高級ショコラって職人の繊細な技が詰まった芸術品よね

なので先日購入したピエール・エルメのショコラの、箱のふたを開けて眺めるだけでも
結構癒される・・・これって、宝石を眺めてるみたいな気持ち?
だからっていつまでも見てるわけにもいかず・・・まずは半分、食べてみました。

まずは真ん中の“アンタンス”から。 基本のダークチョコレートという感じなので、まずは
これが味の基準になるであろうと。 表面のぼこぼこした感じは、PとHの混ざったマークが
プリントされているためです。
ふむ、ダークチョコである(ビターという呼び方と今はどっちがメジャーなのか?)。
甘さは控えめだが苦さが突出しているというわけでもなく、なめらかでチョコレートの味が
くっきり。 カカオ50〜60%といったところか(と、勝手に判断)。
それから水を飲み、上の正方形の“アンパ”へ。 コーティングは一緒みたいなので、
問題は中身だ。 断面を見たいのでかじった跡をチェック。 なんと中はミルクチョコな色。
マダガスカル産ショコラのガナッシュ、とのことだが・・・これも甘さは控えめだがさっきのに
比べるとダーク感は控えめ、でもガナッシュにはかなり酸味が。 これがマダガスカル産の
特徴なのかな。 しかしその酸味も後をひかない感じで、すっきり後味。
あー、びっくりした、とまた水を一口飲んで、いちばん下の“クロエ”に取り掛かる。
これは「フランボワーズ風味ガナッシュショコラノワール」とのことですが・・・最初の一
かじりは“アンタンス”とあまり違いはないのだけれど(これもコーティングが同じです)、
三かじり目から不意にフランボワーズが登場し、あとはずーっと居座る。 風味じゃない
じゃん、ショコラノワールがフランボワーズに完敗してますけど!
断面をよく見ると上の層にフランボワーズらしき粒が見える。 これだけの量なのに、
他のダークに勝つのか。 いや、あえてこのバランスなのかも。 食べ終わりにはフラン
ボワーズとダークチョコレートの両方の後味が両方残る感じ・・・。
お店が大きくなってからなんかいい噂聞かなかったり、憧れだったからこそあまり
近づかなかったピエール・エルメですが、やはり腐っても鯛、おいしいなぁ!
今度、マカロン買いに行っちゃおうかなぁ。