしファンです。



しかも小学生ぐらいから!、的な結構筋金入り(お小遣いでアルバムを買うようになったのは



中学生になってからですが)。 神戸に来てからはまったくコンサートに行っておりませんが



(チケットが取れないのと仕事の都合)、それまではよく行ってました。



 さだまさしとシティボーイズには結構な金額を注ぎこんできたあたしの人生! それは多分



これからも続くことでしょう。



 というわけで、さだまさし40周年記念ベストアルバム『天晴』を相当前に予約、発売日(6月



26日)には家に届いていたのですが・・・なにしろCD3枚組、初回特典ライヴDVDつき。



しかもCDは3枚とも収録可能時間74分ぎりぎりまで曲が入っております。 特にDVDを



見る時間がなかなかつくれず(DVDも60分以上ある!)、この時期になってしまいました。



   ジャケットは中村佑介氏の描き下ろし。

   曲のモチーフとめでたい意匠が満載。 ほんとは『天晴』の晴の字は旧字なんですけど。



 予約したときには曲目未定だったのだけれど、実はファン投票で上位39曲が決定。



そんなことしているとは知らなかったのよ〜(ノビキリさま、おしえていただいてありがとう



ございます)。



 そんな投票結果がこちら。



   1. 主人公

   2. 風に立つライオン

   3. 奇跡 〜大きな愛のように〜

   4. 案山子

   5. まほろば

   6. いのちの理由

   7. 道化師のソネット

   8. 修二会

   9. 黄昏迄

  10. つゆのあとさき

  11. 秋桜

  12. あなたへ

  13. October〜リリー・カサブランカ〜

  14. 檸檬

  15. 雨やどり

  16. フレディもしくは三教街 −ロシア租界にて−

  17. 舞姫

  18. 精霊流し

  19. 防人の詩

  20. 償い

  21. 飛梅

  22. 天然色の化石

  23. 親父の一番長い日

  24. 天までとどけ

  25. 関白宣言

  26. パンプキン・パイとシナモン・ティー

  27. デイジー

  28. 青の季節

  29. 無縁坂

  30. 胡桃の日

  31. Birthbay

  32. 遙かなるクリスマス

  33. 長崎小夜曲'90

  34. たいせつなひと (シネマ・ヴァージョン)

  35. 北の国から −遙かなる大地より〜螢のテーマ−

  36. 風の篝火

  37. 片恋

  38. 向い風

  39. 虹 〜ヒーロー〜



 なんで『晩鐘』、そして『驛舎』がないの〜!



 まぁ、ファンというものはそれぞれに思い入れが違うので、<ファン投票>と言ったって



全員の総意になるはずがない・誰しも「あれがない・これがない」という感想を持つのは



仕方がないとわかるのだが・・・それにしてもどうよ、的な。 しかもまえがきで本人が、



ベストアルバムとは入門編みたいなものだが今回は「“常連さん達のお薦めメニュー”の



ようなもの」と言っている!



 だったらもう『精霊流し』や『関白宣言』はいいんじゃない? 『案山子』も『北の国から』も



『親父の一番長い日』ももういいんじゃない?(そういうのは入門編に入れとくからいいん



じゃない?)、とつい思ってしまいたくなるのは何故だろう。 そしてそういう歌にご丁寧に



投票する人はどんな人たちなんだ・・・さだファンならここで『ねこ背のたぬき』に一票入れる



くらいのチャレンジ精神はないのか!、と言いたくなる(が、実際に自分が一票を入れると



したら『ねこ背のたぬき』という選択はあまりにも勇気が必要であることは認める)。



 お笑い(?)路線が少ないのも非常に不満だ。 『恋愛症候群』・『建具屋カトーの決心』・



『時代はずれ』・『私は犬になりたい¥490』あたりから一曲選ばれてもよかっただろう。



 一位『主人公』・二位『風に立つライオン』は予想通りではありますが・・・ライヴでかなり



変貌する曲が入っているのがファン投票故なんだろうな、と納得(だからDVDでは



ガラッと変わっているライヴアレンジを見せてくれます)。 『いのちの理由』や『舞姫』が



上位すぎる気がする・・・『風の篝火』はもっと上でもいいでしょう!、と順位にも文句があり、



自分なら何に投票するかを考えると夜も眠れない。



 うーむ、アルバムとしては『夢回帰線』・『夢回帰線U』のカラフルなサウンド感が好きなん



ですよ。 ギターだけ、みたいな『逢ひみての』も好きですし。 でも曲で選ぶんだよね!



超難問だ! 一曲ですか? 三曲までOKですか?



 まぁ三曲だとして・・・投票した人たち、すごいなぁ、よく決められたなぁ。



 と、優柔不断なあたしは悩む・・・。 そうですね、まず『虹の木』。 『晩鐘』と『驛舎』は



別格ということで・・・『遠い祭り』と『幸せになる100通りの方法』でどうだ!(あ、『惜春』も



あったよぉ、忘れてた)



 でも『イーハトーヴ』も『地平線』もいいな・・・『昨日、京、奈良、飛鳥、明後日』も他に



そんな歌を歌う人いないしなぁ。 というわけでまだ決めかねている(しかも決めたからって



別に意味はない)今日此頃。



 それでもベストアルバムは全部聴いて歌詩カードなくても歌えちゃうんですけどね



(それでも文句は言う)。 一部オリジナル楽曲ではなく新録が収録されていることに不満が



出ているようですが、新録されたアルバム(『帰郷』&『続・帰郷』)自体リリースが20年前



ぐらいですし・・・あたしは違和感を覚えなかったのですが、やはりリアルタイムに40年を



聴いてきた方々はいろいろ思うところがあるのだろうなぁ、と思えば、あたしなぞがぶつぶつ



言ってる場合ではないぞ、とちょっと反省。



 というわけでマイベストアルバムをつくろうかと思ったけど、全曲CDで手元にない(一部



レコードでCDを買い直していない)状態。 シングルス全集も実家に置いてきた(後悔!)。



 どうしよう、足りないCDを買ってしまいそうだ。 妹に頼んで家から送ってもらおうか。


posted by かしこん at 06:06| Comment(5) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月14日

三連休中日



 何故か家にはネコが沢山いて、そやつらがおしくらまんじゅうを仕掛けてきてとても



苦しい・・・という夢を見る。 つまり暑いのだ。 エアコンを解禁しましたが、眠っている



ときは切った方がいい体質なので(のど乾燥するし、起きたときだるいし)。 やはり暑い



らしい。 とはいえ、この週末は雨っぽい天気のおかげで多少気温は下がっている



のだけれど。 この調子だと、暑さで目が覚める日も近い。





 <『glee』の俳優、ホテルで突然死>、という見出しが飛び込んでくる。



 誰のことですか?、とよく見れば・・・フィンじゃないか!!



 えーっ、レイチェルとはプライベートでも付き合ってて、近々結婚するとか言ってなかった



ですか? え、薬物中毒で更生施設に入ってたの? 『glee』シーズン4の後半から出番を



減らしてリハビリ中だった? そうなんだ・・・あたしまだシーズン3までしか見てないけど、



ていうかメインキャラの一人じゃない! フィンなしでどうするんだ!



 なんだか・・・ヒース・レジャーが死んだ時と状況が似てるなぁ。



 『glee』のコンサートムーヴィも前に見たけど、日本よりももっときついスクールカーストが



しかれているアメリカの高校で、底辺にいるとみなされてそれでも腐らずにやっていく姿に



多くの人が希望をもらっていたのに・・・あたしもショックだけど、その人たちの気持ちを思うと



余計になんかつらい・・・。 フィンはいいやつだもん。



 このドラマのおかげでジャーニーが復活できたようなところもあるし、でもドラマ『glee』は



どうなるんだろ。 変わらないものなどない、すべてが予定通りに行くわけないんだけれど



・・・何故人はすぐ、このまま続くのが当たり前だと思ってしまうんだろう。





 三連休は家でひたすら録画したドラマの消化と、本を読むことにあてています。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月13日

奇跡のリンゴ



 これは見るかどうか悩んだのだが、中村義洋監督の初メジャー作品じゃないかしら?



(『ゴールデンスランバー』もメジャーだったのかな?)、と思ったのと、やっぱり地元



ネタだからね・・・ということで。



   それは、妻への愛でした。



 子供の頃から何かの仕組みを細かいところまで調べていかないと気が済まなかった



秋則(阿部サダヲ)は、リンゴ農家の二男であるが故に学校卒業後に東京の会社に就職。



しかし幼馴染であこがれの美栄子(菅野美穂)の家に婿入りすることになり、リンゴ農家に



なることに。 が、リンゴのための農薬散布が妻の体調を崩していることを知り、無農薬で



リンゴを育てることを決意するのだった・・・という話。



 現在、主流のリンゴは生食用に品種改良を重ねに重ねたもの。 人が食べて甘いのだから



虫にとってもおいしいのだろうし、病気にもかかりやすい。 なので無農薬でリンゴを育てる



のは無理、と言われた時代のことで、周囲のリンゴ農家からは当然反対されている。 しかし



それでもあきらめなかった不屈の人の物語といえばさにあらず、これでいいのかとさんざん



迷いながらちょっと精神的にもやばい時期もあったし、収入ゼロに落ち込んでの貧乏暮らしも



あり、それでも家族や仲間の支えや理解があってこそ!、という非常に日本人好みの話



かなぁ、という気が。



   菅野さん、貧乏時代の洗いざらしのシャツ姿でもお美しい。



 ご当地映画特有のぬるさがなくもないが、本気の津軽弁でやったら字幕が必要だろうし



(多分あたしもわからない)、イントネーションの微妙さもここは受け入れておくべきだろう。



それにしても伊武さんの“津軽の頑固おやじっぷり”はすっかり板についていて素晴らしい



(地元のタレントさんが他のリンゴ農家の役で出ていたが、さすがに自然で聞きやすい訛り



だった)。 「したはんで」=「だから」、「したばって」=「だけど」といった接続詞は出演者の



みなさんマスターしておられました(そういうのは見る側も何を言っているのか予測できる



からかな)。



 農薬を使わないないため、リンゴの木についた虫を家族総出で取る場面が再三あるが・・・



どう考えてもこれはCGじゃない! ほんとに虫何百匹と揃えたのか!、と思うと鳥肌・・・



その努力のおかげで真実味が宿っております。



 雪に覆われたリンゴ畑から岩木山を望むショットには、ちょっと涼しい気持ちになった。



まぁ、あたしには八甲田山のほうが見慣れた眺めですが。



   理解のある頑固ジジイって、いいなぁ。



 時系列通りに進んでいくのでこの長さ(129分)は大丈夫か、と思ったが、意外にテンポ



よく進む。 美栄子の父(山崎努)が無愛想で怖そうなジジイっぽいけど実は・・・っていう



のはわかっていてもぐっときますなぁ。 登場人物ひとりひとりをしっかり押さえつつも



深追いはしない感じもさらっとしててよいのですが(感動を押し付けないから)、終わり方が



曖昧・・・。 どういう感じで終わるんだろ?、と心配していましたら、「えーっ、そんな、



なし崩しに?」だったのでそこは残念。 ラストがバシッと決まれば日本アカデミー賞の



作品賞とれるくらいのレベルなのに(まぁ、候補には上がるかなぁ)。



 日本の農家の職人気質な姿勢をよく描いていると思うけど、一言で説明できる解決法は



疑問(まぁ、わかりやすいですけど)。 木酢液に炭などを混ぜ込んだ特製消毒薬の話は



出てこなかった・・・期待してたんだけど。 描きたいのはリンゴづくりのディテールではなく、



無理難題に立ち向かう人と支える人たちの姿だったんだろうな。


posted by かしこん at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月12日

ハングオーバー!!! 最後の反省会/THE HANGOVER PART V



 サブタイトルに『最後の反省会』ってつけるセンスは素敵、と思う。 これは日本独自の



アイディアよね〜。



 さすがに三度目の正直、ということで今回彼らは酔っぱらわない。 なのに、ひどい目に



遭うという事態に。 これって、普段のおこないの問題ですか?



   もう しません。



 トラブルメーカーのアラン(ザック・ガリフィナーキス)は薬も飲まず、自覚なしでとんでも



ない行動を起こすのであの父親もブチギレ(そして悲しい結末に・・・)。 これはもういかん



だろと察した義兄ダグ(ジャスティン・バーサ)と、かつてベガスでのバチェラーパーティー



トラブルで親友というか世話係みたいになってしまったフィル(ブラッドリー・クーパー)と



ステュ(エド・ヘルムズ)が同行し、アランを更生施設に送り届けることに。 が、この旅が



平和に終わるはずもなく、オープニングでバンコクの刑務所を脱獄してきた(その描写は



もろに『ショーシャンクの空に』のパロディ)ミスター・チャウを探している大物ギャングに



とっつかまる。



   不意にジョン・グッドマン登場!

     彼の最近の働きっぷりをしっかり評価してほしい。



 「ミスター・チャウがどこにいるのかなんてまったく知らない、バンコクで会ったきりだ」と



必死に訴えるフィルだが、「アランはチャウとマブダチでメル友だ」と聞かされがっくり。



やはりアランといるとトラブルは避けられない。 早速ダグは人質にとられ(いつもそんなの



ばっかでかわいそう)、残された三人の<狼軍団:ウルフパック>はミスター・チャウを探して



ダグを救う旅に出るのだった・・・という話。



 そんなわけで「一見さんお断り! 1も2も見てから来てください!」設定なので、人物



紹介に説明や時間を割くこともなくガンガン話は進みます。 ただ酔っぱらって記憶を掘り



起こす・・・というストーリーではないので、おバカさ加減が足りない!、と思われる向きも



あるかも。 大丈夫です、エンドロール最後まで見てください。 爆笑をお約束します。



   感動の(?)再会。



 一作目から考えたら、ミスター・チャウといういかれた人物がここまでのキャラクターに



なるとは想像できなかった(というか、今回彼が主役では?、というくらいの大活躍?で



ある)。 その分、フィルの印象が薄い感は否めないのですが、彼は登場当時から既婚者で



子供もいる設定、ある意味<自分の役割を自覚した社会人>なわけで(だからリーダー的



存在であったし、アランはフィルに憧れていたのだ)、このトリロジーは成熟しきれないオトナ



コドモが辿る成長の道筋だった!、という至極まっとうな映画だったという意外な事実に



ちょっと感動。



 <女性版『ハングオーバー』>と言われた『ブライズメイズ〜史上最悪のウェディング



プラン』に出ていたメリッサ・マッカーシーを重要な役柄で出演させるなどサービス精神



満載。 『ブライズメイズ』を見た人は、この人とアランが出会ったらどうなるんだろ・・・と



思ったに違いないからね!



   この三人の切羽詰まったショット、よく見ました。



 だからシリーズ完結編としては、とてもよくできた作品だと思う。 おバカな彼らがちょっと



ずつ成長してくれたおかげで、リアルタイムで見てきた観客はいつしか彼らに愛情のような



ものを感じているのだから(アランに目が行きがちですが、実はスチュの変化は大きい)。



 なのでエンドロール後のやっちゃった感が素晴らしく、心おきなく大爆笑ができるわけです。



あぁ、やっぱりそう簡単に人って成長しないのね、と。



 そしてダグ(というかジャスティン・バーサが、かな?)がやっぱりかわいそうなのだった。


posted by かしこん at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

今日は5冊で。



 あぁ、そういえば先月末に出ているはずの創元推理文庫の新刊を買っていなかったよ、



とセンター街のジュンク堂へ。 ここもポイントカードサービスを始めたのでありがたいような



またカードが増えて大変なような・・・。



   ムーンズエンド荘の殺人/エリック・キース



 <雪の山荘版『そして誰もいなくなった』>と書かれちゃったら手に取らずにいられようか!



まるでミステリ古典時代の作品のようなタイトルだが、アメリカ本国でも発売は2011年と



新しめ。 作者はパズル作家としてのキャリアを持つ人物でこれがデビュー作だとか。



ハードボイルド系全盛のアメリカで、日本のいわゆる“本格物”を書いている人がいる、と



いうのは結構意外で新鮮です。 また、この表紙の絵も好きな感じさ。



   シャボン玉ピストル大騒動/ポール・ギャリコ



 この表紙には創元推理文庫ではないと思った・・・。



 これも<あたたかさと切なさが彩るロードノベルの名品、新訳決定版!>と紹介されたら



(しかも帯の裏表紙側にはロードノベルの名作『パイド・パイパー』の紹介が)、買わない



わけにはいかないでしょう。 こっちは日本初訳が1977年、冷戦時代のアメリカが舞台の



ようです。 ポール・ギャリコって名前は聞いたことがあるけど、読むのは初めてかも。



   満開の栗の木/カーリン・アルヴテーゲン



 これは厳密には新刊ではないが・・・(今年の1月に発売)、買うのを忘れていたのです。



柳沢由実子さん訳のスウェーデン作品だし、というのが購入の理由ですが、『喪失』



作者の人だとカバーの裏を見て気づく。 だってタイトルも表紙も、ずいぶんとタッチが



変わっているんですもの。 インドリダソンの新刊も出たけど、文庫まで待つ!



   天才柳沢教授の生活 34/山下和美



 『宇宙兄弟21』と同じ発売日だったのだが、近所のマニアックな本屋ではなぜか入荷



されず。 どういう基準だ! 巻数が増えれば増えるほど「買っている人しか買わない」



傾向が顕著だからだろうか。 でもオムニバス短編だから入りやすいと思うけど・・・。



 今回の教授は老いや病に向き合っていることが多かったような。 桜の木の下にいる



表紙も象徴的。



   やみなべ/桑田乃梨子



 これも「そういえば買ってなかったぞ」と思い出したやつ(普段自分がチェックしない出版



社のは、買いに行ったときにないと油断して忘れてしまう・・・)。



 <桑田乃梨子短編集>と銘打っているだけあって、いろんな短編の寄せ集め&完結した



シリーズの番外編や後日譚と、「どこにも収録するところがなかったんだろうなぁ」という



トホホな感じもまさに桑田マンガ。 なのにワイドサイズで出す図太さ、みたいな。


posted by かしこん at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月10日

わたしまけましたわ (← 回文)



 もう限界です!、と本日よりエアコンをつけました・・・。



 あぁ、微妙に敗北感。



 でも自分なりにがんばっていたつもりだったのです。 だけど先週末の金曜の帰り道で



ガリガリ君キウイ味とブラックチョコレートバー(共に赤城乳業)を合わせて5本を買って



帰ったんだけれど、日曜日の夜までにその5本を食べつくしてしまった・・・という事実から、



結構限界が近かったのだと思います(そして、冷たいものばかり食べたり飲んだりして



しまう影響で、微妙におなかをこわすという・・・)。



 だからエアコンをON!



 熱中症で日本全国で一日千人以上が担ぎ込まれた、と聞くとそれも仕方がないのかも、



と納得していましたら、去年のこのブログによればあたしは7月31日までがんばっていた



らしい! なんかすごいぞ、去年のあたし!



 しかし今年の暑さは急激にやってきたから、去年との比較対象もあまり意味がないん



だけど・・・まぁ、自己満足ですね。 節電のために体調不良になっても困るし。



 でも、一回つけ始めたらもう止められないわよね・・・。



 あぁ、早く秋が来てほしい。 夏が長いより冬が長い方があたしはずっと楽だと思う。


posted by かしこん at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月09日

再読・『夢の碑』



 どうしても、『雪紅皇子』が読みたい!



 という気持ちは結構前からあったんだけれど、そのときには品切れ状態でもう手遅れ



だった。 実家に行けば全部あるんだけど・・・。



 まぁ、話は覚えてるからいいんだけどさ、で、ごまかしごまかしここまで来ましたが、



ついに古本屋で全巻セットに出会った!!!



   夢の碑(全20巻)/木原敏江

     さすがに外伝はなかったのです・・・全編、“オニ”をテーマにした連作集。



 これが¥3,800−だというなら、買うしかないでしょ!



 が、本編が全部あるとなれば、それ以外にも読みたいものはあるわけで。



 しかし『雪紅皇子』に飛びついて読むのはあまりにはしたない。 次に好きなのは



『風恋記』なんだけど、4巻半ぐらいの長さだし読んだら絶対泣くのはわかっているので



一冊で終わる『ベルンシュタイン』『煌のロンド』収録の第3巻にまず手を伸ばした。



今回、タイトルには<再読>と書いておりますが、中・高校生時期にもう何回読んだか



わからないんですけどね。 でも何年ものブランクを置いてまた読むという意味で。



 ある意味ウォーミングアップ、というつもりで読み始めた3巻で、こちらの予想以上に



あたしは泣いてしまい、「あれ?!、こんなに泣けちゃったっけ!」と狼狽。



 ・・・思い出しました、泣いてました。



 その勢いで最後の話『淵となりぬ』を読み、あの頃も泣いちゃったけど今になって



わかったこともあって、となると物語に入り込むことを止められず、ティッシュの箱を横に



置きながら耽溺しました。



 あぁ、なんて切なくて、苦しくて、美しくて・・・そして濃密で見事に構成された物語だろうか!



わかっていたつもりだけど、改めて思い知る。 そして多分高校生のとき以上に泣いている



あたしって・・・。



 『鵺』のあとに『青頭巾』を読んだら、当時はただのナルシストだとしか思っていなかった



秋篠の心情が見えてきたような気がして、他の物語でも脇役にすぎない人たちにもしっかり



その人の人生や生き様が反映されているのに気づいて余計に泣いてしまう。 木原敏江



マジックというか、この方の語り、言葉数の響きが美しいリフレインに負ける。



 平安〜鎌倉〜室町、南北朝、江戸という時代が舞台だから、歴史に関しての理解が



あの頃よりも深まったということかもしれないけど、でもやっぱり『風恋記』の実朝さまが



いちばん好きだったりするのよ。 『雪紅皇子』の映さんは少し実朝さまに似てるよね。



 と、そんな感じでどっぷり漬かりました・・・。



 多分大長編にできるだろう題材を4巻前後でまとめあげる腕前、潔さ。 その濃度の



物語を次々繰り出すパワー、マンガ家も体力勝負なんだとわかる。 だからいい時期に



描き上がった素晴らしい名作だと思う。 なのになんで絶版状態なのか・・・。


posted by かしこん at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

ローマでアモーレ/TO ROME WITH LOVE



 これまた微妙にふざけた邦題である。 内容が軽くふざけてるからいいのか・・・。



 が、とても驚いたのは、観客のほとんどがシニア層で占められていたことだった。 そして



ウディ・アレンが映る度、彼が面白くもないジョークを披露する度、どっと笑いが起きる。



もしかしてみなさん、ウディ・アレンファンの世代ですか?



 これまで、本人が出てない映画(『ミッドナイト・イン・パリ』や『人生万歳!』など)を見て



きたあたしですが、たまたまタイミングがという可能性もあるけれど、やはり本人が出て



ないのと出ている作品ではお客さんのカラーがなんか違うよ・・・。 むしろ、この日の



お客さんたちはジェシー・アイゼンバーグやエレン・ペイジのことなど知っているのだろう



か?、という気持ちにさえなるほど。 同時代の強みというか、そこから外れたものには



わからぬ連帯のようなものがここにはあったような気が。



   すべての愛<アモーレ>はローマに通ず



 『ミッドナイト・イン・パリ』に続く「頼まれたのでその街を舞台に映画を撮りました」第二弾。



今回の舞台はローマです。



 ローマに観光に来たアメリカ人の学生が現地の男性と運命的に恋に落ち、婚約をした。



娘のために嫌いな飛行機で音楽プロデューサーのジェリー(ウディ・アレン)は妻とともに



ローマにやってくる。



 ショッピングモールの建築家として大成功を収めている男(アレック・ボールドウィン)は



商談のためローマに訪れていた。 貧乏な学生時代この街に住んでいた彼はかつての



アパートを探していると、かつての自分のような建築学生ジャック(ジェシー・アイゼン



バーグ)と知り合い、家に入れてもらう。 ジャックは恋人と同棲中だが、その恋人の友人



モニカ(エレン・ペイジ)がやってきたことからジャックの心は乱れ始める。 建築家は



「やめておけ」と大人の忠告を繰り返すが・・・。



   この二人がなんかよかったなぁ。



 新婚旅行&親戚縁者へのお披露目の意味で片田舎からローマにやってきた若夫婦。



が、妻は入り組んだローマの街中で道に迷い、ちょっとしたトラブルから夫はデート嬢



(ペネロペ・クルス)を妻だと紹介しなければならなくなる。



 ただの凡人、とナレーターにも言われてしまう男レオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、



ある日突然マスコミに取り囲まれてみんなの話題の人になってしまう。



   これって筒井康隆の『おれに関する噂』とほぼ同じ。



 と、そんな4つのエピソードが同時進行に織りなされる映画なのだが、この4組の登場



人物たちがストーリー上まったく交錯することがないのが残念。 これがピタッとはまった



ならもうちょっと盛り上がれたのにな、と思う。 ま、オペラがらみのエピソードは会場が



大爆笑なほど面白いですけれども。



 ただ、どちらかといえばシニカルな語り口が特徴のウディ・アレン作品にしてはなんだか



底抜けに明るいのは、やはりイタリア・ローマという土地とそこに住む人々の陽気さのせい



だろうか。 スノッブさ全開でアメリカ的価値観をローマの人に押し付けまくるジェリーに



ムカムカしながらも最終的ににくめない範囲で終わるのは、「ま、いいじゃないか」と受け



入れる娘の婚約者の父親(テノール歌手のファビオ・アルミリアート!)の存在故だし。



まぁ、そこまで引きずらない内容(映画館を出たらあとには残らない)だからかもしれない



けど。 そういう軽さも、ときにはいいかな。



 そうそう、あたしがウディ・アレン苦手なのは、「僕は当然スノッブじゃないから、こうやって



実にうまくスノッブを演じられるんだよ」って態度が露骨に感じられるからだとわかったのは



収穫だったかな〜。 つまりは<アメリカ人>という価値観をずっと追求しているのがウディ・



アレン映画だということなのかも。


posted by かしこん at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

最近の気になる洋楽



 先日、タワレコ試聴機にて気になっていたアルバムを、結局入手。



 まずはこちら・・・。



   THE ADVICE

        バンド名でアルバム名なのか・・・。



 試聴した一曲目“YOU GIVE ME”が非常にマルーン5っぽいというか、ポップでレトロ



路線の曲調だったので(全員がヴォーカルをとるのか?、というスタレビ気質も感じつつ)



気に入りました。 アメリカのバンドらしい・・・輸入盤を購入しましたが、向こうでもCDは



売れていないのだろうか? 当たり前のように歌詞カードがついているのがありがたい。



 全曲レトロ(エレ)ポップ路線で行くのかと思ったら、途中で正統派のロッカバラードを



披露したり、カントリーサウンドに寄せていったりと幅広さを見せつける。 でも、そんな



懐の広さが<ポップス>というジャンルなんですけどね。



 気に入りました! でも全11曲で37分そこそこって・・・潔すぎるでしょ。





   NIGHT VISIONS/IMAGINE DRAGONS



 これは小林克也の『ベストヒットTODAY』が地上波深夜に放送していることに気づいて



見始め、毎週のチャート20位から1位までの紹介の中で見つけた。 放送では一部しか



流れず、フルコーラスかかってはいなかったんだけど、自分の好みっぽい曲はすぐわかる



もので。 それがアルバム3曲目の“It's Time”



 こちらもアメリカのバンドですが、醸し出す雰囲気はどこかUK。



 コールドプレイやU2、キーンみたいなところもあるし、ヴォーカルの声が違うので印象は



まったく違うが、同じくアメリカのバンドだけどUKっぽいバンド、ディッシュワラやトード・ザ・



ウェット・スプロケット的なものも感じなくもない(ということはREM的でもあるということか)。



でも彼らよりサウンドはメジャー路線かなぁという気がする。 テレビドラマや映画のテーマ



ソングを任されたら一気に売れそうなポテンシャルを感じます。





   SOME NIGHTS/FUN.



 これはなんとなく買うつもりはなかったんだけど、800円台というお手頃価格に手が



伸びてしまいました。 今年2月のグラミー賞で何冠かとったバンドで、その対象曲“WE



ARE YOUNG”
はドラマ『グリー』でも使われてたから知ってたけど、改めて聴いてみた



ことはなかったなぁ、と思って。 そしたら大当たり!



 60年〜70年代のロッカオペラみたいなサウンド展開、更に厚みのあるコーラスは確実に



クイーンを思い出させる。 またヴォーカルの方はフレディ・マーキュリーとは全然違うけど



声量は確かだし上手い。 ザ・フーなんかも思い出させますが、リズムンベースがアフリカン



ミュージックってところが面白く、今っぽいところ?





 と、買った3枚とも自分としては当たりで、大変うれしいです。



 が、高橋優の次のアルバムが7月10日発売とか・・・当日買いに行けるのか!?、予約



入れるべきか悩み中。


posted by かしこん at 06:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

探すべきはアート柄



 今シーズンのカバンのトレンドは、クラッチバッグにキャンバストートの二個持ち、だ



そうである。 それって、荷物の多い人が「それでも小さいカバンを持ちたい!」という



苦肉の策のような感じがしなくもない・・・。



 しかし、ということは、エコバッグも兼用みたいなキャンバストート市場に、どんどん



派手なアート柄が参入する、ということでは! だったらほしいなぁ。 そしてあたしも



小さいカバンを持って歩けるかも。



 というわけで実際にお店を探して回る時間がないので、先にネット検索。 今はセール



時期なので値段に惹かれてしまうと、やはり地味目(もしくはブランドロゴでかでかタイプ)。



北欧テキスタイルみたいなやつがいいんだけどな・・・でもマリメッコだとシャレにならない



値段だし。 ジャーナルスタンダードは・・・まぁ、悪くない。 でももうちょっとアートっぽい



のがいいなぁ。



 美術館にある現代アートはさっぱりわからないのですが、そもそもモダンアートが生きる



道ってこっちの方向じゃないだろうか、という気がする。 ファッションや、街の中にあるもの、



日常を彩るものとして(信号やら標識やらもそんなデザインを取り入れていけば、風景が



洗練された感じがして落書きやらゴミのポイ捨てなんかもなくなるような気がするんだけど



・・・甘い考えかしら)。



 そんなわけで、アート柄のキャンバスバッグを探したい気持ちになっています。


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2013年07月05日

追悼 リチャード・マチスン



 ふと、東京創元社のページを開いたら、6月25日付のトピックスに、



  リチャード・マチスン逝去 とあった。



 なんだって! また、あたしが死なないと思っていた人が、いなくなった・・・。



>ホラー、ファンタジー、SF等、多岐に亘るジャンルで活躍したニュージャージー州

>出身の作家、リチャード・マシスンが2013年6月23日、ロサンゼルスの自宅にて

>逝去しました。享年87。



 ブラッドベリほどではなかったけど、近いお歳だったんだな・・・。



 いろいろと面白いけど、やっぱりあたしは『ある日どこかで』が好きです。



 また読もうかな。



 『闇の王国』の続編的な話もあったけど、どうなったんだろう。





 逝去、って聞かされるとショックなんだけど、作品群はまだ確かにあたしの記憶にも



手元にもある。 だから作者がなくなったと知っていても、いつしかちょっと忘れかけて



しまうのだ。 それは役者やアーティストも同じで。



 年々、沢山の人を見送る。 あたしの好きな人たちもどんどん。



 これが諸行無常なのかな、って、思う。


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2013年07月04日

殺しのナンバー/THE NUMBERS STATION



 ジョン・キューザックスペシャル、パート2です。



 しかしこれもひねりがない、ちょっと昔の映画みたいな邦題(スティングの“Murder By



Number”が頭をよぎった)。 “THE NUMBERS STATION”とはいわば“乱数通信局”、



暗号として使う数字を短波で放送する基地のこと。



   生き残るために――誰を信じ、誰を守り、誰を殺すべきなのか?

        今、この瞬間にも――「暗殺」「テロ」「麻薬取引」「クーデター」の

        数字化された暗号指令が、公共電波で流れている!



 CIAベテランエージェントのエマーソン・ケント(ジョン・キューザック)は最近仕事に



疲れを感じてきていた。 必要のためとはいえ若い娘の口を封じなければいけない状況に



辟易していたのだ。 それを感じたボスは彼を第一線から外し、イギリスの片田舎にある



乱数放送局に回す。 ていのいい左遷ではあるが、同時に休養のつもりだった。



 新たな任務はその局で送信係として働く暗号作成のエキスパート、キャサリン(マリン・



アッカーマン)の護衛。 危険な世界にいることは承知の上なのに、あくまで明るく無邪気な



キャサリンの言動にエマーソンは殺伐とした現実を一時忘れて癒されるような気持ちになる。



とはいえ恋愛方面に進まないのがこの映画の(というかジョン・キューザックのサスペンス



映画全般の)いいところ。 男女間云々ではなくてあくまで人対人、大きく括った人間愛



みたいなものがあるのです。 字幕ではエマソンになっていたけど、普通はエマーソン



だよねぇ、字数の都合でしょうか(しかもエマーソンってファミリーネームだと思っていた



・・・ま、エージェントだから本名ではないのかもしれない)。



 が、のんびり平和な任務のはずが、突然の襲撃を受けて・・・という話。



   このカットだけ見るとラジオ局にいるようですが

     (ある意味ラジオ局なんですが)、流すのは数字を読む声だけです。



 カスパー・バーフォードって知らない監督さんだなぁ、と思ったらデンマークの人らしい。



そう言われると景色を切り取るカットにはなんだか北欧っぽさがある気がする。 多分



低予算なんだろうけど、主な舞台を地下にある放送局に限定することでそれを感じさせない



出来になっている。 いきなりの爆発のせいで耳をやられた描写を、その人がどう聞こえて



いるのか観客にも体験させる手法はリアルで面白かったです(オープニングの静かなる



スリリングさも素敵!)。



 キャサリン役の人、見たことあるなぁと思ったら『ウォッチメン』の一人じゃないですか!



年齢がわからない感じがよかったです。 エマーソンのボス(リーアム・カニンガム)も



CIAの管理職にしては人間味がにじみ出てしまう人でかっこいいと思ってしまった(勿論、



それは彼の一面だけかもしれないのですが)。



 そう、サスペンス・アクション映画のくくりでありながら、これは人間性の話。



 エージェント(スパイ?)として生きていくことがいかに個人の尊厳を損なうのか、感情を



麻痺させることができない人間は<非情な組織>にどこまで耐えられるのか、ということ。



となるとどこで自分のポリシーを貫くか。 スパイの世界だと生死に関わってきますが、



ちょっとした組織の中に身を置く人ならば誰しも心当たりがある問題。 だからこそ、彼を



応援したくなってしまうのでしょうか。



 襲撃してきた組織は何者なのか、とか謎のままの部分も残りますが、それはそれで



いいような気が。 くたびれた男を演じるジョン・キューザックをどうも見捨てられないのは、



彼の睫毛が長すぎるからだとこの映画を見て気づきました。



 これからもサスペンスの似合う男でいて! そしてB級映画の牙城も守って!


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2013年07月03日

ファインド・アウト/GONE



 とりあえずミステリーっぽいと思えば見ておきたい気持ちになるあたし。 先日の



『コレクター』でちょっと変化球とはいえミステリの見事さを見せてもらったので、その



感動(?)を再び、みたいな気持ち。



 ジル(アマンダ・セイフライド)は以前誘拐され森に監禁されたが、殺される寸前に



どうにか逃げ切り、森で凍死寸前のところを救助された。 が、現場にはジルの証言を



裏付けるものは何も見つからず、深い森では監禁場所の特定もできない。



 結局ジルは精神障害なのではないか、と緊急入院をさせられたこともあって、警察を



信用していない(しかし捜査をしてもらうにはそこと交渉するしかないのだが)。 今でも



ジルは自分で森を歩いて現場を探している。



 ある日、ジルがバイト先のダイナーから戻ってくると、一緒に暮らしている妹のモリー



(エミリー・ウィッカーシャム)の姿がない。 翌日から大切な試験があり、絶対黙って



外出などするはずがないのに。 ジルは気づく、「あいつが戻って来て、モリーを連れ



去ったのだ」と。



   すべて彼女の嘘なのか。

          あなたが真実を見つけ出す衝撃のミッシング・スリラー



 早速警察に乗り込むジルだが、パワーズ刑事(ダニエル・サンジャタ)やレイ・ボーズマン



警部補(マイケル・パレ)など明らかに<ジルは精神障害>だと思っているので、「妹は



ちょっとボーイフレンドと遊びに行っただけだよ」と取り合わない。 唯一、新任のフード



刑事(ウェス・ベントリー)だけがジルに興味を示すものの先輩方の目もあってこっそり



携帯電話の番号を交換するだけ。 「何かあったら力になるよ」とは言うものの・・・。



 主人公の一人称でほぼ全編引っ張るタイプは結構珍しい。 観客としては、手掛かりを



追うために会う人から何らかの情報を聞き出すためにすらすらと嘘をつくジルの姿から



「これだけよどみなく嘘がつけるのだから彼女の言うことは信用できない」と感じるべき



なのか「本当のことをいくら言っても信じてもらえなかったのだから、通りのいい嘘で



情報を引き出すことに慣れてしまったかわいそうな人」と思うべきなのかが問われます。



物語は彼女視点なので、もし仮に彼女が精神障害だとしてもそのことに自分で気づいて



いなければどうなの?、という可能性もあり。



 が、映画はそれだけで放置するわけがなく、新任の刑事に中途半端なハンサムを置いて



みたり、ダイナーでのジルのバイト仲間にジェニファー・カーペンターを配してみたりとミス



リードへの態勢は万全。 ジルが尋ね歩く先で必ず次へつながる手掛かりが与えられる



のは、まるでRPGみたいだし、ここまでいろいろ次から次まであやしい人が出てくると



「結局誰だ、お前!」と印象が薄い。



   それにしても態度の厳しい警察。

    かつて「おとなしい女子大生が行方不明」、の報に接してローラー作戦で探し当てたら

   彼女は彼氏とモーテルでしけこんでただけでした・・・という出来事が捜査陣の相当の

   トラウマになっている模様。



 が、ジルは自分のトラウマと対峙するため、妹を探し出すため奔走する(ここだけの話、



最初のうちはジルの妹はお姉さんだと思っていた! アマンダさん、童顔!)。



 ま、ジルが結局一矢報いた話ってことで多少の爽快感はありますが、よく考えたら全然



爽快でもなんでもないのでした。 あ、アメリカでは精神科に強制入院させられた過去が



ある人は銃を携帯するとそれだけでつかまるんですね〜。 アメリカ銃社会の意外な厳格



ルールを知りましたよ。



 ほぼ出ずっぱりのアマンダさん、実はアイドル映画でしたか?(何故かシャワーシーンも



あったし)。 でも一人で全編を引っ張る力があることはいいですね。



 世界では一年間に数えきれない人たちが姿を消しているという。



 自分の意志で消えたならともかく、事件に巻き込まれていないことを願うばかりです。



それにしてもアメリカ、シリアルキラー多すぎるよ!


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2013年07月02日

別にいいんじゃないですか。



 ちょっと貧血でぶっ倒れまして、日々の睡眠不足を取り戻す勢いで爆睡してしまい



ました。 今朝はPC開いてなくてすみません。



 そしたらすごい話題が出ていたのですね・・・安藤美姫選手、既に女児出産!、の報。



 あー、トヨタを急にやめた理由はそれだったのか・・・と妙に納得。



 世間的にはシングルマザーであること・父親の名を言えない・ソチが迫っているのに



スケジュール管理できていない、と一部から非難の嵐のようですが・・・いいじゃないか



別に、とあたしは思ってしまいますけど。



 「ちゃんと避妊しろ!」って言ったって、今の技術では100%ではないわけで。 そして



父親のことが明かせないのは相手がOKを出してないから(つまり責任とれないダメ男



だからだ!)。 彼女が責められるとしたらダメ男と付き合ってしまったこと、でしょう。



 自分で子供育てて、ソチも目指すし、でも今シーズン限りで引退、ってのは彼女なりに



考えた上でのせいいっぱいの妥協案だと思う(今すぐ引退、という道だってあったわけだし)。



 ただ、自分が「女の子だから」という理由で出産したかった、と言われてしまうと、こちらと



しては「すみません、女ですが出産してなくて申し訳ないです」と言いたくなってしまう・・・



いや、「女なんだから出産を経験したい、それが女性としての幸せ」って思える人はすごく



幸せだとあたしは素直に思います。 そういう家庭で育ったんだろうなぁ、って感じるし。



 父親なんかいなくっても子供は育ちますよ。



 自分の決心と子供のために頑張ってくれればそれでいいと思うし、外野がわいわい



言うことではないのでは・・・。 まだまだ日本は、保守的ですね(いい保守と時代遅れの



保守があるから、そこは使い分けようよ、です)。


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2013年07月01日

GATACA/フランク・ティリエ



 あの『シンドロームE』の続編を読み終わる。



 なんというか・・・まさか、マイクル・クライトンみたいになるとは意外でした。



 「なんじゃこりゃ?!」のエピローグで終わった『シンドロームE』の続きからスタート



ですが、一応これだけ読んでも問題はありません(むしろ『シンドロームE』だけで



終わってる方が落ち着かないと思う。 大変後味悪いですが、結果は出ますから)。



 現在のフレンチスリラー界の王道、なのかな。



   G・A・T・CはDNAの塩基配列。



 左右差(右利きか左利きか)について研究している大学院生が惨殺された。 捜査を



進めるうちに、人類学を学んでいるはずの彼女が凶悪な殺人事件を起こした死刑囚たちに



面会していることがわかる。 いつしか事件は人類の進化と本能としての暴力性の存在に



まで踏み込んでいく・・・という話。



 クロマニョン人とネアンデルタール人、環境に適応するという意味での進化、左利き、



乳糖不耐性(牛乳を受け付けない体質)、ジャングルの奥地に住む少数民族などなど、



風呂敷を広げるだけ広げて展開させる壮大さはまさにマイケル・クライトン的でお見事。



ただ、そっちに力を入れてしまったがために殺人事件のディテールが微妙(犯人はそれで



問題ないですが、そこまで残酷に殺す理由あり?)。 しかも、今回はまともに終わるかと



思ったのにやっぱりエピローグには不穏な雰囲気が。 まだ話は続くらしい・・・。



 なんでもハリウッドがこのシリーズの映画化権を所得したそうで、やりかねないというか



そういう仕上がりがなんとなく予想できる感じがしないでもない。 アンハッピーというか



後味が悪い話のほうが好まれるというか、リアルだと感じるのだろうか。



 ちなみに「アジア人の90%は乳糖不耐性」と言われてましたが・・・それは「牛乳を



飲んだらおなかがごろごろする」ってレベルでしょうか(でも乳糖不耐性のヨーロッパ人は



口に入れただけで吐き出すレベルに描かれていたんだけど)。 殺菌済みの牛乳ならいい



とか? それとも日本人含めアジア人も多少牛乳に対する経験値が上がってきたってこと?



 そう思うと地球は広いとか、民族差ってあるんだなぁ、としみじみしたりする。


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