2013年03月03日

子供はどこまで子供なのか、大人はほんとに大人なのか



 同時並行で何冊か本を読んでおりますと、メインがどれなのかはそのときの気分と



勢いとタイミングで乗っ取られてしまったり、そもそも自分がいちばん力を入れているのが



何かがわからなくなったりします。



 ま、それも読書の面白いところよ・・・と開き直るわけですが。



   まともな家の子供はいない/津村記久子



 お仕事小説のイメージが強い津村氏ですが、子供(この場合主に中学生)を書いても



いたのですね。 予想外で読んでみた・・・いろんな意味で、生きづらいのには年齢は



関係ない、という感じの話であった。



 自分の家のことしか基本的に人はよく知らない・知れないものだけれど、それが普通と



思ってしまいがちだけれど、ほんとに“普通の・まともな家”ってどれくらいあるんだろう。



そして自分の家がまともではないと早めに気づけた方が、もしかしたらその後の人生を



考えると楽なのだろうか。



 子供には人生のどす黒さとかめんどくささとか、薄汚れた感じにはできるだけ成長して



から触れてほしいなぁ、と大人の立場としては思ってしまいがちですが、残念ながら



子供の社会も相当なことになってますからね(自分たちのことを考えたら、確かにそう



でしたしね)。



 登場してきた中学生たちの、健闘を祈りたいと思います。





   わたしのグランパ/筒井康隆



 「筒井康隆が手掛けた『時をかける少女』以来のジュブナイル」ということで刊行当初は



とても話題になりましたが・・・完全に乗り遅れまして、エドワード・ゴーリーの本を探しに



入った古本屋さんで発見。 文庫¥100−コーナーでした。



 中学生の珠子の前にずっと音信不通だった祖父が現れる。 実は彼はムショ帰りで・・・



しかし男気あふれる祖父に珠子は魅力を感じ、「グランパ」と呼んで慕う・・・という部分は



「いい話」なのですが、結構下世話要素が次から次へと・・・『時をかける少女』はここまで



じゃなかったじゃない!



 絵本読み聞かせ活動で知り合った小学生に貸せるかしら、と思ったけど、躊躇うわ・・・。



 あたしも「頭の固い大人」になってしまったってことなのかしら〜。



 それはそれでショックです。


posted by かしこん at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする