2012年02月14日

第54回グラミー賞授賞式

 なにしろ式の前日に「ホイットニー・ヒューストン、急逝!」である。
 現場の混乱ぶりと「それでもなんとかしようじゃないか」の気持ちがあふれた授賞式だった。 生中継を受ける日本側も困惑しており、ジョン・カビラはゲストが登場する度に彼女とのかかわりや感想などを聞いている(LAのステイプルズセンターの横の建物からの中継なので、ゲストも日本に縁のあるスティーヴ・ルカサーなどそれなりに豪華である)。 去年も思ったが、ジョン・カビラ氏の熱血ぶりはあたしはキライではないし好きなものへの情熱を感じてむしろ好印象なのだが(内容にも詳しいしね)、一方、滝川クリステルは興味あるのか・やる気あるのか?、と・・・。 MC二人とも熱いタイプではうっとおしいのか? となるとジョン・カビラ一人でいいじゃないかと思うのはあたしだけだろうか。 添え物としての女性はいりません。 実のある話のできる司会者がほしいのです(まぁ、見目麗しい女性はいるだけでよい、と考える人も多いのでしょうね。 今年のアカデミー賞授賞式はジョン・カビラ&高島彩なのでそれも心配です)。

 さて、肝心の授賞式ですが・・・司会はL・L・クール・J。 冒頭からホイットニー・ヒューストンへの哀悼を表します。 そしてジェニファー・ハドソンが“ I Will Always Love You ”をしっとりと歌い、涙を誘うのであった。
 結果的には予想通りの“アデル・ナイト”になったわけですが、順当な授賞だと思います。
 さすがのラップ大国・アメリカでも、RAP・HIPHOPで年間最優秀楽曲賞は難しいよ、と考えてしまうあたしもグラミー協会員並みに保守的なのかしら。 でもあのアデルの正統派な歌を前にしたら、そっちを選んじゃうでしょ、カニエ・ウェストより。
 ロック部門はフー・ファイターズ独占・・・カート・コバーンが生きてたらニルヴァーナがここで演奏してるんだろうか、とふと考えた。 いろいろなものを背負ってステージに立つ人がいるということがわかる年齢にあたしもなってきたようだ。
 しめくくりは毎年ベテランですが、今回はポール・マッカートニー。
 新作が出たから?、ではなくてビートルズメドレーでびっくり。
 “ゴールデン・スランバー”・“キャリー・ザット・ウェイト”・“ジ・エンド”と3曲も。 しかも最後の(まさに!)“ジ・エンド”ではギター大物デヴィッド・グロール(フー・ファイターズ)、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)、そしてブルース・スプリングスティーンが演奏に参加!
 ホイットニー・ヒューストンにすべてを持っていかれそうだった授賞式を本来の流れに戻した。 とにかくおじさん4人がすごく楽しそうにギターを弾き合っていたのが印象的。
 ポールのアルバム買っちゃおうかな、という気分にさせられました。
 尚、授賞式の主な結果は次の通りです。

■ 年間最優秀レコード
 “ローリング・イン・ザ・ディープ”/アデル
■ 年間最優秀アルバム
 “21”/アデル
■ 年間最優秀楽曲
 “ローリング・イン・ザ・ディープ”/アデル
■ 最優秀新人賞
 ボン・イヴェール
■ 最優秀ポップ・ソロパフォーマンス
 “サムワン・ライク・ユー”/アデル
■ 最優秀ポップ・グループパフォーマンス
 “ボディ・アンド・ソウル”/トニー・ベネット&エイミー・ワインハウス
■ 最優秀ポップ・アルバム
 “21”/アデル
■ 最優秀ロック・アルバム
 “ウェイスティング・ライト”/フー・ファイターズ
■ 最優秀ラップ・コラボレーション
 “オール・オブ・ザ・ライツ”/カニエ・ウェスト
■ 最優秀ラップ・アルバム
 “マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー”/カニエ・ウェスト
■ 最優秀サウンドトラック
 “ボード・ウォーク・エンパイア:Vol.1” ( ← これちょっと意外!、でした)

 やはり、アデル強し!、ですね!
 でもイギリス本国より評価が遅いのはいたしかたないのか。

ラベル:洋楽
posted by かしこん at 02:13| Comment(2) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月13日

微熱が見せる幻覚かと・・・

 どうも咳が止まらない。
 喉頭炎の治りかけ、ということだろうか・・・と、こまめに水分を取るが、なかなか。
 寝るときは加湿マスクのお世話になってみる。
 が、どうも家の中を歩くだけなのやたらふらつくのである。 何故?
 ということで熱を測ってみた・・・36.88℃。
 うわー、なんて微妙な微熱(あたしの平熱は35.2℃前後です)。
 というわけで、この土日は起きてるんだか寝てるんだか自分でもわからない感じで時間を過ごしてしまいました。 でも、ちゃんと布団で寝るより、ぼーっとビデオを流しつつヒーターの前でクッション&ブランケットにくるまっている方が調子よく眠れる気がするのはあたしだけ?(でも不眠症傾向の人はそういうタイプが多いみたいである)
 今現在、36.08℃。 週のはじめとなると熱が下がるのは、社会人としての自覚それとも資格?

 本日はグラミー賞の発表の日である。
 アデルナイトになるのでは?、というのが大方の予想で、それはそれでよいと思うのですが。 ホイットニー・ヒューストン、急逝というニュースにはびっくりしたというかすぐにはわからず、「え、誰のこと?」と。 詳細を見て「あぁ、やはりあの人だったか」とわかるのは、まったくうれしくないものです。
 かつて、彼女がボビー・ブラウンと結婚したときには「ビッグカップル誕生!」と世の中はもてはやしていたが、音楽好き仲間では「やめておいた方がいいのになぁ」の声の方が多かった。 勿論、ボビー・ブラウンのせいだと言い切るのは乱暴だろうし、その彼を選んだのが彼女なんだからもう仕方がないとしか言えないのだけれど、その後の薬物不正使用で摘発とか、リハビリ施設に入るとか、いい噂がまったく聞こえなくなってきてしまったからな。 完全復活と銘打ったアルバムが出たのは数年前だったけど、もう声が出なくなっていたし。
 グラミー賞前夜祭のためのホテルの一室で死亡が確認されたということは・・・彼女はプレゼンターとして式に出るはずだったのでは。
 薬物は、恐ろしいですね。 若いうちは気づかないかもしれないけれど、確実に身体を、内臓を蝕んでいる。 それがいつ何が引き金で暴発するかは誰にもわからない。
 こういう、薬物が遠因での突然死をする人たちがもう出てきませんように。
 難しいことだろうけれど、そう祈らずにはいられませんよ。

posted by かしこん at 05:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

はしゃぎすぎ・・・

 14日の火曜日は休みをとって、一日映画のはしごをする予定である。
 なので仕事場のお世話になっている方には金曜日に心ばかりのチョコレートを。
 そしたら年長の方にはえらく感激されてしまい、ビジネスの場での義理チョコ風習はかなり廃れてきてるんだなぁ、と実感したのであった。 翌日、その方からはかなり舞い上がったお礼メールも届いたりして、ちょっとはしゃぎすぎじゃね?
 しかし今年はあたし自身も「これ!」というのに出会えず、無難なものに落ち着いている。
 というか高級ショコラの価値を知る者は女子のほうが多いのである、違いのわからん男子に高級ショコラを送ってもその味わいを理解してもらえるかわからない。 となれば、いいショコラは女子同士で交換した方が理にかなっている。 <友チョコ>はお金もなく人間関係に振り回されやすい小学生・中学生がするものではない、自分で働いたお金で高級ショコラを買える社会人にのみ許された行為であると心得よ(でも手作りチョコ菓子の交換は微笑ましい)。
 というわけで今日、友人からチョコが届き・・・ゴディヴァに、ファラバジーのチョコレートフォンデュ。 しまった、あたしはフレイヴァーのデビルズフードケーキしか送ってないよ・・・第二弾を送った方がいいかなぁ。 しかし、何にしよう。

posted by かしこん at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月11日

ヒミズ

 『冷たい熱帯魚』で「おおっ!」と思い、『恋の罪』で「あれっ?」と思った園子温監督の新作、ついに観に行く。 『恋の罪』が微妙だったのと『ヒミズ』の予告編が期待できる感じだったので、前作の不完全燃焼感をチャラにしてもらえるかと。
 中学3年生の住田祐一(染谷将太)は成長して普通の大人になることが夢。そんな住田くんに憧れる同じクラスの茶沢景子(二階堂ふみ)は、「あたしって、ストーカー?」という自覚を持ちつつ自分の部屋の壁に“住田くん語録”を貼り、毎晩暗唱していたりする。 そんなちょっと変わった二人の地味なラブストーリー、だったらよかったのでしょうが。

  ヒミズポスター.JPG 「生きろ」と、君が言った。

 冒頭、地震と津波で破壊された町並みが延々と映される。 住田くんの住んでいる場所はどこなのかはっきりしないのだが、東北というよりも北関東という感じ? だからその光景は住田くんの心的象徴としても描かれているわけで・・・でも、あたしが見たのはこんなもんじゃないという反発が生まれる。 わかっている、これはあの地震そのものを描いた映画ではないが、それでも映っているのは「ある程度整理された、多少なりとも安全が確保された場所」。 そんなものをゴーゴーと映して、「どうしても撮らなければならなかった」とか言ってんじゃねーよ!、と思ってしまうのだった。 テレビから流れるニュースやコメンテイターに「原発の危険性・反原発への流れ」を語らせるぐらいなら、その後続発していた余震をもっとストーリーの中に組み込めばよかったんじゃないの? そうすれば住田くんの捨て鉢な放浪に説得力がついたのでは(明らかに余震を意識してるのかなぁ、と思われた演出は、住田くんの父親がボート小屋に押し入ってきて、ひでーことを言って最初に住田くんがブチ切れそうになるシーンのみ)。
 以上、ストーリーと直接関係ないですが、北東北出身者の感想でした。

  ヒミズ7.jpg 普通上等!、と願う住田くんの父親は飲んだくれの借金持ち、「おめーなんかいらねーんだよ」と酔う度に言うが自分は全然覚えていない人でなし。 母親は別の男と遁走、「がんばってね」のメモと幾ばくかの金を置いて。
 残されたボート小屋で暮らす住田くんのまわりには、地震で家を失った人々がキャンプ生活をしており、年齢や立場を越えた交流が。 住田くんが学校に来なくなって以来、茶沢さんもボート小屋の運営に口を出すように。 が、そんな短い平和な時期も、住田くんの父親(光石研)の借金取り立て屋(でんでん・村上淳)がやってきて破られる。
 なんというのでしょう・・・ろくな両親に育てられてないから・愛情を注がれてないから、と決めつけるのもいかがなものかと思いつつ、住田くんと茶沢さんの会話って全然噛み合ってなくて、片方が言いたい放題言うって形。 気に入らなければびんたが飛ぶし、罵りの言葉が出る。 それを「思春期特有の」という言葉で片付けるのはあまりに実りがないではないか。 後半、二人の会話はちょっとずつ噛み合うようになってきますが、それは大きな犠牲を払ってからのこと。
 住田くんは髪型のせいもあるでしょうがまつ毛がばしばしで、彼がいつもどこか眠そうに見えるのはまつ毛が重いからまぶたが下がり気味なのでは! 茶沢さんもウザかわいい路線でがんばっておりますが、詩のフレーズを連呼するという手法、何度も使ったら新鮮味がなくなると思う。

  ヒミズ2.jpg そして悲しいのは、住田くんの悲惨な家庭環境についてまわりの人たちはみんな知っていて助けたいと感じているのに、茶沢さんの抱える家庭の問題(へたすりゃこっちの方がおそろしい)は誰にも知られていない、ということだ。
 そんな投げっぱなし、ある?
 雨の降らせ方もひどい。 明らかに放水機でどんどん降らせてます、な、いつも土砂降りで、人物はびしょぬれ、そして泥だらけ。 出ていく前、住田くんの母親が「放射能とかあるんだから、(外の被災者たちに)勝手に家のお風呂貸すんじゃないわよ」という台詞があったが、だったらその雨で濡れまくりな息子をちょっとでも心配したらどうよ、である。
 そんなダメ揃いの大人の中、住田くんのために一肌脱ぐのがテント住まいの夜野さん(渡辺哲)である。 やたら「住田さ〜ん」となついてくるかのような様はウド鈴木が「天野く〜ん」って呼ぶときの言い方に似てなくもない・・・夜野さん、精神年齢いくつ?

  ヒミズ6.jpg 以前は工場を経営していた方らしいが、地震と津波ですべてをなくし・・・。

 なんとなく夜野さんのキャラは本来住田くんの幼馴染か同級生という位置づけなような・・・(原作未読なので不明ですが)。 でも、“大人の気遣い”を最後に見せる役なので設定が変更されたのかなぁ。 ま、明らかに悪役で出てきたでんでんも途中で大人の余裕を見せていたり、“懸命な若者の未来を案じる気持ちは大なり小なりあるんだよ”ということなのでしょうか。
 そのわりには通り魔多すぎだよとか、変態さんたちに遭遇してばかりだよ、と愕然とするわけですが(日本ってそんなに壊れているの・・・と悲しくなってみたり)。
 そして教室で熱血教師の語る言葉に失笑していたのに、まったく同じ言葉を茶沢さんが住田くんに贈るのにもびっくり。 え、結局それ?!、みたいな。
 がんばるべきなのは住田くんなのか、茶沢さんなのか、それとも被災地のみなさんなのか。 なんか最初と最後だけそんな風にまとめられても・・・。
 「普通でいるのがいちばん幸せだよね」って考える若い世代が増えている今、住田くんや茶沢さんの様な家庭環境で育ってなくてもそう思う人たちが増えているんだから、そして解決されない放射能問題が「普通に結婚して、普通に子育て」を普通じゃないものにするのかもしれず・・・だから安易にこの映画のラストを“希望”とは捉えられないあたしなのだった。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

エビフライとショウガ焼きランチ@たべもんやBM

 仕事場近くで通りかかるお店で、“定食屋”ののぼりがたなびいているのだけれど、入り口横に掲げられているパネルメニューを見ると、どうも洋食。 ずっと気になっていたのですが、たまたま入る機会がありました。
 メニューをよく見ると・・・昼も夜も関係なく、一日通しメニューらしい(お値段変わらず)。 そのへんはわかりやすいし、だからこそ“定食屋”なのかもしれない。
 しかし優柔不断なあたしは食べる料理をすぐに決めることができず、メインが2種類ついてくるメニューから決めました。

  たべものやBM.JPG エビフライと豚肉のショウガ焼き
     ごはん(大盛り無料・小盛り30円引き)・味噌汁・好きな漬物つき ¥1,000−

 お皿がてんこ盛りすぎて見えませんが、エビフライの奥にはレタス&キャベツの千切り・ポテトサラダ・マカロニサラダ(カレー味)が山をつくっております。 ぐるぐると渦を巻いているのはマヨネーズではなくタルタルソース。
 そ、相当なボリューム。 ごはん、少なめにしておいてよかったよ〜・・・なのだが、つけあわせのサラダが(生野菜はお好きなドレッシングをお使いくださいと何種類もテーブルの上にある)しっかり味がつき、これだけでごはんのおかずになりそうなのである。
 なるほど、大盛り無料の意味がわかるわ〜、食べる人はいくらでも食べられそうだ。
 しかしあたしは無理なので・・・生野菜にドレッシングはかけずに、マカロニサラダと、ポテトサラダとそれぞれ一緒にいただきます(それらがドレッシングがわりになるという)。
 で、エビフライは弾力がすごくて、びっくり! 衣は多すぎず・少なすぎずなのにこんなにでっかいのです。 ショウガ焼きはタマネギが甘くて、おいしい!、と食べているうちにどんどん豚肉だけになり・・・容赦のない量ですよ(いや、サービス精神にあふれているんですが)。 またこの豚肉もご飯が進む味。
 お店の売れ筋メニューはオール¥690−のメイン一品定食(豚肉のショウガ焼きとか、エビフライは3本になるらしい)。 あとは組み合わせによってお値段が変わります。
 あたしはいちばん高い価格帯から選んでしまったのが失敗(選択に悩むときはそうすることが多いのです)。 ショウガ焼き単品でも量的には十分だったな・・・でもこのエビフライはおいしい。
 他にもハンバーグとかだし巻きとか、豚肉のオニオンバターソテーとか気になります。
 そうそう、牛肉のショウガ焼きもメニューにあったのだけれど、ショウガ焼きといえば豚肉だろ、とあたしは思うということで。 さすが西日本、肉といえば牛、だけのことはある(東日本はスキヤキ以外「絶対牛じゃなきゃダメ」ってこだわりは薄い気がするのよね)。
 おいしかったです、ごちそうさまでした。
 でも、食べすぎたな・・・。

posted by かしこん at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月09日

封じられた街/沢村鐡

 最近、いろんな理由で評判ががっくり下がったポプラ社ですが、ポプラ文庫ピュアフルシリーズは結構いい本を出してるのでがんばってほしいかなぁ、と思ってます(仁木悦子の続巻復刻を待ってます)。
 そこで出会ったまったくの初対面、沢村鐡氏の『封じられた街』。 表紙の佇まいが気に入って、以前衝動買いしました。

  封じられた街1.jpg封じられた街2.jpg やっと読む・・・。

 東京近郊の新興住宅地である中西市で奇妙な事件が続発する。 たまたま友人とともにある事件に巻き込まれてしまった小学6年生の史恵さんは、これがただの事件ではないこと・その背後に“何者か”がいることに気づくが、どうしていいかわからないうちに別な事件が起こり、また別の子供が巻き込まれる。 何者かがこの街から人を追い出そうとしているようだ・・・それは一体何故?、という話。
 なんとも魅力的な日本製ダーク・ファンタジー。
 冒頭からおとなびたというかしっかり者の少女の一人称で始まるのでなんだかちょっとわくわく・にやりとしてしまう。 自分が子供であるという限界を知りながら自分の意志で考えて行動する、自分の言葉を持った少女っていいよなぁ。
 途中から別の二人の少年が登場して語り手が交代してしまうので史恵さんのインパクトは物語が進むにつれて薄まってしまうのが(主要人物として登場し続けますが)、ちょっともの足りず。 彼女が中学生や高校生になってからの物語も読みたいなぁ!、と思ってしまいました。
 不満といえば、作中でずっと子供を“子ども”と表記してることですが・・・この問題、はっきりすることはできないんですかね。 進化は多様化、ではあるけれど、どうも“子ども”表記を進めたい人たちの思惑が気持ち悪くて拒絶反応が。 作者は別に意識して使っていないのかもわかりませんが。
 にやりとするのは史恵さんの存在だけでなく、章の前に掲げられたエピグラフ。
 レイ・ブラッドベリにピーター・ストラウヴ、ダン・シモンズにジョナサン・キャロル、ロバート・R・マキャモンです!
 しかもマキャモンは『ミステリー・ウォーク』からの引用で、『スワン・ソング』でも『少年時代』からでもなく(どっちもあたしは好きな作品だし、『少年時代』に至っては自分のオールタイムベストテンに入れたい作品ですが)、あえて『ミステリー・ウォーク』ってところが非常にツボにはまりました。
 ダン・シモンズなんか『サマー・オブ・ナイト』ですよ、王道。
 それが作者の目指している“ダーク・ファンタジー”だという気がして。
 ただ性善説で終わってる点が微妙だな・・・と、これがティーン向けの作品であることをすっかり忘れてスレた読者の感想を抱いてしまい。 そう、子供向けにしておくのはもったいない作品です。 エピグラフは海外作品ばかりだけれど内容は非常に日本的、しかもとても現代的で土着度低め。 親の子供へのかかわりや執着度の薄さも含め、“いま”的です(それとも、子供をしっかり描くと大人の影が薄くなるのであろうか)。
 上下巻で合計630ページ越えですが、読み始めたら結構なハイペースで読んでしまいました。 他の作品も、気になります。

posted by かしこん at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月08日

ひどい・・・



 え、『相棒ten』でミッチー降板なんですか・・・。



 いい感じに馴染んできたところだったのに、また変えられるのか・・・。



 まぁ、半年放送のドラマのレギュラーとなれば拘束時間も長いし、音楽活動も



しなければならないミッチーとしてはできて3・4年です、ということだったのかもしれない



し、最初からそういう事情は織り込み済みで契約したのかもなぁ。 そんな事情は納得



できますが、寂しい。 右京さんと神戸くん、たまに米沢さんも絡んで犯人と思われる



人物を相手に殺害方法について語り合うあれは、ある種の陰険漫才のようになっていて



大変面白いのに。



 でも、ネット上で根拠のない噂がはびこってて、不愉快な気持ちにさせられる。



 「水谷豊に嫌われたら、降板」って、そんな暴君な人だったら誰もまわりに群がったり



しないでしょう。 スタッフも長きにわたって同じ俳優を使わないでしょう。 あたしは



普通に“面白いドラマ”を見たいだけなのだから余計な偏見を植え付けるようなコメントを



書き散らすのはやめてもらいたい。 そして、まだ放送中なんだから発表は放送終了後



まで待ってくれないのか、ジェネラルプロデューサーよ・・・。





 千石先生がお亡くなりになったそうで・・・びっくりです。



 専門は動物行動学ということですが、実際は爬虫類ですよね。



 イグアナやトカゲ類は好きなんですが、ヘビは少々苦手なあたし(多分足がないから



動きが予測できないためでしょう)、千石先生のヘビ愛を知りヘビについて再評価する



ことに。 でも自分で飼いたいとか首に巻きつけたいとかは思わないですが。



 「自然の掟の前には人間の感傷など入る隙間もない」という冷徹な事実をはっきり



示してくれたのは千石先生ではないだろうか。



 けれど、この感覚の行きすぎが、「渡り鳥に餌を与えるな」などとという昨今の流れに



つながっているのだとしたら・・・なんだかつらい。



 でもこのグチを千石先生に言うのは間違ってる。 自分たちでなんとかしなければ。





 海底トンネル事故って・・・外国かと思ったら日本だったとは!



 なんか10年前の地質調査の結果をそのまま使ってたという話があるようですが・・・



3.11後に変動はなかったかとか普通調べないか?



 以前あたしは現場仕事に行く人々をサポートする仕事をしてたことあるけど、彼らは



些細な現場であっても下調べは欠かさず装備は万全で、そして現場のすべてを知る



男がリーダーだというプロ集団だった。 天候が変わればすぐ作業は中断、悪天候で



動けない日数を見込んで日程を組むから納期に追われ過ぎることもない。 腕が確か



だからいろんなところから声がかかった。 今回の事故に巻き込まれたのも、そんな



確かな腕を持っている人たちだろうと感じるが故に、起こるはずのない事故が起こった



ような印象。 となると原因は、現場のプロではどうにもできないことにあったのでは



ないか、と思わざるを得ない。 行方不明のみなさまの、一刻も早い発見を祈ります。


posted by かしこん at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月07日

2012年冬ドラマ考 その1



 地上波のドラマも一応チェックしておりますが、録画に任せて見れていないものが



大半・・・ある程度見終わるのは次の番組改編期の穴場時期になりそうですが(それも



またいつものこと)。





ステップファザー・ステップ



 宮部みゆき作品で、主演が上川隆也なんて、まるで演劇集団キャラメルボックスの



演目そのままのようではないか!、というわけで地味に期待しております。



 双子の子供たちもかわいいし、伊東四朗さん出てるし、渡辺いっけいはお笑い担当で



小西真奈美はウザかわいいキャラ(「ウザいのだがかわいい」と、「かわいいがウザい」の



境界線をそのときどきで行ったり来たりしている感じ)全開。



 そして上川隆也は根はいい人なのだが悪ぶって世を斜めに見ているタイプ、となれば



当然子供の相手もいやいやながら結局責任持ってみてしまうわけで・・・というわけで、



地味に面白いです。





ラッキーセブン



 探偵事務所ものってわりと好きなんですが・・・しかもなかなか豪華キャストだしって



ことで1話目を見ました。 松嶋菜々子の役のとってつけた感が半端ない・・・。



 大泉さんがこういう役なら『探偵はBARにいる』を連ドラでやってくれればいいのだし、



主役は瑛太かと思ったわ!、だし、ストーリーにもいまいち魅力を感じられず。 リアル



タイムで見られないので、録画はいままでどおり『TVタックル』にするわ、ということで



1話で脱落しました。





ストロベリーナイト



 スペシャルドラマの豪華キャストをそのまま引きずってきたのはえらい! 西島さん、



こっちの方が似合ってるよ! 連作短編小説的な構成は好きだし、ドシリアスな話だけど



主に演出している佐藤祐市監督の笑いを捨てられない感じがときどき面白い(訊き込みに



行く会社の壁に貼られているポスターがどこかヘンとか、ちょっとかっこつけたあとに



缶コーヒーを飲んだ小木さん、「甘めー!」と呟く、とか、ところどころツボです)。



 事件自体は結構予想がつくものが多いので、「そこスルーしないで!」とこっちが



ハラハラするところもなきにはあらず。 しかしいちばん気になるのは、警視庁捜査一課



勤務とはいえ、30代半ばでしかもノンキャリがエルメスのバーキンを普段使いにしている



ことだ・・・そんなに、お金の使い道がないのか?





ハングリー!



 世の中はそんなに“Sキャラの向井理”を求めているのか・・・?



 そんな疑惑が湧きおこりますが、フレンチレストランの話ということでチェック。



 ・・・結構、ベタな話ですよね。 彼の料理を口にする人の脳裏に過去の記憶が翻る



様は『神の雫』みたいでちょっと笑ってしまった。 今のところまだ「これ食べてみたい!」



というのはないけど、レシピというか料理技法についてもうちょっと解説が入るかと思ったら



入らないので、ちょっとがっかり(詳しく知りたい人は公式HPを見るかレシピ本を買え、と



いうことなんでしょう)。





相棒ten



 これもやっと去年放送分まで見ました。



   この二人が大学の同級生ということは・・・



 だいたい似たような年齢ということですか? 右京さん、若い!



 神戸くんと組むようになってから余計な説明をしなくていいから犯人逮捕への展開が



スムーズに進む感じがする(でも、「君のことなど端から信用に値するとは思っていま



せんよ」と言われた神戸くんが腹立ちまぎれに右京さん、殴る、の場面では絶対事前



打ち合わせした上での芝居だよ〜、とわかっていてもちょっとハラハラ。 まだ緊張感が



ある、ということよね)。





ダーティー・ママ!



 原作上の設定とはいえ、永作博美にその髪型・・・。



 で、話の内容も結構つらいのです(悲しくてつらいのではなく、面白くない・イタいので



つらい、のほう)。 ヤスケンさんとか八嶋智人さんとか好きな人もいっぱい出ているの



だが・・・すみません、初回で脱落です。





デカ黒川鈴木



 最初に告知を見たとき、「あれ、これって『田舎の刑事』シリーズ?」と思ったら実際



そうでしたね。 しかもよく考えたら結構原作に忠実だという。



 とはいえ、また、田辺誠一にこんな素っ頓狂な役を・・・。



 第三話から登場の警察署長が斉木しげるさんなんだが、この前のライブのときより



明らかに白髪が増えてる感じなんですけど・・・どうしたんですか。 なんか犯人は誰、



よりもそっちが心配です。





 13歳のハローワーク  理想の息子  平清盛

 聖なる怪物たち  最後から二番目の恋  家族八景

 恋愛ニート〜忘れた恋のはじめ方  運命の人



 以上の8本はまだ見ておりません(録画のみ)。



 見ましたら、またご報告します。


posted by かしこん at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月06日

クロス、無事



 時計屋さんに行ってまいりました。



 スタルクの時計は中身の確認はメーカーにしかできなくて、電池交換と日常防水の



パッキン調べぐらいしかここではできないと言われたけれど、あたしの目的は電池の



液漏れの確認である。 それさえ大丈夫なら多分大丈夫なのである。



 結果、液漏れなしで電池交換完了。 時刻合わせを24時間表記にしてもらって、



お金を払います。 ¥1,575−也。



 「もし異常があったらメーカーに送りますので、また持ってきてください」とのこと。



そのときは今回払った電池代分、修理代から差し引いてくれるそう。 でも問題なく



動いているので、大丈夫であろう。



   緑を選んだ理由・・・



 黒だと面白みがないし、白だと汚れが目立つかもだし(また汚れたら落とすのが



大変な素材である)、オレンジはあたしには似合わないから。 ま、モスグリーンの



ような色が気に入ってるのです。



 で、電池交換の間にショーケースの中の時計を見て回ったのだが・・・なんか



取り扱っているブランド(メーカー?)が減ったような。 売れ筋に絞った品揃えなのか、



それともあたしの知っている(もしくは持っている)腕時計レーベルがなくなったのか?



知るのが怖くて店員さんに訊けなかった・・・。



 それから、デパートのヴァレンタインチョコレートフェアを見て回る。



 今年は「これっ!」という目玉がなく、どうも盛り上がりに欠ける。 毎年買っていた



ヴィタメールの『ボンクール』は『クール!』と名を変えて中身もモデルチェンジし、



おいしいかどうか・好きな味かどうかわからないではないか。



 スイスのファラバジーは今年出店をしていないし(ネット通販も調べたが取扱商品が



ぐっと減っていた。 代理店となにかあったのであろうか)、ピエール・マルコリーニは



セットしか売ってないし(好きなショコラをバラで買いたいのだ!)、ジャン・ポール・



エヴァンは神戸に来ないし、去年と同じやつでも微妙に値上がってるのもあるし、



去年買って気に入ったのに今年来てないとか・・・いろいろ、寂しい。



 それでもばらばらと結構買っている(勿論、あたしの分優先である)。 だけど、



どうも盛り上がらないな・・・また買いに行くかも。


posted by かしこん at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月05日

かなしき電池切れ



 マニア、というほどでもないですが、あたしは腕時計好きであります。



 全部で何本あるかを数えるのは20を過ぎてからやめたのですが、CASIOだけで



10本あるという(しかもほとんどがGシリーズではないという・・・)現状から、かなり



好みが偏っていることがおわかりいただけると思います。



 そんだけ持ってて均等に使うのか?、と問われれば、やはり使いやすいものに



集中してしまうのですが・・・ファッションやカラーバランス重視のときにはデザイン性を



優先しますし、まったく使わないものがあるということはない!、です。



 というわけで数で遊びたいあたしはあまり高い時計を持っていません(30万円の時計



一個よりは3万円のを10本持ちたいタイプ)。 結局クォーツ中心となりますが、油断



してると「はっ! 電池止まってる!」ということに。 うかうかしているうちに3本ぐらい



止まり、まとめて時計屋に持ち込むことになるのですが、同じ時期に交換するので



2・3年後、またまとめて止まる・・・みたいな(その点CASIOは優秀で、買ってから最初の



電池交換するまで2・3年大丈夫のような気がするし、一度電池交換したら2回目の



交換をまだしていない感じ。 いちばん古いのは買ってから12年以上たつのに)。



 それで、先日も3個まとめて電池交換に出し、結構な出費(防水検査などケアもして



もらうので)。 時計本体がそれほどお高くなくっても、長く使うとなると維持費がかかる



のね・・・ということを毎回実感。



 で、本題です。



 明日つける時計をどれにするか考えていたら・・・一個、止まっているのを発見!



   しかもスタルクのクロス・・・

       いまや製造中止なので液漏れなど起こったら大変なことに!



 あたしのはちなみに緑です。 あー、LOFTに持っていかねば!



 デジタル時計は基本CASIOのあたしですが、フィリップ・スタルクとステファノ・



ジョバンノーニのデザインはちょっと特別で、使い勝手はあまりよろしくないのですが



愛用しております。



   最初に一目惚れしたスタルクウォッチは多分これ。



 この潔いまでのでっかい数字に惚れ込み、わー、ほしいなぁ、どうしようかなぁ、と



悩んでいるうちにいつの間にかお店から消えた(7年ぐらい前であろうか、そのときは



結構いろんなお店に置いていたのでなくなるとは思わなかったのである)。 確か



2万円前後だったと記憶していますが、こんなに後悔するくらいなら買っておけば



よかったよ、といまだに考えてしまうのです。 こういう過去がいくつもあるから、「買える



ときに買っておけ!」な性格になってきたとも言えます。 で、その何年か後にクロスの



時計が出て(値段もちょっと上がってたけど)、後悔するのがイヤなのですぐ買いました。



 その次の年ぐらいにスクエアの時計が再発売されるという話を時計屋さんから聞いて、



「買います!」と入荷次第連絡をもらうことにしたのだけれど・・・予定の時期を過ぎても



音沙汰がなく(「延期になったみたいです」という連絡はお店からもらいました)。



 あきらめかけたところに、「入荷しました!」とお知らせが。



   でも全然デザイン違うし・・・。



 確かにスクエアの文字盤デザインを踏襲して入るんだけど、これは別物でしょ!



 しかし、ここで買わないでいたら・・・また再発売されるとは限らないし、よく見たら



これはこれでかわいいし、でも色がいっぱいあって悩むし・・・と、さんざん苦悩した結果、



グレーのベルトに緑の文字盤のを購入。



 緑ばっかり買っているようですが、他のと比べてカラーバランスがいちばんよいのが



グレー&緑だったのです(赤もよかったけど、緑に比べたら数字が見づらかったから)。



 現在入手可能なスタルクウォッチからデジタル文字ラインはほとんどないので、まぁ



買っといてよかったんだろうな、と後悔はしておりません!



 でも使えなくなったら困るので、すぐお店に持って行こうと思います!


posted by かしこん at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月04日

ミステリウム/エリック・マコーマック



 実は結構前から読んでいました・・・途中でわけがわからなくなってしばらく放置し、



そしてまた手にとってちょこちょこと読み出し、やっと読み終わる。 実際は読んで



いない期間のほうがはるかに長いのですが、こういう読み方も最近は増えてきている



気がします(そしてそういう場合は何ヶ月か振りで手にとっても、1ページも読めば



それまでの内容をすんなり思い出す)。



 これも、そんな一冊。



   ミステリウム/エリック・マコーマック



 話の内容を説明するのが非常に難しくて・・・なので見返しに載っているあらすじを



そのまま引用します。



 “小さな炭坑町に水文学者を名乗る男がやってくる。 だが、町の薬剤師の



手記には、戦死者の記念碑や墓石がおぞましい形で破壊され、殺人事件が



起こったと書かれていた。 語り手である「私」は、行政官の命により、これらの



事件を取材することを命ぜられるが、その頃、町は正体不明の奇病におかされ、



全面的な報道管制が敷かれ、人々は次々に謎の死をとげていた。 真実を



突き止めようと様々な人物にインタビューをする「私」は、果たしてその真実を



見つけることができるのか・・・。 謎が謎を呼ぶ、不気味な奇想現代文学



ミステリの傑作!”




 ま、確かにそういう話ではありますが・・・これでは内容の1%ぐらいしか伝わらない。



あえて言うならミステリというよりもメタミステリ、更にいうならメタフィクション文学という



べきかも。 だから途中でわけわかんなくなって一回脱落しました。 5部構成なんだけど



第2部だけがやけに長くて(そのかわり、第4部と第5部はたたみかけるように短い)、



そこで何かを見失いかけました。 しかしなんとか第3部に辿り着ければストーリーが



大きく動きます! というかそれまでも大きく動いてたんだけどわかってなかっただけと



いう。 そしてしばらくすると、なんとなく意味不明というか人を食ったような第1部の書き



出しの文がじわじわと効いてきて、あたかも世界が裏返るような感覚が。



 文章そのものは難しいことはなく、だからさらっと読めてしまう感じがするんだけど、



書かれていることにだんだん「えっ?」と思わされ続け、「私」同様読者も立ち位置を



見失う。 この感じ、ジェフリー・フォードの『白い果実』を読んでたときと似ているかも



(話も文体も全然違うのですがね)。



 エリック・マコーマック氏はそういうメタ系文学(マジック・リアリズムとも呼ばれる



らしい)の代表的な人物らしい。 引き続き追いかけようか・・・しかし時間がかかりそう



・・・悩み中。 あ、でもこれは第4部・第5部と辿り着いたらすごく面白かったです。


posted by かしこん at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月03日

めずらしくも、雪



 今年いちばんの寒さになりそうです、みたいなことは聞いていた。



 でも、こっちの“寒さ”っていってもたかが知れてるのよね〜。 マイナス10℃で



吹雪のためホワイトアウト、なんてことありえないし。 というわけで油断しまくっている



あたしでしたが、夕方、用のためいったん外出した時にパラパラパラ〜、と白いものが



いっぱい飛び込んできたのに気づいた。



 「あ、雪だ!」



 しかも粒状で小さいけれど結構硬い。 なのでぼたん雪のように風に乗ってどこまでも



舞いまくるわけではなく、かなり直球でこっちにぶつかってくる。 また、ちょうど降り始めた



勢いのときに外に出たので、しばらく歩いていたらあたしのマフラーや髪の毛はすぐ



雪まみれになった。 ・・・うーん、神戸に来てマフラーに降り積もった雪を払い落す日が



来るとは、感慨深い。



 確かに風は冷たいですし、雪が目に入ったらあれなので帽子かぶってくればよかった



なぁ、とか思っちゃいましたが、なにしろ雪が降る中を歩くのは久し振り!なのでつい



テンションが上がり、気づけば歩いているうちに「ふふふふっ」と声を出して笑っていた。



まわりに誰もいなくてよかったです。 実際、雪被害のすごいところは笑いごとじゃ



済まないことになってるんですが、そこはお許しいただきたい。



   30分ほど降り続き、

         歩道わきの街路樹の根元はこのような状態に。



 結局、そのまま雪はやんでしまい、また降ることはなかったし、あたしが家に向かって



帰る頃にはあらかた溶けてしまっていましたが、街灯の明かりに照らされてアスファルトが



不自然に光っているので路面はちょこちょこ凍結しているようです(そういえば道路を走る



車をあまり見なかったかも!)。



 明日の朝も相当冷え込むそうで・・・でもマイナスの気温になることがこっちではほとんど



ないので、それはそれで楽しかったり。



 そういえば今日はすれ違う人々のダウンジャケット着用率が異様に高かったな・・・



そのわりに足元に気を配っている人が少なかった感じ。 あたしはソールがごつごつの



スニーカーで出かけてました(普段履きにもしているんですが、すべらない靴底のものを



持っていないと気が済まない雪国育ちの遺伝子か?)。



 今回の大寒波の峠は越えたらしいですが、大雪の被害が拡大しないことを祈ります。


posted by かしこん at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月02日

灼熱の魂/INCENDIES



 これは見たかったのである。 予告のあおりがすごくて、「アカデミー外国語映画賞は



この映画が獲るべきだった!」とか、「永遠に忘れられない映画」、「優れたミステリーと



ギリシア悲劇の融合」などと褒め言葉をちらつかされれば気にならないわけがなく。



 映画は、とても静かに始まる。 どこかわからない場所、何者かわからない人々の中、



髪の毛をバリカンで剃り落とされる少年の目だけが雄弁。



 ところと、多分時代も変わって北のある都市(途中でそれがケベックだとわかる)。



 双子の姉弟ジャンヌ・アルマン(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン・アルマン



(マキシム・ゴーデット)は二人の母を秘書として雇っていた公証人(レミー・ジラール)の



もとに呼び出される。 母親の遺言が読み上げられるためだ。 ふたりの母親ナワル・



アルマン(ルブナ・アザバル)は、ジャンヌには「父親を探してこの手紙を渡して」、



シモンには「あなたたちには兄がいる、彼を探してその手紙を渡して」というメッセージと



手紙が託される。 財産は折半、家財道具などは仲良くわけてほしい、という普通の



“遺言”とともに。 シモンはそれまでの自分の母親の言動(まるで世捨て人のような



感じ?)に腹が立っていたらしく、こんな遺言なんか知るか、と拒否。 しかし何かを



感じていたらしい娘のジャンヌは、手紙とともに母親が大切にしていた十字架を身につけ、



母の故郷“南部”に向かう。 二人には父親にも兄にも心当たりはないけれど。



   お母さん、あなたが生き続けた理由を教えてください



 ナワルとジャンヌは二人とも面差しや雰囲気の似た女性で、ジャンヌを追っていたの



かと思ったら次のカットからは若き日のナワルに切り替わっていたりする。 それを



説明なしでするので最初は混乱するけれど(似てるから、どっちがどっち?、という



とまどいもあり)、次第に慣れる。 が、慣れるが故に、これは観客に向かって平行に



描かれているだけなのか、ジャンヌが知りえたナワルの過去なんだろうか、とハラハラ



することに。 というかこの国はどこなんだ? 名誉の殺人が許される地域? でも



キリスト教徒でイスラム教徒と対立? ・・・しばらくしてレバノンだとわかりますが、



映画的には特に国や土地は限定していない感じがしなくもない。 内戦があって、宗教



対立があって、というところにならどこにでも起こることとして描いている、というべきか。



 ナワルの過ごしてきた(という言葉さえ似合わない)人生は、とにかく過酷。



 それをすべてではないにしろ知りえたから、最初反目していた双子は協力し合うと



いうか一緒に母親の遺言に向かい合うことになったんだろう。



 父と兄を見つけたとき、母の死の引き金になった衝撃を知り、その意味するところを



知ったとき、ジャンヌはこの世のものとは思えない悲鳴を上げる。 それが、この映画の



衝撃のすべてといっても過言ではない。



 しかし、ナワルは手紙に書いている。 それでも愛しているのだと、だからこそ憎しみを



連鎖させてはならないのだと。 このへヴィさは、なかなか類を見ないです。



 あえてナワルは双子に真実を伝える必要があったのか?、という感覚もなきにしも



あらずですが、知って乗り越えてもらうことが目的だったのだろうと解釈。



 この映画はネタバレ厳禁!



 予備知識なしで見てこそ、ジャンヌの“悲鳴”に共感できます。


posted by かしこん at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

声が出るようになりました!



 とはいえ、まだまだ完全復帰ではないのですが、知らない人に喋って訊き返されない



程度には声の方は回復しつつあります。 トローチその他のお薬と、蒸気マスクの



おかげかと。 でも、ドクターには「治りかけには咳が出るよ」と断言されているので



・・・それもそれで戦々恐々です(ということはまだ治ってはいないのね・・・)。





 最近、仕事がらみで小・中・高校生に会うことが多いです。



 ある高校生女子に、「卒業試験に出るみたいなので教えてください」と頼まれれば



・・・数学U! しかも内容は微分・・・(しかし積分はやっていないという。 謎)。



 微分って、f'(x)= みたいなやつだっけ?、と問えば、「それです!」と。



 それくらいなら覚えてるかな・・・と見せてもらったら、見慣れた微分の公式に続いて



何故か三角関数が。 いや、微分に出てくる三角関数は極小・極大を求める問題では。



何か誤解が生じている・・・はっ、様々な導関数(「微分する」とは「導関数を求めること」



だから)のところにあったかも。 ぱらぱらとめくっていったら、あった(というかタイム



アップだったので、次回までに調べておくよと約束して自宅で調べたのでした)。



 っていうか、そこ、数Vです・・・。



 一体キミの高校はどういう教科書でやっているんだ!



 でも、ちまちまと練習問題をやっていたらちょっと面白くなってしまい、気がついたら



こんな時間。 今日も寝ないままで仕事かな〜。


posted by かしこん at 05:30| Comment(3) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする