2013年06月09日

未解決事件 file03



 新聞のテレビ欄を見て、今日のNHKスペシャルが『未解決事件』で、しかも題材が



“尼崎殺人死体遺棄事件”だと知って、一瞬絶句した。



 それは「もうやるのか!」ということと、「ある程度の形にできるほど事件の全容が



解明されたのか?」、という驚きとが混ざった感じ。 21:00からは日曜洋画劇場で



『臨場:劇場版』を見ようかと思っていたのだが(HDDにはWOWOWでイラン映画



『別離』を録画してもらいます)、とりあえずこっちを見てから『臨場』に変えよう、と思って



久し振りにリアルタイムにテレビを見る。



 そもそも<未解決事件>という性質上、きっちり結論まで描かれるわけではない。



消化不良は否めないことは過去の放送分からもわかっているのだが・・・90分では



まだまだ時間が足りないこともよくわかった(発表できる材料の量と質の問題もあるの



かもしれない。 今回は再現ドラマの時間比率がかなり少なかったような気もする)。



 まだはっきりしていないこと、いっぱいあるんだろうなぁ・・・。



 5つの家族を巻き込んだ事件、として立件されているが、それ以外に過去に2つの



家族もまた同様に破滅させられていた・・・というのは、他にも実はあるんじゃないの?、



と考えさせるのに十分である。 同じように露見していない事件もまだまだ沢山あるのでは、



という気持ちにも。



 しかし、再現ドラマ部分を見てたら、「ほんとにこれ、現代の日本か?」と思ってしまった。



まるで戦後の混乱期ではないのか!(いやいや、戦後のほうがもっと大変だということは



わかっています)。 一人の人間があがりこんできて、その一家みんなをいいように操る



なんて! ・・・時代に関係なく、人間個人というものは弱いものだとしみじみする。



 15年前の事件は警察の意識が「民事不介入」一辺倒だったからと言い訳もできるが、



北九州の一家監禁事件が明らかになって以降の時期の兵庫県警・香川県警の対応は



非難されても仕方がない。 現在は個々の相談の奥に潜むつながりを見逃さないようにと



専門部署ができたそうだが、県をまたいだらわからなくなる、みたいなことがあっても困る



ので、それを全国規模でサーチできるシステムの構築が急務であろう(そしてそのデータを



使いこなせる人員の育成も)。 番組的には、見て見ぬ振りをする現代社会がこのような



事件を生んでいる、みたいな結論だったが、警察に行っても何もしてもらえないのに一般



市民はどうしたらいいのだ。 推理小説じゃないんだぞ、こっちが監禁されている人を助け



出せば不法侵入と誘拐で捕まるじゃないか。 それとも刺し違えて死ねというのか。



 結局のところ、脅迫やその結果の洗脳と呼ばれるような状態に陥らないように、ひとり



ひとりが理性的に行動できるような人間にならねばならない、ということかも。 他人を



利用する人間に、つけこまれないように。







 その後、『臨場:劇場版』を見たんですけど・・・まさかの倉石さん、原作通りの設定に



逆戻り?! 致命傷ではないにしろ、刺されてんのにすぐ検視に入るってすごすぎ。


posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする