2012年07月16日

ブレイクアウト/TRESPASS



 ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン共演なのに、単館系で公開・・・という事実が



この映画の出来を如実に物語っているとは思いますが(しかもこのやる気ない邦題は



なんだ!)、ジョエル・シューマッカー監督の職人技的感覚は個人的にわりと好きです。



 ただレコーダー故障のショックのために感想が吹っ飛んでしまっている部分も



ございますのでご了承ください。 記憶を掘り起こします。



 ちなみに原題を直訳すると、『不法侵入』って感じですかね。



   臨界に達する緊迫感に あなたの忍耐力が試される



 冒頭から羽振りのよさを振りまいているというか、仕事人間ぶりがウザいカイル



(ニコラス・ケイジ)はダイヤモンドバイヤー。 妻のサラ(ニコール・キッドマン)と



生意気盛りの15歳の娘エイヴリー(リアナ・リベラト)とともに<白亜の豪邸>に



住んでいる。 しかし夫婦関係はすれ違いがちで、夫はプールサイドに不審な



吸殻とライターが落ちていることに気づく。



 そんなわけで観客への手がかりがわかりやすく次々と提示されていくのであります。



 娘は両親ともに反対されたパーティーに出るためにセキュリティー厳重な家を



パスワードで突破。 その後、お約束のように強盗がやってくる。



   いやー、とってもわかりやすいですねぇ。



 何故か最新鋭のセキュリティやこの家族の個人情報に犯人グループがやたら



詳しいのは何故か?、という謎で行くのかと思いきや、ニコラス・ケイジは妻を殺すと



脅されていながらもかたくなに金庫を開けるのを拒否。 それは何故か?、というほうに



ストーリーがスイッチ、かと思えばまた違う要素が・・・といろんなものが右往左往



(バッチリ計画済みで行動しているはずの犯人グループたちの行動も同様)。



 ニコラス・ケイジもニコール・キッドマンもよくこの仕事引き受けたなぁ、と別の意味で



感心。 こんなにも勢いだけの脚本を、それでもある程度の緊迫感を保ちつつ作品と



してよくまとめたよなぁ、さすがジョエル・シューマッカー!、とそれにも感心。 21時



過ぎのレイトショーとはいえ観客3人という事実にもなんだか納得(ま、自分がその中の



一人だということもまた事実なんですが)。



   ま、ニコール・キッドマン、綺麗です。



 犯人グループもいろんなキャラがいてそれはそれで面白いんだけど、誰ひとり



知能犯じゃないというところにストーリー的に限界が。 一応どんでん返し要素も



あるんだけどそれすらも自作自演的というか爆発力がないという。



 あたし自身はそんなにニコラス・ケイジのファンではないのですが、その野暮ったい



メガネはなんとかならんか・・・あまりに老けこんでいる感じがして別の意味で



ドキドキでしたよ。



   で、結局言いたいことは<家族万歳>ってことで。



 自分の家族のためならなんでもする、そういう価値観がなにより正しい!、という話



でした。 アメリカだ・・・。


posted by かしこん at 05:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月15日

茫然自失状態に救いの手が!



 うちのDVD&HDDレコーダーのこと、その後。



 24時間以上待ってから、コンセントにコードを差し込んでみる。



 気持ちの上のことですが、一応祈る気持ちで。



 しかし、本体にはまったく通電の気配なし!



 ・・・どうしよう・・・これから毎日リアルタイムで海外ドラマを見るのは無理だよぉ。



しかもこのレコーダーには映画が100本以上、ドラマも数え切れないほど入って



いるのに〜(DVDに落とそうとプレイリストはつくってあったのだが、2時間25分とか



DVD一枚に入りきらないため、ぴったりダビングをしなければならず、その間は他の



ことができないのでついつい後回しに)。 が、いくら反省してもあとのまつり。



 とにかく修理に出して、無事に帰って来てくれることを祈るしかないよぉ、と半泣きで



WOWOWリアルタイムで『CSI:科学捜査班11』と『ボディ・オブ・プルーフ 死体の



証言』を見ていたら・・・家の人が帰ってきました(サービスセンターの人との会話に



ついては事前にメール済み)。



 「壊れた?」



 「まだわかんない。 一応、電源抜いて待ってるとこだけど」



 「そんなんどうなるかわからんやん。 新しいの買いに行こう」



 「え、でも、これを修理してもらえれば問題ないし」



 「修理に何日かかるかわからんし、何日かでもないと困るやろ。 直ったら直ったで、



ブルーレイまた別で使えるし」



 この会話、夜の11時過ぎてます(しかもあたしは『ボディ・オブ・プルーフ』を見て



います)。 しかし、<録画装置がなかったらあたしはやっていけないであろう>と



即座に判断してもらえるとは・・・ありがたい。 確かにやっていけないのですが、



あたしは「もしかしたらすぐ直るかも・・・」とダラダラ期待してしまい(そのものへの



愛着というものもあり)、余計に被害を大きくするタイプ。



 あぁ、わかってくれているなぁ、といい方に解釈するが、家の人は修理というものに



期待していないのですぐ買い変えるタイプだったりするわけなんだが。



 そして、この時間にあいている電器屋さんなんてあり?



 「確か、ドンキホーテが開いている」



 というわけで、速攻着替えて車を出してもらってドンキホーテへ(あたしはどこにあるか



わかりませんでした)。 迷子になりそうな店内、時間帯故かお客はみなヤンキーですか、



というあたしにかなり遠い客層にビビりつつ、商品在庫の選択の余地もなしで「とりあえず



東芝のやつ買っとけばいいんじゃない?」ということでブルーレイ&HDDご購入(あたしは



びた一文払っておりませんよ、ほんとすみません)。



 ピンポイントで救いの手が差し伸べられる、ありがたい。



 で、家に戻ってきてから早速セッティング(家の人は不確実なことは苦手なのでそういう



ことも全部プロを頼む人ですが、ここは非常事態ですしあたしでなんとかなるかと思って)。



 配線も基本設定もあっさり完了。 さぁ、では明日からの番組録画を・・・となったときに



問題発生。 チャンネル選択に<ライン>がない!



 いや、あるんですけど、色が薄くなって選択できなくなっている。



 うちはBSデジタルもWOWOWもCATVもCATVのチューナーでチャンネル選択して



いるので、レコーダーで録画セットするときにはチャンネルを<ライン入力>というのに



しなければならないのです(地上デジタルの場合はそれぞれの局を選択できます)。



 というかライン入力ができることが何より重要だろ、あたしにとっては!



 さんざん設定などをいじった末、苦肉の策として(なんでこんなことになるのか意味が



わからないのであるが)、一度チャンネルを<BSデジタル>の項目からWOWOW



193を選択し、時間を合わせて登録。 その後すぐ修正することにしてチャンネルボタンを



押すと、<ライン>が選択可能になっているので、そこで<ライン>に変えて上書き登録。



 実験の結果、CATVのドラマが録画できました!



 ばんざーい!!!



 しかし、そこまでいくのにWOWOWシネマで1978年版『ピラニア』と『アイ・スピック・



オン・ユア・グレイブ』をあらかた見るくらいかかってしまった・・・。



 『アイ・スピック・オン・ユア・グレイブ』は一言でいえば復讐譚なのですが、最初の



加害者がバカばかりで、まずは被害者の女性にひどいことをするわけで。 そして



殺したぜ口封じ完了だぜと罪の意識にも苛まれないやつらの元に、一ヶ月後、復讐の



準備を整えた彼女が戻ってくる、という話。 ほんとに自分たちがひどい目に遭わないと、



他の人にしたことの罪深さを意識できないやつって存在するんだな、と感じてしまう



非常にタイムリーな内容でございました。 勿論、見てるこっちはどんなに残虐で



あろうとも彼女の復讐に喝采を送り、「ざまーみろ!」と思います。



   彼女は美人だけど骨格が華奢で余計に痛々しい・・・。



 すべて終わったあと、彼女はわずかに口元をゆがめるけれど、それは笑顔なのか



どうなのか。 復讐はしても、彼女の心もまた殺された・・・なんともやりきれない内容。



 しかし、全国の中学校で上映したらいいんじゃないの?、と考えてしまいました。


posted by かしこん at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月14日

茫然自失、続く・・・



 合間を見て、東芝のコールセンターに電話。



 事情を説明。



 「えー、では、本体にはどのような表示が出ておりますか?」



 「表示も何も、そもそもコンセント差しても通電してないんです」



 それは困りましたね、というか、どうしようもありませんね、的空気。



 「・・・ではですね、コンセントからしばらくコードを抜いていただきまして、1・2時間では



無理だと思いますので、1日か2日そのままにしていただいたら、もしかしたら初期化



されるかもしれません。 それで電源コードを差し込んでいただいて、それでも何の反応も



ないようでしたら、修理に出してください」



 ・・・というわけで現在コードを抜いておりますが、どうもヤバい気配濃厚。



 仮に修理に出したとして、いつ戻ってくる?



 その間に使う、今使っているのと同じ機種をネットで探してみたが・・・中古なのに



2〜3万円以上(まったく同じタイプであれば7万円とはどういうことだ!)。



 むしろブルーレイつき新品のほうが安いんですけど・・・。



 まぁ、HDDの容量の大きさの問題だと思うのですが。



 とりあえず今日一日待ってみて、その間に保証書を探して購入店舗に電話だな・・・。



 録画機がないと見るテレビが何もない(普段リアルタイムで見ないから)ということに



あらためて愕然とした。



 あぁ、また散財かぁ。


posted by かしこん at 07:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月13日

放心状態・・・



 夜中に、HDDに録画していた海外ドラマを見ていた。



 不意に、電源が落ちた。



 ・・・停電?



 しかし部屋の電気はついている。 TVも画面は黒いが、電気通ってます、の



黄色いランプはついている。 デジタル放送のチャンネルボックスにも異常なし。



 ・・・HDDだけ、電源が落ちた?



 あわてて、HDDの電源コードを抜いてみる。 しばらくのちに差してみる。



 変化ない。 電気がそもそも通ってないので、時刻表示もないしリモコンも



当然きかない。 HDDの電源コードをテレビの電源コードと差す場所を入れ



替えたが・・・変化なし!



 えっ、どういうこと!



 HDD内でショートでもしたのか・・・録画でため込んでいる番組はどうなるのだ、



そもそもまた動いてくれるのか。 明日、録画セットしている番組は撮れるのか?



 なんか、頭が真っ白である。



 HPを調べたが、お客様サポートにうちの機種が載ってない・・・お問い合わせは



フリーダイヤルへ(受付/9:00〜20:00)としか見つけられなかった。



 明日、合間を見て電話か――。


posted by かしこん at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月12日

憧れの人の名前を穢してほしくない件



 ピーター・オトゥールが俳優引退を決めたそうで・・・。



 まぁそこそこなお歳ですし、『ヴィーナス』では結構よれよれの老人を演じて



おられたから、これ以上また違う役にチャレンジというのが難しいという気持ちは



わからないでもない。 当然のことながら『アラビアのロレンス』が代表作になって



しまいますが、あたしはB級映画『クリエーター』でのマッドサイエンティストぶりが



好きでした。





 さて、歴史上の人物で、あたしは大津皇子が好きであります。



 今回の中学生自殺事件(他殺説も一部では根強いが)は、その大津皇子のことを



否応なく思い出させて、個人的にはとても不愉快です。



 それと<いじめ>という言葉の意味が広すぎることにも憤りを感じます。



 ちょっとした一時的な無視とか、陰口をたたいて面白おかしい情報を広める。



 <いじめ>といえる(言ってもいい)のはせいぜいこれくらいでしょ。



 死んだ蜂を食べさせるだの、無理矢理服を脱がしたり、貯金を下ろさせて



取り上げて勝手に使う、だのは<犯罪>だろ!



 加害者とされる側は「仲良かったからふざけてやってただけ」みたいなことを



言ってるらしいが、犯罪に該当することも仲良いからやってます、と言い切る人と



してのやばさのほうがおそろしいです。 主要2人は京都へ転校してるらしいですが



・・・警察も捜査で中学校に入ったみたいですが実行犯がいないのにそれは意味が



あるのか? そっちのフォローもしてくれるのか?



 「関係ない人たちが騒ぐことで、加害者とされる側を追い込む、これもまたいじめ



です」ともっともらしいことをおっしゃる方もいますし、確かにその通りなのですが、



関係のない一般人にも納得いくような対応なり処分なりが行われていたらここまで



話は大きくならなかったのでは? そして大きくなりすぎたからこそ警察が介入する



ことになったのでは?



 昔からいじめはあったし、根絶するのは難しいのかもしれない。 しかし、しては



いけないことのボーダーラインを持たないやつらによるいじめという名の犯罪は



いっこうに減らないのは何故なのだ(むしろ増えてるし)。



 それは、大人のせいですね!!



 厳罰化だけが処罰ではない、という気持ちもわかります。 だがもう、そんな悠長な



こと言ってる場合ではないのでは。 年齢性別関係なく、やったことに対しては責任を



とることを学んでいかなくてはならないのでは。



 ただ、行くことがただつらい学校には、行かなくてもいいと思うんですよね・・・義務



教育でなくとも。 自分を守るのは自分自身だから。 親に心配かけたくないから



言えない、というのであれば学校に行くふりして家を出て図書館でずっと本を読んで



いるとか。 そんなところで今まで知らなかった別の世界を知ったり、客観的に自分を



見られるようになるだろうし。



 逃げることは決して悪いことではありません。



 もしくは、自殺するくらいなら相手を殺す計画を立てたほうが建設的。


posted by かしこん at 05:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月11日

今日は2冊しかなかった!



 新聞の下の新刊紹介欄に、ベリンダ・バウアーの新作の紹介が。



 おぉ、出たのか!、と、今回こそK國屋へ。



 新刊コーナーに、ちゃんとありました。



   ダークサイド/ベリンダ・バウアー



 『ブラックランズ』の著者の第二作であります。



 ジョン・ハートの『ラスト・チャイルド』と設定がまるかぶりで損している印象のある



『ブラックランズ』ですが、読後感はこっちの方が好き! しかもこの『ダークサイド』、



シリーズではないのですが同じ町が舞台になっていて、『ブラックランズ』の主人公



スティーヴンの4年後の姿がちょこっと出てくるようだ(登場人物一覧に名前あり)。



 ということで、“買い”。



 そして前回忘れていた『アルゴリズム』を買おうとしたら・・・ない。



 なんかがっかりし、店内をうろうろ。 話題のインドリダソン『湿地』を買おうかどうか



かなり迷う・・・ヴァランダーシリーズでお馴染みの柳沢由実子さんが翻訳だし、



著者は北欧の巨人だそうだし、読みたいんだけどソフトカバーなんだよね・・・文庫に



なっても千円オーバーかも、と思うと¥1,785−は法外なお値段ではないのだ



けれど・・・文庫サイズが好きな身としては収納に困るのですよね(そしてハード



カバー・ソフトカバーを買ってもなかなか読むタイミングが測れないという・・・)。



 でも一冊だけ買って帰るのはなんかつまらない・・・という間違った方向の貧乏性。



   残された山靴/佐瀬稔



 遭難死した日本のクライマー8人の評伝集みたいな感じ。 先日の『グランドジョラス



北壁』の著者の方も含まれてます。 ある時代、そのようなクライマーの方々って



一般的にも有名だったのですね・・・あたしが興味を持った時代がもうそれよりずっと



あとだから感覚としてよくわからない。 ま、これを手掛かりにまた読む本も増えるかも。


posted by かしこん at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月10日

スノーホワイト/SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN



 なんだかなぁ、と思いつつ、つい見に来てしまった。



 夏以降に公開されるもうひとつの白雪姫ものはどう見てもコメディなので(女王が



ジュリア・ロバーツじゃ洒落にならんだろ)、だったらシリアスで来てるやつのほうが



いいな、と思い。 ま、こういうのはお祭り騒ぎですよ、ある意味。



   “おとぎ話”は終わった。

         今、新たなる「白雪姫」伝説がはじまる!



 というわけで<戦う白雪姫>がウリのようですが・・・実は戦うのは最後の方だけ。



 とはいえ国や城のディテールはなかなかで、『ロード・オブ・ザ・リング』と同じ世界観



だと言われても納得できそう(科学水準などは似てる感じ)。



 だからこそ、夜襲されたとはいえ姫様を救わずに逃げ出す侯爵とその息子なんて



ありか!、と激怒する。 いやいや、そこで観客が激怒しても仕方ないんだが・・・だから



こその狩人(クリス・ヘムズワース)の登場になるのですが。



 が、この映画の主役はスノーホワイト(クリスティン・スチュワート)ではなく、王国を



乗っ取る女王ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)なのです。



   あまりに冷酷無比・自分勝手な非道ぶり、

    『七王国の玉座』のサーセイ・ラニスターをそのままやってください!



 ま、ラヴェンナにも実は過去が・・・みたいなシーンはあるのですが、正直それは



いらなかったのでは。 具体的な過去がなくとも彼女が何かの心の傷を引きずって



いるのは明白だし、だからといってそのことで<悪の女王・いつまでも若さと美しさを



追い求める女>であることの言い訳は必要ないというか、最初から最後まで得体の



知れない存在でいてほしかったですね。 魔力が衰えてのしわしわメイクも、若い娘から



血や生気を絞ったあとの輝くばかりの美しさも、どっちにも女優魂が炸裂していて



かっこよかったです!



   クリス・ヘムズワース、『マイティ・ソー』の

      ときより細マッチョな印象。 甲冑が神様仕様ではないからかしら。



 クリスティン・スチュワートもがんばってますが・・・シャーリーズ・セロンより美しいかと



言われると・・・どうなのか。



 物語はかなり(思った以上にシリアスに)進行するので、最後までこのトーンで行く



のかなぁと思っていた矢先に七人の小人登場。 ・・・なんか微妙にがっかりする



(しかし小人さんたちはベテランの俳優さんたちなのでそれはそれでうれしい)。



 で、小人たちに妖精の森に案内されるのだが・・・(あ、その前に姫が迷い込んで



幻覚を見たりして狩人に助けてもらう森はまるで『ネバーエンディングストーリー』で



あった)、妖精の森は『もののけ姫』でしたよ・・・<森の主>として登場したのは



おっことぬしさまだったし! さすがにデイタラボッチにはならなかったけどさ、西洋の



森で乙女に祝福を与える存在といえば、ユニコーンを期待するではないか!



 ま、そんな感じで・・・確かに映像表現はすごい。



 こういうのは子供が見て、「わー、すごい!」と思ってもらうための作品です。



あたしも『ネバーエンディングストーリー』のときそう思いました。 そして子供の度肝を



抜くためには、大人はすべての部分で手を抜かず、本気にならないと。



 エンディングのシックな映像や、ジェイムズ・ニュートン・ハワードの重厚にして荘厳な



音楽もまた、十分に本気モード。



 大人はシャーリーズ・セロンの熱演を堪能しましょう!


posted by かしこん at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月09日

氷の天使/キャロル・オコンネル

 『クリスマスに少女は還る』の衝撃もいまださめやらないキャロル・オコンネル。
 次にどうせ読むなら、彼女のデビュー作でもありライフワーク的シリーズに手をつけるべきでは、と考える。 また、デビュー作には作者の特徴が否応なく織り込まれているものですし。

  マロリー氷の天使.jpg というわけで、キャシー・マロリーシリーズ開幕。
   これは復刻(?)版なので表紙が新しくなっています。

 舞台はニューヨーク。 孤児として盗みと逃走生活に明け暮れていたキャシーは警官であったルイ・マコーヴィッツに捕まるが、その妻ヘレンに「子供に手錠をかけるなんて!」と怒られ、ヘレンは愛情を持ってキャシーを引き取ることになる。
 時間は流れ、キャシーはルイと同じ職場で働くようになるが彼女の倫理観は子供の頃から変わっていない(彼女にはハッカーの天才的な才能があり、あるものを誰にも悟られず持ち去れるのに何故してはダメなの?、的感覚の持ち主。 おまけに氷の美貌の持ち主なので尾行など絶対つとまらない)。
 なんと、物語冒頭で、捜査中の老女連続殺人事件に巻き込まれて警視であるルイ・マコービッツが死ぬ! キャシー・マロリーはひそかに復讐の炎を燃やして事件解決にのめり込む。 マロリーの周囲には、ルイの同僚・部下・友人たちがいてはっきり口には出さないがマロリーを気遣っている・・・という話。

 天才的に頭は切れるが人の心の機微がわからない、そのうえ絶世の美女、というマロリーの存在は少女マンガのキャラクターみたい。 が、まわりにはマロリーだけが浮かないようにか、作者のもともとの趣味なのか、ほんの脇役までもなんだか変な人・何かを隠し持って生きている人がいっぱい! これって『クリスマスに少女は還る』もそうだったなぁ(同じようなトラウマを持つキャラクターが登場してるし)。
 おまけに文章が読みにくい! 下手ではないんだけど、視点が独特(しばらく読んでいると慣れてきますが)。 なんでも作者キャロル・オコンネルは画家としてのキャリアもお持ちのようで・・・登場人物チャールズ・バトラーが目に映るものを写真のように記憶できる能力の持ち主なので、もしかしたら作者もそういう意識で描写をしているのかもしれない。
 事件としては、最初にあやしいと思った人物がやはりあやしかった・・・ということでものすごい意外性はありませんが、なにより登場人物たちのキャラ立ち具合が半端ではなく、続きが読みたくなっちゃいます。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 05:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月08日

涼しさを求めているわけでもないが・・・

 先日、『冬のデナリ』を読んで、あたしの中の“雪山遭難探索魂”に火がついてしまいました。 何故、危険を顧みずに山に登るのか。 理解できないので、ついいろいろと読んでしまいます(映画も見ますが)。

グランドジョラス北壁 ウォーカー稜冬期日本人初登攀/小西政継
 描かれている時代が自分が生まれたよりも前、ということに驚き。
 アルプス三大北壁の中で最も知名度に劣りながらも最も困難、といわれるグランドジョラス。 しかもわざわざ冬に、日本人初登攀を狙いに行くという・・・いいじゃん別に、とあたしは思うが、行くんですよね・・・。

  グランドジョラス北壁.jpg 図書館から借りたやつは初版だった・・・カバーもなくて。現在、文庫本が入手可能のようです。

 筆者はこの頃、30代そこそこって感じだけど、いろいろ下調べの段階で出会った先輩が60代だということにものすごく驚いていて(それこそ「そんな年齢で!」みたいな)、時間の流れは無常だなぁと思う。 だって、最近の山登りする人の平均年齢ってそれくらいじゃない? つまり筆者とその後輩たちの年代で日本の本格登山ブームは止まっているということでは? あたしはそれが悪いことだとは思わないですけどね。
 筆者がグランドジョラス北壁の登攀に成功したのは1971年。 チームで登り、みなさんそれぞれ生きて帰ってこれたが、大半の人が凍傷で手足の指をなくす結果に(凍傷にかからなかった数少ない一人が、あの植村直己である)。
 というわけで指を切断する手術を受けるところから始まるこの本は、そういう命の危険に近づきながらもともかくも隊員を誰ひとり失わず帰ってきたということで、なんとはなしにどこか牧歌的。 思ったよりも簡単にお茶とか飲めてるし(よく考えたら8000m峰じゃないからかも。 グランドジョラスは4000m台である)。
 まぁ、時代が時代だから装備が不十分なんですけど(今現在の装備ならば凍傷になることはなかったかも)。
 しかし、登攀できたら足や手の指ぐらい失くしてもいい、という気持ちで登ってしまうアルピニストの熱さには困ったものです(帰って来てから、ほんとに引き換えにするだけのことだったのかと自問してるけど、それでも後悔していないみたいだから)。
 しかし、この筆者はのちのち、マナスルで消息を絶っているらしい・・・。
 もはやアルピニストとは、現役を引退するか死ぬまでやるかの選択しかないのだな。


K2非情の頂 5人の女性サミッターの生と死/ジェニファー・ジョーダン
 この本が執筆された時点(2004年)で、世界第2の高峰K2の女性登頂者はたったの5人。 うち3人はその下山途中に死亡、残った2人も他の山で死んでいることに何かを感じてしまった著者が、5人の女性たちの生き方に迫るルポ。
 なんと筆者はジョン・クラカワー『空へ』で高所登山というものに魅せられてしまったらしい(そこ、あたしも同じ経験を! でもあたしがそもそも遭難ものにはまったのは新田次郎『八甲田山死の彷徨』と『聖職の碑』でした)。 しかも『空へ』で、出てくる女性アルピニストたちに対して描写が冷たいと感じ、登山界では女性の立場はどうなのかとフェミニストの血が騒いだようだ。 うーん、あたしはそこまで感じなかったんだけど(たとえばピットマン女史への批判は、相手が女性だからというよりも、形は違えど同じマスコミ業界に身を置いているものとして視点が厳しくなっているのであろうと感じた)。 そんなわけでこの著者は本文中で「おいおい」とつっこみたくなるほど女性たちを擁護しているが・・・まぁ仕方がないのかな。

  K2非情の頂.jpg なるほど、これではエベレストより死亡率が高いのわかるな。

 それを差し引いても、5人の女性たちは性格も生き方も山への気持ちもまったく違っていて大変興味深い。 これだけまとめるのは大変だっただろうな、と思いつつガンガン読んでしまった。 面白い。
 それにしてもサミッターの世界というか、8000m峰を主に狙う人たちというのは意外に少なくて結構みなさん顔見知りだったりするんだな…ということに驚く。 特にK2だから、エベレストほど一見さんが来づらいということもあるだろうけど。
 筆者はこの5人に運命というか因縁めいたものを感じてしまっているようだが・・・結局のところ確率の問題かな、と。 1990年以前と以後では死亡率もかなり変わっているわけだし(K2に関して言えば、41%から20%未満と半減している。 その後、女性の登頂者も増えて10名を余裕で越えているはずである)。 K2だけでワンシーズンに13名の死者を出した、<ブラックサマー>も1986年のことだし(5人のうち2人がこのときに亡くなっている)。
 言葉は乱暴になってしまうが、どの山で死のうともサミッターの死は突然であり、なかなか受け入れがたい。 だからこそ意味を見出したいのだろうし、だからといって誰も戻ってこないのだが。
 というわけで、次はその<ブラックサマー>を書いたやつを読んでます。
 『空へ』も、もう一回読もうかな・・・。

posted by かしこん at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月07日

ソウル・サーファー/SOUL SURFER

 あたしは特にサーフィンには興味がないのですが、あの美しく青い波の色が大好きなのです。 しかも主演はアナソフィア・ロブ、『チャーリーとチョコレート工場』でブルーベリーになったあの子ではないか! 成長してるぞ!、ということで気になって。

  ソウルサーファーぽすたー2.jpg あきらめない――。

 練習中にサメに襲われて片腕を食いちぎられてもプロサーファーを目指した実在の女性(事故に遭ったのは13歳の時だが)、ベサニー・ハミルトンの実話の映画化。 あたし自身は「あ、なんか聞いたことがある」程度でしたが、かなり世界的に有名らしい。 ハワイに暮らすサーフィンが生活の中心の一家で楽しく暮らすベサニー(アナソフィア・ロブ)がそういう目に遭うと観客はわかっているので、彼女が海に入るたびにドキドキである(またそれをわかって海底からの視点をつけたりする)。 実際にサメが出てくる場面ではむしろスリル描写が控えめになっておりました(だからこそ余計にショッキング)。
 面白いというか興味深いのは、この映画で描かれるのが『ファミリー・ツリー』で否定(?)された“サーフィン三昧の毎日”を生きる人たちだということ。 ベサニーのうちの生計は何で立てられているのかよくわからない(両親ともプロサーファーだったのか? 父親はサーフ関係のショップを経営しているかサーフボードをつくってるかという感じはするが、直接描写も説明もなし)。 ベサニーには兄が二人いるが、三人共学校に行っていなくて自宅学習。 学校に行っちゃったらいい波のくる時間に海に出られないから、という理由。 プロサーファーになる夢というか、もはやサーフィンでやっていく以外に生活の道がないのではないか?
 ま、まわりもそういう人たちが多いので、サメに襲われたときにどうすればいいのかという対処法がわかってる人がいてよかったですね。

  ソウルサーファー4.jpg そして意外にも豪華キャストである。
 ベサニーの父はデニス・クエイド、母はヘレン・ハント。 みなさんサーフィンし放題、それだけ練習したのか、サーフィンできる人にオファーが行ったのかはわからないが不自然さはなかったのでよかったです。 ま、なんといっても主役はベサニーです、ほぼ出ずっぱりでの熱演! ブルーベリー少女も大人になった・・・。
 学校に行っていないながらもベサニーは近所の教会が運営するワークショップやらボランティアに参加しており(彼女のパートナー的伝道師はなんと歌手のキャリー・アンダーウッドだ!)、友人や社会生活にも事欠かないがやはりそこはアメリカというかキリスト教というか。 右腕がなくなったことも神の試練みたいな受け止め方で。
 そういえば体内の60%の血液が流出したのに助かった彼女にドクターがいう一言、「ちょっと不便にはなるが、努力すれば、さいわいにもできないことは数少ない」がかっこよかった!
 スポーツをする人特有のものかもしれないけれど、「何もかも嫌になった」時期から立ち直るまでが必要最小限で、いいことしか描かれてないみたいな批判はあるかもしれないけれど、見ていて負担にならなかった。

  ソウルサーファー1.jpg 片腕でもまた海に戻る決心をする。
 この腕のCG処理もすごくよくできているんですけど。 そしてはっきりと誰も口には出さないけれど、マスコミの無神経さについて逆に痛烈な批判になっているのが面白い。
 が、見ているあたしがおかしくなったのは落ち込むベサニーが伝道師たちと一緒にスマトラ沖地震のあとの被災地にボランティアに行ってから。 伝道師の言う「同情を恥と思わないで」に違和感を覚えつつ(同情が共感の始まりなのでは?)、津波で流されまくったあとの町に胸が詰まる。
 そのあとハワイに戻ってからベサニーがチャレンジするサーフィンの地区大会、その波の美しさにあたしは涙が止まらなくなった。
 3.11後、あたしは海に向かい合うことを無意識的に避けていたようだ。 だがこれを見ていて・・・やはりあたしは海を美しいと感じるのだ。 それはもうどうしようもない、もしかしたら島国に生まれた者として遺伝子に組み込まれているのかもしれない、津波にひどい目に遭ったことがわかっていても海を憎むことなどできない。
 サーファーたちのライドを見ながら、ただ泣くあたし。
 本来、不屈の魂で立ち上がるベサニーに対して感動する映画のはずだが・・・なんか主旨が違っててすみません。 勿論、「ガンバレ、ニッポン」の旗印の下、努力を尊ぶこの映画が日本人を勇気づけることは間違いないのですが、結構あたしのような感じ方をする人はいるのでは? それはそれで、ある種の癒しとして機能するのでは、と思います。 というか、自分でもまだこんなに傷ついているということに改めてびっくり。 これって、自分がサメに襲われたのではないのにベサニー本人よりショックから立ち直るのに時間がかかったベサニーの親友みたい?

posted by かしこん at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月06日

まだがんばっている紫陽花

 気づけば、7月なんですよね・・・。
 あたしは割と、朝の空を見て夜は雨が降るか降らないかを感じ取れる人間だったのですが・・・ここ最近は全然その勘が働かなくなっています。
 理由:暑いから!
 雨が近いからこその湿気なのか、ただ単に気温が高いから大気が多くの湿気を含めるだけなのかの区別がつかない! 自分の能力が、退化しているなぁ。
 おかげで傘を持って出るべきかがわからなくて・・・濡れちゃったり、使わないまま傘を持って歩いたり。 自分で自分にがっかり。
 そんな中、自分の歩く範囲にある紫陽花たちは少しずつ力を失っていってて、紫陽花好きのあたしはかなしくなる。 しかし、いつも通らない道をたまたま通ったら、まだまだ元気な一群を発見!

  色の薄いあじさい3.JPG しかも色、混在。

 他のがどんどん色が抜けていっていることを思えば、これはまだまだはっきりした鮮やかな色。 それだけで、うれしくなるものです。 今日も結局使わない傘を持ち歩いてしまったけれど・・・気にならなくなったわ!
 雨降ってもいいけど、ちょっとでも涼しくなってほしいなぁ。 もあもあ感が増すのだけは、勘弁してほしいのです。

posted by かしこん at 05:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月05日

Music Unlimited に迷う・・・

 しばらく前からソニーが「やりますよ〜」と言っていたクラウド型音楽配信サービス<Music Unlimited>がついにスタートしたらしい。
 洋楽中心の品揃え、1,000万曲以上が聴き放題となれば<洋楽へヴィユーザーの入口>にいるあたしとしては食指は動きますが・・・。
 問題はクラウドシステムで毎月定額¥1,480ということ。
 選曲はできるけど聞き流しっぱなし、最終的に自分の手元に残らないのに、一年で¥17,000以上払うのか・・・。 しかもクラウドサービスがずっと続くのであれば自分の嗜好が蓄積されていって同傾向をお薦めしてくれるというが、鳴り物入りでやってきた<ナップスター>の静かな退場のことを思うとこれがずっと続いてくれるのかどうかわからない・・・。
 ま、でもソニーなので一部WALKMAN機種には(ダウンロードはできないが)キャッシュとして記憶させ、オフラインでも音楽が聴けるというが・・・あたしのWALKMANは対応していない(というか正確にはandroidWALKMANのみが対応可能なので、WALKMAN現行機種でもほぼはぶられている)。 今後は対応機種を増やしていくというが・・・。
 これって、ユーザーのライフスタイルによるよなぁ。
 とりあえずあたしは楽曲が手元に残らないのならば毎月¥1,480は高いかな・・・だったら輸入盤のCDを一枚買った方がいい。 もし月額¥480だったら・・・やるかも。
 ダウンロードも可能ならば毎月¥1,480でもやるかも。
 ユーザーの声を聞いて仕様変更するかもしれないし、Music Unlimitedの今後をしばらく様子見したいと思います。

posted by かしこん at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

計画停電スタート中

 「6月いっぱいはエアコンをつけない!」という目標を抱えてなんとかやってまいりましたが、7月4日未明現在、またエアコンのスイッチを入れておりません!
 わーい!!
 ひとまず目標達成!!
 しかし、7月から<計画停電案>が・・・。
 運よく、あたしの住むところは計画停電対象外区域になっておりますけれども、だからってエアコンを使いまくる生活が許されるわけもなく、節電の日々を続けております。 7月に入ってからは最寄駅も(地下なのに)、壁や天井の蛍光灯を一個おきにはずしており、入って行くとすぐ「薄暗い!」と感じさせてくれるほど。
 多分このあたりも計画停電対象外であろうに、この努力。 あたしも見習わないわけにはまいりませんよね。
 でもパソコンもネットも使うし、テレビはリアルタイム番組をあまり見ないけど、HDDに録画してあるものを見るためのモニターとしては使うし、WOWOWやCATV通してるからデジタル受動機も使ってる。 冷蔵庫も止められないし、洗濯機も回すしシャワーにも入ります。 となると、やはり節約できるのはエアコンだけだ!
 ま、基本的に深夜電力をどれも中心に利用しているあたしですが・・・。
 目標はちょっと変えて、「この夏、どこまでエアコンを使わずにいられるか!」にしたいと思います。 団扇・扇風機は準備OK、シャワー上がりには皮膚をクールな感覚にしてくれるリキッドなども置いております。
 我慢だと思うとストレスになるので、そこは工夫を楽しまないと。
 ただ、これは夜中すぎが25℃を下回っているからなんとかなるのであって、これで一日の最低気温が常に25℃以上の時期が来たら対応しきれない(そんな時期はもうそこまで来ている)。
 何か別の手を考えないとなー。

posted by かしこん at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

今日は、7冊

 今日は本屋へ行くぞ!、と気合を入れる。 買うものが沢山あるからである。 そうなると帰りの荷物が重たくなるので、気合いがないと行けません。
 どっかり買いたい日はちまちまと本屋を何軒もまわりたくない(生徒〜学生のときはそれも楽しみの一つでしたが)。 なので必然的に大きな本屋に行くことになりますが、今日は久し振りにこっちも行っとかねばと思ったK國屋では上下巻の下巻しかない!、となって即撤収。 結局ジュンク堂ですよ。
 しかし店舗を移動すると買おうと思っていたものを(結局優先順位が低いものということになるのだろうか)忘れる・・・ということにも。 ま、次があります。

  氷と炎の歌2−1.jpg氷と炎の歌2−2.jpg 王狼たちの戦旗<氷と炎の歌2>/ジョージ・R・R・マーティン
 <氷と炎の歌>第二部、改訂新版の文庫版。 文庫品切れ時期に図書館から借りたハードカバーで読みましたが、そりゃーもー容赦のない展開に打ちのめされましたよ。 だからこそ続きは読まねばならず(あたしは第4部まで読んだがまだ物語は完結していない)、そして手元に置いておきたい物語なのである。
 この勢いだとやがて来る第5部をハードカバーで買ってしまいそうな予感・・・。
 本日いちばんの目的はこれでした。

  ペルディードストリートステーション1.jpgペルディードストリートステーション2.jpg ペルディード・ストリート・ステーション/チャイナ・ミエヴィル
 『都市と都市』と同じ作者の作品(とはいえあたしはまだ『都市と都市』を読んでいないのだが)。 スチームパンクに更に新しい勢い、みたいなアイディア直球勝負みたいなこの人の姿勢を買いたいのと、多分2・3年したら品切れ重版未定になっていそうだからという予感の合わせ技。 しかしこれのハードカバーが約3000円、文庫上下巻で合計約2200円。 文庫になるのに2年待つ意味はあったのか・・・(利便性の問題ですかね。 あたしは文庫のほうが読みやすいです)。

  マロリー吊るされた女.jpg 吊るされた女/キャロル・オコンネル
 キャシー・マロリーシリーズ6作目。 あたしは今一作目の『氷の天使』を読んでいるところなのでここまで辿り着くのはまだまだ先になりそうですが(しかも一作目・二作目は創元も復刻&増刷をかけてくれているが、三〜五作目は絶賛品切れ中である)。
 現在、図書館の在庫を発掘中です。

  深い疵.jpg 深い疵/ネレ・ノイハウス
 “ドイツミステリの女王”と呼ばれる人の大絶賛されている警察小説シリーズを本邦初訳。 しかもシリーズ一作目ではなく、三作目からのご紹介(これで客が掴めればシリーズの残りも訳してくれるらしい)。 東京創元社はそういうことしないと思ってたけどな・・・それだけ出版不況なのですか?
 ま、シリーズ三作目って安定感もありつつ作者も冒険するから完成度が高いことが多いですよね、確かに。

  困ってるひと.jpg 困ってるひと/大野更紗
 図書館に予約を入れていたが、文庫になっていたので急遽購入を決める(図書館には予約取り消しをネットで行う。 うーん、便利になったものである)。
 どんな病気であろうとも、その時期の長い短いはあれど、今まで通りの自分の社会生活から自分を切り離さないといけない、という体験をした人は否応なく考え方が変わる。 でも、世の中にはそういうことになったことがない、という人も多いだろうし、そういう人には是非読んでもらって<そういうこと>について知ってほしい。 ただ、あたしのように患った経験のある者は結構つらいところもある。 直接同じ体験ではなくとも、自分が体験したことを思い出してしまうから。 でもとりあえず今、うっすらと社会復帰しているかも、のあたしは、行って戻ってきた者としてこの本を読みとおす義務があるかもしれない。

 これらと、『テレビでイタリア語』テキスト7月号も買い・・・一万円札出して小銭しかおつりがない、という状況に。 あたしの手持ちのお金がなくなる!、ということでカード一括払いにしてしまいました。
 重くて、袋のひもが手や指にずっしり。
 帰ってきて袋から出してぱらぱらめくり・・・はっ! ハヤカワの数理を愉しむシリーズの『アルゴリズム』を忘れた! 『皇帝のかぎ煙草入れ』は買ってなかったっけ?! あ、『ラスト・グッドマン』も一応チェックするはずだったのでは!(『王狼たちの』に気をとられ過ぎた・・・)。
 多分また忘れていたものをじわじわと思い出すであろう。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月02日

出遅れシアター → 昔の映画も見ましょう

ヒューマン・ファクター/The Human Factor
 1979年作品。 グレアム・グリーンの原作のスパイものというイメージでしたが、オットー・プレミンジャー監督の遺作であることで有名らしい(現在、WOWOWでプレミンジャー特集をやってまして)。

  ヒューマンファクター1.jpg 画像が見つからない・・・。 映画のオープニング、この黒電話とどこまでも続きそうなねじけたコードのイラストが飾ります。
 冒頭から地味(『裏切りのサーカス』よりも違う方向に地味である)。 いや、むしろコントの気配(『裏切りのサーカス』にもコント的な要素はあったね)。 現在から見たら冷戦時のスパイ活動はもはやコントの領域なのかもしれない。
 とりあえず舞台は英国情報部(MI6)。 機密情報が東側に漏洩していることが発覚し、部内に二重スパイがいるのではないかと上層部は疑う。 しかしこの映画は<誰が二重スパイなのか>をスリリングに暴き出すストーリーではなく、情報部員として生きている人々の生活をつぶさに描きつつ、何故二重スパイという生き方を選んでしまったのかを炙り出す(誰が二重スパイかということはわりとすぐわかってしまうので)。
 出てくる人たちはそれぞれスパイなので、腹の探り合い的な静かな心理戦がメインか。
 二重スパイの末路は、はっきりと描かれない。 希望があるように見えるけど実際は絶望という状況に、握られていた黒い受話器が落ちる唐突な幕切れ。
 なんか、ジョン・ル・カレともまた違う世界だな・・・グレアム・グリーンも読まないとダメか、という気持ちにさせられました。


ある戦慄/THE INCIDENT
 1963年映画。 モノクロです。
 ニューヨークの深夜、無軌道なといえば聞こえはいいが、ただ単に反社会性人格ですか?な若者二人がカツアゲやら暴力やらを繰り返しながら夜の街を歩いていく。 もうすでに不穏な雰囲気が全開で、あたしはちょっと息が苦しくなってくる。
 ところ変わってニューヨークの地下鉄、扉が壊れててひとつしか開かない車両に年齢も人種も事情もバラバラのお客が次々と乗り込んでくる。 観客(あたし)が乗客たちそれぞれが抱えている問題を知る頃に、無軌道な若者二人がこの車両に乗り込んでくる。 そして一気に車内の空気はおかしなことに。

  ある戦慄2.jpg 弱いお客から次々にちょっかいを出す。
 自分には関係ない、と無関心を装う乗客にも二人はナイフをちらつかせ、誰も関係ない者はいないと示す。 で、乗客一組ごとに笑顔で精神的な攻撃を加えていくのである。
 ・・・これ、『ファニーゲーム』か?
 地下鉄とはいえ各駅停車であるが、扉がひとつしかない → 出口もまたひとつ。
 若者二人が乗客が席を立って降りることを阻み、誰も乗ってこれない・誰も降りられない恐怖の密室に。 乗客には女性もいるとはいえ十数名、本気になったら若者二人ぐらいなんとかなりそうなんだけど、どうもこの時代のニューヨークではまだ違う階層の人たちとは交流しないという不文律でもあるみたいで、一致団結する姿は見られない。
 結局、事態を打開するのはオクラホマ出身で最近ニューヨークに来たばかりという青年。 まだニューヨーカーではないからこそ自分の内なる正義感に正直になれたということなのか。 しかしそれを目の当たりにしても、他の乗客たちは車両から降りたら振り返りもせずに無言で立ち去る。
 たかだか100分ほどの映画ですが、なにもかもが戦慄ですけど!
 しかも無軌道若者の一人が、マーティン・シーンだった・・・(若すぎて後半ぐらいでやっと気づいた)。
 自分が乗客の一人だったらどうするか・・・も含めて、トラウマになる映画だった。

posted by かしこん at 04:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする