2012年01月31日

今日も、4冊



 創元推理文庫の今月の新刊を買うぞ!、と勢い込んで出かける本屋。



 新刊コーナーに目当ての本が並んでいるとついついニヤリとしてしまう。



   死の扉/レオ・ブルース



 英国古典ミステリの新訳だそうですが・・・すみません、知らない人です。 でも



こういう時代のコージーっぽい雰囲気、好きなんですよねぇ。



 訳者解説をぱらぱらめくると、旧訳に使ったらしい原書が見つからないので今回は



訳者の私物の原書から訳したとか・・・そうか、古典って“原書が手に入らないから



新訳できない”という可能性もあるのか・・・。



   火焔の鎖/ジム・ケリー



 この作者の名前に微妙に見覚えがあると思ったら、『水時計』の人だった。



 帯に「現代版“黄金期の探偵小説”」とあって、その一言にぐっときちゃった。



   裏返しの男/フレッド・ヴァルガス



 タイトルと表紙のインパクトにニヤリ。 なんと「フランスミステリ界の女王の傑作」と



書いてある。 最近、フレンチミステリーに縁があるかも。



 巨大な狼の噛み痕がある死体が、から始まるらしいこの話、シリーズ第二弾とな!



またやっちゃったよ・・・ま、いいや。 この頃はシリーズを途中から読むこともOKに



なってきました。



 と、この三冊で退散するはずが・・・。



   黄金の王 白銀の王/沢村凛



 沢村凛といえばかつて、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補に残ったという



『リフレイン』でデビューするも、しばらく新しい本が出なくて・・・懸賞小説にありがちの



一作だけの人なのかしら、面白いのに、とのんきに思っていたらいつの間にか復活を



遂げられ、いまや独自の地位を築いておられた。



 油断していてすみません、ということで傑作と噂の高いこちらを、文庫化を期に購入。



 本日、4冊購入で¥4,136−。 東京創元社、文庫高いよ・・・。


posted by かしこん at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

出遅れシアター → 文学との相性



蟹工船



 プロレタリア文学、苦手です。 どうも貧乏くさいイメージが・・・だから文学史と



しての知識はあるんですが、読んだことがありません(筒井康隆の『蟹甲癬』は



読みました、面白かった!)。 だから数年前に起こった『蟹工船』ブームにも、



この映画にもあまり関心がなく。



 でもWOWOWプログラムガイドで若手実力派(しかも地味顔)勢揃い、みたいな



豪華キャスティングにひかれて録画、なのにそのままほっといてました。



   労働者の団結を示すマークが、全然違うのに

           『20世紀少年』のともだちマークと印象がかぶるのは何故?



 オープニングタイトルが出る直前の映像が、すっごいシュールで期待しちゃったん



だけど・・・船の中の工場の様子があまりにチープだし、労働者たちの会話はシュール



ギャグだし、え、『蟹工船』ってコントだったんですか? もしくはプロレタリアートは



実はパンクなのか?



 新井浩文、滝藤賢一、中村靖日、柄本時生、山本浩司、高谷基史といった地味顔、



もしくは貧相に見える方々をよくここまで集めたな、ということでやたらおかしく、



その中でひとり“監督”が西島秀俊でかっこよすぎて浮いている(権力を持つ者・



持たざる者たちの対立というよりも、かっこいい・かっこよくないの差、みたいな)。



 TKOのお二人もいる貧相労働者たちの中で、松田龍平と高良健吾だけが地味顔に



映ってないってことにも笑ってしまい、監督の側近が皆川猿時だとわかったときには



もう大爆笑でした(他にもロシア船にいる怪しい中国人?:手塚とおるとか・・・監督、



笑わしにかかってますね)。



 当時の『蟹工船』ブームや共産党に入る若い人が増えたとか、そういう事情を一切



無視して作った感じが今となっては心地よいかも(でも公開当時は「原作を冒涜するな」



等、かなり叩かれたのであろうことは想像に難くない)。



 ちなみにこれ、2009年映画。 高良健吾はすでにこの映画で存在感を発揮していた。



今更新人賞なんて、3年以上遅いっつーの。





春の雪



 日本の華族を題材にした作品が好きだと『ロマンス』の感想で述べましたが、この



映画はちょっと・・・恋愛中心だからか、清様(妻夫木聡)に“滅びゆく者としての自覚”が



まったく感じられない。 ただの困ったちゃんである、というのがかなしい。



   なんかこのふたり、やたら若いんですけど!



 むしろ、彼にとっては頑固者にしか見えないのであろう父の松枝侯爵(榎木孝明)が



素晴らしい。 祖母が岸田今日子だったのもよかった。 と、主演のお二人よりもまわりを



固める人たちがいい味を出しているよ。



 ソフトフォーカスやらいろいろ使ってこれでもかと繰り出す映像美はなかなかなんです



けど、使いすぎると効果半減なのがむずかしい(だって、ラブシーンの必然性が薄く



なってるんだもん)。 なんかいろいろ、もったいないことになっているとしか言えない



感じなのがかなしい。 エンディングの宇多田ヒカルの歌もありえない・・・三島作品の



中でもあやしさ度合いが少ない美しい作品なだけに、もうちょっとなんとかならなかった



のかなぁ、と思う。


posted by かしこん at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

扉は今も閉ざされて/シェヴィー・スティーヴンス



 スリラー強化期間中でございます。



 2011年スリラー・アウォード新人賞部門受賞作というこちら、タイトルと表紙の



イメージで購入してしまいました。



   絵のようですが写真です。



 <わたし>が初老の女性精神科医に語る、セラピーにおける一人語り文体。



精神科医は呼びかけられるだけで何も話さない。 <わたし>に何が起こったのか、



何に苦しんでいるのかがちょっとずつ小出しにされ、思い出した順・そのとき気になる



話題から進むので時間軸もバラバラ。 そこらへんにミステリ要素がちりばめられて



いるので好印象です。



 リアルター(公認不動産業者)をしていた<わたし>、アニーはある家をオープン



ハウスにかけていて、そろそろ撤収しようかと考えていたときに<サイコ男>に拉致・



監禁された。 監禁生活が約一年も続いたこと、アニーはどうにかそこから生還できたが



今も強烈なPTSDにさらされていることが「セッション1」(精神科医との面談)から



わかるが、詳しい内容がわかってくるのは物語の半ばほど。



 スリラーとはいえ、<サイコ男>との恐怖の生活よりも、その後のアニーの苦しみの



ほうに多くの描写が割かれているように感じる(まぁ、監禁生活をあまり事細かに



描かれても読んでる方がつらくなりますが)。 被害妄想が膨らんでいく過程、自分が



おかしいとわかっていながらも冷静になれない感じ、些細なことに苛立って感情を



爆発させてしまう不安定な精神状態を、「この女、イヤなやつ」って思わせずに描いて



いるのはすごいです。



 アニーが<サイコ男>への対処法をドラマ『クリミナルマインド』に出てくる支配欲の



強い性犯罪者・シリアルキラーにあてはめて考えていくところはちょっと笑ってしまったが、



あのドラマにはそういう需要があるわけ?、と愕然としたり。 多いのか、アメリカ。



 が、<サイコ男>と被害者、という話と思ったら大間違い、実は母と娘の複雑な関係と



いう話だったという・・・ある意味こっちの方が怖いんですけど。


posted by かしこん at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

声の回復途上



 声が出ない、というには意外に疲れるもののようです。



 まったく出ないわけではない・それ以外に体調不良はない、というのもポイントで、



声を出そうと思ったら出るのではないか、とつい思ってしまい、とんでもない声に



なる・・・周囲をビビらせてしまいます。 しかし困るのは、電話では小声が伝わらない、



ということだ。 音が小さいからなのか、電話回線に乗るのとは違う周波数なのか。



 しかも“喉頭炎”、というやつ、昔一時期話題になった「飲んだ勢いでカラオケを



しまくって次の日、声が出なくなった人々」と同じ症状ということで・・・なんか情けない。



あたしの原因は乾燥した室内でずっと喋っていたからなんだけど・・・でも、ずっと



のど飴は欠かしていなかったのにな。 収容人数のわりにお手洗いの数が少ないので、



あまりトイレに行かないですむようにしようと水分を控えていたのがまずかったのかも。



 まぁそんなわけで、水・木・金と小声生活を続けてまいりました。



 だんだん周囲の人たちまで小声で話すようになった・・・いや、普通に話してくださいよ。



で、これって普通に話すより疲れるかも、と実感したのは、金曜の夜帰ってきて、お風呂



入って、ごはん食べて(薬は飲みました)、海外ドラマなど録画していたやつを見ていたら



・・・寝ていたから!



 はっ、マスクしてない!、とあわてたけど、そのあと何もやる気が起きず、もういいや、



寝てしまえ、という状態に。 というわけで金曜夜〜土曜日朝にかけてはPCを立ち上げ



ませんでした。



 それなりの時間に目が覚めたけど、蒸気マスクが心地よく、このままでいいかぁ、と



寝ながら本をめくってはまた寝て、目が覚めての繰り返し。 いかん、何か食べて薬を



飲まないと、ということに気づき、起きていろいろやって(加湿器がないので洗濯物を



部屋干ししています)、食べて薬飲んで落ち着いて、PC立ち上げました。



 もう夜だよ!



 でも、おかしな声ではありますが普通に喋れるようにはなってきました。



 喋るたびに声が違うけどね。


posted by かしこん at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

第84回アカデミー賞ノミネーション

 声が出ないことに振り回されて、関連番組を見そびれました。
 とりあえず、今回のノミネーションは以下の通りのようです。

☆作品賞☆
  『アーティスト』
  『戦火の馬
  『ファミリー・ツリー』
  『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
  『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『マネーボール』
  『ミッドナイト・イン・パリ』
  『ツリー・オブ・ライフ』

 あれ、作品賞は10作品にすると数年前決めたはずのような・・・ここに届かないとされた一本はなんだろう? それとも同率10位が複数いたということなんだろうか。
 ノミネートの多さは『ヒューゴ』だそうですが、スコセッシが3Dでファンタジーを撮るなんて、意外!!! しかしこの映画にはクロエ・グレース・モレッツさんも出ているし、予告編も面白そうな感じだったですが・・・下馬評では『アーティスト』が有力とか。 見てない作品が多いから困るわぁ(『ヘルプ』も神戸では3月から公開だし)。
 意外にも、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』という邦題が不評のようです・・・これをタイトルにするか!、というインパクトが逆にいいとあたしは思うのですが。 原作の英語タイトルにある意味忠実なのに。
 ハリウッドは洒脱なラブコメをウディ・アレンに求めてるんだな、とも納得。

☆監督賞☆
  マーティン・スコセッシ    『ヒューゴの不思議な発明』
  ミシェル・アザナヴィシウス  『アーティスト』
  アレクサンダー・ペイン    『ファミリー・ツリー』
  テレンス・マリック      『ツリー・オブ・ライフ』
  ウディ・アレン        『ミッドナイト・イン・パリ』

 あたしそんなにウディ・アレン好きなわけではないし、スコセッシは前にしょーもない映画で監督賞を獲ったからいいんじゃないですか。 アレクサンダー・ペインって『サイドウェイ』の人か・・・個人的にはテレンス・マリック好きですけど(というか何故スティーヴン・ダルドリーがいない!?)、本命はミシェル・アザナヴィシウスでしょうか。

☆主演男優賞☆
  ジョージ・クルーニー    『ファミリー・ツリー』
  ブラッド・ピット      『マネーボール』
  ジャン・デュジャルダン   『アーティスト』
  ゲイリー・オールドマン   『裏切りのサーカス』
  デミアン・ビチル      『明日を継ぐために』

 今年も大物揃いの主演男優賞。 ここはひとつ、今年こそジョージに!

☆主演女優賞☆
  グレン・クローズ    『アルバート・ノッブス』
  ヴィオラ・デイヴィス  『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
  ルーニー・マーラ    『ドラゴン・タトゥーの女』
  メリル・ストリープ   『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
  ミシェル・ウィリアムズ  『マリリン 7日間の恋』

 メリル・ストリープは映画が評価されなくても彼女の演技だけで話題になって、ノミネートされる。 これで映画の出来が素晴らしかったら、すんなり賞を獲れるのではないだろうか。 ノミネーション回数の多さは作品選びの失敗?
 他は誰が選ばれてもおかしくない強力布陣。 結果楽しみ!

☆助演男優賞☆
  ケネス・ブラナー     『マリリン 7日間の恋』
  ジョナ・ヒル       『マネーボール』
  クリストファー・プラマー 『人生はビギナーズ』
  マックス・フォン・シドー 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
  ニック・ノルティ     『ウォーリアー(原題)/Warrior』

 『マネーボール』のジョナ・ヒル、選ばれるかなーと思っていたら選ばれましたねー。
 『人生はビギナーズ』の予告でクリストファー・プラマーすごくいい雰囲気だったし、マックス・フォン・シドーも実は最近いい映画が続いているのよねー。 他にケネス・ブラナーにニック・ノルティなんて、やっぱり助演男優賞は毎年激戦区!

☆助演女優賞☆
  ベレニス・ベジョ     『アーティスト』
  ジェシカ・チャステイン  『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
  オクタヴィア・スペンサー 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』
  ジャネット・マクティア  『アルバート・ノッブス』
  メリッサ・マッカーシー  『ブライズメイズ(原題)/Bridesmaids』

 『ヘルプ』から助演が二人出るという噂は聞いていたので、わりと予想通りの結果かも。 『ブライズメイズ』もコメディだけどロングランヒットで、三人のうち一人がノミネートかも、と言われていたし。 しかしどれもこれもまだ日本未公開・・・。

☆長編アニメ賞☆
  『ア・キャット・イン・パリス(英題)/A Cat in Paris』
  『チコ&リタ(原題)/Chico & Rita』
  『カンフー・パンダ2』
  『長ぐつをはいたネコ』
  『ランゴ』

☆脚本賞☆
  ミシェル・アザナヴィシウス      『アーティスト』
  アニー・ムモーロ、クリステン・ウィグ 『ブライズメイズ(原題)/Bridesmaids』
  J・C・チャンダー           『マージン・コール』(日本未公開)
  ウディ・アレン            『ミッドナイト・イン・パリ』
  アスガー・ファルハディ        『別離』

 日本未公開ってどういう意味?
 公開見送られってもうすでに決まっちゃってたってこと?

☆脚色賞☆
  アレクサンダー・ペイン、ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ 『ファミリー・ツリー』
  ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ、ボー・ウィリモン 『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』
  スティーヴン・ザイリアン、アーロン・ソーキン  『マネーボール』
  ブリジット・オコナー、ピーター・ストローハン  『裏切りのサーカス』
  ジョン・ローガン   『ヒューゴの不思議な発明』

 『スーパー・チューズデー』は日本公開決まってるし、これのジョージもなかなかよいと聞いたが・・・『ファミリー・ツリー』のほうがいいのかしら。

☆視覚効果賞☆
  『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『リアル・スティール』
  『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
  『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

 ここに『タンタンの冒険』が来るはずなのでは? あ、『リアル・スティール』が?!

☆音響編集賞☆
  『ドラゴン・タトゥーの女』
  『ドライヴ』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
  『戦火の馬』

 これは『ドラゴン・タトゥーの女』に獲ってほしいかなぁ。 フィンチャー監督の得意技だもの。

☆撮影賞☆
  ギョーム・シフマン    『アーティスト』
  ジェフ・クローネンウェス 『ドラゴン・タトゥーの女』
  ロバート・リチャードソン 『ヒューゴの不思議な発明』
  エマニュエル・ルベツキ  『ツリー・オブ・ライフ』
  ヤヌス・カミンスキー   『戦火の馬』

☆美術賞☆
  『アーティスト』
  『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『ミッドナイト・イン・パリ』
  『戦火の馬』

☆編集賞☆
  『アーティスト』
  『ファミリー・ツリー』
  『ドラゴン・タトゥーの女』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『マネーボール』

☆メイクアップ賞☆
  『アルバート・ノッブス』
  『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
  『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

☆衣装デザイン賞☆
  『アノニマス(原題)/Anonymous』
  『アーティスト』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『ジェーン・エア』
  『ダブリュー・イー(原題)/W.E.』

☆ドキュメンタリー長編賞☆
  『ヘル・アンド・バック・アゲイン(原題) /Hell and Back Again』
  『イフ・ア・ツリー・フォールス: ア・ストーリー・オブ・ジ・アース・リベレーション・フロント(原題)/If a Tree Falls: A Story of the Earth Liberation Front』
  『パラダイス・ロスト3: パーガトリー(原題)/Paradise Lost 3: Purgatory』
  『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』
  『アンデフィーテッド(原題)/Undefeated』

 なんとなく、ピナ・バウシュがいいなぁ・・・。 だけど『パラダイス・ロスト3』って、『パラダイス・ロスト』と関係あるのかしら(あれはドキュメンタリーじゃないけど)。

☆ドキュメンタリー短編賞☆
  『ザ・バーバー・オブ・バーミンガム:フット・ソルジャー・オブ・ザ・シビル・ライツ・ムーブメント(原題)/The Barber of Birmingham: Foot Soldier of the Civil Rights Movement』
  『ゴッド・イズ・ザ・ビガー・エルヴィス(原題)/God Is the Bigger Elvis』
  『インシデント・イン・ニュー・バグダッド(原題)/Incident in New Baghdad』
  『セイビング・フェイス(原題) /Saving Face』
  『津波と桜/The Tsunami and the Cherry Blossom』

 『津波と桜』とは・・・もう3.11が日本以外のドキュメンタリー映画にとりあげられているということ? さすが、向こうのドキュメンタリー作家は仕事が早い。
 しかし『ザ・コーヴ』のこともあるので内容が心配・・・。

☆外国語映画賞☆
  『ブルヘッド(英題)/Bullhead』(ベルギー)
  『フットノート(英題)/Footnote』(イスラエル)
  『イン・ダークネス(英題) /In Darkness』(ポーランド)
  『ムッシュー・ラザール(原題)/Monsieur Lazhar』(カナダ)
  『別離』(イラン)

 最近北欧・ヨーロッパの映画が個人的に気に入ってるので・・・そしてタイトルにもそそられるので、『イン・ダークネス』と『ブルヘッド』が気になります。

☆歌曲賞☆
  “リアル・イン・リオ”:『ブルー 初めての空へ』より 
  “マン・オア・マペット”:『ザ・マペッツ(原題)/The Muppets』

 歌曲賞はこのところどんどん減っている気がする・・・前は明らかに5曲はあったのに。
 歌曲賞がグラミーの候補とかぶることもあったのに。 時代が違うのであろうか、かなしい。

☆作曲賞☆
  ルドヴィック・ブールス 『アーティスト』
  ジョン・ウィリアムズ  『戦火の馬』
  ジョン・ウィリアムズ  『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
  アルベルト・イグレシアス 『裏切りのサーカス』
  ハワード・ショア    『ヒューゴの不思議な発明』

 また、ジョン・ウィリアムスか・・・タンタン、ここでか・・・。

☆短編アニメ賞☆
  『ディマンシェ/サンデー(原題)/Dimanche/Sunday』
  『ザ・ファンタスティック・フライング・ブックス・オブ・ミスター.モリス・レスモア(原題)/The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore
  『ラ・ルナ(原題)/La Luna』
  『ア・モーニング・ストロール(原題)/A Morning Stroll』
  『ワイルド・ライフ(原題)/Wild Life』

☆短編実写賞☆
  『ペンテコステ(原題)/Pentecost』
  『ラジュ(原題)/Raju』
  『ザ・ショア(原題)/The Shore』
  『タイム・フリーク(原題)/Time Freak』
  『チューバ・アトランティック(原題)/Tuba Atlantic』

☆音響賞☆
  『ドラゴン・タトゥーの女』
  『ヒューゴの不思議な発明』
  『マネーボール』
  『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
  『戦火の馬』

 というわけで、主要部門。 日本アカデミー賞もこれくらい細分化してほしい。 裏方の方々にも同じくらい脚光を浴びせてほしいものである。
 発表は、2月27日! 今年は衛星生中継、見れるかな?!

ラベル:アカデミー賞
posted by かしこん at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月26日

喉頭炎・・・

 朝起きたら、声が出ない。
 月曜の夜からなんか声がかすれ気味だなぁ、と思っていたら、これです。
 そんなにのどが痛いという感じはないし、熱は全然ないし、なんなんだ!、という気持ちであるが、基本喋る仕事なので速攻いつもの耳鼻咽喉科へ。
 いつもならきちんと挨拶をするあたしが最初から口パクなので、早々に異変を察知するドクター。
 「どうしました」
 「声が、出ません」(小声で)
 「またのどか〜。 痛みは?」
 「それほどでも。 熱もないです」(小声)
 ふむふむ、と鼻・喉・耳チェック。 むー、と考えたドクターは「ファイバーやね」と判断を下す。 ファ、ファイバースコープですか・・・鼻から細い管を入れられるのよね〜。 耐えられないほどじゃないんだけど、微妙につらいのよね。
 結果、「ん、大丈夫。 ポリープもないし、ひどくなりそうな傷もない。 乾燥を避けて、常にのどを潤すことを意識してれば治るよ。 炎症を抑える薬とトローチ、出すね」
 声が出なくなるステップがあまりに早いので、ドクターはポリープを疑ったらしい(しかしそれをファイバースコープ検査前には言わず、結果がわかってから言うあたりがこのドクターの人柄というか医師としての姿勢なんだろうと感じる。 ポリープは悪性ならがん化するし、傷もひどければ膿んだりしていろいろめんどくさいことになる。 手術になるかもしれないのだし)。
 ウィルス性でも細菌性でもない、ただの喉頭炎、という診断でした(つまり、乾燥した室内で喋りすぎたってこと?)。
 と、まぁ、結果オーライなのですが、ファイバースコープの検査代金が、高い・・・。
 調剤薬局で薬代も払って、一万円札は六千円に・・・。
 近所のドラッグストアで、加湿マスクを買う。 今してますが、大変快適です。
 しかし転んでもただでは起きないあたし、近所の本屋であの『ロスト・チャイルド』のジョン・ハートの新作『アイアン・ハウス』を買うのだ!

  アイアンハウス1.jpgアイアンハウス2.jpg 『ロスト・チャイルド』同様、ポケミスと文庫版と両方出てますが、あたしはハヤカワ文庫版で。
 値段はどちらも同じです(ポケミスだと一冊)。 ポケミスでも、文庫でも同時に出す。
 できたら全部そうしてもらえないものかしら・・・経費的に難しいことはわかりますが。
 そしてあたしのお財布も残り三千円だよ〜。

 職場に向かい、だいたいの人に笑われ、一部の人に本気で心配される。 小声で話すのにも限界があることを知る(といって無理に出る声で喋ると小声に戻せなくなってきたり。 喋るたびに声の変わる、倍音を伴う声になっている)。
 治療法は、なるべく喋らないことであるらしい・・・無理。

ラベル:新刊
posted by かしこん at 03:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

ほんのり

 風は冷たいが、太陽は出た今日。
 寒さのせいか最近姿を見せなかったネコを見る。

  ほんのりねこ.JPG フェンス越しに失礼します。

 うたたね状態。 声をかけても全然気づいてくれない・・・。
 ま、この寒さの中をそれぞれが元気に生きてくれればそれでいいです。
 アメリカアカデミー賞のノミネーションが発表になったようですが、実況中継の映像が重たくてすぐ見られない・・・詳細については、明日。

ラベル:ノラネコ
posted by かしこん at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

今日は、7冊

 今日はなんだか勢いで、旧知のティーさんと「スタバで小倉抹茶フラペチーノを豆乳で頼むときなこ餅の味がするらしいから確かめよう!」と急遽集合となった。
 おいしい和食に舌鼓を打ち、満足でスタバへ向かったら・・・小倉抹茶は今日は品切れとのこと。 うおー、これが目的だったのに! 近いうちにリベンジじゃ!
 なにしろ急な集まりだったため、集合時間も定まらず、とりあえずセンター街のジュンク堂で待ちあわせ。 ここならどちらかが遅れても時間を忘れていられるではないか。 というわけで、ティーさんに会うまでに買いこみました。

  真鍮の評決1.jpg真鍮の評決2.jpg 真鍮の評決 リンカーン弁護士/マイクル・コナリー
 『リンカーン弁護士』の続編ですが、なんとこれにはハリー・ボッシュがゲスト出演。
 コナリー作品はますます人物関係が絡みこみ、単発作品と思われていたものもすべて繋がりがある、という“新LAサーガ”になってるみたいです。

  ラピスラズリ.jpg ラピスラズリ/山尾悠子
 あの『ラピスラズリ』が文庫になってるよ!、ってことで小躍り。
 すみません、豪華本は当時買えなかったのです。
 しかし、手に入れたけど、多分、読むのがもったいない。
 一文ずつ味わって読みたいから、物語の世界に沈みこんでしまいたいから。

  十蘭レトリカ.jpg 十蘭レトリカ/久生十蘭
 うわっ、なに! こんなの見たことない!、と動揺。 どうやら河出文庫は去年から手に入りにくい十蘭作品を集めて独自の短編集を編んでいたらしい。 これで4冊目。
 遡って前のやつも集めなければ!、と思わされたじゃないですか。

  都市と都市.jpg 都市と都市/チャイナ・ミエヴィル
 ヒューゴー賞とローカス賞同時受賞はよくあることだけど、かつ世界幻想文学大賞とクラーク賞と英国SF協会賞まで獲るとは・・・最近珍しい大物ではないですか(あれ、ネビュラ賞は?)。
 帯に書いてある言葉はミステリっぽい。 しかし背表紙のあらすじは一見意味がわからない。 まったく新しい世界観を提示してこそSF!、という気がするので、すごく期待ができる感じ。 ディック‐カフカ的世界を構築しているそうなので、難しそうだが読みがいありそう!

  黄金比は.jpg 黄金律はすべてを美しくするか?/マリオ・リヴィロ
 サブタイトルは“最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語”。 中・高・大学と数学には苦しめられ続けてきたのに、いい大人になってから数学や物理の面白さを知ることになるとは・・・テストがなかったら、人はもっと勉強好きになるかもしれない、と思う。
 しかも黄金比に触れるってことは芸術にも話が進むわけで・・・非常に楽しみです。 このハヤカワの“<数理を愉しむ>シリーズ”、揃えようかしら。

  誰も寝てはならぬ17.jpg 誰も寝てはならぬ 17/サラ イネス
 なんと、最終巻だというではないですか!!!
 マジですか! 話(というか人間関係)まとめる気ですか? それともいつもの感じで終わるのか! 『大阪豆ごはん』同様、いつまでも続くと見せかけておいて不意に終わるのね・・・寂しい。 サライネスの次回作を待つぞ〜。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 02:03| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

メランコリア?



 どうも近頃、気分的な調子があまりよくない。



 体調面の不良も原因は精神的なものからきているのかもしれない、と感じる。



 それもこれも、昨年後半から映画をあまり見に行けていないからでは・・・。



 気分転換のための映画鑑賞なのに、「行きたいと思っている映画が行く暇ないうちに



公開が終わってしまった」ことが重なるにつれ激しいストレスになってきている、という



ことなのか。 なんか本末転倒です。



 ならば、平日に映画はほとんど無理だから、土日にはしごで3〜4本見よう!、と



タイムスケジュール組んで、空き時間には本屋に行って、ここでお茶飲んで・・・と



計画するのだが、前日まで行く気満々なのだが、いざ当日となると・・・なんか行く気に



なれない。 先週も、今週もそうだった。 計画が詰め込み過ぎってこともないし、計画



通りに行動しない・できないことに苦痛を感じるタイプでもない(むしろ臨機応変のほうが



得意なあたし)。



 別に着る服に悩んでるわけでも、お金がないわけでもないのだが・・・とにかく、



外に出たくない感じになるのです。 家に引きこもっているほうがいいかな、と。



 だからといって特にやりたいことがあるわけでもなく・・・本読んだり海外ドラマ見たり



音楽聴いたり。 出かけたら出かけたで楽しいことはわかっているし、実際一歩外に



踏み出してしまえば全然OKなのであるが・・・どうしたことであろう。



 最近、天気悪いからかな・・・。 冬期うつ病みたいなやつかしら。 でも冬で気分が



ふさいだことはこれまでないのだが(しかも神戸に来てから雪がないので冬だと実感



できないぐらいなのだが)。



 平日は仕事があるので否応なく出かけるが・・・これで、もし仕事をしなくなったら



あたしはずっと引きこもりになるのだろうか? それとも、ただ今は疲れているという



だけなのか。



 あぁ、『タンタンの冒険』が終わってしまう。 『灼熱の魂』が見たい。 『ヒミズ』どうしよ。



来週から『ダーク・フェアリー』が公開だし、1月末・2月前半と見たいものが続々公開。



 とりあえず、平日、なんとかがんばろう。


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2012年01月22日

出遅れシアター → 懐かしさと今更感



ムーミン谷の彗星



 年末にNHKのBSで放送していたのを録画していた。



 原作は小学校低学年のうちに読んでいたと思うけれど、他のムーミンシリーズも



結構読みましたが、あたしにとってはこれがいちばんで、特別な作品。 昔の講談社



文庫のやつ、大事にとってあります。 ある意味、あたしにとって最初のディザスター



小説だったかも。



   そしてこの映画は、原作の雰囲気をものすごく大事につくってあった。



 いちばん最初に書かれたムーミントロールの物語ということもあり、レギュラー



メンバーのみなさんが初めて出会うところもしっかり描かれる。 ニョロニョロの出番が



少ないのがちょっと不満だけど、スナフキンのかっこよさが表面上のものではないところ



とか、気難しげなジャコウネズミさんを“哲学者”として描くところ、彼をそう表現する



ムーミンパパのマイペース的おおらかさなど、大変心温まる仕上がりです。 切手の



コレクションが命より大事なヘムレンさんも“変人”ではなく、そういう人とみんなが



受け入れているから「困った人だ」とか思わない。 あたしは結構スニフにいらっとする



ことが多いのですが、今回はそんなことはなく。



 だからと言ってお気楽な内容なのかといえばさにあらず、きちんと“終末観”が漂う。



その中でも自分たちのペースを失わないことの大切さと難しさが描かれている。



 実はすごく大人向け?







アンフェア the movie



 わりと最近公開された方じゃなくて、いちばん最初の映画版。



 何を今更・・・なんですが、ちょっと作業をしながら流して見るのに丁度いいかと。



   既に本気で見る気がないという・・・。



 TVドラマ版は大変悲しい展開というか、誰が裏切り者なのか反則ギリギリな感じで



引っ張る力がありましたが、この劇場版はあやしい人が誰なのかモロバレ。 おまけに



どこからつっこんでいいのかわからないくらい無茶苦茶です・・・厳密なリアリティまでも



求める気はないのですが、「そ、それはないでしょう!」と見る側に思わせまくりなのは



手抜きとしか言いようがない。 爆破シーンのCGもしょぼい・・・。



 よく次の映画ができましたね?







つむじ風食堂の夜



 舞台系の好きな役者さんがいっぱい出ておられるので・・・でも映画としては“小品”の



域を出ていない(“佳品”とまでは呼べないなぁ)。 雰囲気重視で止まってる感じ。



 ある北の街に住み、雨を研究している“私”(八嶋智人)は夜の散歩の途中で“つむじ風



食堂”という店を見かけて入ってみる。 その店には様々な人が集い、いつしか常連さん



たちは話し相手になり、“私”はいつもクロケット定食を頼む。



   明らかに宮沢賢治を意識してます。



 列車のボックス席のような食堂の座席配置、“私”のダッフルコートなど登場人物たちの



服装、小道具などレトロな雰囲気全開。 帽子屋・古本屋などもいい感じ。



 が、いかんせん中心になる物語がないので小話の積み重ねみたいになってしまい・・・



多分小説では面白いのでしょうが映画的な工夫が足りないように感じてしまいました。



降りしきる雪と函館のノスタルジックな風景は素敵ですが。



 いちばんおいしいのがいちばん出番の少ない生瀬勝久だという、主役の八嶋さんに



とっては非常に残念なことに・・・。


posted by かしこん at 05:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

雨も止んで、外出



 金曜日、のどに妙な痛みを感じたのでヴィックスドロップオレンジ味をなめ続け、



乾燥を避け、首にタオルを巻き、のどの炎症を抑える薬を飲み、寝た。



 起きたら、なんとか痛みは治まっている。 これが、炎症が神経のない奥に



移動したのではないことを祈りたい。



 よい天気というわけでもないが雨は上がっていたので、図書館へ向かう。



 読み終わった(というか、ちょっとこれはしんどいな・・・となってしまったので)



『シンドロームE』の警視の前日譚2冊を返却して、他の本を借りる。



   ゴッホ 100年目の真実



 これはだいぶ前から「そのうち読もう」と思っていたのだが・・・ずっと手を出さない



ままだったのですよね。 いかんいかん、そろそろでしょ、と考える。 でもすごく



時間かかるだろうな・・・。



   殺人者の健康法/アメリー・ノートン



 これも結構前からタイトルが気になっていた。 なんか表紙は昔のポケミスっぽい



ですが、文藝春秋だった。 しかもミステリじゃないっぽい感じ? 紛らわしいタイトル



やめてほしい・・・。



 訳者あとがきをさらっと読めば、作者はベルギー人だが在日大使の娘として神戸で



生まれたのだそうな。 日本を舞台にした“カイシャ”を揶揄した小説も発表している



らしい・・・これ読んでみて、他のも読むか決まりそうです。



   突然、僕は殺人犯にされた/スマイリーキクチ



 “ネット中傷被害を受けた10年間”・・・そんなに長い期間ですか?



 あたしはこうやってブログなんぞやっていますが、巨大掲示板に書き込んだことは



なく、というか他の方のブログにコメントを書き込むにも結構な勇気がいる性格です。



だから「誰かの誹謗中傷を書き込む」ということ自体理解できないのですが(そして



それがストレス解消になる、ということ自体も理解ができないが)。



 スマイリー氏の“噂”については誰かが書きこんでいるのを確かに見たことはあり



ますが、「いやいや、もしそれが本当だとしたら、ちゃんとした芸能事務所とは契約



できまい。 だからそれは根拠のないウソであろう」と常識ですぐ判断できるはず



(もし仮に事実だとしたら、むしろ『私はこうして更生した』的な手記でも出すはず、



それが芸能界というものであろう)。 なのに、それを真実と思いこみ憎しみを勝手に



募らせ、執拗に書き込みを続けることで正義を果たしていると思いこむ人々がいる、



ということにぞーっとさせられる。 それはあたしが日々感じている、大きな事件の



たびに犯人の家族や関係者に嫌がらせをする(勿論、被害者とは直接関係がない)



人々への気持ちに非常に近い。 そういう人たちが“普通”の顔をして生きてること



自体がおそろしい、と思う。



 しかし、書き込む内容にもっと気を配らねば、と自戒。



   「思春期を考える」ことについて/中井久夫



 中井久夫さんは木田元さんに並び、あたしの学者界におけるアイドルである。



 筑摩書房が出している“中井久夫コレクション”は図書館に順次入ってくれるので、



読んでから気に入り度が高ければ購入している(だって文庫でそんなに厚くないのに



高いんだもの・・・)。



 講演会の書き起こしやご本人が書いた文章などがテーマに沿ってはいるが結構



ランダムに、発表年代とか関係なく並んでいる感じなので精神医学的に最新情報



ではないのはわかっているのだが、なんというのでしょう、この人の文章を読んで



いると精神病というものに対する偏見や固定観念を意識しないようにしてるつもり



なんだけど、それでもどこかで類型に陥りがちであることに気づかされるのです。







 帰り道、小さい本屋へ。 買いたい本はなかったが、予想外のものを見つける。



   悪魔の花嫁 最終章C/あしべゆうほ



 なんだ、この絵は・・・。



 『最終章』を名乗って刊行が開始されてから、いかに話がまとまるかと期待して



読んでおりますが、一向にまとまる気配がないのですが。 というか、主要人物で



あるデイモス・美奈子・ヴィーナスがむしろ一歩引き、物語の狂言回しどころか



傍観者の位置にいるようにすら感じられる・・・どう着地するのか?



 『悪魔の花嫁』4巻ぐらいってめちゃめちゃ面白かったような(ドガの『踊り子』の



話とかのあたりでは?)。 枚数が足りないってことではないような気もするのですが



・・・それでも、続きを買ってしまうんだろうなぁ。


posted by かしこん at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月20日

ねこのきもち



 眠いのか眠たくないのかわからない。



 めずらしく神戸市内は広範囲で長い時間の雨。 だから頭がぼーっとしているのか、



思い出したようにくしゃみと鼻詰まりが来るからなのか。



 なにしろ体温の低いわたくしです、ヒーターの前でボーっとしてしまったらもう動きたく



なくなります。 ほんとはこのまま眠れたらいちばんいいのでしょうが、オイルヒーターに



くっついて寝ちゃったら低温やけどの危険性が・・・。



 なので、ある程度あったまったら動こうと思うのですが・・・それはまるでこたつの中に



入ってしまったネコの気持ちがよくわかるわけで。



 それでだらだらと海外ドラマ見たり本を読んじゃったりしたら、油断したらあっさり朝。



 やばいです。



   吸血鬼/江戸川乱歩



 読み終わりました。 いやー、至れり尽くせりというか、乱歩のサービス精神全開



ですな(何回読んでもそう思ってしまう)。 看板に偽りありというか、ヴァンパイアを



期待すると全然関係ないのですが、でも昔からこのタイトルでなじみがあるから



違和感がない自分がいます。 ただ、だんだん、「明智さん、わかっているなら出し



惜しみをしないで次の殺人を食い止めてよ〜」と思うようになってきました。



 どうもあたしはつまらない大人になってきております。



 その後、発掘した『悪魔の紋章』をまた読んでおりますが、『蜘蛛男』と同じネタを



持ってくるとは子供心にもびっくりしたよなぁ、と感慨深く。 なにしろ三重の指紋の



特異性がこの物語の特異性そのままでありますから。



 やばいな、他の乱歩の本も買ってしまいそう(ほ、他にも買う本が・・・)。



 でもその前に、発掘した『孤島の鬼』でにんやりしよう。


posted by かしこん at 04:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

第35回日本アカデミー賞ノミネーション



 アメリカのアカデミー賞のノミネーションまであと何日・・・とか思っていたら、



いつの間にか日本アカデミー賞の候補が発表されていました。 ま、日本の場合



正確には“最優秀候補”ではなくて“優秀賞”の扱いですが。





☆優秀作品賞☆



  『大鹿村騒動記』  『最後の忠臣蔵』  『ステキな金縛り』

  『探偵はBARにいる』  『八日目の蝉』




 え、『探偵はBARにいる』が大善戦じゃないですか!



 ただ、『大鹿村騒動記』は面白いけど“小品”というイメージでこういう賞レースに



乗る作品なのか微妙ではあるんだよな・・・「後に何も残らないコメディ」、個人的には



好きですが・・・芳雄ちゃん効果ですかね。 そういう意味では『ステキな金縛り』も



後に残らない映画ですけど・・・『ツレがうつになりまして。』はどうした〜。 『海炭市



叙景』は小規模すぎて対象にならないのかしら?



 しかしそもそも『冷たい熱帯魚』を候補にしないのは何故ですか!



 TV放送できないから?





☆優秀監督賞☆



  阪本順治 (『大鹿村騒動記』)   新藤兼人 (『一枚のハガキ』)

  杉田成道 (『最後の忠臣蔵』)   成島 出 (『八日目の蟬』)

  三谷幸喜 (『ステキな金縛り』)



 あ、これでまた三谷幸喜が名前を呼ばれずシャンパンをやけで一気飲みする場面が



見られるのか?(この前もやってたけどあまりカメラが映していなかったよね・・・)



 成島出監督は来年、『山本五十六』で候補に挙がりそうだし、ここは「最後の作品」と



言い切った新藤兼人監督なのかな・・・。





☆優秀脚本賞☆



  荒井晴彦・阪本順治 (『大鹿村騒動記』)  奥寺佐渡子 (『八日目の蟬』)

  田中陽造 (「『最後の忠臣蔵』)  古沢良太・須藤泰司 (『探偵はBARにいる』)

  三谷幸喜 (『ステキな金縛り』)



 こ、これは難しい・・・。 まぁ、作品賞とセットになるんだろうけど。

 



☆優秀主演男優賞☆



  大泉 洋 (『探偵はBARにいる』)

  堺 雅人 (『武士の家計簿』)

  原田芳雄 (『大鹿村騒動記』)

  三浦友和 (『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)

  役所広司 (『最後の忠臣蔵』)



 これで芳雄ちゃんへ・・・ということになればご本人はなんとなくだがよろこばない



気がする。 役所広司は来年『山本五十六』で獲ればいいんだから、ここは地道に



三浦友和でいいんじゃないでしょうか。 でも、個人的には堺雅人は『ツレうつ』で



候補になってほしかったし(『日輪の遺産』も捨てがたいが!)、大泉さんが獲るの



ならいっそのことそれはそれでうれしいんだけど、保守的な日本アカデミー賞では



それは難しいんだよね!



 でも、『アフタースクール』の二人が同じ壇上に並ぶのは、うれしいですねぇ。



 ところで、『あぜ道のダンディ』の光石研さんもありだと思うんですが。





☆優秀主演女優賞☆



  井上 真央 (『八日目の蟬』)

  長澤まさみ (『モテキ』)

  中谷 美紀 (『阪急電車 片道15分の奇跡』)

  深津 絵里 (『ステキな金縛り』)

  宮崎あおい (『ツレがうつになりまして。』)



 なんか・・・女優陣、偏ってないかい? 他にはいなかったのかい?



 主演と助演の境目がわかりにくくなっているせいだろうか。



 『ハラがコレなんで』の仲里依紗もどうですか。 あ、『白夜行』の堀北真希も?



(というかあの子役二人も評価すべきでは) 映画は何したいのかわからなかった



けど、『洋菓子店コアンドル』の蒼井優はさすがうまかったですけどね、女のめんど



くささも含めて。 『デンデラ』の浅丘ルリ子はノーメークだと言われても信じられない



ほど目がパッチリだからダメなのですか?





☆優秀助演男優賞☆



  伊勢谷友介 (『あしたのジョー』)

  岸部 一徳 (『大鹿村騒動記』)

  佐藤 浩市 (『最後の忠臣蔵』)

  でんでん (『冷たい熱帯魚』)

  松田 龍平 (『探偵はBARにいる』)



 でんでんは主演男優賞だと思うんですが・・・違うんですか?



 『はやぶさ』の鶴見信吾、『日輪の遺産』の福士誠治もよかったけどな・・・あ、



『探偵はBARにいる』の高嶋政伸も。 『雷桜』の柄本明はどうした! 『裁判長!



ここは懲役四年でどうすか』の螢雪次郎さんもはまり役だったんだけどな。



 かっこ悪い役をどこまでもかっこ悪くやる、という岸部一徳さんが大好きなの



ですが、『大鹿村騒動記』ではまさにそんな役なのですが、でんでん氏が主演



だったらなぁ。





☆優秀助演女優賞☆



  麻生久美子 (『モテキ』)

  小池 栄子 (『八日目の蟬』)

  永作 博美 (『八日目の蟬』)

  満島ひかり (『一命』)

  宮本 信子 (『阪急電車 片道15分の奇跡』)



 満島ひかりには去年やっておけばよかったものを・・・これだから頭の固い会員は



いかんのだ。 あたしは『八日目の蟬』で小池栄子の挙動不審さにびっくりしたので



この候補はありだと思いますが、『デンデラ』の草笛光子さんのとてつもない強力さも



忘れられないんですが・・・。





☆新人俳優賞☆



  熊田 聖亜 (『さや侍』)

  桜庭ななみ (『最後の忠臣蔵』)

  渡辺このみ (『八日目の蟬』)

  上地 雄輔 (『漫才ギャング』)

  高良 健吾 (『軽蔑』)

  野見 隆明 (『さや侍』)

  長谷川博己 (『セカンドバージン』)



 高良健吾に今更新人賞って・・・2年ぐらい遅くない?



 個人的には今井悠貴くんにあげるべきです! 彼はまだ子供だけれど、今後も



大切に育てるべき役者!





☆優秀アニメーション作品賞☆



  『映画「けいおん!」』

  『コクリコ坂から』

  『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』

  『豆富小僧』

  『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』




 『ブッダ』はないと思います・・・どうせジブリなのでしょうか。





☆優秀外国映画作品賞☆



  『英国王のスピーチ』  『猿の惑星:創世記』

  『ソーシャル・ネットワーク』   『ブラック・スワン』

  『マネーボール』




 ここはだいたい前の年のアメリカのアカデミー賞と結果がかぶるから、



『英国王のスピーチ』ですかね。 個人的には『ソーシャル・ネットワーク』だと



うれしいですが。





 予想どおりじゃない方が面白い賞レース、でも好きな人・作品が評価されないと



悔しいレースでもある。 自分の基準は自分のもの、と思っているくせに、弱い・・・。


posted by かしこん at 04:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月18日

1.17のつどい Ring Ring Bells



 昨日、体調不良のために早く寝る・・・と書きましたが。



 実はパソコンに向かっている段階で半分寝てました。 そうしてうとうとしている



状態が実はいちばんいい感じ・・・こたつで寝ちゃう的な。



 だから、電源落としていざ布団で寝ます!、となると、そのために動いている



間に目が覚めてしまう・・・ダメな人です。



 だからといってそこで寝ながら本など読んでしまうとますます目が冴えるので、



そこは我慢で横になり続ける。 そのうち、気がつけば寝ているはずだから。



 と、しばらくすると、遠くで何かが聞こえる感じ。



 あ、そうか・・・(忘れていたわけではないのですが。 あたしは阪神大震災当時



神戸にはいなかったのでこれらの“集い”には参加する資格がないと感じていますが、



キャンドルの風除けのために使われるらしいペットボトルや牛乳パックを提供しました)。



 近所の公園で、鎮魂の集いがおこなわれているのでした。



 合唱と、リング・ア・ベルの音が聴こえる。



 早朝とはいえ、これに苦情を言いたてる人はいまい。



 多分それを聴きながら、あたしは寝たのだと思います(気がついたらもうとっくに



朝だった)。



 1.17から3.11へ、みたいなことがしきりに新聞に書きたてられています。



 同じ災害とはいえ、受け止め方は人それぞれなのに。



 声の大きい人たちのせいで、声が小さい人や話し出すのをためらっている人たちの



気持ちがかき消されないことを、祈らずにはいられません。


posted by かしこん at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

体調不良につき



 ネタに詰まったわけではないですが・・・本日、体調不良につき、長文が書けません。



 体調不良といっても、寝不足のたたった低体温+貧血その他・・・といった感じで



いつものことですので、ご心配なく。



 仕事を休みたいがそういうわけにはいかず・・・メンタル的にこの時期は引きこもりに



なりたい(誰にも会わずに家に閉じこもってやり過ごしたい)のですが、なかなか



そういうわけにはいかないですしね・・・。



 とにかく、熟睡目指して、寝ます!


posted by かしこん at 03:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 体調 好不調の波 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする