「むむっ、土曜日に返却しなければいけない本がある! しかし、明日は出かけたく
ない!」、と思った金曜日のあたし。 仕事終了後、ちょっと遠回りして図書館の返却
ボックスにIN。
あー、これで明日は家から一歩も出なくていい、たまってる海外ドラマや(そもそも
『相棒』だって見てないわ〜。 『大奥』は当然録画セット済みよ〜)本を読めるわ〜、と
週末感をかみしめて家に向かう途中で、夜遅くまでやっている古本屋さん(新古書店と
いうべきか? そこはBOOKOFFではないけれど)の灯りが妙にあたしを誘うので、
ちょっと入ってみた。
ふと考えると、こういうお店は久し振りである。
以前は古本屋さんには大変お世話になりましたが、自分がそれなりに働いて稼げる
ようになってからは印税制度や出版業界不況などを考え「本は本屋さんで買おう」と
決めたから(同様の意味で、CDもレンタルはせずに買うのである)。
そして思う。 自分が本屋で新刊として買ったけどまだ読めていない本が、こういう
場所で売られていると(それなりに高額の値はついているけれど)、なんか腹が立つ!
まぁ、それはちゃんと読めてない自分が悪いんですけどね。
そんなこんなで店内をうろうろしていたら、見つけてしまった!

山口美由紀といえば『フィーメンニンは謳う』とかファンタジー系にファンが多く、そっち
方面が代表作といわれると思いますが、あたしはこの『朝ピカ』が大好きだったのです
(実家にはある・・・大好きなのに何故持って引っ越してこなかったのかといえば、読み
過ぎてもう全部暗記したような気になっていたからで、そんな作品は他にもたくさんある
のですが、時間がたてば自分の記憶力も衰える&結局わかっていてそれでも読みたく
なる、ということにあの頃のあたしは気づかなかったのですね。 こっちに来てから文庫が
出て買い直したものも結構あります)。
どうやら、あたしは好きな物に囲まれていたいらしい。 シンプルライフには程遠い・・・。
また、一冊100円なのよね! 全巻買っても900円とは!
というわけで、お買い上げ。
家に帰って、シャワーを浴びて、髪を乾かしつつ遅い夕食を作り、食べながら海外
ドラマを一話見て(こういうちまちました時間を利用しないとあっという間にHDDが容量
いっぱいになるのです)、勢いでもう一話見て、翌日のタイマー録画を確認し、さて、と
『朝ピカ』にとりかかる(というか、この段階で結構<朝>です)。
一巻目、中学一年生で転校してきた伊東真朝さんは、最終巻では大学生になっている。
他のキャラクターたちの成長ぶりが一気読みすると余計に感じられるなぁ。
と、そんなこんなで寝たのはお昼頃でありまして、起きたら夕方でした(しかも二度寝
したから、結果的に夜)。 「一日を無駄にしている」と言われかねない休日の過ごし方
ですが・・・なんだか満足なのでした。