2011年09月15日

育ちのよい居座りネコたち

 ちょっと、いつもと通るルートを変えてみた。
 そしたらいるわいるわ、いつもと違うネコたち。
 もしや飼いネコなのか・・・? しかし外を縦横無尽に動き回る様は、とても「外界慣れ」しています。

  郵便局近くのネコ1.JPG 居場所は主に人の家と家の隙間や、駐車場の一角。 暑くないのか、キミ!
 のんきに丸まって寝てるのか・・・あたしは歩きながら汗ダラダラなんですが。
 エサに不自由してないのか、人が横を通っても全然気にしない余裕の態度。

  郵便局近くのネコ3.JPG 「なんですか?」
 カメラ向けたらガンつけられた・・・迫力満点でした。
 「すみません、ごめんなさい」と平謝りしつつ、先を進むとまたいた。

  郵便局近くのネコ4.JPG こいつはちょっとちびっ子。
 逃げる気はないものの、「こっち来ないでください、ボクのことは無視してください」なオーラが。 目が遠くを見ているのが切ない。 まぁここは日陰なので動きたくなかったのかも。 いつもなら「にゃー」と声をかけるのであるが、けなげな姿に邪魔をするのはやめておきました。 ノラにしてはなかなか毛ヅヤがよいぞ、キミたち。
 場所によっても住むネコたちの見かけや態度はかなり違うなぁ、と改めて納得。

posted by かしこん at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月14日

今日は5冊

 9月もそろそろ半ばというのに、まだまだ蒸し暑い・・・なんとかならないのか。
 先日買いそびれた『封じられた街』を入手しようと今度は紀伊国屋書店へ。
 この前に来たときと微妙に本の配置が変わってる・・・ただでさえちょっとわかりにくいんだから、ちょっと統一してもらいたいと思うのはあたしだけかしら。 一応、本の場所を教えてくれる検索機械も何箇所かあるんですが、タッチパネルの感度が悪くてイライラするのです。
 マンガコーナーをついでにウロウロしてみたら、発見!

  ちはやふる14.jpg ちはやふる 14/末次由紀
 おぉ、机くんと肉まんくんが表紙だ! ちなみにあたしは机くんが結構好きだ。
 生真面目で、不器用な自分を知りつつ努力もするけれどどうしても才能の足りない部分を“データ分析”という自分の得意技でチームに貢献しようという誠実さ、とでもいいましょうか。 あたしは強さを持ったいい人に弱いのだ。
 まだまだ団体戦の決勝トーナメントが続きますが、彼らの一生懸命さに涙がジワリ。

 遠藤淑子の『今月のわんこ生活2』(まだ映像なし)もあって仰天する。 続き、あるんだ・・・。 しかし読んでみたら『今月のわんこ生活』よりも前に出た『犬ぐらし』(出版社違う)とネタが結構かぶってる・・・。 しかも『わんこ生活』のほうは4コマ形式でペンタッチもちょっと雑? 『犬ぐらし』のほうが普通のエッセイマンガ形式でしっかり描きこまれている感じ・・・まぁ、連載雑誌によって要求されるものが違いましょうが・・・。
 帯の裏を見たら今月遠藤淑子の単行本が3冊同時発売とあり・・・探す。

  アリル〜午後のお茶は番外編.jpg アリル〜午後のお茶は妖精の国で 番外編
 『午後のお茶は妖精の国で』の番外編。
 相変わらずファンタジー世界の定義はいい加減ですが、「ちょっといい話」だと思えばそれでよし!

  スマリの森.jpg スマリの森/遠藤淑子
 これは9月15日発売だそうな。 買いに行かねば!!
 野生動物を一部擬人化して描かれているのだが、それがあざとくないし気にならないくらい自然なのです。 以前花とゆめコミックスで読んだきりだが、文庫化ということは別の作品も加わってボリュームアップかしら。 書き下ろしもありかしら。 期待。
 そして目的の・・・

  封じられた街1.jpg封じられた街2.jpg 封じられた街/沢村鐡
 本もたまにジャケット買いをしたくなることがあって、これはその感じ。
 作者の名前も存知あげなかったですが、まだ若手の方のようで「ダークファンタジーの旗手」みたいな言われ方を一部ではされているようです。
 帰ってからぱらりと上巻をめくったならば、巻頭詩的な引用がブラッドベリの『何かが道をやってくる』から! なんか期待できそうです!
 今回は3,000円そこそこ・・・マンガは安いなぁ。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月13日

ハリー・ポッターと死の秘宝PART2



 例によって原題が長いのです。



 『HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS:PART II 』。



 3Dでいちばん最初に目に入るのがディメンターだなんて・・・うれしくないわ。



 ほんとは通常版で見たかったのだが、もう2Dは吹替版しか公開していないので



仕方なく追加料金を払いました。



 最初から当然パート1の続きです。 特に派手なシーンもなく残った人々で語り



合っちゃうので、それまでの展開の記憶が曖昧であれば置いていかれるかも。



 とはいえ、動き出しさえすれば波に乗ります。



   なんか、ハリー、老けたなぁ。



 ヴォルデモード卿(レイフ・ファインズ)との最後の戦いへと、分霊箱を探すハリー



(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)。



 いろんな人をだましたりだまされたりしながら分霊箱をひとつづつ破壊していくが、



ヴォルデモードが黙って見ているわけがなく、ついにはホグワーツが戦いの舞台に。



 多分、原作では登場人物それぞれについてもっと書き込まれているんだろうけれど、



時間がないためたくさんの人がちょっとしか出番がないというか、「わっ、いきなり



死んでる!」・「あっ、あのあと出てこない!」ということが多くて・・・なんか物足りない



(そんなこと言っていたら上映時間は4時間ぐらいになってしまうだろうが)。



 とはいえ、最大の見せ場をかっさらうのはスネイプ先生(アラン・リックマン)なのだった!



 これまでずっと本心を見せなかった彼の気持ちがわかる場面では思わず涙が。



 やっぱり鍵を握るのはスネイプ先生の存在だったのね〜、と原作途中で挫折した身と



してはなんとなくそれで十分という気持ちになってしまいました(いや、ダンブルドア



(マイケル・ガンボン)の存在はまたは別だけど)。



 なのでそうなるとヴォルデモードのことは正直どうでもよく・・・。 「こんなイライラする



喋り方だったっけ?」と筋違いのことに怒ってみたり。



 デヴィッド・イェーツ的黄昏色の映像はほとんどなく、そのかわり特殊効果に違和感が



かなりなくなりましたが、とにかく長い・・・。 3Dメガネも重いし、後半うっかり目を



つぶっちゃったらちょっと寝てしまったかも。



   ・・・なんか、ヴォルデモードの

                     肝心なシーン、見逃した?



 しかしあまり後悔はなかったりする。



 むむむ、19年後というこのエンディングはあってよかったのかなぁ。 まぁ、おさまる



ところにおさまったという感じではあるけれど、ちょっと強引な感じが。



 しかし役者の成長を見届けた!、という満足感はある。



 うむ、やっぱりあたしは『炎のゴブレット』がいちばん面白かったかも〜。



 とはいえ、同じキャスト(途中で亡くなってしまった方は仕方がないですが)でしっかり



完結させた、ということにいちばん意味があるわけで、映画の出来云々はあまり関係ない



のかもしれない。 イギリス演劇界の層の厚さも楽しめたし。



 そう思うと『ロード・オブ・ザ・リング』三部作はレベルが違うんだなぁと感じさせられました



(ナルニアはどうするのだろう・・・)。



 映画界のファンタジーブームは去った、のだろうなぁ。


posted by かしこん at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

10年後、半年後



 11、という日は度重なる重圧を耐える数字のイメージがついてしまった。





 『砂の器』後編。 テーマを和賀英良(佐々木蔵之介)と吉村刑事(玉木宏)との対決と



いうか、「どうにもならない巨大なものに理不尽に家族を奪われた者同士の共感と哀惜」



(吉村刑事は東京大空襲で、和賀は世間の人の悪意と偏見により奪われた)を主軸に



描きたかったということだったのでしょうかね。



 テレ朝ドラマの橋爪功の使いまくりぶりもすごいが、それに応えて短い出番でも強烈な



印象を残すのもまたすごい。 しかし、ある意味この二人の父親の存在故に感動的に



まとまってしまったけれど、自殺や自然死として処理された女性たちのことにはあまり



触れてくれないのね・・・。 原作にない女性キャラクターをつくったのなら、この部分に



もっと光を当てるべきでは。



 それにしても、昭和の時代。 日本人は今よりもっと罪悪感というものに対して真摯に



向き合っていたのかしら、という印象。 明後日の飛行機に乗る、というタイムリミットが



あるならばそれを目指して黙秘もできたはずなのに、喋っちゃう。



 いや、これが普通なのか・・・罪悪感どころか自分がしでかしたことの意味もわからない



犯罪者が現代では増えすぎてしまったんでしょうか。 そしてそのことに、同じ社会に



住む者として慣れてしまっている、ということなんでしょうね。





 チェルノブイリの事故が起こったとき、ソ連の人たちは一体どうしているのだろう、と



子供心に思ったものだった。 しかしいま日本は同じ立場になってみて、直接立ち退き



などを強いられる地域に住んでいない限りは普通の生活を送っている、送れている。



 ツインタワー崩壊後もNYはその活動を止めることはなかった。



 被害者・加害者・救援者以外は傍観者になるしかないのだろうか。



 否応なく考えさせられる、10年後と半年後の今日。


posted by かしこん at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

こんなんだったかな〜、という記憶の掘り起こし



 なんだかめずらしくスペシャルドラマの存在に気付き、見てみる。



 まず、『魔術はささやく』



 それで最初から、「あれ?、こんなはなしだったかな〜」と疑問符が浮かぶ。



 まぁ、原作読んだの自体かなり前なので、自分の記憶が曖昧なせいもあるんだけど



・・・でもこんなに和子さんあっさり出てきたっけ?



 いや、主人公は守くんだったはず!、と思い出す。



 後催眠暗示がカギを握るのは確かだが・・・視点が変わると物語の印象がかなり



変わるなー、としみじみ(守に嫌がらせするやつらのことはほっときっぱなしなのも



なんだかな)。



 原作読んだ当時は「後催眠」を「ごさいみん」と読むか「あとさいみん」と読むかで



白熱した議論が仲間内で交わされたことを思い出す(あたしは普通に「ごさいみん」と



読んだのだが、当時専門家で「あとさいみん」と発言してる人がいたため)。



 結構どうでもいいことのほうを覚えているものです。





 そして3・11のために放送が延期されていた『砂の器』



 玉木宏が主演のため吉村刑事が主役というのはわかっていましたが、何故原作に



ない女性記者というキャラクターを中谷美紀にやらせ、事件解決のための手掛かりを



彼女が次々見つけていくのか。 なんで刑事なのに記者と一緒に訊き込みに行くのか。



「間違いない!」とかちょっと論理が飛躍過ぎだから・・・と見ていて冷や汗。



 これまた、「こんな話だったかな〜」である。 カメダはもう有名だし、ハンセン氏病を



使うわけにはいかないだろうから動機もまた変わるんでしょうけど。



 おかげで一人で黙々と捜査する今西刑事(小林薫)がかっこよすぎ!



 というかナレーションの三上博史がいちばん存在感発揮してるから!



 おやじ祭り的豪華キャストは大変あたしの好みでありますが、昔見た佐藤浩市が



和賀英良役をやったドラマのほうがいい印象だ・・・後編でどこまで話が締まるか



確認です。 佐々木蔵之介に期待だぁ。


posted by かしこん at 07:27| Comment(2) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月10日

今日は4冊



 先日買いそびれた『闇の王国』を買いに行くかと、そしてちょっと文房具でほしい



ものもあったので例によってセンター街のジュンク堂へ。



 ハヤカワ文庫コーナーに行く前に一応新刊コーナーを見る。



 あ、あるじゃないですか。



   『闇の王国』/リチャード・マシスン



 最近のマシスン復刻の波の一環だと思っていたら、なんとこれは新作だった!



 まだ現役だったんですね・・・失礼しました。 解説ぱらっと読んだら、前半の描写が



「陰惨で恐ろしすぎる」という理由で編集側からカットをくらってるらしい・・・そして



マシスン本人は自分で納得いくまで書いたやつを完全版的な感じで出す気らしい・・・



だったら邦訳はそっちを出せばよかったのでは? 素朴な疑問。 まぁいいけど、



次は『渦巻く谺』を復刊してほしい・・・。



 新刊コーナー、早川の横には当然創元推理文庫もあるわけで。



 ぎゃー! エラリー・クイーンの新訳が!!



   『ローマ帽子の謎』/エラリー・クイーン

         個人的には<エラリィ・クイーン>という表記も好きだ。



 実は“国名シリーズ”、あたしは全部読んでいない。 小学生のとき、古本屋さんで



売ってるやつを見つけた順で読んだだけだし、その後読んだ“ライツヴィル物”のような



<苦悩するエラリー>のほうが印象深いんですよね・・・。 まぁ新訳だし、あらためて



読むのもいいよねとまえがきを読んだらびっくり! クイーン警視をジジイ呼ばわり!



エラリーが結婚して子供までいる! ありえない!!



 『ローマ帽子の謎』は作家エラリー・クイーンの処女作だそうなので、当時は先のこと



考えてなかったのね・・・なんかその後のエラリーのことを考えるとなんか哀しい。



 ほんとはこんな未来が用意されているはずだったのか(絶句)。



   『アンドロギュノスの裔(ちすじ)』/渡辺温

         アンドロギュヌスじゃないところがお洒落。



 名前は日本の探偵小説・推理小説史で見たことがあるけど作品は読んだことがない



幻の作家の復刻版。 アールデコな表紙がなんだかモダンです。 こういうのに力を



入れる東京創元社を応援したい、というのもありますが、裏表紙にある本文紹介に



「横溝正史の右腕」・「原稿依頼に赴いた谷崎潤一郎宅からの帰途、貨物列車との



衝突事故で27年の短い生涯を閉じた」とあって俄然興味が。 小説の他に脚本や



随筆もありますが、ほとんどが短いもの(2ページに満たないものもあり)。 巻頭の



デビュー作『影』を読んでみましたが大正浪漫的怪奇譚! “甃石道”に“ペェブメント”と



ルビがふってあったり! こういう雰囲気、好きだー!



 635ページと文庫としては厚い方ではありますが、お値段¥1,500+税という価格



設定だけが少々つらい。 ま、中井英夫全集のほうが高かったけど〜。



 十分目的から踏み外してるぞ、とレジに行こうとしたら見つけてしまったこちら。



   『ブラッド・ブラザー』/ジャック・カーリイ



 うわっ、ジャック・カーリーだよ! すっかり忘れてた!



 以前『毒蛇の園』を法月倫太郎大絶賛の帯につられて買ってしまって、よく見たら



シリーズ三作目で一作目から読まなきゃダメじゃん、と『百番目の男』を読んで、



不可解な犯人の仕業の理由がわかったときに「・・・ふざけてんのか?!」と激昂



しそうになり、二作目『デス・コレクターズ』であまりの回り道と主人公のふがいなさ、



ご都合主義的展開に「どうしよう」と思い(そしてこの2冊はカバーデザインも悪い)。



あたしの好みと合わないのか訳者の言葉選びが違うのかなんかよくわからないなぁ、



と三作目に進み忘れていたのでした・・・しかし三作目は更なる傑作と帯に書いていて、



この四作目はそれをはるかに超える傑作だそうである・・・一応、買っとくか、みたいな。



 でも世間的には『デス・コレクターズ』の評価は高いんだよな・・・今回の帯には



「ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリーを継ぐ」って書いてあるよ・・・大丈夫か。



 あと、ポプラ文庫の『封じられた街』(上・下)が面白そうなんだけど、それも買ったら



五千円札じゃ足りなくなるので(あぁ、この五千円札は来週までもたせようと思って



いたのに)、また次回。



 本日の買い上げ金額、¥4,442でした。


posted by かしこん at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

ヒマラヤ 運命の山/NANGA PARBAT



 ラインホルト・メスナーの『ナンガ・パルバート単独行』、だいぶ前に買ったけど



まだ読んでないわ・・・でも映画のほうが終わっちゃいそう、と思ってこっちを先に。



   ふたりの兄弟。 最も美しく険しい山。

              そして、運命が動きだす。



 子供の頃から仲のよい兄弟ラインホルト(フロリアン・シュテッター)とギュンター



(アンドレアス・トビアス)の夢は、ヒマラヤ山脈山頂にあるナンガ・パルバートに登る



ことだった。 いつしか登山界で名前が知られるようになった兄ラインホルトは、隊長の



カール・ヘルリヒコッファー(カール・マルコヴィクス)率いるナンガ・パルバート遠征隊に



加入することに。 遠征隊の目的はルパール壁(なんとアイガー北壁の三倍の高さ!)の



初登頂だった。 兄だけが先に行くことに不満を抑えきれないギュンターだが、隊員に



欠員が出たためラインホルトがギュンターを推薦し、兄弟揃ってナンガ・パルバートへ



向かうことになった。



   仲がよいというか・・・自由奔放な兄と、

    それを追いかける弟、の図。 兄ならもう少し落ち着け・・・。



 壮大なヒマラヤ山脈の風景、雪崩のシーンなど迫力満点。 時折挿入される



<あたかもその場にいる人の視点のような、斜面にとりつきながら首をめぐらせて見た



光景>も臨場感を増す!(でも高度による低酸素のことがあまり描かれていないような



・・・それとも登山家にとって低酸素状態は当たり前のことだからあえてはっきり描く



必要がないほど普通の状態ということ?)



 ラインホルト・メスナー本人がコンサルタントとして映画にかかわり、他の出演者の



モデルになった人々はほとんど亡くなっているため監督はラインホルトの主張だけに



偏らないように中立を心がけたらしい・・・そのおかげか、山にとりつかれたみなさん、



それぞれやなやつというか、なかなかにエゴむき出しな人物として描かれている。



 でもそれは山だけではないかも、何かに夢中になり、自分の信じる道はそれだと



思い、そのために何もかも犠牲にしてもかまわないと感じた人間はだいたいそのような



反応をするのではないか。 例えば仕事でも、この方法や考えが正しいと思ったら



それについてこれない者を容易く排斥してしまいがちではないか。 ふとそんなことを



考えてしまった。 それくらい、若きラインホルトは傲慢である。



   悪天候と言われ、一人での登頂を決意。



 まぁ、持って生まれた性格もあるのだろうが、彼はチームプレイが向かないタイプ。



 そんな彼が大規模遠征隊に入ったのが間違いといえば間違いなのだが、その当時



一般的に無名の段階では単独でナンガ・パルバートへ行く資金を調達できるわけもなく、



遠征隊に入るしかなかった、というのが悲劇の要因でもあるのだが。



   ナチス時代と事情は変われど、

            それでもやはり「国の威信」はかかる。



 とすると、これは「仕方がなかった」ということだろうか。



 間違えられた信号弾、兄に置いて行かれたと<下山ルートの確保>という重要な



任務を放り出して兄を追いかける弟。 それもまた「死んでも仕方ない」ってことか。



  

     兄弟そろって登頂には成功するが、その後下山ルートを見失い、遭難。



 <スキャンダルの真相>とチラシにあったりするけれど、実はあまりそのあたりに



ついて深く掘り下げられてる感じがしない。 映画の終わり近くで字幕で触れられて



いるだけで、知らない人にとっては「いったい何がスキャンダルなのか?」と不思議に



思えてしまうかも。 多少知っていたあたしでも、いまいちよくわからない(1970年と



いう時期にはスキャンダルだったのかもしれないけど、後年から見たらどっちもどっちっ



ぽいのである・・・)。



 というか、ラインホルトのほんとうの戦いはこの登頂から帰ってきてからなのでは・・・



だからこそ、何十年もたってこの映画がつくられたと言えるのでは。



 いろいろと、消化不良です。



 そして“山登り”と“壁登り”は種類が違うような気がするんですけど、それは素人の



考えでしょうか(あの兄弟は壁登りが好き。 岩壁を上りたいがために高山に行く、と



いう印象で行き帰りの登山を軽視しているようにも見える)。 だから「登頂」ではなく



「登攀」ではないのか・・・でも字幕は「登頂」だったなぁ。



 あと気になったのは1970年にしては服が軽装すぎないか、ということだった。



 手袋はさすがに当時のだとわかるけど、ジャケットとか薄すぎない?(まるで現代の



ようである。 しかし70年には薄くても防寒性のあるやつ開発されたのか?) それとも



当時でも軽装だという自覚があったからこそ「ビバークなんかしたら生きていられない」



というのが共通認識だったのかも(しかしそれは今でもそうだと思う)。



   山は、人を寄せ付けないからこそ美しい。



 やはり山を登る人と登らない人との間には深くて長い河がある、ということを再認識。



 とはいえ、風景とともに、音楽がまた素晴らしい! ちょっとサントラがほしくなった。



   ちなみに・・・映画館には、

   ラインホルト・メスナー氏のサイン入りポスターが飾ってありました。



 また、いろいろと考えてしまう映画でした・・・ラインホルトの本、探さねば〜。


posted by かしこん at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

海外ドラマ一気見!



 先日、BSプレミアム(旧NHK BS−2)で『ケネディ家の人々』を一挙放送して



いたのを録画し、ちまちま見終わった。 なにしろジョン・F・ケネディ暗殺はあたしが



生まれる前のこと、ロバート・ケネディはジョンの兄だと思い込んでいたあたしです、



見ることすべてが「へーっ、そうだったんだ〜!」な感じで。



 まぁ、キューバ危機のくだりは映画『13デイズ』で、ジョン暗殺のくだりは『JFK』で、



ロバート暗殺の部分は『ボビー』で体験済み(?)ではありますが、それらの映画に



描かれていない部分はやはり驚きで。 ケネディ家の父親が強権を握っていたこと



(しかもその父親・・・演じていたのはトム・ウィルキンソンだが恐るべき女好きでそれが



ジョンに見事に遺伝)、浮気を見ぬ振りをしていた母親は息子たちに期待をかけるが



父親をないがしろにするような態度は許さないし、ジョン(グレッグ・ギニア)は



理想家というよりも女にだらしなくてボビーに助けてもらわなければ大統領職も危うい



人だったのかと感じるし、だからボビー(バリー・ペッパー)は若いのに気苦労で老け



顔なのか・・・と納得したり。



 ジャッキー(ケイティ・ホームズ)がオナシス氏と再婚する話も“ケネディ家”という



重圧から逃れたいと思えばよくわかる話で。 しかしなによりフランク・シナトラが



ゴロツキ扱いなのにびっくりでした。 ミシシッピ州では黒人が大学に入るのに白人の



反対デモが起こったり、KKKはまだ暗躍してたり、公民権運動という言葉が聞こえて



きたり・・・アメリカの差別からの脱却の歴史はまだまだ浅いんだとしみじみ。



 全8回なので駆け足の感は否めませんが・・・スピーディな演出はさすがジョン・



カサー(『24』シリーズの監督)。 もうちょっと掘り下げてほしかったですが、



わからないことが多いから仕方ないのか・・・<家族の絆>にテーマがなってしまって



いたので。 面白かったし、バリー・ペッパーの安定感に感銘を受けましたよ。



 そして『大聖堂』も録画してますが、まだ全然見れてません・・・。





プッシング・デイジー〜恋するパイメイカー シーズン2



 シーズン2になって更にテンポもよくなり、キャラのよさもそれぞれ活かされ、



どんどん面白くなってきてたのに・・・なんか打ち切りになったみたいで最終回は



すごく強引にまとめたみたいになっていた(あまりに話が飛び過ぎていたように



感じて、思わず巻き戻してもう一度見てしまったほどだ)。



   コンビネーションもよくなってきたのに。



 あー、謎はまだ残っているのにな・・・。



 ファンタジックを飛び越えた色彩、ミステリとしてはリアリティのかけらもないが、



それでもあたしはこのドラマ、すごく好きだった!





バーン・ノーティス シーズン3



 突然スパイをクビになり、解雇通知を撤回させようと躍起なマイケルがマイアミを



足場に生活費を稼ぐための<やっかいごとよろず引受業>を同時並行で始めて



3シーズン目。 FOXチャンネルでの集中放送で見ましたが、このシーズンが



今まででいちばん面白かった感じがする。 始まったのに気づかなくて第一話だけ



字幕版で見たんだけど、コメディ色が吹替版より薄い。 つまり吹替版は独自の



演出で独自の世界をつくったわけで、あたしは吹替版のほうが好きだなぁ。



   マイケルとフィオナの関係も安定。



 普段からコメディ調のほうが、シリアスになったときの落差が大きいし、シリアスに



なったからといって似合わないほどコメディ全開でもない。 そのへんの匙加減が



うまい。 シーズン4も、吹替で見ますわ!


ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

インシディアス/INSIDIOUS



 『SAW』の監督と『パラノーマル・アクティビティ』の監督がタッグを組んで



「本当に怖い映画をつくろう!」と出来上がったのがこの映画・・・と聞いて、



そりゃ見ないとダメじゃない?!



 おまけに主演がハンサムなのに映画ではそう見えないパトリック・ウィルソンと



美人なのにどこか幸薄そうなローズ・バーンときたら、期待もしますよ。



 が、冒頭、音でドッキリさせる演出に不安がよぎる・・・。 でもタイトル表記は



非常に古典的。



   いかにも、何かありそうな家。



 学校の教師であるジョシュ(パトリック・ウィルソン)は作曲家(?)の妻ルネ



(ローズ・バーン)と生まれたばかりの娘を含む三人の子供とともにある古い屋敷に



引っ越してきた。 ここから新生活を始めよう、と意気込むのだが、当日から奇妙な



現象が起こり・・・な話。



 前半はそれこそ『パラノーマル・アクティビティ』と『悪魔の棲む家』を足して



2で割った感じ? しかし『ソウ』の脚本家リー・ワネルが今回も脚本を担当した



そうで、アンフェアがお嫌いの彼はオープニングからヒントを散りばめてくれる。



 というわけで序盤でネタ割れ・・・大丈夫か、最後まで話がもつのか!、と心配に



なってくる。



   演技上手のお二人のおかげで

     話にリアリティというか必然性が出てきます。



 しかし中盤からは超常現象てんこ盛り。 これでもかと謎のものが姿を現しすぎに!



『ポルターガイスト』か?! が、あたしはつい天井で回転する羽根(部屋の空気を



拡散するためのもの)がはずれて誰かの首をぶった切るのではないかと非常に



ハラハラしました・・・実際そんなことは起こらなくて、羽越しの天井の角に<何か



いる>わけだったんですが。



 そして登場する霊媒の助手二人の凸凹コンビぶりに笑わせてもらう。



 霊媒エリーズが来る前に科学的な調査をするのだが、その仕掛けのローテク具合



など「笑わしにかかってるのか!」というくらい面白い(まぁ<緊張と緩和>で、途中に



余裕が入ったほうがより一層恐怖シーンが引き立つということなのであろう)。



 スペックスとタッカーという助手二人は各々の専門分野(映像と、文字・言葉・絵)が



超常現象の解明に最も役に立つと言って譲らない。 霊がいっぱいいるとこでそういう



言い争いしてる場合か?、ではあるものの、よく見たらメガネの助手くんはリー・ワネル



ではないか! となるとこの二人の話し合いは「映画は映像がすべてなんだよ!」派と、



「いや、台詞(脚本)が大事なんだ!」派との鍔迫り合いに思えてくる。 そういう遊び心



なのか真剣な本心なのかわからない感じが面白い。



   エリーズと、左がリー・ワネル氏です。

   『ソウ』のアダム役と見た目全然違うから最初わからなかったよ・・・。



 エリーズが登場してからはまた『パラノーマル・アクティビティ』っぽくなるのかと



思いきや脅威は暴走しっぱなし、『デッド・サイレンス』(『ソウ』の監督・脚本家コンビで



撮ったホラー映画)を連想させる描写あり! そう言われてみれば老婆役の役者さん、



同じ人かも・・・。 あぁ、この二人、こういうのがもともと好きなんだなぁ、と思い至る。



 ジェームズ・ワンが監督した『狼の処刑宣言』にはそういう部分は感じられなかった



のでもしかしたらリー・ワネルの趣味かも・・・。



   囚われの身。

       そしてソウ人形を髣髴とさせるものがさりげなく出演。



 オープニングと序盤のヒントでネタ割れしてしまうのは、ホラーといえどもそれだけ



ロジックを大切にしているから(『デッド・サイレンス』なんてホラー映画なのに最後に



『ソウ』ばりのどんでん返しがあるのだ!)。



 そしてテーマ面ではいわゆる<Jホラー>が追求してきたものをごく自然に「肝心な



シーンは映さない・観客に想像させる」ことで映画の中にあっさりとり込んでしまって



いる。 アトラクションムービーの顔をしながら、ホラー映画の歴史をさりげなくもすべて



織り込んであるのである。 Jホラーが低迷してしまっている今、おいしいところは実は



ハリウッドに持っていかれてしまっているのではないか・・・そんな危惧すら感じます。



 インシディアスとは“狡猾な・邪悪な”という意味のようで・・・まさしくその通りの題名



でした。 今後の彼らのホラーへの挑戦、期待したい!


posted by かしこん at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

夜明けのパトロール/ドン・ウィンズロウ



 ちょっと手をつけるつもりでいたら、加速度的にページをめくる手が止まらない。



思いの外、早く読み終わってしまいました(いや、これがこれまでのあたしのペース



だったはずなのだが・・・どうも暑かったり、眠れない日々が続くと文章を読んでも目が



上滑りしていて内容が理解できないことが多かったから。 多少、回復してきたという



ことか。 でも持久力は落ちてます)。



 主人公は「生涯、サーファー。 ときどき、探偵」のブーン・ダニエルズ。



   本国では<サーフ・ノワール>と呼ばれているようです。



 でもテンポのある軽い語り口は『ストリート・キッズ』から始まるニール・ケアリー



シリーズとどこか似ているのだけれど、ブーンとその仲間たちはもうちょっと年齢的に



大人で、だからニールほどには感情移入しきれない面もあり。



 とはいえブーンのサーフ仲間はそれぞれ個性豊かで、のちのちわかる彼らがそれぞれ



抱えている業のようなものを見せられ、それでも仲間でいられることとは、というあやうい



綱渡りで友情が成り立っているのがわかるのは、ある程度以上の年齢になってみないと



わからない部分なのでしょう。



 それにしてもブーン、その歳で女に弱いってのはどうかと思う・・・(というか見た目の



美しさにやられたら、野心家で高慢でかわいげのないところまでチャーミングに見える



とは・・・ダメじゃん)。



 事件は比較的友好的なムードで解決されるのかと思ったら(途中、サーフィンの歴史や



カリフォルニアとハワイ諸島との関係、ビーチボーイズが憎いということまで語られるし。



でもブライアン・ウィルソンはサーフィンをしたことないし、実は彼はチャラチャラした



サーファーのことなんか憎んでいたんだから、これでおあいこでは?)、後半怒涛の



展開に。 視点が変わるごとに章も変わり、まるで映画やテレビドラマのカット割りの



ようにめまぐるしく進行する。 だから読みやすかったのかもな。



 日本でもサーファーのイメージはあまりよくありませんが・・・これ読んで、そこまでの



覚悟で波に向き合っている人たちは別格だと印象を持ちました。



 既にシリーズ化進行中だそうです。



 ニールにはもう会えないし、これを楽しみに待ちましょう。


posted by かしこん at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

光のほうへ/SUBMARINO



 トマス・ヴィンターベア新作、終映ぎりぎりにやっと見に行った。



 アルコール依存症の母親と同居する兄弟はなんとか自分たちでやっていこうと



するのだが、そこを襲う悲劇。 兄弟それぞれに心の傷を負ってしまい、仲の



よかった二人はいつの間にか離れてしまう。



   いま、渇望の底から手をのばし、かすかな愛にふれる。



 そして場面は20年後ぐらい?、兄のニック(ヤコブ・セーダーグレン)の孤独な



日常からスタート。 特に説明もなく、淡々とニックの日常(しかも華やかさも救いも



ない)を積み重ねているだけなのについついじっと見入ってしまう。 説明不足とも



感じないし、よく考えたら重たい話なのだがそれを「つらい」と感じすぎない。 ここは



見る側の個人差があると思いますが(多分、重苦しさがつらいと感じる人もいるでしょう)、



あたしは結構大丈夫。 このへんが、監督との相性なのかなぁ、と思う。



 そんなつもりはなかったのに、結果的に自分のせいで新たな悲劇が起こったと感じた



ニックは少年のときの心の傷に逆戻り。



 暗転し、スクリーンにはニックの弟(ペーター・プラウボー)が映り込む。 そして時間は



兄パートのはじめに戻る。 二人に起こる出来事を同時並行に描かずに、兄パートと



弟パートにわけたことで謎解き要素が生まれました。 そして弟の息子マーティンの



存在に、観客は光を見るわけですが。



   やり方は間違っているが、それでも息子を愛する父。



 弟(最後まで名前がわからない)の人生は「親としてそれはどうよ!」なのだが、



彼自身親に大事に育ててもらってないのだからわからないんだろうし、それでも



彼なりにマーティンを大事に思っているんだろうけど、根本的なところが間違って



いる。 弟には大変怒りを持ってしまいましたが、本当にどうしようもなかったら



あきらめて見捨てるだけ。 ダメなこの兄弟二人に、あたしは「一歩踏み出せば



普通になれるのに」という歯がゆさを覚え、「まともになってほしい」と感情移入して



しまっていたようです。 こういう、ダメな人に対する突き放した視線と冷静な愛情が



ヴィンターベア作品のストーリー上の救いのなさを映画そのものが助けているのかも。



 福祉国家として日本が目標にしているらしい国のひとつ、デンマーク。 しかし



その国にもこのような悲惨な現実はあり、社会システムだけではすべての人は救え



ないのは明白(だからといってその努力をしないというのも論外ですが)。 勿論、



国によって事情は違うのだから容易く他国を模倣すればいいという考えはやめた方が



いい、はずである。



   兄弟の何度目かの再会で、事態は動き出す。



 それでも、弟は自分が母親にはしてもらえなかったことをきちんと息子にする。



どこにいようと、消えないつながりの存在を息子に伝える。 ちょっとここであたしは



うるっとしてしまいました。



 原題『SUBMARINO』はもともと「潜水夫」の意味だけど、転じて「水に顔を無理矢理



押しこまれる」という風にも使われるらしい・・・それが、虐待されている子供の気持ちな



わけで・・・つらい。 それを『光のほうへ』というありきたりだが希望を信じたいと思わせる



言葉にしたのが映画の本質を損なっていなくて、いい邦題です。


posted by かしこん at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

タラス、遅い!



 台風12号(タラス)が先ほどやっと温帯低気圧に変わったようだ。



 近来まれに見る速度の遅さだった。 そのせいなのか、金曜の夕方からずっと頭痛。



気圧の変化で偏頭痛が起こるあたしですが、台風ではあまりそんなことはないのに。



やはり通過の速度が関係しているのであろうか。 それともずっと雨が降っていたから



なのか、夏の疲れが出てきたのか。 とりあえずちょっと寝込んで、やっと起きた。



 頭痛はおさまったかな、と思えば、それでも土曜日の22時頃からいきなり睡魔に



襲われる(普段そんなことはまったくない)。 久し振りに見ようと思ったのに『美の



巨人たち』、見逃した・・・。



 妹から「台風、大丈夫なの?」とメールが来ていた。 家にいる分には全然大丈夫



ですが、直撃した地域では被害が出ている模様。 毎年異常気象の感じはあるが、



やはり今年は災害が多い印象。 政治も経済も無茶苦茶ですし、安定した平和な



時代というのは長く続かないというか、実はそれも一瞬の幻想なのかも・・・という



気がしてくる。 なんだか、とてもかなしい。



 9月はじめで台風12コ目って・・・少ない方かも。 これからまた来るのだろうか。


posted by かしこん at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月03日

ピラニア3D/PIRANHA 3D



 見る前から「おバカ映画決定!」ではありましたが・・・ポスターのキャッチコピーが



妙に男子高校生にアピールしている感があって、「何故?」と思っていたら・・・そういう



ことだったのね、ということがすぐにわかります。



   「さぁ、大人への階段を駆け上がろう!」って・・・。



 しかし、いかにも最初の犠牲者です、と出てきた小舟に乗ったおっさんがリチャード・



ドレイファスで、「これはいったいなんのサービス?!」と仰天する。 そして最後まで



ピラニアに対決しそうな保安官がエリザベス・シュー(『ジョーズ』では警察署長が



その役でしたが)。 『ピラニア』のリメイクという触れ込みですが、いたるところに



『ジョーズ』へのオマージュが(いや、『ジョーズ』だけじゃなく70〜80年代の動物



パニックホラー全体へのオマージュがありますが、その中でも『ジョーズ』がいちばん



強い感じが)。



 ビクトリア湖の底には実は地中湖があって、太古からの環境が残っていた。 ある日



地割れが起こり、地中湖にいたピラニアの祖先がビクトリア湖に大量流出、バカ騒ぎに



明け暮れる若者たちを襲う・・・といういかにもなお話。



 そしてお約束の水着美女、だけでなく必要以上におっぱい山盛りで・・・「これって



男子の夢ですか?」と思う(出てくる映画監督の生きざまなどはある意味、男子の



本望って感じ?)。 というわけでちょっと女子にはついていけない部分もありましたが、



女子歴の長い他のお客さんからはものすごい笑いが巻き起こっていた・・・(意外にも、



客席は男女問わず人が多かったのです)。 もしかして、「男はいつも三等賞」を



すっかり理解した人には当然のことなのかな?



 でも意外に豪華キャストなんですよね。 海外ドラマでレギュラーやってる方が



ちらほら、あげく捕獲したピラニアを持ち込んだ先(熱帯魚屋さん?)のおじさんは



クリストファー・ロイド! 何故かピラニアの祖先の化石標本を持っているという・・・



学者っぽく見えるがただの趣味人。 なんで太古の魚が今まで生き残ってこれた



のか?、という疑問もたった一言で解決!



   海外版ポスター。 ちょっと時代感が。



 あまりにおっぱいと悪ノリが行き過ぎて、肝心のピラニアはどうよ、でしたが、



後半に向けては残虐描写に重きを置き、ピラニアから逃げまどう人間たちの醜い



本性をも描きます。 一人ボートで逃げようとする人でなしを海から助けを求める手が



次々追いすがる場面ではゾンビを連想させるし(勿論、顛末は想像通りです)。 人々が



パニックを起こすことで悪い連鎖が起こり、ピラニアに関係なく死んでいく様子は



『ファイナルデスティネーション』シリーズっぽいのだが、保安官から「水から上がり



なさい!」と言われても騒いでるようなやつらだから別にひどい目に遭ってもこっちは



全然びくともしない(というかさっさと死んだらいいのにと思ってしまって、それはそれで



ひどい話)。



   こんな顔をメイン画像に使われてしまう女優さんが

    気の毒。 これでは『ゴシップガール』のヴァネッサだとはわからない・・・。



 まぁ、解決法は『ジョーズ』と同じなんだろうなと思ったらそんな感じだし、「あ、そんな



ことを言ってしまったら!」な大オチも想定内ではありますが、おバカ映画としては



正しいでしょう。 正直、3Dにした意味もわからんけど・・・(ジェームズ・キャメロンは



3Dの使い方がなっていないとこの映画に激怒したらしいが)。 というかこの3D、



『ジョーズ3』並みの80年代の3Dって感じなのよね、青と赤のメガネをかけて見る



みたいな。 そこも狙いなんだろうなぁ。



 なんと、続編決定! タイトルは『ピラニア3DD』!(また意味不明・・・)



 ちなみに神戸市内では109シネマズHATのみで上映、9日で上映終了です。 



 見たい方は、お急ぎください。


posted by かしこん at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月02日

他のものも読みたくなる本たち



『高い砦』/デズモンド・バグリイ



 山岳冒険小説の古典、と噂に聞いたこちら・・・実際、面白すぎです!



 チャーター機がハイジャックされ、機長のティム・オハラはアンデス山中のしかも



高地に強引な不時着を強いられる。 犯人は死亡するが、生き残ったオハラたち



9人は高山病の症状と寒さに苦しめられる。 なんとか救助を求めようと山を降り



始めるが、途中で何者かからの銃撃が。 山を降りれば撃たれるし、かといって



山に逃げても高山病で死ぬ。 まさに絶体絶命のとき、彼らは戦うことを決意する



・・・、という話。



   原題:HIGH CITADEL って、そのまんまか!

     とはいえ、訳・矢野徹である!



 発表されたのが1965年ということで、「共産主義者、憎し!」の気持ちがこれ



でもかと詰め込まれております。 でも古さというか時代を感じるのはそのくらいで、



打ち捨てられた鉱山の廃墟から集めたものでつくった石弓(クロスボウ)の腕が



いちばんいいのが55歳の女性教師だったりと<男が戦って女を守る>みたいな



型どおりの古臭い感覚がゼロなのが素晴らしい。 ただ、たまたま飛行機に乗り



合わせた中に中世が専門の歴史学者(古典的な武器の設計図が書ける)に、物理



学者(その設計図が実際に使用可能かなどの計算ができる)がいたりとストーリー上



便利な感じなのが少々残念というかご都合主義的ですが、まぁそのへんは目をつぶり



たい。 だって、面白いからね!



 とはいえ、9人の中から犠牲が出るのはつらい・・・しかも何故その人をそこで殺す



必要が?、という気持ちにも(とはいえ、こいつは別に死んでもいい、とか思ってしまう



部分もあって、自分の危険度にも唖然とさせられますが)。



 面白いだけに、終盤が駆け足に感じられてしまって残念。 はっきりした結末まで



書かないのは余韻なのか? でもあまり余韻を感じないんだけど・・・(というか突然



牧歌的な雰囲気になってしまうのでびっくり、みたいな)。



 しかしこの人の他の作品も読んでみたくなってきたぞ。





『殺す』/J・G・バラード



 バラードってもっと古典の人だと思ってました・・・<現代の予言者>とも<現代



社会の探究者>とも呼ばれている人らしい。 1930年生まれだそうですが、まだまだ



創作意欲は衰えていないらしい。 すごい。



   原題:Running Wild 荒野を走る?



 1988年の6月に起こった≪パングボーン・ヴィレッジの悲劇≫。



 住民32人が残忍に殺され、13人の子供が行方不明。 二ヶ月後、事件の調査・



分析を任された法医学者のグレヴィルは恐るべきある事実に到達する、これはその



手記である。



 <予言の書>、<現代の寓話>と帯や背表紙解説にあるように、大量殺人を扱って



いながらこれはミステリーというよりも相当社会派である。 原著が発表されたのは



1988年。 そしてそれを今読めば、少しもおかしくないというかまさにその通りと



いうか、描かれた“恐るべき真相”が今ではまったく“起こっておかしくないこと”に



なっているのです。



 うわっ、『千年紀の民』、読みたくなっちゃいましたわ!





『毎日かあさん』8/西原理恵子



 出ました、8巻。



 前巻でいささかパワーダウンしたことはいなめない・・・やはり子供が大きくなると



面白くなくなるのかと思っていましたが、反抗期に入ってきたことでまた面白さが



戻ってきたようです。



   いがいが反抗期編



 まぁ、反抗期といってもここの兄の反抗期はムラがあり、親子完全断絶!という



ところまではいってないし。 周囲のママ友さんの話をうまく絡めて「子育てには



決まりも正解もない・子供によって臨機応変になっていくのもまた子育て」というような



メッセージが感じられ、がんばりすぎちゃう新米ママさんや、スレすぎちゃって心すさみ



がちなベテランママさんをも両方とも味方につける筆運び。



 さすがです。



 「男はみんな三等賞」という一言がやけにツボにはまりました。


posted by かしこん at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月01日

えっ、もう台風?



 帰り、22時頃だったろうか。



 ・・・雨が降っている。 土砂降りというほどではないが、じわじわしっとり濡れる程度で。



天気予報は「夜、一部で少し雨が降るかもしれません」だったが・・・しっかりその一部に



入ってしまったか。 傘持ってこなかったので、がっつり濡れて帰りました。



 しかし、この風・・・木々を煽り、落ちているコンビニの袋を舞い上げ、広場でゴミの渦を



巻く。 ・・・えっ、もう台風来たの?、と思わせるほどの<いつもと違う風>。



 最大接近は2日だと聞いたはずだが・・・早まったのかな?(実際は早まってない)



 暴風圏が広いのか、勢いがあるのか・・・なんだか今年は台風も当たり年?



 帰って速攻洗濯しましたけどね(どうも雨から土埃のようなにおいがして)。



 とはいえ、部屋干しですが。



 2日、仕事休みになるかな・・・と、小学生のようなことをつい考えてしまった。


posted by かしこん at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする