2012年05月30日

THE KILLING/キリング

 スーパー!ドラマTVでずっと見ていたデンマークドラマ『THE KILLING/キリング』(原題:FORBRYDELSEN)がついに最終回!
 見てしまった!、盛り上がってしまった!、面白かった!!
 舞台はデンマーク、コペンハーゲン。 水から引き揚げられた車の中に、全身に虐待された跡が残る女子高生の遺体が発見される。
 デンマーク警察殺人課の現場のトップ、サラ・ルンド刑事(ソフィー・グローベール)は婚約者についてスウェーデンに行くことに決め、その日が最後の勤務日。 後任として来たイエン・マイヤ(ソーレン・マリン)に引き継いで帰るつもりだったが、そこへ女子高生の遺体発見の知らせが入る。 「今日一日だけ」のつもりが事件はどんどん複雑化し、次のコペンハーゲン市長選有力候補や市庁舎、警察内部にも何かの意図をもった人物の存在に気づいてしまうルンド。 それでもとりつかれるように彼女は事件を追い続ける・・・という話。

  キリング1.jpg 孤高の女刑事:サラ・ルンド(吹替では野沢由香里)

 また北欧から熱いドラマが来ました!、ですが、本国での放送は2007年。 5年の時差を経て日本上陸(このドラマをリメイクしたアメリカのドラマのほうが、先に日本でCS放送されてたという・・・)。
 ストーリーの入り組み方がまず素晴らしい。 『CSI』など一話完結事件ものに反旗を翻すかのように、一日の出来事がほぼ一話。 事件解決までの20日間を、20回かけて描くのである。 北欧特有の暗く寒い空などとあいまって、カメラは登場人物のすべてをあやしげでなにかありそうな人物として映しだすのだ(たとえ被害者の両親でも!)。
 このミスリードの嵐が、見る側をハラハラさせるのである。
 また刑事さんたちは事件解決まで全力投球のため、疲れが残ったままの捜査活動で重要なことを聞き逃したり、処理の優先順位を間違えたために手掛かりを見失ったり、目前まで追い詰めた容疑者に逃げられてしまったり。
 そんな感じがやたらリアルです!
 そんな中、事件解決にとりつかれるあまり現場で孤立するルンド。 助けてくれる人もいるけれど、それ故に真犯人に襲われたり、警察内部での立場がどんどん悪くなったり。 いや、ルンド自身の警察での立場もかなりまずいものになっていくし、婚約者とは仲違いするわ、息子にはあきれられるわ(前の結婚で子供が一人、現在はシングルマザー)、それでも事件を解決したい・犯人を捕まえたいの執念には頭が下がります。 でも、もし自分が事件関係者で、取り調べをされる相手がルンド刑事だったらものすごく大変だろうなぁ、と思ったりもして(もしくは、「もっと冷静になってくださいよ」とあたしは彼女が集めた手掛かりを整理したいなぁ)。
 第20話、最終回で事件は一応解決する。 関係者に沢山の心の傷を残して。

 これは第一シーズンで、その後もドラマは続いているようなのですが次はいつ日本に入ってきてくれるのか・・・面白かったから人気はあるのではないかと思うけど、どうなのかしら。 捜査のために自分をガンガンすり減らす、彼女の行く末を知りたいです。

posted by かしこん at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする