2011年10月09日

サンクタム/SANCTUM



 水中洞窟、大好きです!(だからって自分では行きませんが。 昔、メキシコに



ある世界一の水中洞窟を撮ったドキュメンタリーを見て、あまりの美しさにやられ



てしまったのです)



 だからこの映画も楽しみにしていたんだけど、地震のため公開延期。 やっと



公開されましたが・・・「これ、公開中止でもおかしくないのでは?」と大変洒落に



ならない描写になっております。



   世界には、まだ人間が行っては

             ならない場所がある。 そこは、聖域―。

     だったら行かなきゃいいのにな、とあたしは思うのだが。



 世界的な冒険家フランク(リチャード・ロクスバーグ)が挑むのは南太平洋に浮かぶ



島にある巨大な洞窟。 海につながる道があるはずなのだが誰も見つけたことがなく、



それを見つけるのがフランクの目的だった。 そこにからむ金にあかせた道楽者の



冒険家カール(ヨアン・グリフィス)、エベレストで知り合ってカールが結婚を望んでいる



ヴィクトリア(アリス・パーキンソン)、そして冒険家の父親に対して複雑な感情を抱き



ながら不本意的に手伝っている息子ジョシュ(リース・ウェイクフィールド)などなどの



人間関係が見どころ、なのか?、という感じ。 一応、<父と息子の和解>のような



ものも隠しテーマになってますが。



 ジェームズ・キャメロンが製作総指揮ということもあり、3D映画としてはかなりの



高水準なのでしょう(それを見越して前方の席をとりました)。 自分自身が水中洞窟を



進んでいる、というほどではないにしろそれに近い感覚が得られたのはよかったけれど、



それは映画のせいぜい前半まで。 そのあとは「3Dじゃなくてもいいんじゃない?」と



いう感じに・・・残念です。



   青はきれいなんですけどね。



 謎の水路を探し出そうという矢先、島に巨大サイクロンが襲来。 雨量が急激に



増したことで洞窟内にも水が浸入、ほとんど鉄砲水の勢いで内部の人や設備を押し



流す。 脱出するためには新たな道を探すしかない。 生き残るための、地底から



出るための決死のサバイバルが始まる・・・なわけですが。



 なんというか・・・ほんとの覚悟がないやつは“冒険”には手を出すな!、という



ものすごい教訓話になっていると思う・・・(実際、この話は実話にインスパイアされた



ものだそうなので・・・)。



   否応なく、一人ずつ減っていきますよ。



 大富豪役のヨアン・グリフィス、せっかく『アメイジング・グレイス』でいいイメージの



俳優さんなのにこんなのにしかもこんな役で出るなんて・・・かなしい。



 ヴィクトリア役の人もどこかで見たことある人のような気がするんだけど・・・しかし



この役もひどい。 「死んだ人のウェットスーツを着るぐらいなら低体温症になったほうが



ましよ!」と言い放っておきながら実際低体温症になってくると「あのウェットスーツ着て



おけばよかった」と言いだし、「早く渡るんだ!」とまわりに言われれば「手がかじかんで



動かないのよ! 置いていく気!」と逆切れ。 それで本人は山に登るとき同行者が



死んだらその場に残して自分は先に行く、というのだから・・・。



 まぁ、こういう映画にありがちですよね、「死ぬのは自業自得」みたいな描かれ方。



 なんだかな〜、と思ってしまいます。 なのに何故見に行くのかといわれたら、それも



また困ってしまうのですが。


posted by かしこん at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする