2011年09月10日

今日は4冊



 先日買いそびれた『闇の王国』を買いに行くかと、そしてちょっと文房具でほしい



ものもあったので例によってセンター街のジュンク堂へ。



 ハヤカワ文庫コーナーに行く前に一応新刊コーナーを見る。



 あ、あるじゃないですか。



   『闇の王国』/リチャード・マシスン



 最近のマシスン復刻の波の一環だと思っていたら、なんとこれは新作だった!



 まだ現役だったんですね・・・失礼しました。 解説ぱらっと読んだら、前半の描写が



「陰惨で恐ろしすぎる」という理由で編集側からカットをくらってるらしい・・・そして



マシスン本人は自分で納得いくまで書いたやつを完全版的な感じで出す気らしい・・・



だったら邦訳はそっちを出せばよかったのでは? 素朴な疑問。 まぁいいけど、



次は『渦巻く谺』を復刊してほしい・・・。



 新刊コーナー、早川の横には当然創元推理文庫もあるわけで。



 ぎゃー! エラリー・クイーンの新訳が!!



   『ローマ帽子の謎』/エラリー・クイーン

         個人的には<エラリィ・クイーン>という表記も好きだ。



 実は“国名シリーズ”、あたしは全部読んでいない。 小学生のとき、古本屋さんで



売ってるやつを見つけた順で読んだだけだし、その後読んだ“ライツヴィル物”のような



<苦悩するエラリー>のほうが印象深いんですよね・・・。 まぁ新訳だし、あらためて



読むのもいいよねとまえがきを読んだらびっくり! クイーン警視をジジイ呼ばわり!



エラリーが結婚して子供までいる! ありえない!!



 『ローマ帽子の謎』は作家エラリー・クイーンの処女作だそうなので、当時は先のこと



考えてなかったのね・・・なんかその後のエラリーのことを考えるとなんか哀しい。



 ほんとはこんな未来が用意されているはずだったのか(絶句)。



   『アンドロギュノスの裔(ちすじ)』/渡辺温

         アンドロギュヌスじゃないところがお洒落。



 名前は日本の探偵小説・推理小説史で見たことがあるけど作品は読んだことがない



幻の作家の復刻版。 アールデコな表紙がなんだかモダンです。 こういうのに力を



入れる東京創元社を応援したい、というのもありますが、裏表紙にある本文紹介に



「横溝正史の右腕」・「原稿依頼に赴いた谷崎潤一郎宅からの帰途、貨物列車との



衝突事故で27年の短い生涯を閉じた」とあって俄然興味が。 小説の他に脚本や



随筆もありますが、ほとんどが短いもの(2ページに満たないものもあり)。 巻頭の



デビュー作『影』を読んでみましたが大正浪漫的怪奇譚! “甃石道”に“ペェブメント”と



ルビがふってあったり! こういう雰囲気、好きだー!



 635ページと文庫としては厚い方ではありますが、お値段¥1,500+税という価格



設定だけが少々つらい。 ま、中井英夫全集のほうが高かったけど〜。



 十分目的から踏み外してるぞ、とレジに行こうとしたら見つけてしまったこちら。



   『ブラッド・ブラザー』/ジャック・カーリイ



 うわっ、ジャック・カーリーだよ! すっかり忘れてた!



 以前『毒蛇の園』を法月倫太郎大絶賛の帯につられて買ってしまって、よく見たら



シリーズ三作目で一作目から読まなきゃダメじゃん、と『百番目の男』を読んで、



不可解な犯人の仕業の理由がわかったときに「・・・ふざけてんのか?!」と激昂



しそうになり、二作目『デス・コレクターズ』であまりの回り道と主人公のふがいなさ、



ご都合主義的展開に「どうしよう」と思い(そしてこの2冊はカバーデザインも悪い)。



あたしの好みと合わないのか訳者の言葉選びが違うのかなんかよくわからないなぁ、



と三作目に進み忘れていたのでした・・・しかし三作目は更なる傑作と帯に書いていて、



この四作目はそれをはるかに超える傑作だそうである・・・一応、買っとくか、みたいな。



 でも世間的には『デス・コレクターズ』の評価は高いんだよな・・・今回の帯には



「ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーを継ぐ」って書いてあるよ・・・大丈夫か。



 あと、ポプラ文庫の『封じられた街』(上・下)が面白そうなんだけど、それも買ったら



五千円札じゃ足りなくなるので(あぁ、この五千円札は来週までもたせようと思って



いたのに)、また次回。



 本日の買い上げ金額、¥4,442でした。


posted by かしこん at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする