2012年05月03日

Black & White/ブラック & ホワイト/THIS MEANS WAR



 クリス・パインはあまり好みの顔ではないはずなのですが・・・なんとなく彼の顔が



犬っぽい、と感じてしまってからは微妙に気になる感じに(『スタートレック』を見て彼は



コメディ演技もできる人だな、と思っていたのでラブコメに登場はうれしい限りです)。



そしてトム・ハーディは『インセプション』のイメージを更にかっこよくさせた感じで



(『裏切りのサーカス』とはまるで別人!)ということで、いい男お二人に引っ張られて



見てみることに。 あ、リース・ウィザースプーンもそんなにキライではありません。



 で、その実態は、ハリウッド本気のおバカ映画・・・。



   史上最大の“職権乱用”



 CIAの実戦部隊の花形コンビFDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)だが、



香港のミッションで一般人を巻き込む大騒動を起こし、揚句の果てにターゲットに



逃げられるという大失態をやらかしてしまい、“内勤”に回されることに。



 ふてくされる二人だが、ロマンティストのタックが「永遠の愛を探すチャンスかも」と



<運命の愛ドットコム>に加入する。 早速デートの申し込みをしたタックをプレイ



ボーイで愛の存在など信じないFDRはバカにするが、DVDレンタルの場所で自分の



テクニックが通じない女性に出会って、焦る。 そんな二人が出会った女性たちは



なんと同じ人、ローレン(リース・ウィザースプーン)だった・・・、という話。



 予告の印象では彼女がちゃっかり二股するっぽいイメージでしたが、そういうわけ



ではなく、別々のタイミングで出会ってしまった二人の間でどちらにするか悩む・・・と



いう部分がよく出ていたのであまりイヤな女じゃなくて、よかった(ただそのかわり、



二人のいい男が惚れこむだけの何かが彼女にあるのかと言われると、ちょっとその



魅力が伝わりづらいかと)。 そこが女性向けなのかもしれませんが、二人の男たちの



キュートさがこれでもかと繰り出されるので(特にあたしは内勤のときのふてくされ&



暇をもてあまし感の描写が超キュート!でした)、タックかFDRかで悩む気持ちが



わかります、みたいな。



   タイプの違ういい男、並べました。



 まぁ邦題は、「白黒つけるぜ!」的な意味合いなんでしょうか・・・でもわかりにくい



タイトルかなぁ。 “THIS MEANS WAR”をもっと意訳する感じ、なかったのかしら。



それこそ“史上最大の職権乱用”がタイトルでもよかったのかも。



 よく考えればこれもスパイものと言えないこともないわけですが、彼女がどちらを



選ぶかお手並み拝見だ、とばかりに紳士協定を誓いながらCIAの情報網を使って



ローレンの好みを探りだしたり(彼女が自宅に一人だと油断しまくっているところに



侵入している描写がなかなか笑えます)、お互いのデートを監視・盗聴した上で



邪魔をしたりと、「CIA、暇か?」状態で、あまりにばかばかしくて笑うしかないと。



 しかも身分を隠す二人は自分の職業をFDRは船長、タックは旅行の案内業と



説明するし・・・それって『スタートレック』と『インセプション』での君らの役柄だろ!、



といろんな意味でやりたい放題なわけです。



   まさかこの二人が遭遇するとは、と動揺するローレン。

    この二人が相棒だとは知らないので、「結果的には二股」が軽減されます。



 リアリティとか無視なのはだから当然、これ見て怒る人は心が狭いかな〜、という



くらい見事にばかばかしいのです。 ただ、ローレンの親友で主婦のトリッシュ



(チェルシー・ハンドラー)があまりにあばずれだったり、全体的に下ネタ多かったりと



「おいおい・・・」という部分は確かにありますが、それでも怒るのは違うかなぁ。



 バカだなぁ、と笑ってあげるのが程よい見方かと。 それもまた、二人の気持ちいい



くらいのバカ笑いが空気を救ってくれているわけで。



 とってつけたような悪役ハインリッヒ(ティル・シュヴァイガー)が『レッド・バロン』に



出てた人だったり、二人に「ボス」と呼ばれるCIA上司がアンジェラ・バセットだったりと



驚きのキャスティングもありましたが、結局のところ勢いのある若手男優を楽しむ映画と



いう感じですかね。 アクションよりもコメディ優先だし、彼らの指示で動くCIAの技術



担当の方々のさりげない動きや台詞にも笑わせていただきましたよ。



 タックとFDRの関係がしっかり“同志愛”なので、実は男の友情がテーマなのか、とも



思わされたり。 でも、ただ笑ってなんにも残らない映画もいいよね!


posted by かしこん at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする