2013年03月17日

ストロベリーナイト/インビジブルレイン



 こちらも「何を今更」ではあるのですが・・・好みの役者が刑事役として大量投入されて



いるだけに、「どうせテレビでやるだろう」ことは知りつつもCMで分断されたくないとか、



まぁ、勢いで。 公開前日にやっていたSPドラマでも井岡さん(生瀬勝久)がいい味を



出してたし、ってことで!



   降り注ぐ苦しみは愛か狂気か――



 警視庁捜査一課姫川班は、管轄内で起きた関連性があると思われる4人の殺人事件を



担当することになる。 合同特別捜査本部に集まる、見覚えのあるいつもの刑事たち。



 ある日、かかってきた電話を姫川玲子(竹内結子)がとると、それは犯人を名指しした



匿名情報だった。 “ヤナイケント”という名を聞いた警察上層部は「その情報には関わるな」



と釘を刺すが、当然姫川主任は単独行動を取って探りを入れるのだった。



 <姫川班、最後の事件!>と予告などでは煽っておりましたが、玲子さん単独捜査が



主流で、班行動はほとんど最後のみ。 看板に偽りありでは!



 謎の男(大沢たかお)を出してきて、彼と玲子の関係に玲子の過去を重ねるのは悪くない



のですが、「結局、過去に闇を知ってしまった者は、同じように闇を知っている者同士で



ないと理解し合えない」みたいな感じになってしまっており、菊やん(菊田和男:西島秀俊)が



かわいそうじゃないか(これは個人的見解です)!、ということに。



   そんな菊やんを無邪気に笑わせる男:井岡。



 すっかりコメディリリーフに徹した井岡さんの存在が(出番少ないけど)救いでした・・・TV



シリーズのときはもうちょっと全体的に笑いの要素はあったんですけどね、映画版では



井岡のみに集中。 彼が出てくれば笑うところなんだな、と大変わかりやすい感じになって



おります。 個人的には遠藤憲一さんのもっと見せ場がほしかったですが。



 染谷将太くんはこんな役が多いよな・・・と、レギュラー以外のキャスティングは類型的と



いうか新しいイメージのものがなかったのでちょっと物足りないですが・・・(シリアルキラー



やりかねない若手といえば、彼か柄本兄弟か高良健吾って感じよね〜。 代表格は、藤原



竜也?)。



 なんか、ドラマのときのほうがもっと全体的に冒険があったというか、洒落ていたような・・・



サブタイトルの入れ方なんかもいつ入るかわからない、あえて最後に出すみたいなのが



好きだったけど、映画ではあっさり最初に出たし・・・。 玲子さんの持っているエルメスの



カバンの値段(しかも中古をローンで購入したという事実)が判明したのは面白かったけど。



 警察組織だ、上層部の隠蔽だ、を大真面目に語るとそれは『相棒』とかぶってしまうし、



刑事ドラマが乱立している現状では難しいと思うのですが(個人的には『相棒』もあまり



組織ネタ・社会派ばかりを引っ張らずに本格推理物をやっていただきたいのですが)、



『ストロベリーナイト』はほんとにキャスティングが大成功したドラマだと思うので、映画化



とか中途半端な欲を出さずに連ドラとして続けてほしかったなぁ、と思ってしまいました。



 ま、佐藤祐市監督を最初のSPドラマから使っていたので、映画化ありきの連ドラ企画



だったんだとは思いますけどね。 だったら映画にはもっと思い切ろうぜ!



 『ソウルケイジ』の方が面白かったんじゃない?、という声もちらほら聞こえました。


posted by かしこん at 07:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする