2013年01月10日

ネオン・レイン/ジェイムズ・リーバーク



 実は結構先日、WOWOWでトミー・リー・ジョーンズ主演の『エレクトリック・ミスト−



霧の大捜査線』という日本未公開の映画を見たのだが・・・タイトル通り、警察が事件を



捜査するものだったのだが、やたら主人公のモノローグが長かったり、<バイユー>と



いう言葉がやたら繰り返されたり、時代設定は90年代かなぁという感じなれど何故か



南軍の兵士の幻覚を見続けたり、と、とにかくいろんな意味で謎のある映画だった。



 気になったので原作者としてクレジットされていた“ジェイムズ・リー・バーク”で検索して



みて、トミー・リー・ジョーンズ演じた“デイヴ・ロビショー”を主人公にしたハードボイルド



シリーズが存在することを知る。



 しかし神戸市の図書館には何故か『エレクトリック・ミスト』がない!



 なのでシリーズ一作目、『ネオン・レイン』を借りてみた。



   ちなみに、シリーズ作品全部品切れである。



 物語の舞台はアメリカ南部のニュー・オーリンズ。



 本の裏表紙にはこんなことが書いてある。



 <ハイでハードなニュー・ヒーローの誕生!>



 ・・・アメリカでの探偵ではないハードボイルドものの隆盛期の産物かなぁ。



 “バイユー”とは湖沼地帯のこと。 ニュー・オーリンズには雨が多く、メキシコ湾から



吹き上げる風が沼からの水分蒸発を防いでいるらしい。 そんな沼地から一人の黒人



女性の死体を発見したのはニュー・オーリンズ警察警部補であるデイヴ・ロビショー。



麻薬中毒による溺死と判断されて捜査は終了したが、それでは納得できないロビショーは



単独で捜査を開始する。 それが、様々な組織の悪を炙り出し、ロビショー本人にも大きな



代償を払わされる結果になるとは・・・たとえわかっていても彼はやめなかったかも。



 そんな男の物語。



 ミステリとして大きなトリックや謎があるわけではないのです。 男の生き様、的なものを



見せつけられるだけで話は自然に(?)進んでいってしまうという不思議さ。 そして妙に



文学的なロビショーの語り。 映画におけるわけのわからなさはこの一作目から共通する



何かだわ。 ・・・何かちょっと、気になるかも。



 南部という風土もまた独特で、サンドイッチの具がオイスターだったり、コカ・コーラでも



ペプシでもなくみながドクターペッパーを飲む。 いや、ニュー・オーリンズの特徴か?



 なんだかこの町のことがもう少し知りたくなった・・・つづきを予約する。


posted by かしこん at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする