2011年10月14日

世界侵略:ロサンゼルス決戦/BATTLE:LOS ANGELES



 エイリアン侵略ものかと思ったら、実はPOV手法のモキュメンタリータッチでした。



カメラの手ぶれがすごくて(勿論それは効果なんだけど)、最初の段階で画面酔い



しそうになったあたしだった。



 世界各地で突然の流星雨が観測される。 除隊を決意した二曹(アーロン・エッカート)、



結婚を控えた人、エリートだが実戦経験なしの部隊長、などなど、点描で描かれる



軍人さんたちがひとつのチームとなり、警察署に置き去りの民間人の救出という任務を



果たすために動き出すのだが・・・という話。



   民間人を見つけ出すけど、ここまでもかなり大変だった。



 軍人さんたちの視点で映画は動くので、流星雨の正体は実はエイリアンの攻撃部隊で



とりあえず地球を襲いに来たらしいとはわかっても全体像はわからず。 突然現れる謎の



生命体に攻撃される恐怖がリアルに表現されております。



 で、このリアルさに『ハートロッカー』に通じるものを感じたんですよね・・・つまり、最初に



攻撃してきたのはあっち、しかも相手は地球人ではない、だからいくら攻撃しようとも



やっつけようとも人間としての良心は痛まない。 国(地球)を守るためなら手段は選ば



ない! 最後まで戦う! ・・・まるで、911後のアメリカの軍事作戦すべてを肯定させる



ための国威高揚映画のように思えてしまったのです。



   それはアメリカ版ポスターの公開日のせいであろうか・・・。



 そう思っちゃったらすごく居心地が悪くて、『スカイライン−征服ー』みたいなおバカ



映画の様相を呈していないからこそ余計にたちが悪いのです。 3Dにしないのも、



臨場感をよりリアルに観客に届けたいがためとも感じる(そう思うと、3D映画ってなん



なんでしょう?)。



 民間人を救出するために海兵隊員は身体を張る。 それをそばで見ていれば、自然と



一般人も自分から銃をとるようになる。 そして怯えて悲しむ子供にも「君も海兵隊の



一員だ! へこたれないで頑張ってくれ!」みたいなメッセージが。



   アメリカはどこに向かおうとしているのか?



 アーロン・エッカートは挫折を抱え込み切れなくなって辞める寸前の軍人を好演してる



し、またもこんな役ですかのミシェル・ロドリゲスはやはりかっこいいし、民間人ながら



息子を守ろうと奔走する父親をマーク・ラファロに似ている(というか、ぱっと見あたしが



間違う)マイケル・ペーニャさんとそれぞれいい味を出しているのだが・・・それ故に、



なんだかつらさ倍増的な(そしてエンディングで実はNe-Yoも出てることを知った・・・



どの役だ? あれか?)。



 なのでこの次に控える『キャプテン・アメリカ』にもつい色眼鏡を向けてしまう・・・。



 アメリカがこうなら、日本はどうなんでしょうか。



 なんかいろいろ考えてしまう映画でした、しかもよくない方向に。


posted by かしこん at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする