本日の目当てはエラリー・クイーンの国名シリーズ新訳本である。

またも“まえがき”でちょいとにやり、であるが、一作目のときほど驚愕はなかった。
シリーズ化を考えて軌道修正が入ったのであろうか、賢明である。
で、一冊で終われないのがあたしの悪い癖。


/マイクル・コリータ
以前出た、『夜を希う』と同じ作者だが・・・どうもこれで大化けの気配。 かなりホラー
テイストの強いミステリになっているらしく・・・期待。

仁木兄妹シリーズ、ポプラピュアフル文庫にて4冊目の復刊(これならば近いうちに
『黒いリボン』も出してもらえるだろう)。 しかし若い子(?)向けのポップすぎる装丁の
ため、なんか作品の味わいから遠ざかっているような気がしないでもない・・・あたしは昔
の角川文庫の装丁が好きでしたよ。

今もどこかで売っているのかしら(うちの実家には確実にあるけど)。
あと、先日から『江戸川乱歩クラブ』のルビー奥村さまと話をしていたら、やたら
『盲獣』が読みたくなってしまい・・・ついでに『陰獣』も購入。


光文社の江戸川乱歩全集、買うの初めて〜。 全作品に自作解説が載ってるのが
ニクイ。 『盲獣』はお馴染みの創元推理文庫からですが、この表紙はおとなしめなん
ですけど、巻頭の口絵の数々が・・・(汗)。 『盲獣』を小学5・6年あたりで読みました!、
ということでお褒めの言葉をいただいたのですが、口絵のない角川文庫で読んでおいて
よかったかもしれん、というくらいグロい・・・これは今だから感じるグロさなのか、その
当時でもこの口絵を見ても平気だったか小学生のあたしに聞いてみたいぐらいです。