2012年05月05日

ブライズメイズ〜史上最悪のウェディングプラン/BRIDESMAIDS



 女性版『ハングオーバー!』とか、全米興行収入『SATC』を越えた!、などで



話題のこの映画。 あたしは『ハリウッドエクスプレス』でだいぶ前に紹介されたのを



たまたま見て、「見よう!」と思っていたのでした。



 いやー、これまた見事なおバカ映画で。 みんなぶっちゃけすぎだし下ネタ全開



すぎないか!、とハラハラですが、実はかなり会場大爆笑で。 アメリカンジョークは



ちょっと、とスルーされることも多いのに、この映画ではお笑いポイントほとんどに



日本人の観客が反応するという高打率。 あたしも珍しく、声をあげて笑ってしまい



ました(普段あたしは声を出さずに笑っています)。



   脚本賞も今回のアカデミー賞にノミネートされました。



 冒頭からイタい女な感じが全開のアニー(クリステン・ウィグ)は人生どん底・



自分は負け犬という気持ちに打ちひしがれていたが、そんな自分をいつも支えて



くれている幼なじみの親友リリアン(マーヤ・ルドルフ)が婚約したことを知り、



うれしいのだがまた自分だけ置いていかれると複雑な心境に。 しかもリリアンから



メイド・オブ・オナー(ブライズメイドのまとめ役)を頼まれ、これもリリアンのためと



がんばるのだが・・・。



   花嫁(右から二番目)とブライズメイズのみなさん。

     ヘレンの持ってるカバンがバレンシアガです。



 ブライズメイド−花嫁の介添人はただ式のときに地味でいけてないドレスを着て



花を持って立っていればいいだけでなく、実は結婚式やそれまでのイベントの企画



運営をしなければならない大事なお仕事(日本ではこれをほとんど花嫁さんが一人で



することが多い。 だから結婚産業がにぎやかなのであろう)。 しかもブライズメイズ



同士は全員が友達・知り合いとは限らず(花嫁の知り合いではあるが)、ほぼ初対面の



人たちと一緒に集まってやっていかねばならないのだ! これ、気が合わなかったら



大変なことになります。



 そしてもちろんこの映画では大変なことになる。 リリアンの婚約者ボブの上司の妻・



ヘレン(ローズ・バーン)が「メイド・オブ・オナーになるべきはこの私!」とばかりに



仕切ってくるのだ。 どっちがリリアンにとってより親友か、ということを賭けた女の



戦いが始まっております。



   前祝いのパーティーで、

         どちらがスピーチをしめくくるのかで早速意地の張り合いに。



 “美人だけど幸薄い系顔の女優”と勝手に思っておりましたローズ・バーンがなんと



ここでこれまでのイメージの殻を破る! お金があってうぬぼれが強くて自分が



いちばんでないと気がすまない、という大変嫌な奴ながらそこには理由がある(だから



心の底から嫌な女ではないのだ)、という絶妙なさじ加減で演じていて、「引き出し多い



なぁ、この人」と感心してしまいました。



 もうひとりの凄腕ブライズメイドは、ボブの妹メーガン(メリッサ・マッカーシー)。



   真ん中の人。



 『ハングオーバー!』でザック・ガリフィナーキスが演じた役のバリエーション、と



いう感じですが・・・彼女の非常識すれすれ(いや、非常識だな!)の言動が笑いを誘う。



でも彼女の視点にはマニアックながらも知性が感じられるんですがね!、と思っていたら、



リリアンと大喧嘩して「式に出ない!」と叫んで家に引きこもっていたアニーのもとに



訪ねてきたメーガンのアニーへのはげましに・・・思わず泣いちゃったじゃないですか。



 こんなおバカ映画で泣くなんてーっ!!(でもそれで、助演女優賞ノミネート、納得)



 大変イタすぎるアニーですが、何故自分はダメなのか、ということも実はよくわかって



いるんだけれど、それを実行に移すのが怖いという足踏み状態。



 他のブライズメイズとの会話などでそれぞれが自分の弱さを認め、そしてアニーに



振りまわっされっぱなしだったリリアンも結婚に対する不安に向き合い、そして迎える



結婚式。 ウィルソン・フィリップスの“HOLD ON”にまた泣いちゃいましたよ!



 笑って、泣いて・・・これは正しい女子会映画かもしれませんなぁ(勿論、男性の参加も



OKです)。 ローズ巡査(クルス・オダウド)をはじめ、男性陣も実はいい味出してる人



たちばかりですし。 しかしおまけ映像ではげんなりしてしまった・・・いい具合に感動した



気持ちに冷や水を浴びせるような。 でもそれをやっちゃうのがこの映画、なんだよなぁ。


posted by かしこん at 05:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする