2013年02月13日

がんばれ、山陽電鉄!



 仕事場にて、誰かが「山陽、脱線して止まってるらしいですよ」と言っているのが



聞こえた。 脱線って! なんでそんなり軽く言ってるんですか!、と聞こえているだけの



こっちが思わず身構えるのは、JR福知山線の事故が瞬時に頭をよぎるからです。



しかも脱線よりも止まってる方が重要なのか!



 あわてたあたしは合間を見てニュース検索。 運転士の方が重傷とのことだが、重体と



書いていないということはとりあえず命の方には別状ないということで・・・一安心。 が、



これが帰宅ラッシュ時の時間帯であったなら・・・考えるだけでも恐ろしい。



 大破した先頭車両の写真を見て・・・「最新型の直通特急じゃん!」と別の意味で衝撃を



受けるあたし。 明らかにお金がないと思われる山陽電鉄、普通列車にいつの車両だろう



という旧型を今も使用している(しかしそれはそれで、あたし個人としては好ましい印象



なんですけど)状態で、がんばって投入したのであろう新型車両が修理不能なほど



大破とは! しかも新型の軽量車両だから余計に損傷が激しいと思われ。



 しばらくその区間は運航停止だろうし、踏んだり蹴ったりじゃないですか・・・(と思うのは、



今回の事故に関して山陽側に非はないのでは・・・と感じるからです)。



 がんばって、山陽!(普段、使ってないけど)



 そして怪我をした方々の一日も早い回復を祈って。


posted by かしこん at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月12日

グラミー賞の授賞式を見たが・・・



 特に予定を入れないダラダラ休日、WOWOWでグラミー賞の衛星生中継を見た。



 ・・・知らない人ばっかりだ。



 いや、知ってる人もいるけど、誰がグラミーを獲るのか、までは盛り上がれないと



いうか、「ふーん」って感じで流して見てしまった・・・。 わぁ、この人たち、すごく好きだ



なぁ!、みたいなときめきも感じず(合間のジョン・カビラの熱いコメントにはパッションを



感じたが)。



 衛星生中継は長いので、つい本を読んじゃったりして。



   反撃/リー・チャイルド



 『キリング・フロアー』に続くジャック・リーチャーシリーズ第二弾。 前作とは打って



変わって三人称(前はジャックの一人称でした)、彼が巻き込まれる事件もスケール



アップしますが・・・「大丈夫か、アメリカ!」みたいな内容でした。 いや、開拓者精神が



ずっと残ってるということなのでしょうが・・・。



 下巻の途中までやられっぱなしというかうまく動けないジャック・リーチャーの反撃



具合が確かに本書の読みどころか。 しかしなるほど、これもちょっと映画には適さないな。



 演繹的推理力に優れ、ストイックで実力もあり、なんでもできる男なのに、それ故にか



油断しまくりで気がつけば窮地に、みたいな。 完全無欠のヒーローよりは人間らしいと



いうか、お茶目ではありますが・・・だからって。 今回はリーチャーの陸軍憲兵隊時代の



上司・ガーバー将軍が登場して、大変いい味を出していました。



 ふと疑問。 こういう最近のハードボイルド系って、ミステリなのか?



 アクション・アドベンチャー? まぁ面白ければジャンルは関係ないのですが、やはり



ミステリ好みとしては大味なんだよな!、と感じてしまうのでありました。


posted by かしこん at 05:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日/LIFE OF PI



 全然シネ・リーブル神戸に行けない・・・見ようと思っていた作品が次々終わってしまった



・・・気分は大変ブルーです。 上映時間の壁、パルシネマとWOWOWに期待をかけよう。



 そして時間の都合で、「それほど見たい気持ちが強いわけではないが、まぁ見てもいい



かなぁ」程度の作品が見られてしまう悲しさ。 2月・8月は飲食店を中心にお客さんが



入らない時期だと聞いたことはあるが、映画館もそれなのか、レイトショーの時間が早く



なっている・・・109シネマズHATだけがそれを無視なので、あたしの足はそちらに向き



がちです。



   なぜ少年は生きることができたのか



 <トラと漂流した227日>という副題と、ほぼ海の上のシーンだけの予告編から、



遭難して助けられるだけの話だと思っていました。 しかし、タイトル<パイの人生>と



いうように、生まれてから大人になった今までのパイ‐パイ・パテルについて描かれる。



それがわかっていたら、もうちょっと見たい気持ちが強くなっていたのかもしれないのに!



(それまではCGだけの映画かと思っていました)



   現在のパイ(イルファン・カーン)。

     『スラムドッグ$ミリオネア』に出てた人だよ! 結構好きな俳優さんです。



 カナダのあるカフェで新作の小説を破り捨てた作家(レイフ・スポール)の姿をたまたま



ある人物が見て、「ならばわしの甥に話を聞きに行け。 奇跡の物語が聞けるぞ」とパイの



家を紹介したらしい。 初対面である二人はそのおじさんのことについて盛り上がり、一緒に



食事をし、“パイの物語”について話し合う。



 小説的な、非常にオーソドックスな幕開けである。 多分、「すぐ遭難!」って思っていた



人は肩透かしを食らうほど海に出るまでが実は長い(本編の30%ほど)。 でもあたしは



それが心地よかったです。 <物語>に入るまでに必要な手続きというか、勿論その部分も



物語なんだけど、まぁ、程よい前振りでした。



 で、そんな前段で語られるのは宗教であり信仰であったり(信じる・信じない含めて)。



そこを説教くさいと考えてしまうと鬱陶しい内容になりそうですが、あたしはほどほど楽しめ



ました。 あたしには特定の宗教感がないからなのか、他人のは興味深く思えるんです。



 で、ついに家族はインドを離れることに。 経営する動物園の土地はインド政府のもの



だけれど、動物たちは家族の財産。 北米に売ってそのお金で一族は再出発をもくろむ



わけですが、マリアナ海溝上で大嵐に遭い、船は転覆。 からくも一人救命ボートに乗り



移ったそのとき16歳のパイ(スラージ・シャルマ)は、シマウマ・オランウータンなどを



海から助け上げるが、そのボートにはハイエナと、“リチャード・パーカー”という名の



ベンガルトラがすでにいて・・・という話。



   結果的に、リチャード・パーカーと“二人きり”。



 このベンガルトラが、まあCGなんですけど予告で感じたよりもCGすぎなくてよかった



です。 多少は知っている動物なだけに、適度なリアルさ、ほしいですよね。



 で、困ったことに沈没した輸送船、日本船籍なのです(ティムトム号?とかって名前なん



だけど・・・日本船なら“○○丸”なんじゃないの?、と思うあたしは古いのか?)。 でも



<大海に放り出されたら>みたいな漂流マニュアルが細かく書かれてある小冊子は



いかにも日本的でした(後半、救助されたパイの元に日本人の調査員がやってくるが、



この役者さんが明らかに日本人じゃないのが悲しかった・・・)。 全体として、日本と



フランス人に対して厳しい表現があったような気がするのはあたしだけ?



   海がらみの映像は、とにかく美しい。



 特に天気のいい夜、星空がそのまま海面に映り込み、宇宙=海になるところは宗教感



うんぬんを飛び越える場面。 少年パイはイスラム教・キリスト教・ヒンドゥー教をそれぞれ



信じていて(というかひとつの宗教に決められず)、心の中には常に様々な葛藤があるの



だが、海という底知れぬ圧倒的な生命の宝庫を前に、ひとりの人間が考えることなど



ほんのちっぽけなものだと(そもそも、漂流してる段階でその個人の命もまたちっぽけな



ものですと)感じずにはいられない。



 で、漂流中の回想はファンタジー要素たっぷりで進むわけなんですが・・・ふと、何かが



おかしい、と何かがあたしの頭の中をよぎる。 宗教・信仰がテーマかと思いきや、実は



実存主義じゃないですか!、とびっくりした。



 生きるって、残酷ですね。 それでも生きるって、強さですね。



 予告編と全然違う話でよかったなぁ!


posted by かしこん at 09:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月10日

アートに良識を求める方が間違い。



 先日、東京の森美術館で見た『会田誠展−天才でごめんなさい』がどうやら物議を



醸しているらしい。



 何故、今更?



 あたしは会田誠氏の仕事については詳しくはないが、展示されていた作品は最新作



ばかりではなく、2000年代のものが中心だったように記憶している。



 今は、2013年です。 何故に今、非難が?



   今回の展示会のポスター。 これはおとなしい方です。



 この展覧会を見たあたしの感想は、「中二病って言葉しか浮かばない」でしたけど、



その感覚が間違っていたとも思いません。 あえて言うならば、高度な画力に支えられた



エロ・グロ・ナンセンスと幼児性の同居、というところか(多分これは、このアーティストに



対しては褒め言葉になると思います。 そういうスタイルの人ですから)。



 アートである以上、好き嫌いがあるのは当然。 しかし、何故あたしはこれが嫌いなのか、



受け入れられないのか、と一歩踏み込んで考えることこそが重要で、そもそも現代アートの



わかりやすい役割ってそれぐらいなのでは?



 それを、「児童ポルノだ」・「公序良俗に反する」ってお題目で展覧会の中止を求めるのは



いかがなものか・・・どこの市民団体かは知りませんが、そういうことするから市民団体と



いう名がつくと胡散臭いものだと思われるのでは・・・。



 今回の展覧会はお金払った人しか見ないし(みたくない人の目の前に突然現れる物では



ない)、展示物の中でも過激なものと判断された作品は個室に集められ、注意書きが



出ていた(そういうものが苦手な人は入らないでください、的な。 あたしはふらっと



入っちゃいましたが、まぁこれは注意書きがあった方がいいだろう、と納得)。



 というか、あたしとしては村上隆の美少女フィギュアが最高額がついたからとニュース



番組で不用意に流されたことの方がヤバかったと思いますけどね・・・。



 日本の現代カルチャーにおいて“美少女”というモチーフを抜きにしてはアートは語れ



ない、みたいになってしまっている日本国民の幼児性というかロリコンを容認する文化が



あるかぎり、会田誠的作品はなくならない。 これは現代日本の宿命です。



 ちなみに、描かれているのは“非存在美少女たち”なので児童ポルノ法には引っかかり



ませんよ!



 いろいろぐぐってくだされば不快と思われる画像が出てくると思いますが、あたしからは



一点、ご紹介します。 見たくない方はスルーで、大丈夫な方は続きをどうぞ!


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posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月09日

ほぼ、寝たきりの休日



 久々に、ちょっくら寝込んでしまいました。



 特に熱があるというわけでもないのですが・・・いろいろ、疲労?



 相も変らぬ睡眠不足がここのところ天井知らずだったのに加え、花粉症的な症状も



あり、おまけにバタバタだった仕事が一瞬ちょっと落ち着いた(来週からまた別の動きが



必要になりますが)せいもあって気が緩んだのか。 そしていつもの貧血も加わって、



本日は人事不省でございました。 前もって鍋にいっぱいチャウダースープをつくって



おいてよかった・・・(改めて食事をつくるパワーがない)。



 映画の感想をまとめる力もありません。



 というわけで、この三連休はゆっくりしたいと思います。



 まだデパートにチョコレートフェアを見に行けてない・・・来週のために、体力を温存。


posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

だまし絵はメタフィクション



 あたしはエッシャーが好きでして・・・でもそれはまずだまし絵(トリックアート)としての



魅力に、というより、その繊細で写実的な筆致が好きになるきっかけだったような気が。



トリックアートと呼ばれるものも勿論好きなんですが、やはりまずは絵や作品として



一定の基準をクリアしてるかどうか、その先にトリックアートとしての評価があるように



思います。 ふとそんなことを思ったのは、この一群に出会ったから。



   終わらない夜

          /セーラ・L・トムソン:文 ロブ・ゴンサルヴェス:絵




 絵本というか、ロブ・ゴンサルヴェス氏の絵に感銘を受けたトムソン氏が絵に触発された



詩を書いてそれを大型本の絵本という体裁にした、という感じ。 だからある意味画集なの



ですが、きっと子供はこういう絵が好きだろうなぁと思うので、絵本として人気があるのも



わかる。 エッシャーというよりはマグリットの影響が明らかですけど。



   真昼の夢



 好評だったのか、このコンビの作品、続きます。



 前回の舞台が“夜”だったので、次は“昼”ということなのでしょうが・・・絵を見て



「ほうほう」と考えることは増えても<幻想感>はやはり夜の方が強かったかな。



   どこでもない場所



 だんだんトリッキー度合いが強くなってきたような。 でも非常に面白いです。



 どんどんイマジネーションを試される感じ。 どの絵の中に入りたいか、いつしか真剣に



考えてしまう・・・。



 現実逃避でしょうか。 そうかもしれません。


posted by かしこん at 05:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月07日

カエルの月めくりカレンダー



 「よかったら、これ、使ってください」と、ある人からいただきもの・・・。



 何故だろう、あたしのカエルスキーを何故この人は知っているのか・・・。



   2013年 月めくりカレンダー



 しかも2月に入ってからくれるなんて・・・これは一ヵ月間必要とされなかったの?



 (勿論、くれた人は未開封状態のものをあたしにくれました。 1月分をはがしたのは



あたしですが、はがした1月分を何かに使えないか考え中・・・)



 かわいそう・・・あたしが、使います!



 とはいえ、カレンダー部分は6センチ四方ぐらいなんで、使いにくいといえば使いにくい



かも・・・(メモが書き込めるわけでもないし、ただカレンダーとして使うだけなら周囲の



カエルが大きすぎて場所を取る)。



 つまり、これはカエルスキーのためのカレンダーではないですか!



 丁度、卓上カレンダーがなかったので、使います!



 ちょっと、心がなごむ・・・


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2013年02月06日

花粉症? 大気汚染?



 ここしばらく前から、やたらくしゃみと鼻水が止まらなかったり。



 野外と室内の温度差のせいであろうか・・・と思ってみたがどうもそうでもないようだ。



 もうスギ花粉、来てますか? でもあたしはスギよりマツ花粉にアレルギーありなん



ですが(だから、花粉症であれば時期的にもう少し後のはず)。 しかし目薬をさす回数が



確実に増えているのは、何かが目に入ってきているからだ!



 そんなときに友人から、「花粉も来てるけど中国からの大気汚染も来てるよ!」と連絡を



もらい、微妙に納得(何年か前、黄砂がひどいときはほんとにつらい目に遭った・・・)。



 そういえば福岡の友人からは「光化学スモッグ注意報とか出るよ」とも聞いた・・・それ、



社会の教科書でやったことがある昔の公害なんじゃないの? 今でもあるんだ!



 そりゃ、アレルギーの子供も増えますよね・・・。



 使い捨てマスクを買い足しておくべきか、思案中。


posted by かしこん at 06:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月05日

今日は2冊と、・・・。



 創元推理文庫、1月末刊行分から2冊購入。



   立春大吉 大坪砂男全集1



 かつて乱歩から<戦後派五人男>の一人に数えられたという不世出の天才、という



噂だけ聞いたことがあります。 作品を手にするのは初めて。 文庫4巻で全集とする



そうです。 とりあえず乱歩が褒めた本格となると、ちょっと期待しちゃいますよね。



   小鬼の市/ヘレン・マクロイ



 『幽霊の2/3』の、『暗い鏡の中に』のヘレン・マクロイによるウィリング博士シリーズ



番外編? 別作品に登場するウリサール警部との共演ということで・・・こういうお遊び的な



ことは昔からあったんだなぁと思うと楽しくなる(明智小五郎シリーズにおいては、明智さん



以外の名探偵は大概犯罪者だったりしますからね)。





 で、週末、未読本を整理していて・・・これを発見。



   凶悪−ある死刑囚の告発/「新潮45」編集部編



 犯罪ノンフィクションを浴びるほど読みまくってきたあたしですが、『消された一家』以降



どうも読む気力が落ちたというか、時代が遡っていたり外国のだったりすればわりといい



のですが、日本国内のここ十数年ぐらいのルポはなんか読むのがしんどいのである



(それだけ『消された一家』が強烈過ぎたということでもあるでしょう)。 同じく『コロンバイン



銃乱射事件の真実』も発掘したが、なんか開けず。



 しかしこの『凶悪』は映画になるらしいと聞いたのでとりあえずまえがきを読んでみた・・・。



それだけでかなり、ダメージな内容だった。 これはあきらめてしばらく置くか、一気読み



するかどちらかだな、という気がする(その方があたしが被る痛手は少なくて済みそう)。


posted by かしこん at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

LOOPER/ルーパー



 SFが好きで、ジョセフ・ゴードン=レヴィットも好きとなったら見逃すわけには



いきますまい。 それにしてもブルース・ウィリス、最近ちょっといろんなのに



出過ぎじゃないのか?



   任務:未来から来る犯罪者を消せ 標的:30年後の自分



 時代は2044年。 30年後の未来ではタイムマシンが発明されたが過去へ行くこと



しかできない。 そして情報管理が徹底された未来では身元不明の死体は存在できない。



そこで地下組織は殺したい相手を30年前に送り込み、事情を知ってるその時代の殺し屋



<ルーパー>に任せる、という作戦をとっている。 報酬は、ターゲットと一緒に送られて



くる金属。 その報酬をため込んで、いつかフランスに行って一旗揚げるんだと考えている



ジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、そんなルーパーのひとり。



 ある日、ルーパー仲間のセス(ポール・ダノ)が真夜中に飛び込んでくる。 いつものように



標的を待っていたら、それは30年後の自分だったというのだ。 驚きのあまり引き金を



引けなかった、ターゲットを逃がしてしまった、と泣きつく姿に、ジョーはルーパー家業の



危うさを思い知らされる。 次の自分のターゲットは、30年後の自分かもしれないのだ・・・。



   オープニングの一幕は、スピーディーでスリリング。

     しかし次第に低予算さ加減が見えてくるのが切ない・・・。



 というわけで前半は状況説明に費やしつつの伏線張りでいい感じにSF映画っぽさ全開



(雰囲気はちょっと『TIME/タイム』に似てます)。 そして後半からは舞台が



移動してトウモロコシ畑の中の一軒家になってからはM・ナイト・シャマラン的(『サイン』や



『ヴィレッジ』みたいな雰囲気)でもあり、少年と母親が出てくるところは『ターミネーター』



だし、結果的には『バタフライ・エフェクト』だな、と(タイムパラドックスにかかわる話だから



似てくるというか思い出すのは当然かもしれん)。



 が、やはり驚きなのは、当然なのかもしれないけど未来のジョー(オールド・ジョー)に



してみれば今のジョー(ヤング・ジョー)は過去の自分なんだけど、ヤング・ジョーにして



みればオールド・ジョーは他人である、ということ。 30年後の自分だと言われても、



体験していない時間は共感できないわけだから。 自分自身ですらもそうなんだから、



若い世代と年長の世代がわかり合うのって難しいはずよね・・・(それはまた別の話)。



   しかしジョセフ・ゴードン=レヴィットと

      ブルース・ウィリスが同一人物とは無理があるのでは?



 と、あたしは予告で思ったんですけど、さりげなく鏡に向かってヤング・ジョーが生え際を



気にしていたりする描写があったり、ときどきジョセフ・ゴードン=レヴィットがメイクダウン



している感じがあって(明らかに顔が違っていた)、一応そのへんの整合性は考えられて



いるのだな、と感心。 でもちょっとツメが甘い感じがあるのよね・・・エイミー・ブラントも



出ているしキャスティングに関しては問題ないのですが、なんかもう一歩新しい何かが



ほしかったよ!



 とはいえ30年後のセスの末路を描くプロセスはすごかった・・・現在と未来をああやって



つなげるとは、恐れ入りました。



 現在からしたら未来は見えないんだけれど、過去は確実に自分につながっていて、



現在も一刻ごとに過去になる。 となると、未来は思うほどに未来じゃないのかもしれない。



未来の自分からしたら、現在の自分は過去の一通過点でしかないのだから。



 そういうことを考えてしまう・考えさせるのが、やはりSFの価値ですよ!


posted by かしこん at 05:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月03日

それこそが小説というジャンルの面白さ



 いろいろ買ったり借りたり、読みかけのまま別な本に手をつけて、その前の本をどこに



置いたかわからなくなったり、忘れた頃に見つけてまた続きを読んだり、と、あたしの



<読書>はだんだん<混沌>と同義語っぽくなってきました。



 それ故にタイミングがずれたり、意外な出会いがあったり、不思議なシンクロを楽しむ



こともできるんですけどね。



 もはやあたしにとって読書とは何なのか。



 そんなことを考えてしまったのは、ようやくこれを読み終わったからです。



   小説の聖典 漫談で読む文学入門

             /いとうせいこう×奥泉光+渡部直己




 現状に満足せず、小説というものの新しい形を常に模索する二人の会談(漫談)なので



刺激的な方向へ行ってしまうわけですが、最初の単行本が2005年なのでちょっと古い



感がある(内容が古いというよりも、二人の考えはもっと先に行ってるんだろうな、的な)。



実際、「物語(という枠組み)が苦手だから小説が書けない」とこの中でも苦悩を露呈して



いたいとう氏も3.11後の現状を前にして書かずにはいられなくなってるし、だからこの



シリーズ(?)は現在進行形で追いかけていかなければならないんじゃないかと思ったり。



いとう  「えもいわれぬ感動」っていうのは、「雑音」の多さに関係してるかもしれない。

     そのことでパターンからずれていって複雑化するような要素。

奥 泉  そのように複雑に感情を突き動かすものが、小説なんですよ。



 ほんとはもっと前から引用しないとわかりにくいんですが・・・あたしはここに、ものすごく



納得したのでありました。





 で、ちょうど同じころに読み終わったのが小説じゃなかったんですけど。



   長谷川恒男 虚空の登攀者/佐瀬稔



 この前読んだ『狼は帰らず アルピニスト・森田勝の生と死』の姉妹編というか、こちらの



方が先に書かれているのですが内容はかなり重複。 で、『狼は帰らず』で森田に比べて



長谷川はかなり恵まれた境遇、みたいなイメージがあったんだけど、結果としてはどっこい



どっこいというか、結構似た者同士だったのではないか、という印象。



 二人とも近くにいたらすごくめんどそう!



 でもそれは、彼らが生まれて育った時代のせいもあるかも知れないなぁ、とこの本で



第一次ベビーブームに生まれた人々の社会的なひどい扱いを初めて知ってショックを



受けた。 小学校に入学する人数がその年からすごく多くなることが6年前からわかって



いながら全然手を打ててないお役所仕事は、ほんとにバカじゃないかと(それで、教室が



足りないから児童を午前と午後の二部制に分けたりしている)。 こういう感覚がまだ



あるから少子高齢化社会とか国民年金の破綻とか、わかっていても先延ばしにする習慣が



抜けないんですかね。



 ともかくも、学校にも社会にも馴染めず山に救いを見い出してしまう人々の姿には、



これまでにない説得力がありました。



 そして思うわけです。 ひとつのルートを越えたらまた次のルート、ひとつ難しいのを



抜けたらもっと難しいやつ、と登山家・登攀者の要求はレベルを落とすことがない。



次から次、とまるで追い立てられるように飛びついていってしまう。 彼らにとっての山は、



あたしにとっての本ではないのか、と。



 勿論、本を読んでて死ぬことはないけれど、社会生活に支障をきたしたりすることはある



(本の続きが読みたいからと付き合いを断ることもあったし、本代を削るくらいなら食費を



削ったし、徹夜で本を読んでしまい授業中に睡魔と闘うことも多々)。



 なんだろう、あたしは読書者として何かを極めようとしているのか?



 いや、そんなこと意識したことないなぁ・・・でもそれこそが、本という山にがっちり踏み



込んでいる証拠かも。


posted by かしこん at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月02日

『ゲーム・オブ・スローンズ』第一話『冬来る』



 Jcomオンデマンドで、期間限定(2/1〜2/7)で無料放送をしている『ゲーム・



オブ・スローンズ』第一話の『冬来る』を見ました!



 なんとも重厚な映像! 原作ファンの期待を裏切らないつくりに感銘!



 あっという間の60分でした



 しかも、「第一話はきっとあの場面で終わるに違いない」とぼんやり予測していた



シーンでほんとに終わって(そこは小説を読んでいた人間の大半が「どうなるんだ!」と



首元をひっつかまれる部分でもあります)、製作者側の原作への愛情をひしひし感じます。



   のちに<王の手>となるエダード・スターク(ショーン・ビーン)。

      イメージに合っております。



 基本的にキャストのみなさんも原作からのイメージにおおむね合致しており、違和感が



少ないです(個人的にはジェイミーはもっとハンサムというか“美丈夫”という感じがして



おりましたが、シリーズが進むにつれてお間抜けな部分が見えてきたので「こんな感じかも」



と納得)。 お気に入りキャラのジョン・スノウもそれっぽくて安心!



 冬が来る・・・の感じもよく出ていたし、主要メンバーを全部紹介というか描写していたのが



よかったです。 2話以降の話がスムーズに進むだろうなぁ、と。



 原作を大事にしながら、でもただ忠実に描くだけでなく原作を読んでいない人たちにも



わかりやすいように配置し直している感じがわかりますが、そのあたりがうまくいっている



から「大人版『ロード・オブ・ザ・リング』」という評価を得られているのではないかと。



 出来にすごく安心できたので、スターチャンネルからどこか別のチャンネルに落ちてくる



のを待てますわ〜。



 が、ショックだったのは原作である『七王国の玉座』、あたしはずっと「ななおうこく」だと



思っていたのに、ドラマでは「しちおうこく」と発音されていました・・・



 いろんな人に「『ななおうこくのぎょくざ』、面白いですよ!」と言い続けてきたのに・・・


ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 05:24| Comment(1) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月01日

未来のパリジェンヌ御用達?



 トアウェストに移転したはちみつ屋さんドラート、普段のあたしの行動範囲から



ずれた場所なので、なかなか行く機会が減っておりますが、どうしても<はちみつ



柚子>がほしくて行ってまいりました。



 味見したロシア産菩提樹に心惹かれつつ、いや、前に買ったやつまだあるから!、と



我慢(在庫は結構あるみたいだったので次の機会に・・・とか油断するのもまた失敗の



元なんですけどね)。 初志貫徹ではちみつ柚子を買い、お湯割りで楽しんでおります。



 しかし、このトアウェスト周辺は雑貨屋さんやカフェがこっそり集うお洒落タウン。



 ついでに、気になっていたお店をうろうろ・・・。



 そしてこのお店で、ちょっとしたお買い物。



   “ミニマ”と読むのでしょうか・・・。



 自宅用の簡易包装といっても、このおしゃれさ。 おもにヨーロッパ方面で買い付けた



アクセサリー・装身具系(シューズや服もあり)の雑貨屋さん、といったところでしょうか。



 で、使うかどうかわからないけど、かわいかったので買ってしまった・・・。



   リング。 メイドインフランス。 素材は謎。



 なんというか、パリに住む女の子たちがするんだろうなぁ的な“おもちゃの指輪”なんだと



思いますが、おもちゃっていうクオリティでもないのよねぇ。 『ユキとニナ』みたいな、



何気ない服着てるだけなのになんかお洒落さが他の街の子供と違うぞ!、というパリ



ジェンヌ未満がしてそうな感じが、日本のいい大人から見ても十分キュートなのです。



 なのでリングサイズなんかも適当ですが、これ、チェーンに通してペンダントトップに



してもかわいいんじゃないのか、と思っております。


posted by かしこん at 06:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする