2011年12月13日

終決者たち/マイクル・コナリー

 どうにかハリー・ボッシュシリーズ第11弾。 13作目まで出てるので、「今年中に読み終えられそう」と思ったあたしの読みは甘かったかも・・・。
 ミステリにしてはちょっとよくわからないタイトルだなという印象だったですが、なんと原題は『THE CLOSERS』。 “事件に幕を引く者たち”ということなんですね!(そういう海外ドラマもありますよね)
 退職者早期復職制度を利用したハリー・ボッシュは警官に復帰、古巣のハリウッド署ではなくロス市警本部の“未解決事件捜査班”に配属となり、かつての相棒のひとりキズミン・ライダーとコンビを組むことに。 そこで新たな手掛かりが見つかった17年前の殺人事件を担当することになるが、事件は一筋縄ではいかず、またもロス市警上層部に潜む闇を引き寄せる。

  終決者たち1.jpg終決者たち2.jpg ポジネガ反転のこういう装丁もよくある感じ・・・。

 未解決事件の捜査、ということで海外ドラマ『コールドケース』に似ている部分もありますが、どちらも実際のロス市警にコールドケース班がつくられたことに触発されてるそうなので(しかも本編ではドラマ『コールドケース』のスタッフがボッシュにインタビューを申し込んでいる)。
 一匹狼ボッシュの物語として読むと物足りないかもしれないが、チームで動く警察小説として読めば全然おっけーでしょう。 しかもこれまでのどの作品よりもダークさや重苦しさは控えめ(まったくないというわけではないんだけどさ。 訳者の方も「マイベストはこれ」とおっしゃっている)。
 いつしかただのイヤなやつになり下がったアーヴィン・アーヴィングの処遇についてひとつの結論が!
 というわけでここで初めてボッシュの生き方について肯定的な結果が得られたような締めくくりだった。
 しかしこのいい空気がこの先いつまでも続くわけはないのだろう・・・という予測も簡単についてしまい(だってエレノア、出てこなかったもんなぁ)、続きを読むのに気が重くなる。 13作目で終わってるわけでもないし・・・またあたしは長いシリーズの続きに並ぶのか・・・なんか、妙な気持ちだ。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする