2011年11月08日

ミッション:8ミニッツ/SOURCE CODE

 ポスター見て「あ、ジェイク・ギレンホールだ!」。 それだけで見ようと思った作品。
 なんでなのか・・・あたしは彼の顔は好きなタイプじゃないんだけど、どうも気になる俳優です。 で、予備知識なく行こうと思ったらCM見ちゃって・・・。

  ミッション:8ミニッツポスター.JPG 「警告:このラスト、映画通ほどダマされる」

 いたずらにハードルを上げないほうがいいと思うんですよね、『パーフェクト・ストレンジャー』のぐだぐだぶりを反省してほしいのだがね、洋画の広報担当の方。
 が、オープニング見てびっくり。 ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライトと渋い名前が挙がり、監督はあの『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズではないか! あの低予算映画の次がこれって・・・あれ、よほど高く評価されたのね。
 そしてジェイク・ギレンホールはすっかりアクション俳優が板につき・・・文系のプリンスと呼ばれていた時期もあったのは昔の話になってしまった感じです。

  ミッション:8ミニッツ2.jpgミッション:8ミニッツ4.jpg 銃も撃つし、爆弾も解除するよ!
 内容は語るとネタばれになってしまうので最小限にしますが、SF慣れしていない人にはわかりにくい設定では? そしてところどころかなり『月に囚われた男』によく似ています(こっちの方が登場人物がずっと多いし、予算も増えたのがありありですが)。 脚本家は別の人なので、同じような題材なのでプロデューサーが任せたのか、もともとの監督の趣味なのかはわかりませんが。

  ミッション:8ミニッツ3.jpg ヴェラ・ファミーガのクールビューティというかある種の冷徹さは、ケイト・ブランシェットに匹敵。 マッドサイエンティストなジェフリー・ライトは新しい『007』シリーズのときとはまったく違う人だった。

 実際に起こってしまった列車爆破テロを未然に防ぐのではなく、その第二弾として計画されている次なるテロを防ぐため、米軍が極秘に研究していた“ソースコードプロジェクト”が発動される。 知らないうちに被験者−任務執行者とされてしまったスティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は意識を8分間だけ爆発前の列車にいる人物に転送される。 まったく違う人間として爆発物の存在・犯人の特定を行わなければならないのだが、事態が把握できていない彼は事件だけでなく自分自身のアイデンティティーも揺らぐ経験をする。 そして繰り返されるがまったく違う8分間を生きるうちに、過去を守り、救いたいと考えるようになる・・・という話。
 あぁ、ネタバレになるのにかなりあらすじ話してしまった!
 原題“SOURCE CODE”を字幕では“プログラム”と訳していましたが、ニュアンスとしては“ソースコード”のほうが正しい気がする。
 アクション&不条理SFのまま展開していくのかと思いきや、スティーヴンス大尉の<父親に伝えていないこと>をどうしても伝えたい、という思いがこの物語をぐっとヒューマンストーリーに引き上げ、列車に乗り合わせた人々を俯瞰するストップモーションでは不覚にも泣いてしまいそうになってしまった。
 そこにいる人々が持つ人生という名の物語と一人一人がかかわる人々の存在がワンシーンで浮かび上がるのです。 どんでん返しより(これは予測がつくけどはっきり描かれれば驚きはある)、実は感動するシーンのほうがインパクト大!
 しまった・・・ジェイク・ギレンホールはやっぱりうまい、としみじみ。
 だってそこにあるのは無私の祈りと癒しと、希望だったのだから。
 ダンカン・ジョーンズ監督、今後も要チェックです。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする