2013年01月31日

ウエスト・ウィング/エドワード・ゴーリー



 図書館にない!、ということが判明し、版元に問い合わせても在庫の安定供給が



不明・・・ということもあり(品切れになったら終わりです、ということです)、ついに、



これも自分で買っちゃったよ!



   ウエスト・ウィング/エドワード・ゴーリー



 表紙に、翻訳者の柴田氏の名前がありません!



 それもそのはず、30ページの絵だけで構成されていて、文章はひとつもない。 本来



あることが多い<訳者解説>もない!



 全てが読む者に委ねられる・・・それはそれで、怖いんですけど



 ウエスト・ウィングとは・・・どうやら建物の西棟(西館?)らしけど、どんな建物なのか、



どこにあるのか、いつごろ建てられたのかの情報は一切ない。 ただ、知るためには



その西棟に足を踏み入れるしかなくて・・・。



 もう、「ここはどこ? わたしは、そしてあなたはだれ?」の世界です。



 絵から絵への間には西棟を行く者が出くわす光景が広がっているものと思われますが



・・・何故、そこで目を留めた?(いや、留めるだろうけど、その手前も残してくれ!、とか)、



などとつっこみたくなるのは、西棟で繰り広げられている(もしくは何も起こっていない)



光景の間を自分で想像で埋めようとしたら非常に怖いからです。



 あたしはおぼろげにストーリーを組み立ててみましたが、説明不可能な絵もあるし、



全部西棟の秘密(?)を読み解いたら中に入って行った人は死ぬのでは・・・という



危機感もあり、あえて理屈の通じない部分は(まぁそれが大半だったりするんですけど)



残しておいて・・・ただ戦慄におののく、というのもこの本の楽しみ方かと思ったりして。



 エドワード・ゴーリー、ほんとに只者じゃないです。 この人を今まで知らなかった自らを



恥じますよ・・・。


posted by かしこん at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする