2013年06月16日

ヒステリア/HYSTERIA



 電動ヴァイブレーター誕生秘話、という感じで売りたいみたいでしたが、このポスターから



ラブコメテイストなのは明らか。 女性向けの映画でしょう、と思っていたら、たまたまかも



しれないけどあたしが見に行った日は男性客ばかりでした・・・なんで?(まぁ、PG−12では



ありますが)。



   100万ボルトのエクスタシー

  英国ヴィクトリア朝の仰天実話に基づく、世界初!女性のための“大人のおもちゃ”誕生秘話!!



 ヴィクトリア朝時代のイギリスって面白い、と常々思っていますし、イギリス的何かを成し



遂げようとする話(『ブラス!』や『フル・モンティ』、『カレンダーガール』みたいな映画)が



大好きなあたしとしては、この映画もそんな路線でとらえております。



 医学の進歩を町の人々のために役立てたい、と考える若き医師モーティマー・グランビル



(ヒュー・ダンシー)だが、総合病院の院長は頭が固く、瀉血さえしていれば快方に向かうと



考えており、彼が取り入れている細菌感染説には耳を貸してもらえない(なので病院で



ありながらも現代から見れば衛生観念はお粗末なもの)。 結局、そこを飛び出してしまう



グランビルは他の様々な病院や開業医のところの面接を受けるもののなかなか仕事が



決まらず、上流階級出身の悪友エドモント・セント・ジョンスミス(ルパート・エヴェレット)の



世話になっている。 そうしてグランビルがやっと見つけた仕事は、婦人科の権威である



ドクター・ダリンプル(ジョナサン・プライス)の診療所で女性特有の病<ヒステリー>と



向き合うことだった・・・という話。



   治療とは特殊な場所の<マッサージ>。



 時代は1890年のロンドン。 ヒステリーは性別に関係ないとされるまでにはもうちょっと



時間が必要な時期。 そもそも“ヒステリア”という言葉自体が“子宮”を意味するギリシア語



ですから。 上流社会ではそんな治療に女性たちが高いお金を払うし、労働者階級では



働き手として女性の存在はなくてはならないのに、参政権など社会的地位がないのは



どうよ、と考えるドクター・ダリンプルの長女シャーロット(マギー・ギレンホール)が巻き



起こす騒動と、次第にそれに感化されていくグランビルの関係がメインになっております。



   道路事情もよろしいとはいえないロンドン

      市内を自転車で駆け回るシャーロットがイキイキとしすぎていて、そりゃー

      グランビルも街中でぶつかっちゃいますよね。



 ヒステリーの原因は欲求不満である、というのも短絡的といえば短絡的ですが(重度の



ヒステリーで回復の見込みがないと診断されてしまったら、子宮摘出手術を受けないと



いけないのだ! なんて恐ろしい時代!)、手のマッサージでは限界があるので楽に素早く



効果を上げたい、と電動ヴァイブレーターが実は医療器具として開発されたものだった、と



いうのは面白いです(今でもそういう扱いなのでしょうか? コンタクトレンズみたいな?)。



 ともかく、これはマギー・ギレンホールの存在あっての映画です。 『ダークナイト』では



いまいち華のない感じに映ってしまっていたけれど、この映画ではひたすらにキュート!



時代物が似合うからかしら。 シャーロットの持論(女性の社会的地位の向上、など)が



述べられるとなんだか映画のテーマが変わってくるような感じもいたしますが、それも含めて



魅力的、ということで。



 見終わった後、ほのぼのできるいい映画でした。 やっぱりラブコメだったよ!



 ただ、エンドロールで電動バイブの歴史と変遷が流されるのですが、そこに日立製品が



あってびっくり。 Hitachiは「ハイタチ」と読まれてその業界では世界的に有名らしい!



実体は白物家電中心の企業だったなんて日本以外の人は知らないのかも〜(というか、



日立がバイブをつくっていること、それが全世界に出回っていることを日本人が知らない、



というべきか。 グローバルは身近なところに、ということ?)。


posted by かしこん at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

一時だけの、恵みの雨



 木・金と34℃越えの神戸、あたしはもうぐったりでした。



 そして土曜日は比較的早朝から雨が降りはじめ、やっと気温がちょっと下がる気配に



胸をなでおろす。 いや、ちょっと泣きそうになってしまうくらいにうれしかった。



 久し振りにぐっすりダラダラと寝られたかも〜。



 暑い二日間はほとんど食欲もなく、水ものだけですませてしまっていたので、今日は



しっかり食べましょう、と台所に立ってみたり。 しかし、ちゃんとしたものを食べたのに



(キャベツとえのきと鶏肉を鳥ガラスープと塩味をベースにハーブやスパイスなどで



炒めたものに、ごはんとお味噌汁)、胃腸が受け入れる態勢になっていなかったらしく、



お手洗いを何度も往復する羽目に・・・内臓から夏バテか!



 なんだろう、肉がまずかったのだろうか。 油も多くは使っていなかったのだが。



 だから冷たいものをあまりとってはいかんな、ということで麦茶はぬるいくらいで飲む



ことに(しかし部屋に出しっぱなしもできないので、つくりたてが冷めて以降は冷蔵庫に



行くことになる。 それ以後は、飲むときに軽く電子レンジをかける)。



 しかも、ちょっと涼しいのは今日だけで、あす以降はまた暑くなる(雨が降らない)らしい



じゃないか! なるほど、こんな天候なら水不足にもなりますよね、と北東北に住んで



いたら縁が薄い水不足の意味を知るのだった。



 暑いと頭も働かないわ・・・文章が浮かんできません。



 映画の感想、まとめたいのに〜。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月14日

今日は、8冊。



 今日も暑いじゃないか! なんとかしてくれよ!、といいたくなる最高気温34℃。



もっと暑い地域の方にはすみません、でもあたし個人には、結構限界の暑さです!



 というわけで錯乱防止のため、本屋に参ります。



   ちはやふる21/末次由紀



 えっ! 原田先生?! なんで、魚?!、とつい不思議に彩られる表紙に固まりましたが、



ならば原田先生大活躍の巻なのかしらと思ったらその通りでした!



 ともかくも精一杯・一生懸命な人たちばかりの中で一人異彩を放つ周防名人が、ちょっと



気になってきました。 できればこのままやなやつのキャラで最後まで行ってほしいなぁ。



   パタリロ!90/魔夜峰央



 『パタリロ!』って、もう90巻なのか、まだ90巻なのか・・・微妙な感じ。



 最近、ストーリーのショート化が激しかったのですが(落語的小話みたいなのが多かった



かな)、今回は何故か最後の一本が「つづく」に。 今更次に引っ張る工夫? 単なるページ



制限の問題?



 マザーコンピューターが(以前からだけど)、最近とみに人間チックになっていたのは



この中の話の長い長い伏線だったのかしら(そのわりにはすぐ解決してしまうけど)。



 偉大なるマンネリも結構なのですが、昔ながらの大長編もまた読みたいなぁ、と思うのは



贅沢でしょうか。



   天使の帰郷/キャロル・オコンネル



 <キャシー・マロリーシリーズ>第4作をあたしはずっと何ヶ月も図書館から借りっぱに



していて(しっかり延滞手続きしたり、一度返してまた借りるなど図書館のカウンターに出頭



してはいました)、でも気持ちの整理ができずにまだ読めていなかったんだけれど、東京



創元社が増刷をかけてくれたようで、シリーズ全作品のカバー刷新作品が本屋に並んで



いました。 早速ゲット!



   魔術師の夜/キャロル・オコンネル



 というわけでシリーズ5作目も。 『吊るされた女』はもう既に買ってあるので、これでいつ



でもマロリーの世界に飛び込めます(そのためには『天使の帰郷』が難関だわ)。



   お菓子の家/カーリン・イェルハルドセン



 こちらも北欧ミステリの新刊です。 マイブームのせいもあるけど、この暑さの前では



北欧に黙っていても憧れるわ・・・(ことにスウェーデンだし!)。



   エス/鈴木光司



 『リング』・『らせん』・『ループ』はわりとリアルタイムで楽しんだ口ですが、『ハッピー



バースデイ』を最後に貞子ものは書かないと言っていたのを読んだ記憶があったので、



まったく追いかけていなかったのです(その間に貞子はJホラー界のモンスターになって



しまって、変なのとコラボしたり大変だったようですが)。



 いつの間にか、続編らしきものが出ていたんですね・・・と手に取ってみた。



 主な登場人物として安藤という人が出てくるようですが、『らせん』の主人公も安藤だった



ような・・・関係あるのかな?



   日本SF短編50 V



 このアンソロジーももう三冊目。 冒頭にある<著者紹介>が結構面白いです。



特に1983〜1992年ということで、知っている人もより増えてきましたよ。



 個人的には田中芳樹がSFくくりだというのはちょっと意外。 なんとなく歴史小説のほうに



分類されてましたわ、あたしの中では。 『タイタニア』の4巻はほんとに出るのかしら・・・



5巻で終了なはずだけど終わるのかしら、そして最後まで出るのかしら。



 130巻まで書いて終わらなかった栗本薫と比較するのもどうかと思いますが、読者が



墓場まで持っていくシリーズが多いのはちょっとしんどいかな(『創竜伝』はリアルタイムに



読むからこその面白さ、だったと思うし)。



 まぁ、完結したとしても読み切れなかったとしたらそれは読者の責任ですけども。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

暑いんですけど!!



 三ヶ月ぶりぐらいに、美容院に髪を切りに行った。



 もう蒸し暑さに耐えられなくなっているあたしは、バッサリ切ってもらうことを所望。



で、バッサリいってもらったのですが・・・当日は美容師さんが華麗なるスタイリングで



仕上げてくれるので華やかさが出ますが、家に帰って髪を洗って・・・乾かしてみると。



 なんだか、『遺留捜査』の糸村くんみたいな髪になっていた(それよりは少し短い感じ



なのですが、シルエットが)。 ワックスやらスプレーやらで持ち上げたりふんわり感を



出さないと、この一ヶ月ぐらいあたしは糸村くんになってしまうわ!



 そして仕事場では、会う人ごとに「あ、髪切りましたね」・「さっぱりしたやんか」などと



言われ・・・<男性は女性の髪型の変化にあまり気づかない>と言われ続けていること



ながらこうみんなに言われるということは・・・それまでのあたしは鬱陶しい髪型だったん



ですね・・・、自分でもそう思ってましたけど(ばしばしと前髪をピンでとめていたりしていた



努力はかってください)。



 それにしても、暑いんですけど!



 6月上旬でもう30℃越えとかふざけてますか?



 (ちなみに明日の予報は最高気温34℃である・・・もう、エアコンつけたくなるじゃないか)。



 道理でやたら水分がほしくなったはずである。 食欲が・・・冷たいものの方に向かって



しまうなぁ。 ヨーグルトとか、フルーツゼリーとか、麦茶も1リットル以上飲んだかも。



 ごはん、あんまり食べたくない・・・ガス代の前に立ちたくない・・・。



 今年は<節電の夏>、しなくていいんですか? どうなんですか?



 窓を開けても風が入ってこないし・・・かなしい。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

大雨、来るの?



 今回の台風3号は日本列島に上陸しない見込みのようだが、しかも最接近は13日と



聞いたのだが・・・12日早朝4時前後からやたら強い風の音が。



 あたしが住んでいるのがマンション上階のせいもありましょうが(地上まで降りると風の



強さが全然違ったりするからね)、でもなんとなくイヤな感じ。 音が怖いんですけど。



 雨が降るなら降ってくれれば多少涼しくなりそうな気もするし、でも曇りのままだったら



湿度だけがどんどん上昇しそうだし・・・いっそのことガツンと来て電車止まって、仕事も



休みにならないかなぁ(考えることが小学生並み)。



 しかし今天気図を見てみたら、台風は予測よりも更に東側にずれている。



 こりゃ、あまり降らないかも。 そしてあたしは風の音にビビらせられるだけで終わりそう。



 ま、被害が出なきゃそれでいいんですけどね。


posted by かしこん at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月11日

オール・クリア1・2/コニー・ウィリス



 結局、ちょっと手をつけたらやめられなくなってしまい、勢いで2冊とも読んでしまい



ました・・・というか、これは途中でやめるのは無理よ。



 2060年のオックスフォード大学史学生はタイムトラベル技術を使って過去に現地



調査に行くのが習わし。 かくしてポリー、メロピー、マイクルの三人はそれぞれの



目的のために、どうにか1940年のイギリス各地に飛んだ。 過去に行くまでのごたごたと、



過去についてからのごたごた、それぞれの降下点(タイムマシンの入口のようなもの)が



開かなくてこれからどうなる・・・というのが『ブラックアウト』のあらまし。 だから描かれる



パートは2060年と、1940年・1941年ぐらいのはずなのに、ちょこちょこと1944年や



1945年の描写があって、これはなんなんだろう、とは思っていました。



 その謎が、『オール・クリア』1巻目の比較的最初のほうで解ける!



   となると、この表紙の意味もわかってくる。



 なので読むのがやめられなくなるわけですが、学生たちは歴史に関与してはいけない



ことになっているので、時代や場所に応じて名前を変えています。 だから最初は誰の



ことかわからなくとも、言葉の端々やモノローグなどからそれが誰と同一人物なのか



わかる! それがまた、長いこと読んできた自分に対するご褒美のようになるわけで、



メインの3人以外の時代人(タイムトラベラーではなくて、普通にその時代に生きている



人たち)にもどんどん愛着が湧いてくる。



 結局、土曜日は徹夜して『1』を読み切り、『2』に入る。



   VEデイの意味がわかった今日此頃。



 が、『2』に入るとどうも雲行きが急速にあやしくなる。 史学生は歴史に関与しては



いけないというか、そもそも関与しそうなときにはネット(タイムマシンのことです)は



開かないから、<ネットが開く=その時代に行けた>ということは学生が何をしたって



大きく歴史には影響を及ぼさない、というのがオックスフォード大学史学部ダンワージー



教授の大前提だったのだが、『ブラックアウト』冒頭でイシカワ教授に「それはあまりに



楽天的な考えで、目に見えないような小さな積み重ねが大きなうねりを引き起こすことも



ある」的なことを警告され、ダンワージー教授はずっと不安を抱えていたわけですが



(学生たちの降下スケジュールを次々キャンセルしたりね)、ここにきて再登場した



ダンワージー教授はすっかり老けこんでしまって、『ドゥームズデイ・ブック』で発揮して



いたリーダーシップは影も形もなくて、すごく悲しくなってしまった。



 そして1995年の大英戦争博物館での出来事もはさんで、大方の流れはわかって



きたぞ、と思っていたあたしに、ラストまであと80ページを切るぐらいのあたりから



怒涛のように感情の波が押し寄せてきて、取り囲まれて、ポリーのことを自分勝手だと



思ってイライラしたこともあったのに、全部そんなのすっ飛ばしてもう最後のページまで



涙が止まらないのである。



 名に聞こえし悪童、さんざん手こずらされたビニーとアルフのホドビン姉弟がこんなにも



成長するなんて!(泣いてしまう要因はそれだけではないんだけど、これ以上語るとネタ



バレになるから)



 サー・ゴドフリーも、教区のグッド牧師も(絶対帰ってくると思ってた!)、大好き!



 だからコリンとポリーは結構どうでもいいや、とか思っていたのですが、ラストシーンで



わかる事実に、またも「うおぉ!」と叫びたくなって(はっきりとは書かれてはいないんだ



けどね)、時空連続帯はカオスだけれど必要なところはちゃんとつなげていくんだなぁ、



という、運命の正体のようなものを見たような気がしました。



 でもそのために、大きな犠牲を伴った・・・。



 だが、それはタイムトラベルをする学生たちだけに起こることではなくて、大きな災厄を



前にした時代人(つまりはあたしたちのことである)すべてに共通すること。 いきなり



死んでしまうかもしれない、誰かのために自分の身を顧みず行動しなければならない



ときもあるかもしれない、からくも生き残ったら次代のために何ができるかと精一杯生き



なければならない。 ロンドン大空襲を生きのびた人々のように。



 ・・・はぁ、魂を持っていかれた感じ。



 泣きはらした顔で仕事場に行けないぜ。 濡らしたタオルでまぶた冷やそうっと!


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月10日

予告編雑感



 最近、テレビでも『アフター・アース』のCMがよく流れる気がする。 1000年後の



地球っていう設定はトム・クルーズの『オブリビオン』にも似てますが、宣伝ポイントが



「ウィル・スミス親子共演!」に絞られているため、ずっと前にもらってきていたチラシを



よく読むまで、監督・共同脚本がM・ナイト・シャマランだと気づかなかったですよ・・・。



 えぇっ! シャマランブランドはもう日本では通用しないの? あの、『エアベンダー』は



そんなにもコケてしまったから? ・・・なんか、シャマランファンとしては、すごく切ないわ。



 『エンド・オブ・ホワイトハウス』の上映が始まりましたが、『ホワイトハウス・ダウン』



公開も近いようで・・・なんで似た題材の映画を似た時期に公開するかなぁ。



 『ホワイトハウス・ダウン』のほうは監督がローランド・エメリッヒということで、またもや彼が



クラッシャー映画に帰ってきたわけですね。 でもあたしは『エンド・オブ・ホワイトハウス』の



ほうがキャスティングが豪華なので(だってジェラルド・バトラーにアーロン・エッカートだよ)、



そっち優勢です。



 あたしは車の免許を持っていないので・・・『ワイルド・スピード』系はあまり得意ではない



かな。 ストーリーの一部にカーチェイスがあるのは構いませんが、全編それだとどうして



いいかわからない。 むしろ飛行機のドッグファイトのほうが歓迎。



 そして、『華麗なるギャツビー』を3Dで見る意味がよくわからない。 これ見よがしすぎる



キャリー・マリガンがつけているティファニーのジュエリーが気になって仕方がない。



 『ハングオーバー!!! 最後の反省会』はポスターでサブタイトル見ただけで思わず



笑ってしまった(しかもキャッチコピーは「もうしません」)。 この副題は日本オリジナルの



ようなので、「もういいんじゃないですか」と思ったけど付き合っちゃうかも。



 ブラピの新作『ワールド・ウォー・Z』はロングバージョンらしき予告を見ましたが・・・



「人がゴミのようだ」と言いたくなるシーン満載でした。



 だいぶ前の『サイレントヒル』は結構好きだったのですが、『サイレントヒル リベレー



ション3D』
はどうしよう・・・3Dは目がつかれるからできるだけ避けたいんだけど、でも



今回もショーン・ビーンが出てるわ〜(前回の評価もショーン・ビーンがいたからだし)。



 その反面、『ローマでアモーレ』にはなんでウディ・アレン本人が出ちゃってるんだろう



(お好きな方にはすみません。 ただあたしには合わないんです〜)。



 と、妄想しているのが関の山、にならないように、実際に映画見に行こう!!


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

未解決事件 file03



 新聞のテレビ欄を見て、今日のNHKスペシャルが『未解決事件』で、しかも題材が



“尼崎殺人死体遺棄事件”だと知って、一瞬絶句した。



 それは「もうやるのか!」ということと、「ある程度の形にできるほど事件の全容が



解明されたのか?」、という驚きとが混ざった感じ。 21:00からは日曜洋画劇場で



『臨場:劇場版』を見ようかと思っていたのだが(HDDにはWOWOWでイラン映画



『別離』を録画してもらいます)、とりあえずこっちを見てから『臨場』に変えよう、と思って



久し振りにリアルタイムにテレビを見る。



 そもそも<未解決事件>という性質上、きっちり結論まで描かれるわけではない。



消化不良は否めないことは過去の放送分からもわかっているのだが・・・90分では



まだまだ時間が足りないこともよくわかった(発表できる材料の量と質の問題もあるの



かもしれない。 今回は再現ドラマの時間比率がかなり少なかったような気もする)。



 まだはっきりしていないこと、いっぱいあるんだろうなぁ・・・。



 5つの家族を巻き込んだ事件、として立件されているが、それ以外に過去に2つの



家族もまた同様に破滅させられていた・・・というのは、他にも実はあるんじゃないの?、



と考えさせるのに十分である。 同じように露見していない事件もまだまだ沢山あるのでは、



という気持ちにも。



 しかし、再現ドラマ部分を見てたら、「ほんとにこれ、現代の日本か?」と思ってしまった。



まるで戦後の混乱期ではないのか!(いやいや、戦後のほうがもっと大変だということは



わかっています)。 一人の人間があがりこんできて、その一家みんなをいいように操る



なんて! ・・・時代に関係なく、人間個人というものは弱いものだとしみじみする。



 15年前の事件は警察の意識が「民事不介入」一辺倒だったからと言い訳もできるが、



北九州の一家監禁事件が明らかになって以降の時期の兵庫県警・香川県警の対応は



非難されても仕方がない。 現在は個々の相談の奥に潜むつながりを見逃さないようにと



専門部署ができたそうだが、県をまたいだらわからなくなる、みたいなことがあっても困る



ので、それを全国規模でサーチできるシステムの構築が急務であろう(そしてそのデータを



使いこなせる人員の育成も)。 番組的には、見て見ぬ振りをする現代社会がこのような



事件を生んでいる、みたいな結論だったが、警察に行っても何もしてもらえないのに一般



市民はどうしたらいいのだ。 推理小説じゃないんだぞ、こっちが監禁されている人を助け



出せば不法侵入と誘拐で捕まるじゃないか。 それとも刺し違えて死ねというのか。



 結局のところ、脅迫やその結果の洗脳と呼ばれるような状態に陥らないように、ひとり



ひとりが理性的に行動できるような人間にならねばならない、ということかも。 他人を



利用する人間に、つけこまれないように。







 その後、『臨場:劇場版』を見たんですけど・・・まさかの倉石さん、原作通りの設定に



逆戻り?! 致命傷ではないにしろ、刺されてんのにすぐ検視に入るってすごすぎ。


posted by かしこん at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

出遅れシアター → 代償行為



タワーリング・インフェルノ/THE TOWERING INFERNO



 1974年映画。 子供の頃、テレビでやったのを見た記憶あり。



 あたしのパニック映画好きのスタートは、『ジョーズ』とこの映画なんじゃないかと思う



くらい当時盛り上がったような気がする(古い映画だから、と期待していなかったんだけど、



すごく面白かったんですよね)。



 先日、地上波の深夜で放送があり、つい見たら思いっきりカットされまくりの短縮版で、



「つまらん!」と腹を立てていたのだが、BSジャパンで金曜日に3時間24分枠で放送する



のを発見。 こりゃノーカットじゃないか!、と録画を試みた。



 当然のように日本語吹替版だったのですが・・・新しい方々で吹き替え直されていたので



びっくり! なんとなく、子供の頃に見た吹替版を見るつもりでいたので(それはそれで貴重



かもしれない。 ポール・ニューマンは羽佐間道夫さんだった気がする)。 子供心に「主役の



ふたり、雰囲気似てる・・・片方が消防士の制服着てくれててよかった」と思ったものだが、



改めて見てみても、ビル設計士役のポール・ニューマンと消防隊チーフ役のスティーヴ・



マックイーンは似たタイプだ・・・さすがに今は区別がつくけど。 今回の吹替ではてらそま



まさきと小山力也という、違うんだけどどちらかといえば声の質が似た二人にこの役が



振られていて、「似てると思ってるのはあたしだけじゃないんだな!」と妙な共感を覚えて、



面白かったです。



 大都市サンフランシスコ。 建築技術の粋をつくして完成させた<グラス・タワー>、地上



135階の高さを誇る超高層ビル落成パーティーの日。 しかしその<グラス・タワー>は



設計士の意図とは違い、電気配線などいたるところから予算を削るため建築基準ぎりぎりの



ものが導入されていた。 ショートから始まった出火はじわじわと人知れず燃え広がり、手に



負えないものになっていく、という話。



   事態に気づく頃には、もう手遅れ・・・。



 今回オープニングを見て気づいたのは、原作が二種類あるということ。 なんでも20世紀



フォックスとワーナー・ブラザースが別々に立てていた企画が似ていたので、いっそのこと



一緒にやろうってことになってこの超大作が実現したらしい。 今もそういうことしたらいい



のに(今だってポスターから設定までよく似た映画が続々公開されているではないか)!



 オールスターキャスト映画なので、いわゆる『グランドホテル形式』を採用。 現在で製作



されたならカットされてしまうかもしれない登場人物のささやかな交流なども丁寧に描写。



かといって不意に訪れる<死>は比較的平等に、お涙頂戴演出は排しているところは



非常にクール(むしろ、こんなに人が死ぬシーンがあったんだなと驚いた。 しかもいい人が



生き残るとは限らないし、むしろいい人が死んじゃったりするし)。 ちなみに新しい吹替版も



映画の雰囲気に合わせてあり、過去の記憶と照らし合わせてもそれほど違和感がなかった。



台本、一緒なのか? というか、そういう演出だったんだろう。 声の方も脇役に至るまで



ベテラン揃いだったのも素晴らしかったです(スタジオジブリには声の演技指導もまた



演出家の仕事であることを肝に銘じてほしい)。



   火がCGじゃないんだよね〜。 ってことは

  ほんとに燃やして撮影したのか。 消防士さんたちの迫真の演技は半分リアルなんだ!



 極限状態では人間の本質が出るわよね、ということで逃げようと我先に争う人間の醜さと



愚かしさに見ていて顔がゆがみますが、果たしていざというとき自分はどうなのか・・・と



考えると落ち込む。 でもそれを知っておきたくてあたしはパニック映画を見るのかな、と



思ったり。



 火が手に負えないというのもすごいが、水の勢いもまた人間には全く歯が立たない、と



いうことで、まさに『バベルの塔』だなぁ、とラストシーンで思ったのは以前と同じなんですが、



冒頭で消防士への敬意が込められているので・・・40年前の作品だけど911後にも通じる



(というかこの映画から得られた警告がまだ足りていなかったのであろうか、という)悲しみが



あります。



 あぁ、いつかノーカット字幕版をスクリーンで見たいなぁ(『午前十時の映画祭』第二弾で



公開したらしいですが、神戸市内ではその企画、やってない・・・)。



 そして、『ダイ・ハード』ではこの映画からのオマージュシーンが結構あるな、ということに



今更ながら気づく。







ヴァルハラ・ライジング/VALHALLA RISING



 『ロイヤル・アフェア』が見たかったのに見に行けないままで上映が終わってしまった・・・



そのかわりに、マッツ・ミケルセン主演の別の映画を、と思ってこれを。



 『ドライヴ』(録画してるけどまだ見てません)で一躍注目の的になった(確かカンヌで賞を



とったような)ニコラス・ウィンディング・レフン監督の、その前の作品ですが・・・とにかく



意味がさっぱりわかりません! でも面白い。 多分低予算なんだろうなぁ、と感じさせつつ、



あえてそれを逆手に取ってつくりあげられた映像美に感嘆!



 構成が章立てになっているのも面白い(でもそれがなかったら余計メリハリがつかなく



なってわけわからんかも)。



 “ヴァルハラ”って大雑把に<黄泉の国>というイメージでしたが・・・厳密には、北欧



神話に出てくるオーディンがアルスガルドに建てた<戦死者の館>のことらしい。 古代



ノルト語では、<倒れた戦士の住居>の意味になり、つまりヴァイキングたちにとっての



天国。 勇敢な死の果てにヴァルハラがある、ということのようだ。 靖国神社ってこと?



まぁ、そういう発想はイスラム教にもありますよね(と、絶対唯一神の宗教を信仰している



方に読まれたら炎上しかねないことを平気で書いてることに気づく。 すみません、これが



多神教の人間の考え方です)。



   一言も発しない、隻眼の戦士(マッツ・ミケルセン)の

    存在感があってこそ成立した映画でもあるかも。



 キリスト教徒か否かで殺しあう人々、聖地エルサレムを目指しながら辿り着いたのは



地獄?、な展開など、心を浮き立たせる要素は一切ありませんが・・・なんなんでしょう、



なんだか目が離せなかったです。



 北欧神話に似た話があったかな・・・と思い出してみるものの、よくわからず。



 よくわからないままでもいいや、この映画は!



 とりあえず、マッツ・ミケルセンは素晴らしい、ということで納得(そりゃー、「デンマークの



至宝」と呼ばれますよね)。



 しかしあたしがわからないのは、「ライジング」の訳し方である。 上昇中・成長過程・発展、



というような意味合いであることはわかるが・・・日本語って難しい!


posted by かしこん at 22:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月07日

『オール・クリア2』、入手!



 6月半ばぐらいの発売であろうか、とたかをくくっていたら、実は6月6日が発売日だと



知ったコニー・ウィリスの『オール・クリア2』



 それ一冊だけのために本屋に行きますとも。



   あったーっ! 表紙が、戦争の終わりが近いことを告げる。



 これでやっと『1』から読み始められるわ・・・。



 まずは、すっかり隔数月コニー・ウィリス情報と化している“訳者あとがき”から。



 『航路』は8月のハヤカワ文庫新刊として出るらしいです。 買うことになるな・・・。



 やっぱり『1』は「こんなとこで終わられても!」なところで止まってたらしい。 『2』が出る



まで手を出さなくてよかった(しかし今となっては、このまま読み終わってしまうのかと思えば



それもなんだかもったいない感じ)。



 まぁ、他にも読むものはいっぱいあるので、おいおい手をつけたいと思います。 読み



始めてしまったら一気になってしまうでしょうけれども。



 そして、ついに買ってしまってるポケミスタイプの<新☆ハヤカワ・SF・シリーズ>ですが、



次回配本はクリストファー・プリーストの新作『アイランダーズ』とな!



 「二つの大陸に挟まれた大海に点在する無数の島々<夢幻諸島>をめぐる幻想譚。



現代SF/ファンタジイ界きっての技巧派プリーストが紡ぐ、集大成的連作短編集」と



紹介されているではないか! わっ、すごく読みたい。 というか、ほしいかも!



 このサイズは苦手だから買わないようにしてきたのに(文庫化を待っていたのに)、ライン



ナップよすぎだわ・・・買ってしまうかもしれない。 しかも発売はこれまた8月。 秋には



『氷と炎の歌』の第5部のハードカバーも出るかもなのに、もう散財の予定が・・・。



 早川書房と東京創元社には相当貢いでる気がしてきた。





 ブロガリの調子はかなり戻ったようです。 あたしのPCの調子も、IEも、良好です。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月06日

またしても、不調



 昨日からまたブロガリが不安定。



 開くのに時間がかかる(昨日は<訪問者>のページがまた開かなかった)。



 ま、時間がかかるぐらいならいいか、とカタカタ記事を打っていたら、漢字変換が途中で



止まる。 えっ?、と思うと下にバーが出現し、



  「zaq.ne.jpは応答していません」



と出て、画面が固まったぞ!(文字の大きさを変えようとしたらまた固まった)



 うーむ、これはあたしのPC側の問題か?(ただいま、マカフィーがぐるぐるスキャン中だし)



 不安なので長い文章や写真を投稿することはやめておこう。



 こう続くと・・・「無料サービスだからなぁ」と受け身の姿勢でおりましたが、ちょっとZAQの



トップページにトラブル報告が上がっているか確認しに行かねばなるまい。



 そんなに加入者が多いとは思われないのだが・・・原因は、なんなんでしょうねぇ。



 と、アップしようと時刻を修正しようとしたら、また固まった〜。



 これだけの量なのに、いつになったら投稿できるの〜(涙)。



 結局、朝では時間切れ。



 ブロガリの不調はIEの不調に、IEの不調はPCの不調へと伝染。 なんなんだ、一体。


2013年06月05日

アンチヴァイラル/ANTIVIRAL



 この映画のポスターを最初に見たとき、タイトルを『アンチライヴァル』だと読んでしまい、



内容がわからない・・・ポスターと合わない・・・と一瞬混乱しました。 『アンチヴァイラル』:



“抗ウイルス剤”なのですね・・・納得。



  

    ――才能は遺伝する―― ブランドン・クローネンバーグの衝撃的な監督デビュー作!

      あなたの すべてに 感染したい

    ウイルスをめぐる陰謀に満ちた、近未来サイバーパンク・ミステリー



 クローネンバーグの名前を持ちながら映画界にあえて進出とは、勇気があるというか



なんというか。 またそれを最大の売りにしてしまう戦略、開き直ってますか?



 しかし冒頭から白を基調に、黒が差し色になるミニマムな色調に、「おぉ、父親とは違う



路線か!」とちょっと盛り上がりました。



 あるクリニックで注射技師として働くシド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)は、セレブが



感染した病気のウイルスを買い取って培養し、希望者に接種する、というビジネスを主に



している(その際、ウイルスは遺伝子操作され宿主以外には感染しないようになっている)。



と同時に、仕事で手に入る権利を行使して、セレブ達のウイルスや細胞を闇マートに横流し



したりもしている。



   シドは肌が白い・目が赤い・常に俯きがちで上目がちに

    人を見る、そのビジュアルからは吸血鬼を連想する。



 シドの意図はよくわからない。 横流しをしたってすごく金を儲けている感じもしないし、



クリニックのボディチェックを潜り抜けるために彼は自分の身体にウイルスを植え付け、



自分の身体を培養器にしているのだ。 ダメージを受けているはずなのに、それでも繰り



返してしまうのは中毒性に陥っているのか?



 そもそも、こんなクリニックがビジネスとして成り立つのは、「自分の好きな・崇拝する



セレブと同じものを体験したい」という一般人が一定数存在するから。 芸能人おすすめの



お店に行列ができたり、好物だといったお菓子が売り切れたりと現代でもそういう要素は



あるわけで、そこがよりエスカレートしたら・・・という発想は確かに地続きのSFである。



もしくは変態的アプローチによる現代批判というべきか。



   こんな感じでセレブの培養された

     筋肉細胞が入ったソーセージなども売っている。

     いくら好きな相手でも、あたしは買えないなぁ。



 心理学的には<同化による快楽>とでも規定されそうですが・・・。



 だんだんキモくなってきたぞ、と思っていたら、映像のほうも抑えたミニマムを捨て、



『ビデオドローム』や『イグジステンス』みたいなことに・・・。



 結局、シドもハンナ・ガイスト(サラ・ガトン)というセレブへの屈折した愛情があるらしい、



とわかる無茶苦茶な行動はほんとうに愛ゆえなのかそれともこの仕事をし続けたがための



錯乱なのかもよくわからないのですが、“吸血鬼”の解釈を新しくするものではありました。



 血がほしいんじゃなくて、血液に含まれている成分(ウイルスを含む)を自分の中に取り



込みたいという欲望、なのかな。 まさに、同化という快楽。



 陰謀なども一応あるんですが・・・シドにはあまり関係ないというか、自分の望みのため



なら何でも利用する立場になっちゃってるから。 マッドサイエンティストの恐いものなさ、も



しっかり描かれています。



 アンチヴァイラルとは薬なのか、それとも今後の人類の向かうべき道筋なのか。



 でもそこまで映画は大きなことは描かず、個人レベル―それこそシド個人の問題に収斂



されてしまったのが<いまどき>の単館系映画っぽいところです。 多分それがやりすぎ



ない感じでよかったのかも。



 ただ不思議だったのは、映画に出てくる大画面テレビがどこのもすべてTOSHIBA製品



だったこと。 提携しているのかと思ってエンドロールよく見たけれど、見つからなかった・・・。



 あと、意訳のレベルでもないのでは?、という字幕の残念さ。 細かな違和感ではなくて、



そう訳したら会話の主旨も変わってしまわないか?、という動揺。 まぁ所詮あたしの英語力



なので勘違いの可能性はありますが・・・日本語字幕だけで考えても噛み合わない部分が



あったんですよね。 DVD化・WOWOW放送などの際には再検証をお願いします。


posted by かしこん at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

今日も、7冊。



 もう梅雨にも突入したし(そのわりにはいい天気だったが)、髪の毛を切ってさっぱり



させたいのであるが、時間が取れそうな日に限って月曜日・・・。



 というわけで、本を買い込みに行くことにする。



   GATACA/フランク・ティリエ



 あの、表紙が恐ろしく、内容も後味悪いなんてものじゃなかった『シンドロームE』続編。



あのラストシーンの5日後から始まっているということで・・・そして内容もトンデモ度が更に



上がっている感じなので、「この人、もういいわ〜」と『シンドロームE』では思っていましたが、



結局読んでみることに。 最初から前・後編の構想だったらしい・・・。



 好きな映画と同じタイトルですが、「あ、DNA二重螺旋の塩基配列のことか!」と今頃



気づいたあたしです。



   ダイナミック・フィギュア/三島浩司



 リアリティあふれる大型ロボット物SF、と言われると気になっちゃいますよね。 あたしは



ガンダムファンではないのですが、イデオンやダンバインが好きだったのでこういう系を



否定できないタイプ。



   予期せぬ結末1 ミッドナイトブルー/ジョン・コリア



 <海外異色作家短篇シリーズ>ということで、『予期せぬ結末』というタイトルで一巻ごとに



作者を変えて井上雅彦が編集するアンソロジー第一弾。 『あなたに似た人』を読んでいて、



こういうひねりの効いた短編集って古典のレベルにまで評価されないと、出版されてもすぐに



なくなるよなぁ、と思ったので(特にSFジャンルにそれ多し)、このシリーズは集めてみようと



いうことに。



   私刑 大坪砂男全集3



 『私刑』と書いて『リンチ』と読む第3集はサスペンス編。 いろんな意味で、時代がよく



わかりません・・・というか、日本の“戦後”は結構長かったのか? それともその時代に



書かれたものが昭和の終わり頃にはほとんど流通していなかったということなのでしょうか。



 そういう作品を掘り起こして光を当てる作業もすごいなぁ、と思うわけです(それを応援



するために買う、という感じですね)。



   白雪姫には死んでもらう/ネレ・ノイハウス



 ドイツではベストセラーのシリーズ物。 『深い疵』の続編でもありますが、まだそっちも



読めてません・・・(途中というか最初のところで止まったまま)。 でも買っておかないと



あっさり品切れとかになるんでね!(でもそれを古本屋で見つけるとムカつくけど)



 今月には『オールクリア2』も出るので『ブラックアウト』も買っておこうかと思いましたが、



この7冊にそれを足すと一万円オーバーになるので・・・次回にします。


posted by かしこん at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月03日

L.A. ギャング ストーリー/GANGSTER SQUAD

 かなり前にこの映画のポスターをシネコンで見て・・・このキャスティングでそんなに拡大公開大丈夫なの?、と心配になったあたし。 いや、ショーン・ペンとジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリングにニック・ノルティ、アンソニー・マッキーにマイケル・ペーニャとあたし個人的にはすごく豪華キャストですけども(しかも『ミルク』とはショーン・ペンとジョシュ・ブローリンが追う側・追われる側の立場が逆だし)。
 それとも『ゴッドファーザー』・『アンタッチャブル』以降、ギャングものは日本でも一定の需要があるのか?

  LAギャングストーリーP.jpg まるでギャングな警察たち。

 1949年、ロサンゼルス。 ジャングの王として街を仕切る元プロボクサーのミッキー・コーエン(ショーン・ペン)はドラッグや銃器売買、売春などの裏の仕事で得た金で街を我が物にしていた。 賄賂と暴力で司法や行政をも取り込み、もはや誰もミッキー・コーエンには逆らえない。 しかしそれを苦々しく思う者たちも数は少ないながらも当然いて、その筆頭である市警本部長パーカー(ニック・ノルティ)はジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)に声をかけ、「バッジはしまっていい。 ギャングを壊滅させるにはギャングと同じやり方をしなければだめだ」と明快な命令を下す。 本部長の意を組んだオマラは、早速チームの人選に入るが・・・という話。
 オマラには妊娠中の奥さんがいて「危険なことはやめて」と懇願するも、戦争帰りのオマラにはそれはやらなければならないこと。 また奥さんがぐずぐず言って士気を崩すような展開になるのかなぁ、と心配してたら、奥さんはいきなり開き直っちゃってチームの人選にも協力的。 「そういういかにも有能な警官って評判の人には、すぐ賄賂が行ってるわよ」と、むしろはぐれ者を探すべきと進言。 そうね、あなたの旦那もどちらかといえばはぐれ者だもんね!

  LAギャングストーリー10.jpg そうして集まった“対ミッキー・コーエンチーム”。
 一匹狼で「どちら側にも与しない」がポリシーだったが、ミッキー・コーエンの情婦グレイス(エマ・ストーン)に一目惚れしたために、彼女を救うために手を貸すことにするジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)、受け持ち地域で唯一買収に負けなかったナイフ投げの名人コールマン・ハリス巡査(アンソニー・マッキー)、年齢的には上だが、早撃ちガンマンの系譜に連なるカウボーイ、マックス・ケナード巡査(ロバート・パトリック)、誘ってはいなかったがついてきたナビダ・ラミレス巡査(マイケル・ペーニャ)、腕っ節だけではだめだと頭脳派も探して、電気工学にも詳しいコンウェル・キーラー巡査(ジョヴァンニ・リビシ)にも加わってもらい、「子供たちのために“天使の街”を健全なものに」を心の中の合言葉にしつつ、チームは無茶苦茶なことをしていくのであった。

  LAギャングストーリー03.jpg これがまた、計画性がない。
 やることは行き当たりばったりである。 ミッキー・コーエンの自宅にひそかに盗聴器を仕掛けたり、売人をとっ捕まえて取引日時を吐かせたりして、現場に踏み込んでヤクや武器弾薬を爆発させて粉砕。 今後は電信電話を手中に収めて一気に利益と情報を管理する、と考えるミッキー・コーエンの考え方のほうが現代のIT化の先駆けのようで先見の明があるようにも思えるけど、地道で着実な攻撃のほうがまだ明確なダメージを与えられるようで・・・時代ですなぁ、と感じる。

  LAギャングストーリー08.jpg そんなミッキー・コーエンは、粗野な荒くれ者として描かれています。 賢さよりも暴力性が前面に。
 そこはいつものショーン・ペンが、更に情け容赦なくなったような感じで。 つい、『アンタッチャブル』のアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)を思い出してしまう迫力あり。 アメリカではミッキー・コーエンはカポネばりの有名人なのでしょうか? 彼については最小限の説明しかなかったような。
 そう思うとこの映画自体、『アンタッチャブル』を思い出させる場面が多い。 オマージュ?
 ジョシュ・ブローリンがケビン・コスナーなら、ライアン・ゴズリングがアンディ・ガルシアってこと? そんでロバート・パトリックがショーン・コネリーだな。
 さすがにゲリラ戦ばかりしていたら街が壊滅してしまうので、最後は警官としての立場を取り戻して逮捕状を持ってミッキー・コーエンの滞在しているホテルに乗り込むのだけれど、そのホテルのロビーには広くて長い階段が・・・さすがに乳母車は出てこなかったけど、スローモーションの使い方とか『アンタッチャブル』を意識してますね!
 後ろから近づいてくる仲間にひょい、とライフルと鍵を軽く投げ、受け取る側もそれらをひょいとつかみ、といった動きは美しくて、かっこいい。 でも、耳を弄するほどにライフルを撃ちまくる姿に爽快感を覚えないといえば嘘になるが、いざそれを自分でやってもいいぞと言われても・・・あたしにはできないかな〜。 でも、そういう場面で「かっこいい〜」と感じてしまう(感じさせるような演出にもなっているんですけど)かぎりは、アメリカから全米ライフル協会をなくすことは難しいだろう、としみじみ。
 そんな重たいテーマもなく、さらっと見せてしまうこの映画、実話をもとにしていますがあくまで<娯楽作>に徹している感じでそれはそれで面白いかと。 脱力系なギャグもあったりするのは、監督が『ゾンビランド』のルーベン・フライシャーだからか(なるほど、エマ・ストーンの出演はそれつながりか!)。 

  LAギャングストーリー02.jpg この二人のシーンだけ、ちょっとメロドラマ風。
 ジョン・オマラのナレーションで進み、最後も彼のナレーションでしめくくられるのは統一感あり。 “バッジを持つ者”という人種の誰に押しつけられたわけでもない責任感とその悲哀がにじみ出る感じがよろしい。 「何が残るか」と言われると難しいですが・・・たかだか60年そこそこ前のアメリカはこうだったんですよ、という、でも今も続いている<実にアメリカ的な、正当にして無法なやり方>を俯瞰できる面白さがあるような気が・・・するけど。
 やっぱり、個人的に豪華キャスト、という点で非常に満足しました。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

決めました、「東京創元社、私の一冊」。

 5月31日まで一般からの意見を募っていた<東京創元社、私の一冊>に、締め切りぎりぎりで、どうにかあたしの意見を送りました。
 当日朝、「しまった、今日までだ!」と気づいたのはPCの電源を落としてから。
 帰ったらすぐ送ろう、と決意したものの、帰宅時間は23時を過ぎており、しかも暑いからとにかく先にシャワーだけ浴びさせて!、とダッシュでお風呂場に行き(髪を洗うと時間がかかるのでそれはあとまわし)、石鹸を泡立てて全身を洗っている間に何にするか考える、という・・・ギリギリにならないと決められない体質を改めて、実感。
 結局、いろいろ考えた上で決めたのは、「今のあたしの素直な気持ちで」。
 もし1年後・2年後に考えたら違う結果になるかもしれないし、と気楽に考えることにしたら決められたというか・・・優柔不断だわ〜。

第一位 『目くらましの道』上・下/ヘニング・マンケル
 スウェーデンを舞台にしたクルト・ヴァランダー警部シリーズ5作目。
 これを読んであたしの北欧ミステリブームが始まったといっても過言ではない。
 読んだのは『ミレニアム』フィーバーの前なので世間的な北欧ミステリブームにも先んじることができました。 そして昔ながらの私立探偵物に比べて地味な印象があった警察小説のイメージもガラッと塗り替えてもらいました(今は警察小説、むしろ好きだし)。 北欧ミステリブームは現在進行中でありまして、おかげで世界情勢それぞれの国が抱える問題点も学ぶことができてます。 福祉を北欧に学べ!、という政治家を鼻で笑うことができるほどに(いや、いい面があることもわかってますけど)。
 ヴァランダーのシリーズが完結したら、同じ訳者の柳沢由実子さんでマルティン・ベックシリーズをスウェーデン語から新訳希望! 世界の警察大河小説を、創元推理文庫から出してほしい!

第二位 『中井英夫全集』
 幼年期のあたしに影響を与えたのが江戸川乱歩ならば、思春期以降に影響を与えたのは中井英夫と佐々木丸美かも、と思って(佐々木丸美のミステリ色が濃い作品群も、今は創元推理文庫に入っています)。
 しかもこれは、たまたま第一回配本を知って、本屋さんに注文して、リアルタイムで手に入れたあたしにとって初めての個人全集なのです。 開幕は、勿論『虚無への供物』から。 その当時、学生だったあたしは全集とはいえ文庫なのに一冊¥1,995という事実にビビりましたが、なにしろ当時は中井英夫作品を他に手に入る術がなかったので(それまでに買えた本はほとんど古本屋からでしたから)。
 全12巻で、最初のほうはわりと順調に出ていたんですが、後半になってくると「次巻配本時期・未定」となったりして・・・(次に出る作品内容は決まっているのですが)、本屋さんからの連絡だけが頼りの日々でした。 結局、全部の配本が終わるまでに10年かかって・・・思っていたより売れなかったのかなぁ、でも最後まで出してくれてありがとう!、と、
ハラハラドキドキの日々もいまは懐かしい思い出。

第三位 『黒後家蜘蛛の会』/アイザック・アシモフ
 タイトルだけではなんの話やら全然わかりませんが、<ブラック・ウィドワーズ(黒後家蜘蛛の会)>と名乗るメンバー(化学者・数学教師・特許弁護士・画家・作家・暗号専門家、でもみんな会のメンバーであるということでDr.の称号を身内では使っていいことになっている)が月に一度会食を開くのだけれど、誰か一人がゲストを連れてきて会話を楽しむという趣向が、ゲストが最近出会った日常の謎を語り出すとみなさん喧々諤々、各々の推理を披露して盛り上がるのだけど決定打に欠け、最終的に全員が納得する解答をもたらすのは給仕のヘンリーだった・・・という連作短編集。 全部で5冊出ています。
 安楽椅子探偵物に分類されるとは思うのですが、もう何回読んだかわからないくらい読んでます(ネタも覚えてしまうほどに。 結構強引な謎解きもあるんだけどね!)。 冒頭で目立ちたがりの作者アシモフが挨拶をして、というところからもう面白くて(しかも短編なのに一作ずつあとがきがある)、メンバーたちのおとぼけ会話も楽しくて、いろんな雑学に満ちていて、「あぁ、シリーズものに愛着を持つってこういうことか」ということをあたしに教えてくれた作品かもしれない。 アシモフ本人もゲストで出たりするし!
 アシモフのベスト作品ではないのですが、このユーモアとサービス精神にははまります。

 ということで・・・東京創元社の申込フォームでは「コメントは100字以内で」ということだったのですごく短くまとめたけれど、あたしの気持ちは100字では収まりきらないので、ここに長々と書き記します(どうもブロガリの調子が悪いので写真がアップできません)。
 結局、SFから選べなかったなぁ・・・。

posted by かしこん at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする