2012年09月10日

近代洋画の開拓者 高橋由一@京都国立近代美術館



 日曜日、朝8時過ぎに出発し、京都へ。



 みなさん、夏の疲れが出ているのか(それはあたしだ)、まだ京都秋の観光シーズンに



突入していないのか、意外と道もすいている感じでほぼ9時半のオープン直後に美術館に



入れました。 目的は、こちら。



   『鮭』を三本、まとめて見ること!



 日本画はまだ難しくてわからないところがあるんですが、<日本の洋画>は何故か



大好きです。 リアルを追求してるからかしら? というわけで高橋由一は好きな画家



ですが・・・教科書で見たことのある『鮭』を実際に生で見たときの感動と言ったら!



 普通に「おいしそう!」と思いましたからね。



 その後、別の展覧会で『鮭』を見たときに前ほどの感動がなく、どうしたことだと愕然と



していたら、実は『鮭』は三枚あったんですよね!(すみません、それまであたしは全然



知らなかったのです・・・)。



 で、今回の展覧会は人物画からスタート。 油絵技法を会得するまでの習作や資料も



多数展示されています(そのコーナーでは『猫図』が強烈にかわいい!!)。 人物画も



面白いんだけど、やっぱりあたしはこの人の静物画が好きだなぁ、と実感する結果に。



 たとえば『日本武尊(やまとたける)』、服装や人物は明らかに日本の神話の感じその



ものなんだけど、足元の植物がまるでフランス絵画。 アンバランスさに笑ってしまうん



だけどそこが好き、みたいな。 あとは桶にのせられたタイがちょっと無念そうな顔を



している『鯛図』とか、これから食べられるんだろうにどこか笑い顔(もしくは安らかな



笑み)の『鴨図』など、いちいちぐっときます。 『豆腐』は金毘羅さんでさんざん感動した



ので「うむ、変わりないな!」と納得してみたり。



 そして目玉の『鮭』三本が並んでいる壁に。



 あらためて見ると、壮観。 おまけにちょっと高いところに展示されてるのであたしの中に



あった印象とちょっとずれてきて(また大きさもそれぞれ違うし、なんか思ったより大きい



のですよ! 額を変えているのか?)、どれがあたしのいちばん好きな『鮭』なのか一瞬



わからなくなった・・・。



 立ち止まり、しばし凝視。 ――これだ!



   東京藝大が所蔵しているやつです。



 壁に近寄って、作品紹介札を見て確認。 よかった、間違ってなかった・・・あたしの



勘もまだ大丈夫。



 というわけで大変満足な展覧会でございました(結構人が少なくて、思う存分見られた



せいもあるかも)。



 上の階にある平常展も高橋由一に合わせたのか、前半は人物画と静物画でまとめ



られていて面白かった。 福田平八郎の『鯉』のかわいらしさに胸がキュンとなり、



徳富神泉の先日の青が印象的な鯉とはうって変わった墨中心の鯉にもびっくり。



 ミュージアムショップのポストカードも充実していて、大変満足です。



 帰る頃、来客がどんどん増え出していて、早起きしてよかった・・・と実感でした。


posted by かしこん at 06:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする