昨日は『なごみクラブ』4巻を手に入れたことではしゃぎまくったというか、やっと
肩の荷が下りた感じだったのですが、あたしが久し振りに大型書店に言って一冊で
終わるわけがないのであります。

しかし、ちょうど29日発売のこれが、マンガコーナーには山積みだったのです。
版元の力の差を見せつけられたようだ・・・。

なんだか壮大すぎて「どうしよう?」となった本編『陰陽師』の外伝というか後日談と
いうか。 1巻はこじんまりと、それこそ『陰陽師』の初期の頃の味わいがあったの
ですが、2巻ではそのこじんまりさを残しつつもまたも壮大な方向に・・・。
となるとぼけぼけ気味の博雅がいとおしく感じてしまう今日此頃。



『剣嵐の大地(けんらんのだいち)』上・中・下/ジョージ・R・R・マーティン
<氷と炎の歌>第三部改訂版の文庫化。 なんと帯によれば、第一部『七王国の
玉座』のドラマ放送権が“スカパー!”に取られた! なんてこった、なにやってたんだ、
WOWOW!!(もう、完全にやつあたりである・・・)
そしてまだ刊行されていない第4部だけでなく、第5部の邦訳&刊行の目途も立った
ようで・・・多分、ハードカバーで買っちゃうんだろうなぁ。 今から<氷と炎の歌>貯金を
始めなきゃ。

あの『扉は閉ざされたまま』による著者の第二作目。 ちょっと悩んだんですけど
(一作目のあまりの救いのなさは・・・)、これは前作に比べればハッピーエンドだと
訳者あとがきに書いてあったから。 しかしストーリーは前作同様、容赦ないらしい。
もう、スリラーというジャンルはなんでもありだな! でも精神科医とのセッションで
じわじわと事実が明らかになる、という手法は面白い。
表紙が怖い『シンドロームE』が反則過ぎただけかな。