2012年03月31日

もの思う、春



 スケジュールが合わなくて、なかなか会えない友達と久し振りに明日(土曜日)、



会えることになった。 時間は不確定なのではあるが、わざわざ神戸まで来てもらえる



ので・・・しかし天気予報は雨である。 ひどくない?



 4月からのNHK外国語会話シリーズ(Eテレ)のイタリア語のテキストを買う。



 かつてジローラモさんが講師をしていた時期、一年半ほど地味にやっていたのだが



かなり忘れています、ということで(去年、高橋克実さんがやってたやつをちょっと見て



面白かったし)。 今シーズンは北村一輝だし! しかし勝村政信のドイツ語もちょっと



気になっている。



 ミント神戸地下で、ジェラートを食べる。



   ホワイトチョコ味。 シングルで。



 さらっとしているが、ホワイトチョコ好きのあたしの期待を裏切らないお味。



 食べてものどがかわかないのがさすがです。 ダブル・トリプルと味の種類がいろいろ



選べるのですが、なんかそんなパワーがなく、ひとつの味で満足。



 ムラサキイモとかかぼちゃとか、ローズとかマカダミアナッツとかいろいろあって悩んだ



のですが、結局自分のいちばん好きなものに落ち着くものですね。



 気づけば、もう3月も終わる。



 一体何をしていたのやら・・・そしてもう4月だよ、これからどうするのやら・・・。


posted by かしこん at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

サド侯爵夫人@シアター・ドラマシティ



 実は学生時代演劇部であったあたし、三島由紀夫は小説よりも戯曲のほうがすごい!、



と思っていた時期があって、しかしそれを人に言うのは何故か憚られ、ひとりでこっそり



読んでおりました。 だから自分たちで三島戯曲を上演したこともないし、実はプロ公演も



見に行ったことがない。



 しかし今回の『サド侯爵夫人』は演出:野村萬斎、ルネは蒼井優、モントルイユ夫人は



白石加代子、しかもサン・フォン伯爵夫人は麻実れいだというではないか!



 これは、これはぜひ見たいよ〜、しかしスケジュール詰まってる時期に9000円は



痛いよ〜、と悩みつつ、チケット取れたらうれしいけど、取れなかったら取れなかったで



仕方がないや!、と運任せで申し込んでみたところ、当たってしまった・・・うれしいけど、



うっ、って感じ。



 で、ぎりぎりまでいろいろあったため、「実は明日です!」と気づいて慌てても何を



慌てていいかわからないくらいリアル感がない。 よたよたと劇場に向かうのであった。



   うっ、やっぱり三幕だ、長い!



 とても静かに幕が開く。 上演前の注意アナウンスも、開演ベルもなく、ただすーっと



会場が暗くなっていく、それが合図。



 三島由紀夫の戯曲って台詞回しがすごく独特で、現在から見ると余計に「それって



仰々しいよ?」というか活字で見る分には気にならなくても実際台詞にして声に出して



みるとちょっとおかしい部分もあり、下手すれば失笑してしまうのですが・・・今回の



『サド侯爵夫人』にはそのような部分はまったくなく、さすが野村萬斎! わかってる!



ちゃんとツボを押さえている!、と勝手に感銘を受けました。



 第一幕、モントルイユ伯爵夫人づきの女中のシャルロット(町田マリー)が到着した客を



招き入れると、シミアーヌ男爵夫人(神野三鈴)とサン・フォン伯爵夫人(麻実れい)が



登場する。 招待したモントルイユ夫人(白石加代子)がまだ来ていないのでしばし



お待ちください、ということになり、二人はこの招待の意味、つまりサド侯爵の“悪行”に



ついて語り合う・・・のだが。 とにかく麻実れいがかっこいい!



 サド侯爵を援護するわけではないが自分自身に中にそのような衝動は必ずあるの



だから、と、自らの中にある“悪徳”を認め、むしろその悪徳のために生きる!、という



姿はすがすがしいまでの潔さ。 黒と青、という衣装のイメージとも相まって、美しい。



 見ているあたしが女だからかもしれませんが、姿の出てこない・ただ語られるだけの



サド侯爵よりもサン・フォン伯爵夫人の存在にこそひきつけられてしまうわけです。



 一方、シミアーヌ男爵夫人は良識派というか、当時の女性の置かれた立場そのものの



ようなお方。 スキャンダルを耳にしてはいけないと思いつつも好奇心には勝てない、



そして親戚の娘さんが困っているのならば助けなければいけない、というような。



 この二人のやりとりでほぼ前半ですが、台詞が明確に届くが故に笑えるところもくっきり



(ここは笑ってよいのか、の気兼ねもいらない)。 それはモントルイユ夫人の登場で更に



拍車がかかる(白石さんお笑い担当か?、というくらい湧かせてくれました)。



 そこで空気が一変し、サド侯爵夫人であるルネ(蒼井優)が登場するのですが・・・



そりゃもう主役ですから、ということもあるけれど、どこか別の世界からやってきた人です



的演出で、衣装もどこかの美術館展で同じような服を着た肖像画を見たことあるぞ!、な



レベル。 そして期待を裏切らぬ、他の方々と変わらぬきっぱりくっきりとした台詞回し。



 蒼井優、すごいなぁ!!、と素直に感嘆。 結婚なんかしなくてよかったよ、このまま



舞台女優の道を邁進してくれ!、と思わずにはいられませんでしたよ。



 ルネの妹・アンヌ(美波)が登場して爆弾発言をし、「夫の放蕩に対しても忍びがたきを



忍び、耐えている妻」であるルネの顔は仮面であるとわかって一幕終わり。 一時間ほど



なのに、とても濃密な時間だった。



   豪華キャストよねぇ。



 以降も濃密さは変わらず、二幕はそれから6年後、三幕はそれから13年後の話に



なるのだが・・・見ているうちに台詞を一言も聞き洩らしたくなくて、目をつぶってしまいたく



なるのだ。 舞台上の動きがあれば目を開けるのだが、それ以外はとにかくみなさんが



話している言葉と話し方のみに集中していたい瞬間があり・・・それって、傍から見たら



眠ってると思われたかな?(実際、周囲にはいびきかいてた方もいたし)。 でも違うのよ!



 あぁ、これぞ、演劇。



 カーテンコールにスタンディングオベーションで応える。



 正統派演劇の醍醐味を久し振りに感じ取ったあたしは、そのことに泣きそうになって



しまった。 3.11後の日本で演劇をやることについて答えを出さなくなった(探さなく



なったように見える)人も多いのに、まだ追求している人たちはきちんといて、勿論それは



舞台のテーマそのものとは離れても精神はつないだままで、かつそんなことを意識しなく



ても舞台として完成されている。 演出家野村萬斎の、普通にファンになってしまった。



 なんと言ったらいいのでしょう、つまりあたしはあれ以来初めて(シティボーイズは



別だが)、演劇世界に踏み込んだことを後ろめたく感じなくてもすんだのだ。


posted by かしこん at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

I.E.が勝手にグレードアップ



 あたしはブラウザに標準装備のインターネットエクスプローラーを使っておりますが、



どうやら自動サービスでバージョン9に勝手にグレードアップされた模様。



 しかし、今日、パソコンを立ち上げてネットを使いだしたら・・・重い。 それどころか



途中で止まり、「反応がありません」と言われる始末。



 ブラウザを全部のタブごと一気に閉じて、再度開く。



 そしたらじわじわと、動き出す。



 お気に入りとかは普通に残っているんだけれど、閲覧使用頻度のデータは初期化



されてしまったらしく、2・3順させたらやっと動きがよくなった。



 まぁ、多分、慣れ? そしたら速度が速くなってきたことを実感できる日が来るかも



しれないけど、今はまだそれほどでは。



 ま、いろんな意味で自動更新はこわいよな・・・と思う日々。


2012年03月28日

お久し振りの図書館



 どうもものすごく久し振りにいつもの図書館にやってくる。



 返却日をネット上で一度延長できるので、予約が入っていない本は最長28日間



借りられるわけで(本を返却するだけなら夜中に返却ボックスに入れればいいし)、



その最長期間ほぼご無沙汰でした。



 しかし今回は自分が予約を入れていた本が届きましたよということで、否応なく



図書館のカウンターに行かねばならず、となれば開いている時間に行かねば



ならないということ。 レディースデイの映画館をあきらめて、こっちを優先!



   この世の涯てまで、よろしく/フレドゥン・キアンプール



 これは『犯罪』の巻末の広告部分に載っていた本で、なんとなく面白そうだったから。



音楽ミステリーだが、一筋縄ではいかない感じ。 ドイツのエンターテイメントが



こうやって手軽に読めるようになっている状況もうれしいことです。 そういえば『犯罪』の



続編も出たんだよなぁ。 読むのはいつになることやら。



   二流小説家/デイヴィッド・ゴードン



 これは昨年末の様々なミステリランキングで海外部門一位など上位を独占した作品。



ポケミスサイズは個人的に読みづらいので文庫になるのを待っていましたが、予約が



先に来た感じ。 自らを“二流のゴーストライター”と呼ぶ“ぼく”の一人称、短い章立てと



大変読みやすそうな構造で、ありがたい。



 この二冊は次の予約も詰まっているので、14日以内に読んで返さなければ!


posted by かしこん at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月27日

今日は、4冊



 『七王国の玉座』が改訂新訳版で再文庫化!、ということでよろこび勇んで



本屋さんへ行く。 <氷と炎の歌>第一部である。



   七王国の玉座(上・下)

                       /ジョージ・R・R・マーティン




 ハードカバー刊行後、何故か文庫は5分冊になり、しかもここしばらく「品切れ



重版未定」だった。 第4部で訳者が変わり、人物名や用語も相当変わったので



修正版が出るのではないかという噂はあったが(第4部のほうがね)、結局第一部から



人物・用語名を統一することにしたようだ。 来年一月までかけて、第4部まで順次



文庫化するとのこと。 あたしは結局文庫版が見つからないので図書館からハード



カバーを借りて読んだのだけれど、でもこれは手元に置いておく価値の十分ある



壮絶な歴史絵巻である。 第5部は2013年刊行予定とか・・・それはハードカバーで



出るんだろうなぁ、きっと買ってしまうんだろうなぁ、そんな気がする。



   蠟人形館の殺人/ジョン・ディクスン・カー



 カー再評価の流れも新訳続出ということで。 あたしが子供の頃はミステリの古典など



古本屋さんで見つけられなければアウト、という時代だったことを考えれば、出版不況



とはいえいい時代だなぁ、と感じてしまいます。



   ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ/ジョン・ル・カレ



 映画化に合わせてタイトルを映画タイトルに合わせてしまう早技を時に見せる(特に



短編集に多く見られる)ハヤカワですが、さすがにこの伝説の作品のタイトルを変える



気は起きなかったようで。 その分、帯のほうで<映画名『裏切りのサーカス』>を連呼中。



 これで「スマイリー三部作」は同じ人が翻訳したことになりましたが・・・他2作の新訳は



出ないのかな? 出るならそっちを買うが・・・それとも旧版を増刷中?



 というわけで本日は文庫4冊、うち3冊は尋常じゃない厚さのため、お店の人が紙袋を



二重にしてくれたほどだ。



 しめて¥4,788−でした。 あぁ、お金がどんどん減っていく・・・。


posted by かしこん at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

おとなのけんか/CARNAGE



 オリジナル戯曲の日本版『大人は、かく戦えり』を見たのでやはり比較をして



しまうわけですが、これは舞台と映画の違いを明確に理解したうえで映画に



最適化したプロの仕事でございました。



   顔で笑って、心に殺意。



 映画ではニューヨークのブルックリンのアパートメントの一室に舞台を決め、それに



合わせて登場人物の名前も変えています(舞台版ではフランスだったような)。 台詞も



より刈り込まれ、時代も国も関係なくどこでも翻案できます、という普遍性に挑戦した



かのような、あとは役者の技量に任せます、な圧倒的な台詞劇なのだけれど、言葉だけで



なく身振り手振りや表情までがこんなにも雄弁だとは・・・ということを改めて伝えてくる



内容。 誰が演じるかってのがものすごく重要です。



   で、それがこの4人。



 舞台版では表現できない、きっかけとなった<こどものけんか>と<その後>を



オープニングとエンディングに遠景で付け足したのは最初は蛇足かなと思ったけれど、



エンディングでは「これはあってよかったな」と気が変わりました。 それ故に<おとなの



けんか>の不毛さが引き立つわけで。



 ロングストリート夫妻(ジョン・C・ライリー、ジョディ・フォスター)のアパートメントに



カウアン夫妻(クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ウィンスレット)が訪ねてきて、息子たちの



けんかについて穏やかにかつすみやかに合意を取り付けるはず、だった。 しかし



事態は思いもよらない方向へすすみ、おとなたちの本音が炸裂する修羅場と化す



のであった、という話。 とても身も蓋もなくて、とてもおとなげない。



 最近『タイタニック3D』の予告編を見たのだけれど、あの頃と比べてケイト・ウィンス



レットってあんまり変わってないんじゃないの・・・と思っちゃいましたよ(レオナルド・



ディカプリオが変わり過ぎなのか)。 あの当時彼女のことをデブだブスだと言っていた



人々はいったいどう思っているのか。 言った方は案外覚えてないのかもしれませんが、



結果的にケイト・ウィンスレットの勝ちだということですね。



   舞台では秋山菜津子さんが演じた役

    ですが、菜津子さんがやった力技をここでも披露。 それでも美しさが変わらない

    のが二人ともすごい。 物語後半、お酒も入ってしまっております。



 映画的な工夫としては、舞台ではできていないキッチンやバスルームでの各夫妻の



やりとりを近距離で映してあるところ。 それがマンションの一室というシチュエーションに



広がりを与えることにもなるし、それぞれのエゴもより自然にむき出しに。



 タイトルはミセス・ロングストリートがこだわっている“カルフールの大虐殺”から



とられたものだけれど、そのへんが結構さらっと流されていたような、インテリなスノッブ



ぶりがあまり鼻につかないようになっていて、なにせ79分という上映時間なのでテンポ



最優先なのか、ひとりひとりの深みが足りないような気もするんだけど・・・そこは全員



アカデミー賞受賞俳優ばかりだからという満腹感はあります。 個人的には女たちの



共闘をもっと見たかったけど。



   ジョディ・フォスターの素敵な笑顔は

    いっときだけ。 芸術を愛する面やら進歩的な面を強調するものの、

    真のインテリらしさが感じられないミセス・ロングストリート。 すごすぎる。



 ドライヤーと携帯電話、これだけの小道具で笑わせるのもさすがです。



 ジョン・C・ライリー、クリストフ・ヴァルツもまた役柄にはまりすぎ。 男の人ってわかり



やすいのか? 「こういう人、いる!」という説得力ありまくり。 特にミスター・カウマンの



どうしようもなさは(社会的には成功している人物なのだろうけど)、自分自身に正直



過ぎて潔さすら感じますわ。



   かといって、近くにいたら好きになれるか

     どうかわからないけど。 いや、意外に裏がなくて付き合いやすいかも?



 ただコブラーというお菓子についてはもう少し補足説明がほしかった・・・(舞台では



アップルパイとかになっていたような?)。 あたしは『ピーチコブラーは嘘をつく』で



知っていたけれど、そして以前ホテルデザートで見たことがあるけれど、ロングストリート



夫妻が出してきたのはイメージのどれとも違っていたので・・・。



 ポランスキーも含め、全員が肩の力を抜いて(といっても手を抜いたわけではなく)



楽しんでつくりました、みたいな映画。 そのくせ完成度が高いのだから、さすがとしか



言いようがない。 言葉の応酬を、もうちょっと見ていたかったけどね。



 おとなのけんかは不毛だ。 でもまったく関係のない他人から見たら、笑える。



 それは世界共通のことなのかも。


posted by かしこん at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

言葉は重いはず、だけど



 最近(というか結構前からだが)、ニュースを見ても不愉快に思うことが多いので



あまり見なくなっており・・・かといってまったく見ないままでは大人としてどうよ、



なのでネットでニュースヘッドラインをはしごしてすませているのですが(そのあとで



新聞を読むので、新聞情報が遅いと感じがち)、またしても「なんだかなぁ」という



ことばかり・・・。



 <震災の痛みを分かち合うために公務員新規採用枠を減らす>ってどういうこと?



 バブル崩壊後に新規採用を一気に減らした一般企業のその後のことはまったく



記憶にないわけ? しかも被災地では多くの公務員も犠牲になっていて、トータルと



して人手が足りないという自治体もかなりあるのに(緊急雇用対策で埋めているという



話もあるでしょうが、あれは期限付きかつ再雇用できない仕組みである)。



 人、つまり「社会人」を育てずに日本の未来がどうにかなると思ってるのか?!



 あと、<瓦礫の受け入れ進まず>の件ですが・・・あれって全国各地への輸送量を



考えると、被災地にひとつ大きな瓦礫処理施設をつくって一気に処理した方がコスト



ダウンの面からも放射能被害(風評被害含む)の面からも有効だと思うんですが・・・



阪神大震災のときもほとんど地元で瓦礫を処理したという実績があるわけで。



それに、処理施設が被災地にできれば地元の雇用対策にもなる。



 これは、震災後すぐに地元に処理場建設を進めなかった国の怠慢を「受け入れ



拒否」する国民感情への嫌悪感にすり替えているとしか思えない! あと、輸送云々に



かかる利権が絶対転がっている気がする。



 “絆”という言葉を安売りするなボケ!、である。



 そのような部分も報道した上で、実際に全国で瓦礫を受け入れなければどうしようも



ないと国民を説得できるならしてみろ!



 それに、<TPPはビートルズ>って一体なんですか・・・。



 言うに事欠いてそういう意味不明で失礼なたとえを総理大臣が使うのか・・・すごい



はずかしい。 ありえない。 こんなことを言う人が推進する増税なんて、将来のことを



考えたら必要なんだろうがつい反対したくなっちゃうけどな!



 言葉の重さというか、話す言葉によって自分がどのように見られるのか決まるってこと、



わかっていない人たちが多すぎるんじゃないだろうか。


posted by かしこん at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

本日、4冊読了



 昨日のホットヨガ&岩盤浴の疲れであろうか、ぐっすり眠れるかと思ったらそれほど



でもなく、やたらお茶の消費量が多い一日。 そして岩盤浴効果なのか、やたら内臓が



活発な感が。 それだけ、あたしは冷えているということなのかしら? 湯たんぽのせて



寝る習慣をつけた方がいいかもしれない。 とはいえ、雨の音でついついだらだらと



いうか、浅い眠りに引き込まれる時間は心地よいわけです。



 さて、そんなこんなで強風&雨の音に脅かされながら家の中で読書。



   バゼンジーは哀しみの犬/キャロル・リーア・ベンジャミン



 コンビ探偵レイチェル・アレグザンダー&ダシールシリーズということで、レイチェルは



アメリカ人だが自分がユダヤ人であることを強烈に自覚している30代後半女性(それとも



ユダヤ人としては普通なのか?)。 ダシールはアメリカン・スタッフォードシャー・テリア



(闘犬タイプなので必然的に彼女のボディーガードである)。



 そんな二人に(といってもダシールは喋ったりしないが)依頼されたのは殺された友人の



犯人探し。 被害者はドッグレース優勝候補の犬を飼っていて死体発見時には行方不明と



なっていたため犬がらみの事件かもしれないと目されたからだ。



 レイチェルは探偵であるという自覚をしっかり持っている割に、証拠がない状況での



疑いをたやすく口に出してしまう(自分で思う分には構わないが他の人に言ってはいけ



ないと思う)、まずいとわかっているのに思ったことをつい口に出してしまわないと気が



済まない、という探偵としては致命的な特徴をお持ちで、読んでるこっちがハラハラする。



レイチェルは家族間で問題を抱えており離婚歴もあるしセラピーを受けていることが示唆



されているが、『ヤング≒アダルト』を最近見たせいもあるけどこの人もちょっとあぶない



人なのでは・・・自分自身をうまく客観視できない人、という印象を受けた。



 あとがきによれば他人との距離をうまくとれないタイプ(他人のことを自分のことの



ように考え始めたら区別がなくなる、みたいな)で、2作目でそのあたりが深く描かれる



ようだ。 表紙の絵にいるのはマグリットという名の犬である。





   宇宙兄弟17巻/小山宙哉



 「これは面白いぞ!」と読み始めた頃から思っていたけれど、ここまでその面白さの



レベルが下がらずに続いていくマンガも珍しい。 それがどこまで続くのか、絶対見届け



たい! 映画化は正直微妙なところであるが・・・。



 今回、ずっと遅れをとっていると感じている兄ムッタが弟ヒビトに思いもかけず相談を



持ちこまれ動揺しながらも精一杯フォローするシーンがメイン。 そしてケンジくんの



決心もまた今後に大きく影響しそうで、終わる気配なし。 まさに「人生は続く」的。



 タイトルは『宇宙兄弟』だけど、二人が一緒にいるシーンはほとんどなくて、お互いが



それぞれ歩んでいく中で知り合っていく人々・仲間たちが世界中に広がって、もしかして



宇宙にかかわる人々みんなが「宇宙兄弟」ってことなのかな?、とベタなことまで思って



しまう。 それくらい、ひねくれ者のあたしが素直に楽しんでしまう・応援してしまいたい



物語である。



   3月のライオン7巻/羽海野チカ



 前巻で、「まさかこのまま放置か!」と思わされたひなちゃんの担任教師がノイローゼに



なっていて、ある意味安心した・・・。 いじめ問題って、きちんと覚悟を持って最後まで



対応する大人がいれば簡単に解決はしないかもしれないけれどある程度のところに



落ち着くんじゃないだろうか。 子供の社会は閉鎖的である上に、大人の社会の縮図。



大人としてすごく反省、そして自分の中にいるかつてのあたしに「そりゃ味方になって



くれる人がいたら楽だったかもしれないけど、いなくてもなんとか乗り越えられたよ。



そのあとは味方になってくれる人もいたよ。 だから今のあたしがあるんだよ」と言い



きかせてしまう。 本当にいやなことは、人は忘れるようにできているけど完全に忘れる



わけじゃない。 やった方は覚えてないだろうけどやられた方の恨みは深い、という



ことを実感。 しかし最高の復讐は、自分がしあわせになることなのだ。



 だからひなちゃんの姉妹仲のよさ、頑固おじいちゃんの存在に読者も救われる。



主役ながらも影薄めの零くんですが、彼は彼なりに着実に成長しているのでこれまた



先が楽しみであります。



 あと、画像が見つからなくて・・・放課後寄り道委員会1巻/桑田乃梨子も。



 桑田マンガにしては最近刊行ペース速くないか? おまけに主人公のキャラが



普段なら主人公の親友的ポジションのやつだ!(でもだんだんいつものペースに



移行部分あり)。 もうちょっと続くらしいが・・・。


posted by かしこん at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月23日

はじめてのホットヨガ&岩盤浴



 友達の持っているクーポン券につられて、ハーバーランドの温泉に行ってきました。



 お風呂・ホットヨガなどのエクササイズ・岩盤浴が全部セットで3000円!



 しかしあたしはホットヨガは勿論、岩盤浴もしたことがありません・・・。



 ま、昨今の疲れをほぐすためにも、と行ってきました。



 シネカノン神戸が閉館して以来プロメナ神戸にはほとんどご無沙汰ですが・・・なんか



いろいろ変わってました。



 で、お風呂。 ビルの中とは思えぬほど、うまい具合にスペースを使っています。



あたしはあまり温泉に行く方じゃないのでよくわかりませんが、新しいし、宿泊施設も



あるからビジネスホテルに泊まるよりはここに泊まった方がいいかもしれん・・・と考え、



今後実家の人々が神戸に遊びに来たいと言い出したときにはここを推薦しようと思ったり。



 脱衣場が広すぎてお風呂に辿り着くまでどんな格好でいろと?、と悩むポイントは



ありますが、タオル類はふんだんに置いてあるのでよしとしよう(勿論、実際の浴槽の



中にタオルを入れてはいけません)。 最近ずっとシャワーで済ませてばかりだったので、



じっくりお風呂に入るのは気持ちいいなぁ、と日本人であることを実感。 ついつい手足を



伸ばしたくなってしまいます。



 一時間ほどお風呂で過ごし、次にホットヨガ教室に移動(ここは一応定員があるので



当日事前に予約が必要。 ほかにもジャズダンス的な激しい系の運動もあるようだ)。



 その部屋は気温34℃、湿度55%と通常のあたしであれば耐えがたい状況であるが、



お風呂上がりなので気にならない。 で、インストラクターさんの指示に従い身体を



動かしていくわけですが・・・運動はまったくしていないあたし(時間があれば移動に



徒歩を多用するくらい)、そしてバランス感覚は子供の頃から褒められたことのある



あたしですが、明らかに筋力が衰えている・・・。 準備運動をしているうちに身体が



やわらかくなっているのは感じましたが、片手と逆の足を上げ、それ以外で身体を支える



ポーズでは全体的に揺れが・・・うまく身体を支えられない!



 やはり運動不足が極まっているわ!、と現実を突きつけられるが、インストラクターの



方からは「すごくよかったですよ〜」とお褒めの言葉をいただく。 初心者だし、本格的



レッスンではないから“褒めて伸ばそう”精神を感じる。 尚、同じ教室に男性2名も



参加されており、彼らは非常に苦しそうであった・・・関節がぱきぱきいう音が聞こえて



きたし、ご本人さんたちのうめき声も。 ヨガの動きって基本的に女性の筋肉向けなの



かなぁ? がっちり体型の男性は筋肉が邪魔をして、まず“ぺたんと座る”ということも



難しいようであったから。



 そんなこんなでホットヨガで一時間。 気がつけばかなり汗をかいている(いたる



ところにアルカリイオン水の給水所があるので随時休憩をとる)。 それから、岩盤浴へ。



 ここでは岩盤浴の部屋が4種類。 それぞれ効能があるがよくわからないので、まずは



ベーシックであろうというゲルマニウムへ。 部屋に入った瞬間、岩石の匂いと足の裏が



やけどしそうな熱さに見舞われる。 急いでタオルを敷いて横になると・・・やけどしそうな



感じは弱まり、しかし驚くほど急速に大量の汗が出てくる。



 うつぶせに寝ると内臓があったまるからいいですよ、と言われたのでそうしてみると、



確かにおなかのあたりがポカポカしてきて、特に胃腸あたりが動き出す感じが。 おなかが



すいたときみたいにぐるぐると鳴ってはずかしいのだが、動いたことで空気が押し出されて



いる音ですよ、これは。



 ここで15〜20分ほどいて、クーリングルームへ移動して汗を引かせて水分補給。



その後、「いちばん暑い」というローズクオーツっぽい石が敷き詰められた部屋で10分、



女性専用ルーム(ここは温度的にも程よい感じ)で20分ほど? 計3セットの岩盤浴、



堪能しました。



 岩盤浴用の作務衣の色が変わるほど汗をかいたので、もう一度お風呂に。 馬油の



シャンプー・リンスはどこまですすいだらいいかわからないくらいぬめり感が残って



困りましたが、仕上がりはなかなかいい感じです。



 しかし堪能しすぎて、どうも湯あたり・・・。



 下のスタバで飲み物を買って水ももらってしばし休憩。 元気になりました!



 なんだか今夜はぐっすり眠れそう・・・帰宅後、海外ドラマを見ながら、気がついたら



寝ていた・・・。


posted by かしこん at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月22日

シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム



 原題は“SHERLOCK HOLMES:A GAME OF SHADOWS”。



 一作目では馬車が行きかうロンドンの石畳がモチーフになったようなカンパニー



マークに気持ちが盛り上がったけれど、今回はまるでストランドマガジンの挿絵の



ような雰囲気に。 シックといえば聞こえがいいが、地味? ちょっと気分が下がる。



 翌日に結婚式を控えたドクター・ワトソンが久し振りにベーカー街を訪れると、



ホームズは一騒動終えたあと。 とてつもない悪事を企んでいる人間について語り



合うが、ワトソンが結婚してしまうことに寂しさを禁じえないホームズは独身最後の



パーティーにと彼を連れだす。 それがすさまじい戦いの始まりだった。



   その時代にグリッド捜査法なんですね。



 前作で、「あ、これは原典とは別物。 舞台をスチームパンクの並行世界に移した



SFだ」と割り切ったあたしはワトソンさんのかっこよさを含めてそれなりに楽しめました。



しかし今作は予告編からやりたい放題で、いくら別物とはいえやりすぎでは・・・と不安に



なっていたのも事実。 でも、ワトソンさんのかっこよさを期待して、ロバート・ダウニー・



Jrとジュード・ロウの息の合ったコンビぶりだけを期待することで目的をすりかえることに



成功。 何故そこまでして見に行かなければならないのかと問われれば、これはお祭り



騒ぎだからです。



   この二人のとぼけたやりとりがあればいい。



 しかも今回はあのモリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)が登場!、となれば更に



見なければならない気持ちに。 ライヘンバッハという地名が聞こえるだけでわくわく。



 ただ、ホームズの想い人と目されるアイリーン・アドラーが教授の下で働いている



くだりが前作以上に不二子ちゃん化しているところがなんだかな(手を切ったんじゃ



なかったのね)。 で、そういう人がいながらもホームズさんは結局ワトソン先生



LOVEなのね、という・・・ま、それはそれでありだと思うのですが、だったら女性の



登場人物は出してこなくてもいいんじゃないの?(ワトソンの婚約者・メアリとミセス・



ハドソンはシリーズキャラクターだから別)。 そのあたりのバランス感覚が今一つ



割り切れてない感がありました。



 謎解き要素が少ない!(ホームズ的純粋推理は炸裂しますが扱いが小ネタ的)、



という最大の欠点はあるものの、そこはSFだと思うことでクリアしてあげているの



だから(アクション多すぎという部分もそこに含む)、マーケティング的に女性も多く



登場させなきゃみたいなお約束は忘れていただきたい。



   というかレイチェル・マクアダムスの

    次にノオミ・ラパスではむしろ彼女の地味さが目立ってしまってかわいそうでしょう!

    存在感自体がまったく違う女優さん同士なんだからさ!(ちなみん彼女が

    オリジナルの『ドラゴン・タトゥーの女』、リスベットである)



 で、やりたい放題のアクションシーンですが、「この時代にテロリストという言葉が



なくて残念ですね」というくらい非常に現代的で、これは前作にも言えたけどさらに



磨きがかかって今回は『24』か『ミッション・インポシブル』かというぐらい。 あんまり



がんばるとロバート・ダウニー・Jrがホームズさんではなくてトニー・スターク



(『アイアンマン』のね)に見えてきちゃうんですけど! ま、そこをジュード・ロウが



助けてくれるんですけど、どんどん額が広くなってきている哀しさ・・・ここはちょっと



かつらでもかまわないので、ワトソンさんのかっこよさを若さとともに残しておいて



いただきたいものです。



 とはいえまったく原作から遠ざかっているのかといえばさにあらず、“犯罪界の



ナポレオン”という「いまどき、おいおい」のモリアーティ教授のニックネームは



そのまま使われているし、彼とホームズの強引な初対面のシーンはほぼ原作通り



なのですよね。 忘れた頃に出てくる“原典リスペクト”が、このシリーズを切って



捨てられない理由かもしれません。



   教授の著作にサインをもらうところも

    原作にあったような。 モラン大佐まで登場したのはびっくりだったよ!



 そういう意味ではグラナダTV制作の『シャーロック・ホームズの冒険』(ジェレミー・



ブレッドが主演のやつね)がホームズファンに与えた影響は絶大というか、原作の



雰囲気をそのまま活かした映像化という評価が固まっているから、それから離れる



ためにはスチームパンクに行くしかないということなのかも(あ、一作目のときもそんな



ようなことを考えたような)。 モリアーティ教授ももうちょっと年上の印象だったけど、



それもグラナダTV版の影響かもしれないしなー。 ライヘンバッハの滝もこんなの



ではないわー、と思ってしまったし。



 しかし、副題『シャドウ・ゲーム』(字幕では「影遊び」)の意味がわかったときは



・・・脱力。 てっきりホームズとモリアーティは同じ天才として光と影、表裏一体の



存在ってことかと思ったのに〜。


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2012年03月21日

ヤング≒アダルト/YOUNG ADULT



 『JUNO/ジュノ』の監督・脚本コンビ復活ということで、しかもイタい女子メインの話と



いうことで楽しみ半分・怖いもの見たさ半分(自分にも降りかかってくるものがあるかも



しれない、と思って)。



 自称作家、実体はゴーストライターのメイビス (シャーリーズ・セロン)は人気のYA



(ヤングアダルト)作品シリーズを書き続けてきたが、その人気も次第に頭打ち、今



書いている作品が最終巻となる。 ミネアポリスという大都市だが中途半端な都会の



マンションに住み、37歳、実はバツイチ、恋人なし、スピッツと現在は二人暮らしの



がけっぷち女という自覚はあるものの、高校時代はみんなの人気者だったという過去の



栄光の記憶が邪魔をして先に進めない。 そんなある日、高校時代の元カレ・バディ



(パトリック・ウィルソン)から「子供が生まれました!」のメールが届く。



 これを何故か<神の啓示>と受け取ったメイビスは「彼は平凡な日々から逃げた



がってる。 私こそが彼の運命の相手!」と一気に盛り上がり、故郷の町へと車を



走らせるのであった。



   大人になれなくて何が悪い!



 と、ここまでのあらすじでもかなりイタい。 日常生活における彼女の態度も、



かなりイタい。 美人だから尚更イタい。 うわー、どうしようと何故かハラハラする。



元カレが昔くれたカセットテープを引っ張り出し(今も持ってるのかよ)、車の中で



お気に入りの曲だけリピートを繰り返す、一緒になって「これぞ自分たちのテーマ



ソング!」みたいにして歌っちゃう姿だけで、メイビスの性格がほぼ浮き彫りになる。



うまい構成です。



 地元に戻って最初に会う高校の同級生マット(パットン・オズワルト)とのやりとりから



まず無茶ですが、マットというキャラクター設定もいろんな意味でぎりぎり(ゲイだと



誤解され、いじめっ子集団にリンチされあやうく半身不随。 今もその後遺症は残る)。



アメリカの高校ってどんだけ危険な場所なの・・・日本だとそのレベルは中学校だぞ。



 で、酒が入ったせいもあるがメイビスはほぼ初対面の相手・マットに「元カレを取り返す



作戦」について語ってしまう! おいおい、謀略を張り巡らせるならもっと思慮深く!



 冷静なマットはメイビスを傷つけないようにと遠回しに「それはやめといたほうが」と



アドバイスするのであるが、それを素直に聞き入れる性格ならばこんなところには来て



いないのでした。



   ホテルで食べるものを物色中。

   1パイントアイスクリームと2ℓコーラは必須。 尚、Tシャツはキティちゃんです。



 一人で食事に行くのはファストフード店ばかり。 なんでそんな食生活で体型と健康を



キープできるのか!(キープできていないことはのちにわかるが)。 基本的に食事が、



高校生の頃のまま。 考え方も生き方も、彼女は高校生の枠から出ていないとわかると



憐れさが漂い始める(これ、シャーリーズ・セロンがやってなかったらそれでは済まない



ほど痛すぎる役である。 彼女もチャレンジャーだなぁ)。



 とはいえ、マットとその妹、メイビスの両親など、この町に住む人たちの造形・キャス



ティングも見事なのである。 意外と、無駄な人もいなければ足りない人もいない。



やはりこの監督・脚本コンビは相性がいいのかも。



   バディを落としに行くときはこれぞ!な服で。



 しかしその場所は地元運営のファミレス(夜はバーになりますが)的な店で、メイビスの



気合いは周囲から浮きまくり。 おまけにバディの奥さんが参加するバンドが演奏する



のは、メイビスが自分のためにもらったと思っていたあの曲。 そりゃ、こんな顔にも



なりますよね。 これで負けを認めてしっぽを巻いて帰っていれば傷はまだ浅くて済んだ



はずなのに、引き際を心得ない彼女は更に闘志に火をつける。



 心は乙女なんですがね・・・怖いことになる〜、の前振りは十分。



   バディの子供のお披露目会に行って

        ・・・バディの妻&近所の人々と大激突。



 そうしてメイビスがなんでこんなにイタい人になっちゃったのかがわかるシーンでは、



それがあっさりと描かれてしまっているためダメージが少なく見えるんですけどそんな



ことはなく、深く納得。 人に歴史ありというか過去の傷が癒されないってこんなに



引きずるものなのね・・・と悲しくなってしまいました。



 ここが最大の共感ポイントなのに・・・恐るべし、メイビス!



 これまでは、「成長してないように見えても女はそれなりに反省したり次につなげようと



思ったりはするのに(実行できるできないはまた別)、男の人って全然成長しないよなー」



って思うことが多かったですが、すみません、間違ってました。 まったく成長しない女も



いました。 反省すること自体眼中にない人が。



 ある意味、それもすごい・・・。



 あたしも成長しきれていない人間ですし(中途半端に子供時代を引きずってるし)、



仕事もそこそこできそうに見られるけれどたいしたこと成し遂げてないし、現状に満足も



しているわけではないけれど、それでも彼女よりは心が平穏なのは何故だろう。



 過去の栄光がないから? ちやほやされるのが当たり前だと思ってないから?



 となると、メイビスの言うとおり「美人はつらい」ということかも。



 でも、いちばん大変なのは「性格がいいのに美人だというだけでまわりから敬遠される



美人」だと思うけど!



 思わず、メイビスの未来に幸あれ、と願わずにはいられない。


posted by かしこん at 04:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月20日

リンカーン弁護士/マイクル・コナリー



 なんか結局、コナリー作品をあたしは全部読むことになるのでは・・・という危惧が。



ハリー・ボッシュとの共演作『真鍮の評決』を前に、やはりこちらも読んでおいたほうが



いいかな、と思うわけです。



 ボッシュ界との接点は当然ありますが、マイクル・コナリーの新シリーズ。



 主人公は刑事弁護士のミッキー・ハラー。 あたしはボッシュ物に手をつける前に



この本の存在は知っていたのだけれど、てっきり「リンカーンという名前の弁護士の話」



だと思っていました・・・実際は、自分の弁護士事務所を持たずに車のリンカーンを



事務所代わりにロサンゼルス内を走り回ってこまめに事件を拾って歩く、つまり足で稼ぐ



タイプの弁護士のことでした。 弁護士といってもいろんなタイプがいるのね〜。



   しかし彼の名字は“ハラー”。

    父親はかつての法曹界の大物だった人物、となればボッシュとのつながりは明白。



 で、ミッキー・ハラーくん、正義感あふれる若き人物なのかと思えばそんなことは当然



なく、弁護士としての仕事は取引と割り切っているタイプ。 弁護人がどんな悪党で



あろうと関係なく、いちばん有利な条件で刑や処分を勝ち取ればそれでよし。 むしろ



弁護人は無罪でない方がよい、ぐらいの割り切り方で、二度結婚に失敗しているが



そのどちらとも関係は良好という何故そんなに魅力的なのか不可解な人物である。



 そんなわけでハリー・ボッシュくんと似たものを抱えつつも比較すると読み進みが早い



のは、弁護士ということで法廷シーンが多いからかもしれない。 映画化権が売れても



実際に作られることが少ないコナリー作品の中でも、これはすでにアメリカで公開された



みたいだし(日本公開ははっきりしてない感じ)。



 しかしハラーくんが付き合うことになった事件は実に悲惨である。 これ、ボッシュの



担当区域の事件だったら絶対ボッシュがはいつくばってでも事件を解決してるんじゃ



ないの?、という類ですよ。



 第二部のタイトル:『真実のない世界』がコナリー世界を物語っているようで興味深い。



勿論反語なのでしょうけれど(というか、そうあってほしいというか)。



 続けて読んできてるので「あー、こういう話になっちゃうんだろうなー」というのは



わかってきてしまうのですが、だからといってがっかりするわけでもなく、「人生って



不条理よね」と考えているあたし・・・やばい、ハードボイルド世界に染まっている!



 ミッキー・ハラーも疑い続けてきた自分の世界に否応なく対峙しなければいけないと



覚悟を決めるところで終わっている。 わぁ、次の作品に引っ張るなぁ!


posted by かしこん at 05:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月19日

人生はビギナーズ/BEGINNERS



 ユアン映画再び、ということで『人生はビギナーズ』。



 しかしクリストファー・プラマーがキュートすぎて、またもユアンの影は薄い。



 まぁ、誰とでもいい仕事ができて相手のよさを引き出せるってことも十分ひとつの



才能よね、と思うんだけど、ユアン・マクレガーにはもう少し仕事を選んでほしい



(いや、この映画はいいんだけど)と考えてしまう今日此頃。



   「私はゲイだ」

     父が75年目に明かした真実が、僕の人生を大きく変えた。



 誰もいない家の一角から映画は始まる。 あぁ、この家に住んでいた人はもういない



のだ、とわかって、悲しみから抜け出せないオリヴァー(ユアン・マクレガー)の現在と



回想が入り混じって最後まで。 それは誰かの頭の中をのぞきこんで追体験したかの



ような時間。



 オリヴァーの回想で生き生きとよみがえる父・ハル(クリストファー・プラマー)。



  「私はゲイだ」とカミングアウトするところ、

     あまりに発言が衝撃的だったので父がどんな格好をしていたか思い出せない

     オリヴァーは紫のセーターがいちばんふさわしい、と記憶に後付けする。



 そんなコミカルな演出とクリストファー・プラマーが予告以上にキュートで、服装も



変わるしそういう専門誌に自分のプロフィールを送って若い恋人を見つけちゃうし、



ゲイ仲間と交流を持ち始めるし、自由を謳歌するよろこびを知ってしまったお年寄りは



なんでこんなにかわいらしくて胸がキュンとしてしまうのか。



 しかも「自分がゲイだということを親に認めてもらえないから、年上の男性に惹かれ



るんだ」とハルの恋人になったアンディ(ゴラン・ヴィシュニック)は『ER』のコバッチュ



医師ですよ・・・(前にもこれ思ったな、と思ったら、この二人『ドラゴン・タトゥーの女』でも



共演してますわ)。 でもナチュラルにゲイの人にしか見えない、さすが役者です



(ユアンも『フィリップ、きみを愛してる!』ではゲイ以外の何者にも見えなかったけど、



今回はゲイ仲間の中にひとりぽつりといるノーマルとしての身の置き所に多少躊躇して



いる感じが見えて面白かったです)。



   すっかりラブラブな二人。

    ハルのスカーフはカミングアウト後の欠かせないファッションアイテムです。



 と、ゲイの方々の醸し出す空気感がすごくいいんですよね・・・ハルとアンディの



お互いを思い合う気持ちとか、グループ仲間のベタベタしないけど気遣いのある関係



とか。 大人になってから知り合って、大事な共通項を持つ“仲間”としての関係性と



いうものが、オリヴァーを通して描かれるのでシーンとしてはあまり多くはないのですが、



結構しんみりさせてもらいました。 ハルの飼い犬・アーサーもキュートだし(実はなんと



オリヴァーとは会話ができるのですよ、ジャック・ラッセル・テリアなのもまたあたしの



ツボです。 テリア好きなんで!)。



   でももうちょっとブラッシングしてあげて。



 その反面、父親がゲイと知ったことで子供の頃に感じていた母親の孤独・さみしさの



ようなものが気にかかって仕方がないオリヴァー。 オリヴァーの少年時代を演じる



少年がまたいい雰囲気で、この過去は過去で気になる感じ。



 そんなわけでイラストレーターとして生計を立てている現在のオリヴァーは悲しみに



振り回されつつも新しい恋をしていくのですが、二方向の回想シーンのほうがフックが



強くて今のオリヴァーの恋愛なんかちょっとどうでもいい感じに・・・。



 37歳にもなって「恋に臆病」とか言ってる場合か!(しかも完全に片思いだという



わけでもないのに。 気持ちはわかるけどさ)。 しかし若く美しい娘・アナ(メラニー・



ロラン)もなかなか図々しいというか、父親を亡くした悲しみを自分が埋めてあげられると



思いこんじゃってるところが素晴らしい(で、埋めてあげられないから彼のもとを去る、



的な)。 そんな簡単なものじゃないのにな〜。



 母は不幸だと思い込んでいたオリヴァーが知る意外な真実、やりたい放題に見えた



父親の秘められた苦悩、それらに気がついたときオリヴァーには新しい世界が・・・と



いうわけですが、「いくつになっても人は人生の初心者」というメッセージは、ひどく



あたたかくわかりやすく伝わってまいります。



   今回は消極的な方向にダメな人だった

    ユアンですが、笑顔はやっぱりキュートなのよね。



 トータルとして悲しみがベースになった話なんだけれど、全体を包み込むユーモアが



消えないのが素晴らしい。 お涙頂戴が大好きな日本映画は是非是非見習って



いただきたいです。 しかもマイク・ミルズ監督自身の身に起こった出来事がベースだ



そうで・・・客観性を保つためにも笑いを使っているのかも。 笑いってすごいなぁ!



 そして『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のマックス・フォン・シドーとこの



クリストファー・プラマーと、どっちを助演男優賞に選ぶのか、すごい難しい・・・結局



クリストファー・プラマーがもらったわけですが、ほんとは二人にあげたいよなぁ。


posted by かしこん at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月18日

はやぶさ 遥かなる帰還



 はやぶさ映画第二弾にして真打、と勝手に思っている映画をようやく鑑賞。



 しかしこれまた「あれ?」な感じが・・・。 やはり期待するのはあまりよろしくないらしい。



 さりげない“理系貧乏”描写で最初から笑わせていただくが、『HAYABUSA』(以下、



FOX版とする)が思いっきりギャグにしていたところをこちらでは徹頭徹尾大真面目に、



デフォルメなしに進めていくのが特徴。 いろいろと比較してしまいますが、しないように



しようと思ってもそこは無理なので。 この映画が描きたいのは、「科学に賭ける情熱



こそが日本を救う」、ということなのだと思う。



   僕らは彼に、<希望>を託した。



 あっさりはやぶさ打ち上げシーンから始まるこの映画、そこまでの長い道程はカット。



他にもいろいろカットしているので、予備知識がないとつらい。 その分、宇宙空間に



おけるはやぶさのCGの美しさは群を抜いているのだけれど、構造の説明についても



何か物足りない・・・やりすぎたらただの科学ビデオになってしまうということなのかも



しれないけれど、劇映画とのバランスって難しいのだなぁ、と思う。 でもあたしはもう



ちょっと詳しく聞きたかった派。 スイング・バイの映像はFOX版のほうがよかったけど、



こちらははやぶさを擬人化しなかった分だけ余計に見る側の気持ちが入ります。



 プロジェクトマネージャーの山口教授を演じる渡辺謙は、彼にしては珍しく抑え目の



理系人をいい感じに演じており笑いどころもあるのだが、演出がそのお笑い部分を



重要視していないのでもったいないと思えるところも。 しかし、行方不明になった



はやぶさ探索のためのアンテナ使用をNASAが最優先リストから外すといってきた



ときに山口教授が強気で交渉に出るところはさすがケン・ワタナベの面目躍如と



いったところ。 外交とはこうあるべきだ!、的な感じで拍手喝采(日本政府、マジで



見習って!!)。



   はやぶさ、イトカワ到達時の記念撮影。

    責任者(山口教授)にボードを持たせるとは何事だ・・・と思ったのはあたしだけ?



 はやぶさがどうなるかということは知っているので、後はそれに携わる人々の姿が



どれだけ描かれているかというのがこの映画のポイントかと。 測候所で地道に



はやぶさが出しているであろう微弱な電波(1ビット)を周波数を変えながら探し続けて



いた長嶋一茂がいい味出してました(台詞少ないからか?)。



 語り部として朝日新聞科学部記者(夏川結衣)が専門家と素人の間をつなぐ役割と



して出番の大きな役なのですが、ここまで出てくる必要があるのかが疑問・・・彼女の



父親が町工場の社長(山ア努)ということで、小さな町工場こそ日本のものづくりの



原点と言いたいのはわかるんだけど、無理矢理からめ過ぎ感があって感動できない



・・・自分のひねくれ度合いを再確認。 彼がターゲットマーカーの試作品をつくったの



だというつながりもあるんだけどさ。



   飛不動尊の前でこの二人が会うシーンは

    素敵なんだけどね。 山口教授のかりんとう好きに共感。



 あとはイオンエンジンにおける主な開発者二人、研究者の藤中先生(江口洋介)と



技術者の森内(くん吉岡秀隆)のやりあいが後半の見せ場。 なんかこの人、損な



役回りだなぁ、と思って見ていた森内くんの「私はメーカーの人間なんです!」以降、



実はいちばんおいしい役じゃないかと・・・江口洋介、くわれてましたね。 技術者としての



誇りとともに、公の研究機関で研究者になれなかった者の劣等感のようなものがしっかり



表現されていたと思います(この人の場合、ですが。 研究者になることが必ずしも絶対



優位というわけではないはずなので)。



   でも民間に就職するって大変なんだなぁ、

   こういう仕事、というのはしみじみ。 それもまた日本の理系不遇の原因なのでは?



 大学の研究者になれば好きな研究だけできるのかといえばそうでもないし、財務省



(当時は大蔵省か?)には「宇宙の起源なんか知ってどうすんの?」という身も蓋も



ないこと言われるし、拝金主義は某国の得意技ではなく日本にも根深く入り込んで



いるのが悲しいわけです。 それでもがんばって科学技術に携わるみなさん、ありがとう。



 はやぶさが最後に送ってきた地球の写真のエピソードがしっかり入っているプラス



余計な演出なしなので、かえって泣けてしまいます(他はそんなに泣くところはなかった



のですが)。 なのでオーストラリアで帰還を待つ新聞記者はいらないでしょう・・・



カプセルのうしろで燃え尽きていくはやぶさの映像だけで十分です。



 FOX版がエンタメ重視ならこちらは人間ドラマ重視ということでしょうか。



 エンドロールはひたすら糸川博士の時代からの“日本のロケット事業”を映す写真が



続き、製作者たちがその尊敬の念を大事にしていることが伝わります(でも解説がない



のでわからない人には伝わらないかも)。



 なんとなく、この映画を見るのは日本人の責務というような気がして・・・あたしはその



義務を無事に果たしましたが、真面目につくられ過ぎな感もあり、いろいろな意味で



もったいない気が。 FOX版のバカ騒ぎが懐かしく思い起こされてしまった。


posted by かしこん at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

ソニックステージ、復活!



 いっこうに立ち上がらないソニックステージCPですが、そういえば以前にも



そんなことがあったなと記憶を引っ張り出し、確かソニックステージのプログラム



復元か何かをしたような・・・と試行錯誤。



 復元作業のためにはインターネットで認証を受けなければいけないとかで



(データ不正複製してないかの確認など)、認証はすぐできたのだがそこから画面が



進まない(というか、消える)。 データのバックアップをDVD−Rに取ろうと思ったら



失敗する。 この段階で、かなりイライラしております・・・。



 なんやかんやしていたら、Windowsの自動更新の結果取り込んだ音楽データの



形式がどうも違うものに認識されているようだ、ということがわかる。 ならば、



データを今の状態に適応するような形に変換しなければならない。



 これでダメならリインストール&データ移行し直しだな・・・と覚悟を決めて、現行



音楽データ形式の変換を指示(でも何がどう変わっているのかはよくわからないのだが)。



 そしたら、その作業に二時間・・・。



 しかし、「このプログラムは終了します」のボードは出ないで立ち上がった!



 やったー!! 復活!



 これでパソコン使いながら音楽が聴けるぞ!



 (いや、CDウォークマンがあるのでそれで聴けばいいんですが、シャッフル&



リピート機能にすっかり頼ってしまっており、今となってはCD一枚一枚取り替えるの



面倒になっている・・・)。



 便利に慣れちゃったら人はダメになっていくものですねぇ。



 だからやっぱりWindowsの自動更新はキライだわ。