2013年01月28日

キリング・フロアー/リー・チャイルド



 トム・クルーズ主演の映画『アウトロー』が公開するおかげで、ジャック・リーチャー



シリーズが復刊!



 しかし原作本『アウトロー』の前に出るのは一作目の『キリング・フロアー』新装版のみ。



しかも『アウトロー』はシリーズ9作目だというのに、かつてシリーズの邦訳は4作品しか



出ていない(現在、絶賛品切れ重版未定中)。



 というわけで、シリーズは順を追ってちゃんと読みたいあたしとしては新装版を買うのを



やめ、図書館から過去の作品を探し出すことに。



   というわけで装丁は旧版。

      なんで講談社って上下巻の表紙に工夫しないんだろう・・・。



 ジャック・リーチャー、元軍人。 しかし今は特定の住所も持たない流れ者。 たまたま、



通りかかった町が以前兄に話を聞いたことがあるブルーズマンの故郷だと気づいてバスを



降りただけだったが、気がつくと身に覚えのない殺人容疑で警察に取り囲まれる。 一体、



何が起こったのか?、という話。



 シリーズ一作目だけあって、「成程、シリーズ一作目だね」と納得できる展開。



 が、これを映画にするのは難しかろうと推測・・・特にジャック・リーチャーの描写がアイス



ブルーの目、身長195センチ、体重95キロとあれば「トム・クルーズじゃないし!」(目だけ



OK)。 そして一作目なのでまだまだキャラ設定が甘いというか、映画の予告編で感じ



られた非情さがあまりありません(すぐ魅力的な女性と恋に落ちてしまうのもいかがな



ものか)。



 そしてこの物語の舞台はアメリカ南部、ジョージアの田舎町なのですが・・・「南部って、



なんなの?!」となる展開続出。 デイヴ・ロビショーシリーズとはまた違った南部の顔が



(とはいえ、作者はイギリス人だそうなので、南部のイメージが一人歩きしているのかも



しれないし、ある時代、実際南部はそうだったのかもしれないし)。



 やっぱり、アメリカ南部はちょっとわけがわからないよ〜、という印象が強まっております



(それともこれが現代的ハードボイルドってやつ?)。



 ジャック・リーチャー個人についてはまだまだ謎があり、それが次のシリーズ作品への



牽引力となるのでしょうが・・・映画が当たってシリーズ化されたら、全作品邦訳されるかも



しれないなぁ、と、ぬるい期待で待ちますか。



 がんばって、トム・クルーズ!





※余談 : トム・クルーズが来日インタビューで「新作『アウトロー』を楽しんでください」

    みたいなことを(勿論英語で)言ってましたが・・・『アウトロー』って邦題なんですよね。

     原題ではなく邦題でわざわざ挨拶してくれるなんて、すごいですねぇ(「日本の

    みなさんは何十年several ten yearsも応援してくれているから」ってこともあるんで

    しょうけど)。 さすがファンサービス上手な男!


posted by かしこん at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする