2011年12月03日

ハートブレイカー/L'ARNACOEUR

 「フランス版『ノッティングヒルの恋人』」というコピーにつられ・・・ロマン・デュリスもキライじゃないですし。 でも『ノッティングヒルの恋人』じゃないよ・・・わかっていたけどさ。
 有能な別れさせ屋のアレックス(ロマン・デュリス)は借金のカタに、ボスの娘であり10日後に結婚式を控えるジュリエット(ヴァネッサ・パラディ)に結婚を思いとどまらせるようにと無茶な依頼を受ける。 アレックスは姉と義兄の手を借りながらジュリエットのボディーガードとして彼女に近づくが・・・という話。

  ハートブレイカー2.jpg 当然お買い物はハイブランドのお店で。

 フランスがハリウッド的ラブコメをつくったらこうなりました、みたいな典型的な作品というべきでしょうか。 笑えるし洒落てるし、フランス的エスプリも漂わせつつもご都合主義的であり、後には何も残らない、という。 それもこれも参加した人たちが本気でつくっているからでしょう。 重要なキーワードとなる『ダーティー・ダンシング』、ジョージ・マイケル、ブルーチーズなどが要所要所で効果的に使われます。
 ただ、やっぱり女性向けということなんだろうか、アレックスが恋に落ちる瞬間はきっちり描写するのに、ジュリエットのその瞬間は結構曖昧(それとも恋を自覚するかしないかの個人差によるものか)。 婚約者は非の打ちどころのない青年、というのもお約束です(そしてこれといった魅力に乏しく描かれるのもまた)。
 とはいえ舞台はモナコだし、ジュリエットはお金持ちなので豪奢な生活が見て取れるし、と観客もリゾート気分になったりして楽しく見れます。
 そう、楽しい。 ロマン・デュリスのキュートなおとぼけっぷりとか笑えるし、姉夫妻のキャラも面白い。 メイン二人だけじゃなく脇役までキャラが立っているのもよし。
 多少年齢は上でも、実力のある役者がやったほうが実は無茶のある設定のラブコメもすごく楽しい作品にできる、ということかも。

  ハートブレイカー1.jpg 実演、『ダーティー・ダンシング』。

 まぁ、いくつになっても愛に生きられるフランス人というイメージがあるから無理がないのかもしれない(その点、ハリウッドのラブコメは主演女優がちょっとでも老けた感じになるとものすごく叩かれますよねぇ)。 歯並びの悪さを矯正しなくても人気女優でいられるのもまたフランスらしさ、というか。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする