特に予定を入れないダラダラ休日、WOWOWでグラミー賞の衛星生中継を見た。
・・・知らない人ばっかりだ。
いや、知ってる人もいるけど、誰がグラミーを獲るのか

いうか、「ふーん」って感じで流して見てしまった・・・。 わぁ、この人たち、すごく好きだ
なぁ!、みたいなときめきも感じず(合間のジョン・カビラの熱いコメントにはパッションを
感じたが)。
衛星生中継は長いので、つい本を読んじゃったりして。


『キリング・フロアー』に続くジャック・リーチャーシリーズ第二弾。 前作とは打って
変わって三人称(前はジャックの一人称でした)、彼が巻き込まれる事件もスケール
アップしますが・・・「大丈夫か、アメリカ!」みたいな内容でした。 いや、開拓者精神が
ずっと残ってるということなのでしょうが・・・。
下巻の途中までやられっぱなしというかうまく動けないジャック・リーチャーの反撃
具合が確かに本書の読みどころか。 しかしなるほど、これもちょっと映画には適さないな。
演繹的推理力に優れ、ストイックで実力もあり、なんでもできる男なのに、それ故にか
油断しまくりで気がつけば窮地に、みたいな。 完全無欠のヒーローよりは人間らしいと
いうか、お茶目ではありますが・・・だからって。 今回はリーチャーの陸軍憲兵隊時代の
上司・ガーバー将軍が登場して、大変いい味を出していました。
ふと疑問。 こういう最近のハードボイルド系って、ミステリなのか?
アクション・アドベンチャー? まぁ面白ければジャンルは関係ないのですが、やはり
ミステリ好みとしては大味なんだよな!、と感じてしまうのでありました。