2013年06月28日

オブリビオン/OBLIVION



 トム・クルーズ映画、次はSFで。



 『トロン:レガシー』の監督の作品ということで・・・結構これも大コケしたのにポスターに



書いてもらえるんだ〜、じゃあ『アフター・アース』のM・ナイト・シャマランの扱いはなんで



なの?、とまたも疑問が浮かぶ。 ま、この映画には関係ないんですが。



   何故、彼は人類のいない地球に残されたのか――?

         この未来は誰も予想できない。



 2077年、謎のエイリアン“スカヴ”の突然の侵略により月は破壊され、地球は壊滅する。



生き残った者たちは他の惑星に移住するが、海水をエネルギー源にするための巨大工場を



侵略者たちから守るためにジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア(アンドレア・



ライズブロー)のふたりが交代制の任務のために地球にいた。 任期もあとわずか、次の



チームと交代する日も近いが、ジャックは地球に対して言いしれぬノスタルジーと愛情を



抱いていることに戸惑う。 スカヴとの戦いは60年前のことなのに、彼の夢にはそれ以前の



地球の光景が、そしてある女性が出てくるのだ。



 『トロン:レガシー』同様、大変映像は美しい。 美しすぎてストーリーを追いかけることを



忘れてしまうほどに。



   二人が住むスカイタワー。

     端っこにちょこんと乗っているのがジャック専用のバブルシップ。



 ちなみにタイトルは“忘却の彼方、忘れ去ってしまったこと”の意で、もうネタばれでは



ないですか。 ていうか、このテーマ、萩尾望都の『A−A’』じゃん! 20年以上前に



48ページのマンガでやったことを2時間以上かけてやったのか(しかも作品の完成度と



しては向こうの方が上)・・・ということで個人的には点が辛くなりました。



 でもSF(スペースオペラだけではない方向で)に慣れていない人たちに見てもらって



面白さに気づいてもらうためには、トム・クルーズ主演はやはり最高の宣伝材料なのかも



しれず。 そして今回はアクションもあるけれど、ジャックの内面的葛藤をナレーションと



表情で十二分に表現しており、普通に芝居がうまいではないか!、と心の中でどよめくよ。



 すみません、あなどっているわけではないんですよ。 ただ、何をやってもトム・クルーズ



じゃん、と思ってしまうような<スター>が持っている演技力にあたしはどうも気づくのが



遅いのです・・・。



 本部との連絡係として上司のサリー(メリッサ・レオ)があまりクリアーではない映像と



声だけで登場するのですが、それでもメリッサ・レオだとわかるのがすごいね! ジャックが



地球に降り立つ実行部隊、ヴィクトリアは住居兼基地にいる通信担当なのだけれど、彼女を



演じるアンドレア・ライズブローは『ウォリスとエドワード』とも『シャドー・ダンサー』ともまた



違う顔! えっ、32歳なの!



 ジャックの夢に出てくる女性(オルガ・キュリレンコ)がこの映画的にはヒロイン扱いなの



ですが、あたしにはヴィクトリアの切なさのほうに胸を打たれたよ。



 そしてもう一人の主役とも言えるモーガン・フリーマンは、実際彼を主役にしてもう一本



映画がつくれるだろ、というキャラクター。



   声がいいんだよなぁ!



 地球に残された遺物としてアンドリュー・ワイエスの『クリスティーナの世界』が重要な



意味を持つことにもあたしはニヤリです。



 と、気に入っている要因が結構あるのにトータルとして満足度が低いのは何故か?



 実は密かに期待しすぎていたのかもしれない・・・。


posted by かしこん at 04:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする