2012年07月22日

絵本の森に迷い込む・・・



 なんでこんなことになったのかよくわからないのだが、<絵本の読み聞かせ>



みたいなことをすることになってしまった・・・。



 なんでだ、あたしは会話の通じない子供もボランティアも好きじゃないのに!



 しかしやることになったからには、やる・・・しかない。



 図書館や児童館がやっているような大きなイベント形式ではないのが幸い(と



いうかそんな大規模であればあたしに話が来るはずがないのだが)、まぁなんとなく



ぐらいの気持ちで始めたほうがよかろう。 ま、読書人口を増やしたい、というのは



あたしの野望のひとつであるし。



 しかし資金も人もいない状況、読む絵本を選定する人もいないので必然的に選ぶ



のもあたしだよ・・・。 とりあえず来る子供は小学一年生であることはわかったので、



最寄りの図書館で絵本を探すのだが。



 はた、と気づく。 小学校一年生ってどのくらいのレベルならOKなの?



 自分の子供時代の記憶を掘り起こすと・・・実はあたし、結構絵本を読んでいない



ことが判明。 多分幼稚園でちらちら読んではいたものの、かなり早い段階でもっと



字の多い本に移行してましたよ・・・高校のときの図書館司書のおねーさんが絵本



コレクターで、そこで初めて名作と呼ばれる絵本を読ませてもらったのが印象深い



(そのとき、『100万回生きたねこ』を読んで号泣したのであった)。



 そんなあたしに絵本を選ぶ資格があるのか?



 ちょうど夏休み前なので、図書館には各学年向け課題図書が置いてありましたが



・・・ぱらぱらめくってみて、いまいち気分が乗らないので却下。 家族ばんざい系が



多いのよね・・・片親家庭の子供がいたらどうするよ、とか思ってしまう(過剰な配慮



かもしれませんが、“こういう雛型が当たり前”みたいなのを示されると子供心にも



当たり前だとわかっていてもちょっと傷つくんですよ、あたしの経験ですが)。



 30分以上絵本コーナーをうろうろし(自分の読む本を選ぶより時間がかかっとる)、



とりあえず「子供にも声を出して読んでもらうもの」としてこれを。



   おひさまがしずむ よるがくる



 そろそろ夕方、寝る支度をしましょうよ、という話。 翻訳ものですが、言葉が韻を踏み、



「すぐそこ」の多用と繰り返しが非常にリズミカル。 1ページ当たりの文章が二行、と



いうのもポイント。



 で、もう一冊は「あ、これは!」と何故かあたしが「これは名作だ!」とたまたま知って



いたやつ。



   かようびのよる



 何故知ってるのか全然思い出せないのですが・・・これは文章がほとんどなくて、



絵からイメージをどんどん広げていくタイプ。 あるまちで火曜日の夜に起きた謎に



満ちた出来事の話。 これはあたしが今読んでもすごく面白いから、小学一年生たちも



ハマったらすごく盛り上がってくれるのではないか、と期待・・・。



 で、結果的にそれなりに・・・成功?



 音読の上手な子がいて、『おひさまがしずむ よるがくる』は独特のリズムがよかった。



 でもやはりいちばん盛り上がったのは『かようびのよる』だった・・・。



 「ねぇねぇ、これ、ほんとにあったはなし?」



 「ちがうよねぇ、ただのおはなしだよねぇ?」



 などという質問にも、肯定も否定もしないいじわるなあたし。 いや、火曜日の夜には



不思議な出来事が起こるのだとむしろ信じてもらいたいんでね! しめしめ。



 しかし、「次もまたこんなやつがいい!」と言われてしまった・・・。



 『かようびのよる』並みの名作がそう簡単に転がっているのだろうか。



 また絵本コーナーで時間をとられそうである。


posted by かしこん at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする