2012年11月18日

シャドー・チェイサー/THE COLD LIGHT OF DAY



 全然宣伝されてないので「大丈夫かなぁ」という不安はかなりあったのだが、なんか



時間がちょうどよかったので見てしまう(この感じが、映画館で映画を見ることに慣れ



切ってしまった自分の生活姿勢を物語るよなぁ、とちょっと反省)。



 新スーパーマンにも抜擢されたというヘンリー・カヴィル主演と言われても・・・誰だか



わからないというダメさ加減。 ポスターのうしろに写るブルース・ウィリスとシガーニー・



ウィーヴァーが頼りです。



 どうやら自分で会社をやっているらしいウィル(ヘンリー・カヴィル)は久々の家族と



一緒のバカンスのために、サンフランシスコからスペインに入国。 ほんとは仕事で



それどころではない空気だが、一応親子関係の修復ということも意識しているらしい。



ほぼ毎年のように違う国で家族が合うのは、父親(ブルース・ウィリス)が大使館の



仕事をしているからだ(ま、この段階でブルース・ウィリスがただの大使館員では



ないことは誰でもわかるわけですが)。 海の上のクルーザーで家族揃っての休暇を



楽しむはずが、父親への鬱屈した感情と仕事上のトラブルへの意識が原因で、弟



(ラフィ・ガヴロン)の恋人(エマ・ハミルトン)に怪我をさせてしまい、余計に居場所が



なくなるウィル。 「買い物に行ってくる」と、ざぶんと海に飛び込み、見知らぬスペインの



街をうろうろしてから帰ってくると、クルーザーが元の場所にない!



 あわてて探しまわると、船は別の岩陰に放置されており、中には誰もいない。 急いで



警察に駆け込んで事情を説明するが、言葉が通じないので一苦労。 が、実はもう



すでに彼は陰謀に巻き込まれており、カーチェイスで逃げまどいながら真相に近付いて



いく・・・という話。



   自分だけ、知らない――。



 ヨットがないぞ!、までの展開はなかなかよくて、家族で仲良くクルージング、の



シーンでもちょっとしたカットで観客の不安をあおるようなサービス(?)があって、



「これってスリラー映画だった?!」とハラハラしたりもしたのですが・・・そんな予感



だけでした(ちょっとショーン・ペンの『悪魔の呼ぶ海へ』を思い出したので)。



 しかも、「まさかのブルース・ウィリス途中退場」という想定内の展開には苦笑して



しまい、ツッコミどころもいっぱいでした(ま、そういう映画なのでそこに文句をつけるのは



ファミレス行って本格フレンチ出せというのと同じようなことですが)。 父親と違って



普通の人のはずの主人公が強すぎるとか、そういうことは言ってはいけない感じ?



   あ、『インモータルズ』の人!



 多分、『アルゴ』のあとに見てしまったせいなんですけどね・・・、<CIA>や<陰謀>と



いうキーワードがかぶり、どうしてもこっちの方が安っぽく見えてしまう哀しさ。



 主な舞台はマドリードなのですが、街並みの美しさなどよりも延々と続くカーチェイス



しか記憶に残らない(しかもメインは夜中だ)・・・途中、寝ちゃったか、あたし。 期待の



シガーニーもいまひとつ輝きがない感じで、残念。



 これって、次のスーパーマンであるヘンリー・ネヴィルくんの日本での知名度を



ちょっとでも上げようという作戦のための劇場公開だったのでは、とか勘繰ってしまう



ほど、普通なら“劇場スルーDVDリリース”パターンの作品だと思うが・・・。



 監督が『その男、ヴァン・ダム』と同じ人だと知り微妙に納得(でもあっちの方がずっと



面白かったぞ!)。



 いろんな意味で、ブルース・ウィリス、出過ぎです・・・。



 久々に、「はずれ引いちゃったなー」という感想を抱いてしまった。 それもまた、



あたしにはちょっと珍しいことでした。


posted by かしこん at 07:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする