2011年10月03日

オープン・ウォーター 赤い珊瑚礁/THE REEF



 シリーズじゃないのに日本で勝手にシリーズにしちゃってるよ、ですが、それも



三作目ともなると呆れてものも言えないというか、開き直りに慣れてしまいますね。



 実話が元です、がウリですが、実は「無計画で海に行くな」の教訓が含まれて



いると思う。



 で、シネ・リーブル神戸で一週間限定レイトショー公開。 初日に見に行ったバカは



あたしです(そんなお客、他に5人・・・あぁ、レイトショーだなぁ)。



   日本のポスターはいかにもB級パニック映画仕様。

     海外版のほうがかっこいいなぁ。



 今回は『ブラック・ウォーター』でワ二に襲われる話をリアルタッチで描いたアンドリュー・



トラウキ監督が手掛けたということで・・・「どこまで実話やねん!」とつっこみたくなった



『オープン・ウォーター』と『オープン・ウォーター2』に比べると実話度は高そうな気が



する。 更に邦題『赤い珊瑚礁』って・・・もうサメに襲われるの前提じゃん。



 オーストラリア映画なので俳優さんたちが見たことあるんだかないんだか。



 グレートバリアリーフ。 小型船舶を送り届ける仕事をしているルークとウォレンの



もとに、ルークの友人マットが恋人のスージー、妹のケイトとともに訪ねてくる。 旧交を



温めるためにルークは人に知られていない場所でのクルーズとダイビングを提案、



5人はヨットに乗り込むが・・・。 実はルークとケイトは昔付き合っていたとか、海に



詳しいケイトはなにかがあったらしくしばらく海から離れていたようなのだがそのあたりの



説明がなかったり、どうせそのあたりはサメの気配を感じるまでの前座なんだから早く



流してくれよ、と思う反面、ここで登場人物たちに感情移入できれば生きるか死ぬかで



よりハラハラできるんだけどな、とちょっと期待したりもするのだがそうはうまくいかない



のだった。



 なにしろグレートバリアリーフは広い。 珊瑚礁もあるが、多くは岩礁。



 近くに住んでんなら小型ヨットとはいえ油断したら座礁・転覆する可能性があること



ぐらいわかってるはずではないか! 穴場だからって下調べぐらいしとけよ!、って



話です。 で、見事に岩礁にぶつかり、ヨットのキールに大きなひびが入って転覆、



5人は海に投げ出されたり、船に閉じ込められたり。



   どうにか船から脱出。



 なんとか裏返った船に上がれたものの、潮の流れは陸地とは反対方向だしこの船も



いつまで浮かんでいられるかわからない。 船に残って来るかどうかわからない救助を



待つか、とにかく陸を目指して泳ぐか、5人は選択を迫られる・・・という話。



 『オープン・ウォーター2』と一緒で、結局「自業自得じゃん」と思えてしまうのが悲しい



ですよね・・・陸まで泳ぎつけるの?という悲壮感がこっちまで伝わらない。 サメ、早く



出てこい!、とか思ってしまう。



 日本のポスターのコピーには「その海、サメだらけ!」とあるのですが・・・出てくる



サメは一匹(もしかしたら二匹?)・・・看板に偽りありでは。 ただ、確かに海は



美しいんですよね〜、まさに紺碧って感じで。 そして遠くでかすかな白波が立つのが



見えるのが危険の兆候、とじわじわと恐怖が伝染するのもいい感じ。 だが登場人物は



誰もサメの生態についての知識がないので(多少ある人はヨットに残ってしまった)、



ただ恐れおののくだけで反撃する気がさらさらないのが物足りず。



 まぁ、泳ぐことで疲労困憊、精神的にも追い詰められているんだから仕方がないと



いえば仕方がないのだが(ある意味、リアルということですよね)。



 監督の執念なのか、本物のサメを撮影することにこだわったようで・・・本物なのだろうが



角度的にいまいちなカットが見受けられ、「これ、ホオジロザメだよね? メガロドンにも



見えるけど?」とがっかりな部分も(『ブラック・ウォーター』のときに撮影に本物のクロコ



ダイルを使ってカメラ一台食べられたというのに、懲りない人だ・・・)。



   ※メガロドン:伝説の巨大ザメ。

   絶滅したと言われているがシーラカンスだって生きてるんだから生存しているのでは

   説が根強くあり。 メガトロンではありません(それはトランスフォーマー)。



 とりあえず、海に出るなら綿密な計画を!



 中盤のショッキングシーン、大海原にぽっかり浮かぶカメの甲羅、というショットが



すごくシュールで、そこはお気に入り。


posted by かしこん at 03:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする