2012年10月12日
夢と現実の指南
日本のフェミニスト(フェミニズムを広げようという活動を主にしている人たち)に
対して、「いやいや、日本は今そこそこがんばってますし、若い人たちの意識は
結構変わってますよ。 それより、アフリカのFGMや名誉の殺人で犠牲になる
女性のことを考えて行動してくださいよ」、と一生懸命説得している・・・という、
夢を見た。 勿論、夢の中で会話はまったくかみ合っておらず、あたしの言いたい
ことは相手にはまったく伝わらない。
あ、と気づく。 最近の仕事のもやもやの大本の原因は、これか、と。
全然話の通じない相手に対して、あたしは正面から向かい合ってどうにか話を通じ
させようとしていた。 通じない相手には何を言っても通じない、そういう割り切りも
必要なのだ、ということを夢から教わる。
仕事場の同僚(一応年下)にも、「あの人に対してがっぷり四つで組んでやってるの
ねえさんだけですよ。 なんでそんなに人間愛にあふれているんですか」と言われて
みたり(つまり他の人は相手にしてない&さらっと流してますよ、の意)・・・いや、人間
愛じゃないんだな、昔から妹によく言われている「姉は無駄な正義感が強すぎる」って
ことなんじゃないかと・・・。
で、もやもやを引きずって帰ると眠れなかったりするみたいなことを話せば、
「それ、“一人飲み”に行くのお薦めです!」と言われる。
お酒が飲めなくてもいいのです。 ただふらっと一人で店に立ち寄り、なんとなく話が
できそうなマスターとカウンターで具体的なことは言わんでも抽象的なことを話して、
ぼわーっと時間を過ごす。 勿論マスターとの相性というのもあるけれども、大概
そういうお店をしている人というのはいろんな人を見てきてるわけだし、疲れてるなー、と
感じられればそれなりの対応をしてくれるし、仕事のあとまっすぐ家に帰るよりも、そう
やってクールダウンの時間を過ごすのって、すごくいいですよ〜、というお話。
・・・なるほど、一理あり。
あたしはそこで映画に行ってしまったり、かばん屋さんや雑貨屋さんなどのお店の人と
商品のことについて会話したり、本屋でどっかり買ってカフェで読んだりとか、一人の
時間が苦ではないので現実逃避というか日常の切り替えを行うことでストレス解消を
していたんだけれど、それはある種の“逃げ”でもあるわけで(そうやって時間をおくことの
大事さもわかっていますが)。
そうして<マスター>という触媒を利用してまったり自分を客観視、というのはいいかも
しれない。
お酒ダメなんですが、近々<一人飲み>というものに挑戦してみようかと思います。