2013年06月29日

エンド・オブ・ホワイトハウス/OLYMPUS HAS FALLEN



 顔は好みではないはずなのですが、何故かジェラルド・バトラーが好きです。 このあと



『ホワイトハウス・ダウン』という同じ題材の映画が控えていますが、いいキャスト揃いと



いう点でこっちの方が一歩リード。



 シークレットサービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)はベンジャミン・アッシャー



大統領(アーロン・エッカート)の信頼も厚く大統領警護の中心的人物だった。 が、事故で



大統領夫人マーガレット(アシュレイ・ジャッド)を救えなかったことから身を引き、今は



財務省でデスクワークをしている。



 独立記念日の翌日、ホワイトハウスへ向かう不審な飛行機が現れたことがすべての



はじまり。 韓国の大統領との会談中にホワイトハウスはテロ攻撃を受け、周囲は死体の



山と化す。



   必ず、救出する。

                 取り戻せるのか? タイムリミットは7時間。



 原題の「オリンパス陥落」は「ホワイトハウスが敵の手に落ちた」、という意味の暗号(と



いうか、符丁?)。 テロリストたちの攻撃は容赦なく、「これって『24』か!」というくらい



結構ひどい。 現場にたまたま居合わせてしまったマイクが孤軍奮闘することになる



わけですが、その姿はジャック・バウアーに重なります。



   さすが、以前特殊部隊にいただけのことはある!



 しかもテロリストが北朝鮮というのが、中国を悪者にできなくなってきたアメリカ側の最終



手段という感じでリアルです。 彼らの要求は日本海にいる第七艦隊の撤退(そうすれば



半島内の緊張が高まり大混乱を引き起こすだろう、というのが彼らの狙い)なのですが、



この映画にまったく日本の影がちらつかないのが逆に面白くて、あえてこの話に巻き込ま



ないのがアメリカからの日本への配慮なのかなと思ってしまった。 しかも韓国と北朝鮮を



真っ正面から取り上げておきながら、実は半島側にまったく配慮してないアメリカの姿勢



には大爆笑です(テロリストが普通に「Sea of Japan」と言っていたり、アメリカ軍が韓国を



占領地と思っている台詞があったり)。



 アメリカ大統領、副大統領、国防長官が人質になっている以上、最高指揮権は下院議長



なのだそうで、登場したのはモーガン・フリーマンでした。 あなた、『オブリビオン』にも出て



いたのでは!(更に言うと、国防長官はメリッサ・レオなのだった。 『オブリビオン』から主要



キャストが二人もダブっていることにもまた笑う)



   やっぱり声がいい・・・

                しかも下院議長はSpeakerと呼ばれるそうです。



 モーガン・フリーマン、今回はやけに白髪でしかもくるくるしてたし(エンドロールで、彼



専属のヘアスタイリストがいたことがわかる。 他のキャストには誰にもついていないのに)。



と、次々個人的事情から笑いが止まらないのでありました。



 人がいっぱい死ぬんですけどね〜。 そういう意味ではコンパクトに出来上がった『24』



だと思うんですが。 ツッコミどころは多々あれど、俳優たちの熱演も楽しみながら盛り



上がり、あとに残らないアクション映画ということでいろんな人が楽しめる作品かと。



   子供も助けたりしますし。



 ただあたしが気になったのは、冒頭の大統領夫人の事故の原因は何だったのか・そこは



シークレットサービスがあんなにいて防げないことだったのか(通り道の点検も事前にする



んじゃないの?)、ということ。 まるでただマイクに<元シークレットサービス>の肩書を



トラウマとともにつけるためだけのシーンだった感じがして悲しい(あたしはてっきりそれも



テロ攻撃と関係しているのかと思ってしまっていたよ)。



 それにしてもアーロン・エッカートが大統領とは、ハービー・デント、出世したなぁ・・・と



ちょっと夢を見てしまいました(ジェラルド・バトラーも好きだけどアーロン・エッカートも



好きなのさ)。



 アメリカでは国の復権は家族(近しい人も含んで、広い意味での家族)の復権と同じ



なのね、ということを実感させる映画でもあり、ホワイトハウスすらも安全ではない、という



価値観は911後のリアルが生み出したものですかね。


posted by かしこん at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする