2011年08月31日

やたら炭酸飲料が飲みたくなる今年の夏



 基本、あたしの日常の飲み物はお茶が多いです。



 しかし今年は蒸し暑さがまだまだ続くという意味でも、節電の意味でも、冷房のある



ところに行ってもどうもすっきりさっぱりしない。 勿論、冷え過ぎは身体によくないことも



わかっているんですが。



 だが、暑いものは暑いんじゃ!



 最近、仕事で話すことが多く(いろいろ説明しなきゃならなくて)、気がつくとのどが



ガラガラになってたりするし。 水分補給しなければ!



 そうするとのどごしの刺激を求めて、炭酸水に走りがち。



 基本はイタリアあたりのスパークリングミネラルウォーターですが、いつも手に入る



わけではないのでそのときどき日本の炭酸飲料にも手を出します。



 ところで<生茶スパークリング>ですが、あれは柚子の味が強すぎじゃないですか?



 そして、「身体にわるそー」と思いながらも懐かしさで買ったこれ。



   今更ですがメローイエロー



 当時は350ml缶か、紙コップの自動販売機にあったような。 他に<アンバサ>とか



ありましたよね。 あたしは<カルピスバナナ味>が好きだった。



 と、懐かしい記憶とともに蓋を開け・・・あぁ、この人工的なにおい、あったなぁ。



 しかし味は・・・「あれ、こんなもんだったかしら?」。



 いや、多分こんな味だったんだろう。 こっちの記憶にあまり残ってなかっただけで。



 疲れていたので適度の糖分がありがたかったです。



 ゼロカロリー炭酸やカロリーオフ飲料もいいんだけど、人工甘味料のべたべたした



甘さがどうも気になります(それでも飲んじゃうんだけどさ)。


posted by かしこん at 04:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月30日

月曜のイライラを解消する方法



 携帯画面のニュースが、民主党党首選挙一回目の結果を流す。



 なにっ! カイエダだと! あんなことで泣くような操り人形を自分の国の総理だ



なんて呼びたくない!!(まぁ、今回代表になったからといって即、首相というわけ



ではないんだが)



 が、決選投票でノダに決まったという・・・この人、何考えてるかわからないから



(それは自分の考えなのか誰かに吹き込まれたものなのかの区別がつかない



から)、イヤ。 っていうか、<ま・た・ば・か・の・か・お>から誰ひとり選ばれようとも



嫌なんだけどね。 というか、党員サポーター制度に国籍要件がないから外国人も



投票できる件について、今回の選挙ではちゃんとカタがついているの? そのへん



報道されないけどさ。



 まぁ、党の代表ならいいよ。 そこで頭下げて、安倍さんか麻生さんに総理大臣を



お願いしますと言うなら評価してやってもいいさ。 即解散総選挙に持ち込んでくれる



ならそれでもいい。



 が、退陣のどさくさまぎれに、まさしく火事場泥棒的に空き缶は朝鮮高校の学費



無償化の手続きを進めさせたとか・・・自分が人道的におかしい外国人献金もらってて



日本中から非難を浴びてるってこと、忘れたのか? 地震が起こったからそれで



チャラになると思ったら大違いだ! 最後まで空気読めない勘違い野郎だな・・・



もう日本から出ていってほしいんだけど(仮にも総理経験者に対して、そんなこと



思ったの初めてです)。



 というわけで、月曜日からイライラです。



 まっすぐ家に帰ったらムシャクシャ気分がまぎれないので、閉店時刻が近い



ジュンク堂によります。 大きい本屋に来るのも久し振りだし、新刊どっさり出てる



はずだし。 と思ったらすでにトム・ロブ・スミスの『エージェント6』が出ていた!



画像がないのでそれは後日。 はい、これでまず2冊。



 確か『火刑法廷』が出てるはず・・・。



   新訳版:ジョン・ディクスン・カー



 『暗い鏡の中に』に匹敵する本格ミステリと幻想小説の融合作品、ということで



期待しております。 はい、3冊目。



 あ、『コレクションズ』が文庫に〜!!



   ジョナサン・フランゼン



 以前、ハードカバーで出たときに見て、なんか面白そうだと思ったのよねぇ(しかし



分厚さとともにお値段もお高くて、当時は断念)。 でもここで出会えるとは。



 そしたらば『グイン・サーガ・ワールド2』も出ていたり!



   今回表紙は天野さん。

         歴代絵師が今後も順に担当していくのかな。



 はい、6冊目〜。 もう片手で持てなくなっており、両手で抱えております。



 いやいや、ハヤカワ以外にも確か東京創元社で新刊あったはず・・・と横を見れば



・・・あったよ!



   『殺す』/J・G・バラード



 持った瞬間、あまりの薄さにびっくりする。 が、ドキドキの期待はそんなことでは



損なわれない。 むしろこの薄さのどこに、いろんなものが仕込まれているのかという



意味で更に期待があがる。



 7冊買って、¥6,222−・・・。



 まぁ、多分・・・安い方?



 家に帰ってから、マチスンの『闇の王国』を買いそびれたことに気づく。



 新刊コーナーしか見なかったからな・・・せめて早川と創元推理文庫のコーナーにも



行くべきだった・・・(しかし閉店時間が近いので焦っていたのだ)。



 あぁ、エラリィ・クイーンの国名シリーズの新訳も出たんだよなぁ。



 とりあえず、ほしい本ばかり・・・読める時間がもっとほしい。



 このままでは未読の本に埋まってしまいそうだわ・・・。 


posted by かしこん at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月29日

夏の冷やし麺@ミスド



 なんだか久し振りにミスドへ。



 実は二時間ほど時間をつぶしたかったのだ。 飲茶でも行ってみるか〜、と



メニューを見る。 そうよねー、夏は冷やし麺よね〜、と思いつつ、辛いものが



いささか苦手なあたしは選択肢が限られてしまうのだった。



 で、選んだのは“冷しゃぶ豚野菜麺(ごまだれ)”、肉まんセット。 飲み物は



ホットカフェオレにして、おかわり自由を狙います。



   別添えでごまだれソースの入った皿。



 「いただきます」して、一気にごまだれを全体にかけて、箸で手早くかき混ぜる・・・



のだが、どうもうまく混ざらない。



 原因:野菜が半分凍ってる!



 そして半分凍った野菜が乗っかってた部分の麺もまた氷がはりつき・・・半分



凍ってます。 溶かすために必要以上にぐるぐると麺全体をかき回す。



 これは・・・たまたまなのか、それとも半解凍の状態で出てくるのが正しいのか



ちょっとわからない。 だったらごまだれの量を多くしてほしいなぁ。



 というわけで麺のしこしこ感はさすがですが、凍っているとはいえ野菜の量が



もっとほしいかなぁ(とはいえもっと凍ってたら切ないが)。



 ミスター肉まんは普通においしく、あっかたくてほっとできた。



 冷やし麺にはこういう罠もあるのね・・・気をつけねば。


posted by かしこん at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

ツリー・オブ・ライフ/THE TREE OF LIFE



 以前からシネコンでこの映画の予告編を見て、あまりの映像の美しさにあたしは



泣きそうになっていた。 だから公開をとても楽しみにしていたのだが・・・とはいえ



カンヌの大賞を獲った作品で監督はテレンス・マリック、どう考えても単館系である



・・・なのにブラッド・ピットとショーン・ペンが共演、というだけでこれだけ拡大公開



できるのだからスターの名前はすごい。



 しかし、勘違いしてしまう客が多そうである、という危惧もあった。



   だって予告だけでストーリー考えたら、

      それこそ『エデンの東』ばりの“父と息子の愛憎劇”だもの。



 あたしはようやくレイトショーで見に行けたのだが・・・なんで?というおばさま



グループがいくつか。 どうやら<若き日のレットフォード>の姿をブラピに見ている



方々らしい。 が、期待に反して最初に登場したブラピは遠近両用メガネをかけ、



髪の毛には白いものも交じった“じーさま”仕様。 ここでおばさまグループから



失意のため息が。



 そしておいおい、「これってどういうこと?」・「あれってなんなの?」と声を落とす



気遣いもなく相談がはじまる始末。 あーあ、ブラピが出るってだけで下調べもせずに



きたのか・・・かわいそうに(でもぶつぶつ文句を言うなら外へ出てからにしてほしい、と



思うのはあたしだけか)。



 冒頭、ヨブ記から引用される文言。 ・・・やはりキリスト教について基本的な素養が



あったほうがわかるものが増えそうだな〜。



   アメリカのいちばんいい時代?



 舞台は1950年代のアメリカ・テキサス。 ジャックは二人の弟とともに優しく美しい



母(ジェシカ・チャスティン)、厳格な父(ブラッド・ピット)の5人で暮らしている。 だが、



ジャックはどこか鬱屈したものを抱えていた。 それはかわいらしい弟に母の愛を



取られそうな気がしているからか、一方的に厳しい父親に対する憎しみ故なのか。



 そして大人になったジャック(ショーン・ペン)はまだ、どこか鬱屈したものを抱えた



ままで、孤独だった。



 が、この映画は物語らない。 ジャックの少年時代の記憶、多分印象深い記憶が



美しい映像で紡がれる。 <ツリー・オブ・ライフ>とは家系図と樹形図をかけたもの



かと思っていたが、聖書に出てくる<生命の樹>のことだったのね・・・天地創造



(もしくはビック・バン?)・生命の起源を連想させる映像が随所に差し込まれ(この



あたり、おばさまグループからはかなりブーイングが起こったけど)、あたしは「あ、



『2001年宇宙の旅』か!」と気づく。 そう思えば、なんでもありである。



 それ故に、この映画の見どころは見る人によって変わるであろう。



 あたしはジャックが弟と遊んでいた場面。 ちょっとしたいたずら心(でも嫉妬心が



根底にあり)でやったことが弟を痛い目にあわせてしまい、決して消えない自己嫌悪が



刻まれてしまったところ。



   確かに弟は客観的に見てかわいいもんな〜。



 ちゃんと謝って弟には許してもらうのだが、ジャックの記憶からは決して消えない。



 少年ジャックを演じる男の子は『シン・レッド・ライン』のジム・カヴィーゼルにどこか



似ていて、でもひねくれ度合いは成長したらショーン・ペンになるってことにも違和感なし。



監督は若い頃こういう系統の顔だったのかしら、とか思ってしまった。



 そして大人になったジャックの思いは、あれほど嫌いだった父親の心情を想像できる



ところまで来る。 死者も生者も時間も区別なく、家族だけでなく過去に知り合った人たち



すべてと行き交える場所で救いを得られたのかと思ったんだけどな・・・。 それでも



現実世界のジャックはどこか不安が残っているようにも見えた。



 まだ、彼は孤独なのだろうか。 それとも気づくのが遅すぎたということなのか。



 雲ひとつない青い空には希望が反映されているだろうに、それでもジャックは下を



向くのだ。 だが、そこが気になるというかそう見えてしまったあたしの気持ちが、この



解釈に影響を与えているのか。



 キリスト教に詳しくないとわからないかも、と思ったけれど、実際はそうでもなかった



ような気がする。 “生きづらさ”というものは多分どの宗教にも関係あり、宗教がない



ところにも関係する、人間が抱える普遍的な悩み事ともいえるだろうから。



 画面が暗くなり、エンドクレジットが流れ始めた瞬間、うしろから「えっ!」・「これで



終わり?!」な声が上がる。 おばさま方、「意味がわかんないわ・・・」と呟きながら、



早々に退場。 残念、決まった意味なんかないのになぁ、この映画には。



 はっきりした結末やわかりやすさを求める方にはこの映画は不向きです。 観客側に



委ねられる部分が多すぎるので・・・それがイヤな方もやめた方がよろしいかと。



 しかしあたしは美しすぎる映像の洪水に十分、満足しました。


posted by かしこん at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月27日

やっと読了・・・

『背後の足音』/ヘニング・マンケル
 『アンダー・ザ・ドーム』のため佳境で中断していましたが(更に『夜の真義を』も入ってまた中断)・・・やっと読了。
 先にドラマを見てしまっていたので大筋はわかっていたつもりですが、冒頭でのある人物の死があまりにもインパクト強くて、犯人のことすっかり忘れていました・・・。
 それにやはり原作のほうがディテールの積み重ねが多いので、いつものヴァランダー警部シリーズ同様、初めて読むのと変わらない面白さです。

  背後の足音1.jpg背後の足音2.jpg こういう感じなら上下巻の絵がつながってなくても雰囲気があって好きなんだけど。
 今回の犯人は今まで以上に不気味だし、事件の後味も決してよくはない。
 けれど、ヴァランダー警部と島をめぐる郵便配達人ヴェスティンとのささやかでいて確かな友情や、事件に振り回されながらもどうにか自分たちの生活を立て直していこうとするいつものレギュラーメンバーたちの姿から、あたたかいものを感じることができる。
 あぁ、そうか、と気づく。 あたしが“ハリー・ボッシュ”シリーズよりこのシリーズのほうが好きなのは、レギュラーメンバーの多さかもしれない(去って行く者もあれば加わる者もいるけれど。 ボッシュシリーズのフォーカスはボッシュにしか当たらないから)。
 こういうところにも「群像劇好き」な気持ちは出るらしい。
 訳者あとがきによると、90年代に書かれたヴァランダーシリーズは残りあと2作だそうである(『ファイアーウォール』と“あれ”か・・・)。 しかし娘リンダが主人公の作品が1作、10年後のヴァランダーが再び登場する作品もあるとのこと。
 まだ翻訳に時間がかかるでしょうが、次作は来年前半に刊行予定だというから、結構早いかも。 先を生きる楽しみ、出てきます。

『天才柳沢教授の生活』38巻/山下和美
 柳沢教授ももう31巻ですか・・・実は結構長いのよねぇ。

  天才柳沢教授の生活31.jpg 今回はタマちゃん、新しい病院へ。
 孫の華子の態度にはじめはイラッとしていたものだが、最近はそんなこともなくなった(あたしも華子もどちらも成長しているということであろうか・・・)。 教授の奥さんにもはじめはイライラしていたが、読み進むうちに彼女の内面に触れて気持ちがわかったり。長く付き合っていくうちに相手の多面性が見えてくる、というのを実証するようなマンガだよなぁ、としみじみ思うこの巻でした。
 何かに向かって怒り続ける獣医さんが、魅力的(華子が先生を尊敬する気持ち、わかるわぁ)。 そして教授は相変わらず、自分のペースでそこにいるのだった。

posted by かしこん at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

おもたいケーキと美味しい紅茶@ラデュレ

 大阪駅北側のルクエ&三越伊勢丹。
 えむさんとぐるぐる回り、特に買うわけでもないのに冷やかすだけ冷やかした。
 最近えむさんはダイヤモンドにご執心。 宝飾品コーナーを見れば他に客がいなくて、店員さんたちはこっちが何か合図を出せばすぐ駆けつけます!的オーラを出している。 それが仕事とはいえ店員さんも大変だよな・・・、と、ついあたしは仏心(?)が出てしまい「あ、これ、フォーエヴァーマークの震災復興応援プロジェクトのですよね」と尋ねてしまっていた。 まぁ、ダイヤのついたブレスレットって感じの。
 「はい、こちらのブレス部分が赤いのが伊勢丹三越限定の先行発売品でございまして、他のお店ですと発売は9月以降になるそうです」
 「あぁ、そういうこともあるんですね〜」
 といっても買う気はないので早々に話を終わらせる方向に進まねば、とふと思いついた疑問を口にする。
 「オパールのいいの、ありますか? まだ時期的には早いかもしれませんが」
 そしたら店員さんの目がきらり、と光った。
 「ございます! 大変いいものが。 実は限定でセールのコーナーに出させていただいてるのですが」
 ないといわれると思ったのに・・・そして見せてもらったそれは、大変いいものだった。
 オパールにしては透明度が高く、オレンジからグリーン、ブルーと全部の色が出る。 光を反射させる輝きが、只者ではない。 ・・・うわ、ちょっとほしいかも。
 えむさんにも見てもらい、「きれー、これはいいものですよ〜」とお墨付きを頂くが、値段が・・・確かに、このクオリティでこのお値段はめったにないのはわかりますが、そのお値段自体が(正直なところ買えないわけではないが、買ってしまったらあとが大変)あたしには厳しい。 せ、せめて半額だったなら・・・と、後ろ髪をひかれながら、退却。
 『マイケル・コース』でカバンの新製品情報を聞くが誰も知らず・・・「日本に全部入ってくるわけではないので」ということで落ち着いたが、あたしが見たのは<マイケル・コース・ジャパン>が出してる広告だったんだけど・・・それを店員さんが知らないのは残念でした。
 というわけでお茶でもしましょうか、とちょうど近くにあった『ラデュレ』に入る。
 (実は、『ラデュレ』が込んでるかと思い、他のお店も回ってみたのだが・・・結果的に『ラデュレ』がいちばん空いていたのでした)
 もしかしたら、という予感があり、入店前にショーケースのケーキをガン見。
 店内に通され(内部は微妙に薄暗い)、やってきたメニューを見て予感的中。
 ケーキの名前とお値段の下に、そのケーキを構成している要素が羅列されている。
 勿論、ケーキの写真も絵もなく、トレイに全部のケーキを持って来て見せてくれるわけもない。 そうか、これがラデュレの伝統なのか・・・かつて『ピエール・エルメ』(当時は『・パリ』が店名に付いていなかった)で覚えた違和感の正体がわかった。 エルメはラデュレで修行してたんだよな〜、その流れを受け継いでるわけだ。
 ショーケースをガン見したおかげでケーキの目安はついた。 あとはお飲み物。
 どれにも「本気か?」という強気なお値段がつけられている。
 まぁ紅茶なら当然ポットでくるだろうが、どれくらいのサイズのポットだろう?
 フレーヴァーティーが結構多いが、失敗するとひどいことになるのでシンプルなものを選ぼう、とあたしはアッサムに、えむさんはアールグレイにした(アールグレイもフレーバーティーであるが、慣れてる味だから。 でもこのアールグレイにも何か名前が追加されていて不安を覚えるが・・・)。

  ラデュレ・サントノレ.JPG 選んだケーキはサントノレ
 店内が薄暗いため写真が鮮明ではないのでわかりにくいですが、どどんと乗っかるクリームはピスタチオ入りのためやけに明るい緑色。 サントノレってプチシューをピラミッド状に重ねてるイメージだったけど、ここのプチシューは食感がパンみたい。 下のタルト台も、なんだか変なドーナツっぽい。 かといっておいしくないわけではないのがすごいのだが、とにかく味にパンチがあって、ぐいぐい紅茶が進みます(また紅茶がおいしい。 この値段とられるのも仕方ないほど、手間を惜しまずゴールデンルールが守られている)。
 というか、もっと紅茶が飲みたい・・・。
 ポットで、カップ3杯ぐらいは飲めるのだがカップのサイズがそう大きいわけじゃないから・・・ポットの大きさ、倍にしてほしい(せめて1.5倍でも)。
 どこのお店も込んでいるのに、ここが比較的入りやすい理由がわかりました。
 ブルジョア設定価格のせいですね。 まぁこっちはたまの休みで半日のリゾート気分だったから普通に払っちゃいましたけどね。
 あぁ、おなかが重かった・・・(でも紅茶はもっと飲みたかった)。

posted by かしこん at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月25日

翼を痛めたハト?

 ふと気づくと、左側の視界に何かがうずくまっている。
 よく見るまでもなく、ハトである。
 しかしハトならば群れていることが多いし、しかも常に動きまわるような気配を発しているものなのに・・・そいつはびくともしていなかった。
 ゆっくり、ちょっとずつ近づいてみる・・・が、向こうは動かない。
 ・・・もしかして、怪我してるとか?

  羽根を痛めたハト?.JPG 顔をこっちに向けてもくれない・・・。
 まぁ草地だし、近くには水があるし、すぐ向こうは交通量の多い道路だから静かに身を休める場所としてちょうどよいところなのかも。 次に見かけたら、獣医に駆け込まねばならなくなるかも・・・。
 暑さでばてただけどと言っておくれ。 気持ちはわかるよ〜。

posted by かしこん at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

夜の真義を/マイケル・コックス

 タイトルがかっこいいなぁ、と思って手にとってみたら・・・なんと、ビクトリア朝時代の復讐譚! しかも誰が書いたかわからない手記を発見した現代の大学教授が内容の信憑性を調査し、注釈を付けてまとめたものという以前読んだ柳広司の『饗宴−シュンポシオン』的メタ性ありでただの時代モノじゃなくしてるあたりがポイントです。
 とはいえ大半が手記なので、ディケンズ作品のようなさまざまな階層の登場人物・財産や名誉にまつわる悲劇や陰謀・そして復讐に向かう語り手の心情が余すところなく描かれております。

  夜の真義を.jpg 原題:The Meaning Of The Night
    これもかっこいい。 装丁に使われてる絵はエドガー・ドガ。

 手記の冒頭は、「赤毛の男を殺したあと、私はその足で<クインズ>へ向かい、そこで夕食の牡蠣を認めた」で始まる(そして注釈に「ヘイマーケット40番にあった魚屋兼食堂」と説明があるのである)。
 この書き出し! スティーヴンソンの『クリームパイを売る男の話』(『自殺クラブ』第一話)や久生十蘭の『湖畔』の最初の一行にも匹敵するインパクト!
 出生の秘密を知った主人公、主人公を陥れて本来彼のものである境遇を自分のものにしようとする宿命のライヴァル。 この二人をめぐる攻防はイートン校の同級生時代に顔を合わせただけで、その後は直接会うことも言葉を交わすこともなく続く、といういかにもな話! わくわくします。
 そんなわくわくを裏切らない展開は、時代物故に予測もついてしまうんだけど、「それでもあり」というか「予想通りであっても最後まで主人公エドワードの復讐の果てにあるものを目にせずにはいられないというか。 古典的なれどストーリーがしっかりしている上に過去の描写が臨場感あるし、ほんの脇役から重要人物までそれぞれが自分の人生を生きている感じがする(エドワードとの出会いはほんのひとときの邂逅なんだと感じられたり。 その重さや深さは人それぞれだが)。
 二段組みで600ページ越えですが、それが苦にならない(『アンダー・ザ・ドーム』のあとではなんでも短く感じるかもだが)。 それはやはりリーダヴィリティ力が強いから!
 4日ぐらいで読んじゃった、寝不足・・・。
 しかしこれでまた『背後の足跡』(ラストまでもうすぐ!)に戻れるわ〜。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月23日

水曜日のエミリア/LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSU



 また切れてしまった、原題は“LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSUITS”です。



 またしても主演作の公開相次ぐナタリー・ポートマン、これでいったん打ち止めの



ようです(とはいえ本国での公開は2009年・・・日本が遅いだけなのね)。



   とりあえず、おつかれです。



 浮かない表情で子供を小学校に迎えに来たエミリア(ナタリー・ポートマン)、周囲の



ひそひそ話と冷たいまなざしの正体を転入してきたばかりの親に挨拶されて説明する。



 自分は不倫の末略奪して結婚した新しい妻で、継子を迎えに来たのだと(しかし字幕は



文字制限があるから仕方がないが、会話では継子なんて表現使わないよなぁ、義理の



息子、ぐらいだと思う)。 常に不機嫌そうでどこかイライラ、神経がささくれだっている



感じのエミリア、オープニングクレジットの映像の意味がそこでつながる。



 彼女がさらされているストレスの正体は罪悪感で、誰にも助けを求める気がない・



助けを求める資格がないと思っているからこその「常に不機嫌」なのだと。



 その継子ウィリアム(チャーリー・ターハン)との関係もいまひとつぎくしゃく。



 ウィリアムの実母キャロリン(リサ・クドロー)は実力ある産婦人科のため多忙であり、



彼女が雇った子守が普段は迎えに来るが、水曜日だけはエミリアの当番(逆にいえば、



水曜だけがウィリアムと仲良くなるために二人きりで過ごせる貴重な時間、ということに



なる)。



   秋〜冬のNYの季節感がうまく活かされている。



 なんでこんなことになったんだろう、とばかりにエミリアの回想シーンが随所に



挟みこまれる。 弁護士として新しい事務所に就職した初日、上司のジャック



(スコット・コーエン)と顔を合わせ何かを感じたこと。 ジャックは妻子持ちだと



知っても誘惑する気満々なこと。 学生時代からの仲よい友だちとの会話、ジャックと



二人だけの出張・・・。 とんとん拍子に行くように見えて、その先に落とし穴があることに



まだ気づいていない、まだそのときは。



 <愛と人生に迷うヒロイン>とかチラシに書いてあったような気がするが、いや、別に



迷ってないだろ、という感じ。 人生いいとこどりをしてきて、よくないことがあればそれは



すべて人のせいにしてこれたのに、初めて“自分のせい”という自覚に押しつぶされてる



だけだろ、と(のちに、「同じような経験してるから気持ちはわかるわ」とはげましてくれた



親友に「あなたのとはレベルが違うのよ」的なことを言い放ってしまうエミリアの無神経な



傲慢さにげんなり。 傷ついたのは自分だけか? 自分が世界一傷ついたとでも思って



いるのか?)。 というわけでエミリアには共感はできなかったが、いろんな人がいるんだ



なぁと勉強にはなります。



   元妻だって面白くないのはわかるし、

    その分息子への心配が過剰になるのは夫の態度がしっかりしていないから。



 というか、問題ある家庭で育ったという自覚のある人は、いざ自分が家庭を持つような



際にあたりなにか考えないのだろうか?(家庭を持つこと自体に拒否感なり抵抗感なりは



起きないのか?) 素朴な疑問。 まぁ、「虐待の連鎖が止められない」というのは虐待を



受けた子供が親になって自分の子供を虐待するという構図だから、虐待された過去を



持つ人も子供を普通に持ってるってことなので(そういうことを気にして子供を持たない



人もいるだろうし)、実際のところ大事なのはその割合だという気がするが。 などと、



選べない家族と折り合いをつけることについて考えてみた。



 とはいえ、結婚なり同居なりそういう感じのものは<自分で選んだ家族>だということは



言えるわけで、選べない家族と同じ対応をするのは本来間違いなのでは・・・。



 後半、「きみは愛する者に厳しい」と言われてしまうエミリアは、選べなかった家族と



同じものを新しい家族にも求めていたのだな、と今、気づきました。



   それでもなんとなく、新しい家族のカタチ。



 ウィリアムくんはかわいいんだけど、ナタリー・ポートマンの相手役としては夫役の人は



いささか地味だ・・・。 リサ・クドロー、『フレンズ』終わってからもう何年たったんだっけ?



すごく老けててびっくりした・・・。



 まぁ、嵐を乗り越えてエミリアは多少成長し、心の安らぎを手にした。



 終わりよければすべてよし、ですかね。


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2011年08月22日

ななめの音楽



『ななめの音楽』U/川原由美子



 買おうかどうか悩んだけれど・・・帯に「完結!」とあったので、これで話が終わるの



なら、と思って結局買った。



   絵の感じにも、慣れてきました。



 驚いたことに、1巻で覚えた違和感がなくなっている!



 意外にすんなり、この物語の世界に入っていけました。 “世界は女の子で動いて



いる”みたいな感じ、実はキライじゃないのです。



 大戦中に使われたかつての戦闘機、夜間戦闘、近未来の航空レースなどを題材に



しながらも、大きく括ると<女子高もの>におさまってしまう・・・ということにびっくり



(最初にこちらが予測したような大きな罠はなかったのでした)。 ジェンダーという



定義の無意味さに踏み込むこともできたのに、乙女チックを優先。



 そして夢見る少女は現実を見て、そんな自分に決別する。 それを成長と呼んでも



いいのだろうけれど、あえて<喪失>のように描いている。



 作者の本質はやはり少女マンガだ、ということなのかも。





『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』/佐藤栄佐久



 福島県でそんなことがあったなんて知らなかったんですよね・・・2006年9月に



汚職事件の責任追及を受けて知事を辞職、その後逮捕だなんて大事件。



 そのときには神戸に来ていたからかしら? いそがしい時期だったからニュースを



チェックしていなかったのか? 先日の大文字焼騒動で「西日本は所詮他人事」



みたいなこと言われますが、近くじゃないと正しいニュースも入ってこないのは事実。 



そして阪神大震災のとき東日本は他人事じゃなかったのかといわれれば返す言葉は



ないし、同じ日本の中でお互い責め合うのはやめましょうよ、と言うしかないですね。



 世界から見たらちっぽけな“島国”日本ですが、日本人からしたらそれでも十分に



広かったりするということでもありますが。



   愛想のない装丁である。 告発本はそんなものか。



 ともかくも、ダム建設をめぐる汚職ありとして辞任、その後逮捕されて起訴された



前福島県知事本人が事件の顛末をすべて書いたという本書。 本人が書いたもの



なので信憑性は100%とはいえないけれど(どうせなら中立の立場でどこかの



ルポライターが書くべきだったのでは?)、そのあたりが物足りないですが、東京



電力がとても一企業とは思えないほどの傲慢さで地方の知事と本気で話し合う気が



ない、みたいなことはわかります。



 原発に対する安全基準を厳しくしていこうとした矢先の逮捕劇で、かなり陰謀説が



当時から巻き起こっていたようです。 しかし、大企業・政治家からの圧力があったと



しても、逮捕・起訴を決めるのは検事局。 この件は一審・二審とも有罪(だが内容と



しては実質無罪)というわけのわからない判決が出ている(最高裁に上告予定)。



 検察庁・裁判所も検事局が引いたレールから外れることをよしとしなかったのか。



 日本での<三権分立>は幻想なのだなぁ、としみじみ。



 しかし前知事と同時に逮捕・起訴された前知事の弟のことは筆者本人も把握して



いないそうで・・・立場があるからお互い連絡を取らないようにしていたとありますが、



逆にいえば弟が何をしていたのかは分からないわけで、どうもグレーゾーンです



(それが通るのならば鳩山由紀夫の子供手当も本人知らなかったってことありに



なるのでは)。 ただ、この人が知事を続けていたら、今回の津波でここまでひどく



福島第一原発はダメージを受けないですんだかもしれない・・・と思うとやりきれない。



 勿論、うまくいかなかったかもしれないが、少なくとも現状よりましな結果になったん



じゃないかと考えてしまう。 この本の読むべき箇所はそこです!



 先日・・・暇な空き缶が本屋に寄って5冊お買い上げしたそうですが、その中の



一冊がこれ。 他には『福島原発の今』みたいなやつとか。 ルーピーのときもそう



ですが、自分の買った本をわざわざ公開するのが恥ずかしい(というか、このリストを



公開したら赤っ恥かくからこっそり買おう、という意識にはならんのか)。



 それがパフォーマンスになると思っているのならタダのバカだけど。



 公人として衆人環視の中で本を買うのならもっと恥ずかしくないものを選べ!



(この本が恥ずかしいということではなく、今、この本を選んだということが恥ずかしい



のだ)



 本の選択にはその人の人間性がもろに出る、ということがわかっていない人が



いるんだなぁ・・・。


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2011年08月21日

黄色い星の子供たち/ LA RAFLE.



 フランス国内で長らくタブー視されていたという『ヴェル・ディヴ事件』を当時の



生き残りの人物たちに取材して、元ジャーナリストの監督が作り上げた映画、と



いうのは後から知りました・・・とりあえず社会派で、メラニー・ロランが出るという



ことで行ってみました。



   約束して。 必ず、生き抜くと。



 1942年、第二次大戦の終わりも近いが当時の人々はそんなことを知る術はない。



 パリはナチスの占領下、フランス国内に住むユダヤ人たちも服の胸元に黄色い星を



縫いつけなければいけないことになった。 露骨にユダヤ人差別を口にする人もいるが、



当時のパリでは学校でも教師が「星のことを口に出した者は承知しないぞ」などと



擁護する人たちが多かった。 だが、ドイツ側の圧力でフランス政府はユダヤ人一斉



検挙に乗り出し、ナチス側に引き渡す前にヴェル・ディヴ(冬季競輪場)に13000人



以上もの人々を収容することに。 満足に水も食事も与えられない彼らに対し、同じく



ユダヤ人医師のダヴィッド(ジャン・レノ)が赤十字のテントを立てて医療にあたり、



助っ人としてフランス人看護師アネット(メラニー・ロラン)が駆け付ける。



 そこにあるのは、過酷な運命のさなかのささやかな交流。



   だがフランス国民に実態を知られたくない

   政府は最小限の医療スタッフしか派遣せず、現場は疲労していく。

   お久し振りのジャン・レノ、オーラ消し気味で地味なおじさん医師を好演。



 いまいちよくわからないのが、“フランス国籍を持っているユダヤ人をフランスが



守らない”ということ。 外国から逃亡してきて勝手にフランスに住み着いた人たち、と



いうのならまだわからなくもないが、フランス国籍を持ってたらその人たちはフランス人



ではないのか? それとも<ユダヤ人である>というのは国籍よりも強い意味のあること



なのか? ちょっとそのへんが、日本人としては感覚が理解できないのです(だって



外国出身の人でも日本を愛するが故に日本に帰化した人を日本人は温かく受け入れる



のではないですか? というかあたしはそうしたいですが)。 そして外国人だとしても



犯罪者とか反フランス思想とかではない限り摘発する必要があるのか?、という話。



 最も平時なら通用する理屈が戦時下では通用しないということなのでしょうけど・・・



やりきれないですなぁ。



 というか、問題は当時のフランスのヴィシー政権の<親独路線>であり、上が



ダメダメならば庶民が余計迷惑を被る・・・というどこの国でも起こりうる話で、現在の



日本政府もまた歴史から何も学んでいない人たちの集まりだと確認できてしまうことに



がっかりする。 一斉検挙で目標とした半数のユダヤ人しか捕まえられなかったのは、



良心あるパリ市民が匿って検挙の網をかいくぐったから。 それでも半分は捕まって



しまったということに、物悲しさを覚える。



 何故ユダヤ人がそのような目に遭うのか、ということを疑問に思う人・思わない人が



いて、一斉検挙したとしてそれだけの人数をどこに収容するのか、移送するまでの間



どうやって世話をするのかなど実行側にほとんど考えている人がいないってのが



<人権の国・フランス>でもそうなんだと絶望的な気持ちになる(ただ、これは未来から



見た後知恵にしか過ぎないのかもしれないが)。



   仮移送先にて。 鉄条網はお約束映像。



 あるユダヤ人一家の母親がシルヴィー・テシテューでびっくりする(どう見ても



フランス人の顔立ちなので、ユダヤ人と言われても・・・やはり国籍と民族は関係ないと



いうことなのか。 まぁ、外国人に知り合いの少ない日本人にはよくわかりません)。



 メラニー・ロランも若いはずなのに年齢不詳というか、10歳ぐらい実年齢より上の



役でも違和感ないのがすごい。 アネットの視点で描かれることが多いが、上からの



命令でやってきた警察官や消防士たちがある一瞬、人間性を取り戻してするべきことを



するという描写が折り込まれているのが救いではある。



   看護師というよりみんなのお世話係。

    だいたい悲惨な話なのだが、その中にも生きようとする子供たちのたくましさ、

    家族の絆の強さが描かれる。



 結果的に救われないユダヤ人たちのほうが多かったのであるが、それでもその過程に



感じられたものはあったはずだから。



 いわゆる<ホロコーストもの>・<ユダヤ人迫害もの>と呼ばれる映画のジャンルに



まったく新しい傑作が誕生した!、とは言えないんだけど、それでもフランス側から



発表されたということに意味があるのかも。 ラストは十分予想できるものだったが、



それでもつい泣いちゃったからな・・・(でも、説明がつかない部分もあるんだけど)。



 同じくヴェル・ディヴ事件を題材にした『サラの鍵』という映画がこの先公開になる



ようで(そっちの方が映画としての評判もよいようだ。 神戸で上映されるかどうかは



わからないが)、映画で歴史を知るあたしとしては見てよかったと思う。


posted by かしこん at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

悲願って、重い



 金曜夜、仕事帰りに携帯電話を開いたならば、「決勝、光星学院対日大三高」という



ニュースが目に飛び込んできた。



 「はいぃ?」と右京さんばりの疑問符が頭に浮かぶ。



 決勝ですか? 光星学院が、決勝進出?!



 妹にその場でメールした。 「今知ったけど、光星学院すごいね!」



 返事は「え、今?(知ったの?)」でした。



 すみません、勝ち進んでることすら知らなかったです・・・。



 プロ野球にはほとんど興味のないあたしですが、高校野球は好きです。 “一回でも



負けたら終わり”という非情の世界をそれでもがんばる彼らの姿には涙を禁じえないと



いうか(事実、開会式の入場行進を見ているだけでなんだか泣けてきてしまう)。



 しかし長い夏休みを持てない社会人になってからは開会式から全試合見ている



時間的余裕はなく(それまではほとんどの試合を見ていたのか・・・我ながらびっくり)、



『熱闘甲子園』で我慢してましたが番組の方向性というか切り口が変わってきた感じが



して、更にいそがしさにまぎれてここしばらくはずっと見ていなかった。 まぁ、新聞で



結果をチェックするぐらいはしてたんだけど、今年の青森代表光星学院はエース頼みと



いうか、そのわりには守備は鉄壁とは言い切れないなと早い段階から思っていたので、



そんなに勝ち進むとは思ってなかったのです。



 で、新聞記事も東北代表が負ければ「被災地の希望が」的な論調で見出しに載せて



くるので、それが鬱陶しかったのもあり。



 甲子園での優勝は東北の悲願であります。 しかしそれは今回の震災には関係なく、



ずっと昔から(それこそ<伝説の延長戦・三沢高校>という過去があるが故に強まる)。



 生まれる前の出来事なのにあたしが知っているのは、常々そのことが引き合いに



出されてきたからです(つまりそれしか語りうる栄光がないということでもあるのだが)。



 被災地と関連付けられるのは(それがマスコミにとっては<おいしいネタ>なんで



しょうが)ちょっと違うし、それに他の地域の代表たちに失礼だ、と考える。 被災地の



代表なんだから勝たせてやれ、と思われたくないし、それって逆差別じゃないか。



勿論、地元の高校生たちはボランティアに出たりして被災者とのつながりも強く、彼らが



勝ち進むのが心の支えになるのは確かだが、それは東北の人たちの気持ちであって



全国紙に美談として書かれるものでもないし同情で試合結果を左右されるものでもない。



 だからちょっと今年は、高校野球に距離を置いていた。 高校生たちが悪いんじゃ



ないんだが、いろいろ食い物にしている大人たちの姿を見たくなかったからだ。



 というわけで夜、久し振りに『熱闘甲子園』を見た。 そしてエース以外フューチャー



されていないという現実に(過去の放送では描かれていたのもかもしれないのだが)、



「こ、これはちょっと・・・やばいかも。 明日は大差がつかなければいいなぁ」とイヤな



感じを覚えた(過去にも決勝戦なのに14対0とかあったし、結果を知っただけですら



なんだか哀しい思いをしたので。 一回戦ならわかるけど、仮にも決勝戦なんだから



接戦であってほしいではないか)。 これは、あたしが高校野球をただのスポーツだと



思っていないからかもしれない(多分、高校の部活だと思っているからでしょう)。



 で、今日。 結果的に・・・11対0で日大三高の優勝。



 イヤな予感は当たってくれなくていいのだが、まぁ実力としては順当でしょう。 ただ



やはり大差は痛い・・・せめて1点でも入っていれば違うのだが。 しかし“取れそうで



取れない1点”というのが野球なんだよなぁ(そして試合運というか、組み合わせが実力



以上に勝敗を左右することを思い知る。 そういう意味でも高校野球は「実力第一」では



ない。 それはいいのか悪いのか)。



 でも、よいのだ。 夢を見せてくれてありがとう、と地元民は思っている。



 多分わかっていたと思う、勝てないということは。



 それでも、「もしかしたら優勝するかも・・・」という希望が持てたことによろこんでいる



人は多いだろう。 世の中には「地元出身者がほとんどいないのに青森県代表って



おかしくない?」的なことで非難する人たちもいるが・・・越境入学者なしには東北の



高校はベスト8にすら入ることも難しいと東北人はほとんどわかっている。 事実、



かつては「出れば負けの青森県」と言われ続けていた時期(常に一回戦負け)が



長かったし。 だが仕方ないと思っていたのだ、冬が長いからどうしても練習量に差が



出てしまう、西の方が強いのは仕方がない、と。 だから、そんなしょぼい県にたとえ



「レギュラーになるのが簡単」という理由だとしてもあえて野球留学してくる子たちを



悪く言う人なんていなかった。 この場所を選んでくれたからにはそれで充分だったのだ。



どうなるかわからない夢に15歳の自分を賭けてきたのだとみんなで応援した。 だって



越境入学してきたからといって必ずしも勝てると決まったわけではないのだし。 だが



時間が流れ、地元で野球の名門と言われる学校はいつの間にか甲子園に出て一回戦



勝つことが当たり前になった。 そしてついには決勝戦に出るところまで来た。



 ここに来るまで、一体どれだけの越境入学者たちの夢が積み重ねられたのか・・・。



 “常連校”と呼ばれる学校はある。 しかし、そこに通う生徒は毎年違う。 そんな



当たり前のことを忘れないでほしいと思う。



 日本のすべての高校の野球部のみなさんに、一生懸命の試合をありがとうと伝えたい。 


posted by かしこん at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月19日

まだまだ、続きます。



『エンジェルズ・フライト』/マイクル・コナリー



 LA大地震のあとの、大暴動。 その余波の残る時期、またもやハリー・ボッシュが



難解な事件に遭遇するシリーズ第6作。



 ダウンタウンにあるケーブルカー<エンジェルズ・フライト>の頂上駅で人権派



弁護士として有名なハワード・エライアスの射殺死体が発見される。 エライアスは



警官を被告とする事件を準備中だったこともあり、過去にエライアスに告発された



ことのある警官は捜査に参加してはならないと上層部からのお達しもあり、捜査の



実務責任者としてハリー・ボッシュに白羽の矢が。 市民はまだまだロス市警を十分



信用しておらず、エライアス殺しの犯人が警官だとわかったらどんなことになるか。



もしくは誰かを生贄として捧げるべきではないか的動きもあったりでボッシュの足を



引っ張るのだった。



 前作同様、ボッシュのパートナー・部下との関係は良好。 相変わらず上層部やら



敵対組織(?)FBIなどとの関係は良好ではないが・・・まぁこれは仕方ないのでは。



 が、前作であれだけ盛り上がって大騒ぎした揚句に結婚した相手とは別居秒読みに



なっていて、トラブルなしでいられないのはもはやハリーの体質(? 本質?)としか



思えなくなってくる。



   また上下巻を役立てない装丁。



 シリーズ6作目となってくれば読む側もパターンがわかってきて、「こいつが犯人



だな!」とわかるようになってきますが・・・このシリーズは警察小説というより、



LAの現代を描こうとするサーガ?・クロニクル?なのではないかと感じるように



なった(実際に起こった事件・出来事も折り込まれているし)。 そうなればもはや



犯人は誰かなどということは結構二の次で、作者も現代アメリカ大都市が抱える闇を



あぶりだそうとする姿勢? 2011年から読めば事件そのものは特別新しくないの



だが(本来、それはそれでショッキングなことなのだが・・・ひどい事件に人は慣れて



きてしまっているのですね)、それを“悪夢のような真相”と描いておくことに意味が



あるというか。 犯罪の変遷もまた、世相を反映しますからね。



 ハードカバーでは『堕天使は地獄へ飛ぶ』というタイトルだったそうで・・・そうか、



『神曲』のようなものを意識してるのかも、と思ったりして。



 このシリーズ、まだまだ前半戦でございます。 まだまだ続きます。





『エロイカより愛をこめて』38巻/青池保子



 わーい、新刊が出た〜!



 しかしbQ2『聖ヨハネの帰還』はまだまだ終わりません。



   しかも表紙と内容は関係ありません。



 ロシアのジジイはしぶとい・・・(注:「仔熊のミーシャ」のことではない)。



 ボーナム君の安定感はもはや安心感の域まで達しており、かなりマンネリも



入ってきているがキュートなのでそれはそれでよし!(読んでない人には全然



わからないことだな・・・) 伯爵の女装ももはやセルフパロディになってきてるし。



 今回、伯爵は本格的にスマートフォンを活用しており(勿論セッティングしたのは



ボーナム君である)、ますます少佐や伯爵の年齢がわからなくなっております。



 でも安心できる世界はやはりいいなぁ(物語世界で起きる出来事は<安心>



どころではないのだが、それでも必ず解決するだろうという期待はあるから)。



 これも、まだまだ続きます。


posted by かしこん at 02:26| Comment(2) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

アンダー・ザ・ドーム/スティーヴン・キング



 読みました・・・12日で、読破完了!



 これまでのキング作品で馴染みの地名(キャッスルロックやデリーなど)は出て



くるものの、キング的世界でありながらフィクションとしてキング作品が読まれている



世界でもあるというメタフィクション的要素もあるのかしら?



 『ザ・スタンド』・『IT』に次ぐ三番目の長さだそうですが、『アンダー・ザ・ドーム』には



『ザ・スタンド』や『IT』的要素が十分あり、なおかつ『デスペレーション』も思い出させる。



 つまり、キングのおいしいとこどり!、なのです。



   これぞ、上下巻を活かした装丁!



 舞台はメイン州のはずれ、人口およそ2000人の小さな町チェスターズミル。



 町のならず者たちのケンカに巻き込まれ、ごたごたは沢山だと思って町を出ていく



ことにしたバーバラは、行く手が透明の障壁にさえぎられるのを目の当たりにする。



 のちに<ドーム>と呼ばれるカプセル状らしき障壁(上空高く、地下も深くまである



ことが確認される)に覆われてしまった町はわずかな空気と水と電波を通すのみで



当然人の出入りはできない。 町はパニックに陥るが、パニックを回避しようと努力



する人たちもいて、しかし町の権力を掌握しておきたいビッグ・ジム・レニーはこの機に



乗じて絶対権力を握ろうとする。 ビッグ・ジム側とそうじゃない側に町は二分され、



エスカレートする勢力争い(当然、血まみれになる)と<ドーム>のもたらす脅威。



 上巻は大変気分が悪く、キングの語りに頭を抱えるというかお先真っ暗みたいな



気分になった。 たとえば、「これは最初であったが、最後ではなかった」とか、



「なぜなら、<ドーム>のもとではなにがあっても不思議ではないからだ」とか、



「この場合は何も起こらなかったが、次はそうではなかった」、「これでもまだ最悪の



事態じゃない」などと物語の先にどんなひどいことが待ち構えているかを小出しにして



よこすのである。 かなり精神的に疲労します。



 そして好きになりかけてきた町の人たちが次々と退場していくのにも(これもキングの



定番ですが)つらく、いい人でもひどいやつでも関係なく容赦なく死んでいく状況に



泣きたくなる(しかもそれぞれに見せ場が用意されているので、それはそれでつらい)。



 かつて子供の頃あたしはキングが苦手だったのだが、この「容赦のなさ」が理由



だった。 しかし年をとり、現実もまたそうではない(いい人であろうが早く死ぬことは



あるし、悪人のくせにいつまでも生きているやつがいる)ことを知ってしまった。 だから



こそフィクションぐらいは夢を見ていたいのだが、まぁそれじゃホラーにならないからね。



 キングを読めるほど、あたしは強くなったのだと思いたい。



 たとえどんな結果になろうとも、町の人は確かに自分の人生を生きていた。



 そう、思えるようになったということかもしれない。



 だから、出番は決して多くないのだが、陸軍二等兵クリント・エイムズと町の子供



オリーとのやりとりには涙がにじんでしまった。 そして子供の頃に受けた同級生たち



からの屈辱の記憶がよみがえり、その感情を克服しようとするジュリアの気持ちにも



またうるうると。



 浄化の炎は汚れたものをすべて焼きつくしてくれるのだろうか、自分の記憶の中の



ものでさえも。 そしてまた、恐怖に打ち勝つのは信念であり、尊厳なのだと知る。



 これ、焦って読まなければかなり号泣したかもなぁ・・・(それでも結構泣いちゃいました)。



 しかし、もしこれがドラマであれば「内容には自然災害を想起させるものや放射能



汚染に言及されるシーンがありますが、製作者の意志を尊重しオリジナルのまま



放送します」という但し書きが出そうな感じである・・・実際のところ、ドリームワークス



主導でドラマ化企画が進んでいるらしい。 日本で見られるのはまだ先でしょうが・・・



『ザ・スタンド』、また放送してくれないかなぁ。



 『アンダー・ザ・ドーム』には、あれくらいの豪華キャストを期待します。


posted by かしこん at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月17日

大阪のビジネス街で道に迷う・・・@ア・ポワン



 『ア・ポワン』へ行ってきました。



 13時で予約を入れ、多少迷ってもいいようにと梅田を12時半頃出発。 事前に



地図も確認し、地下鉄本町駅1番出口から2ブロック行ったら曲がって3ブロック、



そこを曲がればお店のある通り、と脳内シミュレーションで確認済みである。 一応、



お店から来た開店案内のはがきも持った(一応、簡単な地図がついているのだが



わかりにくい・・・ネットの地図で調べたときは淀屋橋からのほうが近いのでは?、と



思ったのだが、ハガキには本町駅からと書いてあるので本町で降りた)。



 が、なんか途中で「おかしい」と気づく。 そして歩けば歩くほど目的地から遠ざかって



いる気配。 迷ったよ・・・。 あたしは方向音痴ではないという慢心が生んだ失敗で



あるが、ビジネス街は予想以上に高層ビルが多く、目印にしたものもすぐに見えなく



なる・目印を探したいが近くまで行かないとわからないという哀しい宿命がある。



 土地勘がないってこういうことを言うのだな。 そして改めて考えれば、地下鉄からの



実際の出口が地図で描かれているのと向きが違っていたのだろう(途中から90°ずれて



いることに気づいたのだが、どこで間違ったのかわからなかった。 多分、スタートから



間違っていたのであろう)。 すんなりいったら5・6分の場所に、あたしたちはぐるぐる



回って40分もかかったのであった・・・。



 しかも明らかに近くに来ているはずだとわかってもなかなか見つからず、ちょうど



通りかかったヤマトの配達員さんに番地を伝えて尋ねたのであった。



 相手はプロなのですぐ教えてくれた、あのときの配達員さん、ありがとう!



 と、予約の時間を大幅に遅れてドアを開けたあたしたちを、シェフはあたたかく



迎えてくれたのだった(「暑かったでしょう。 わかりにくい場所ですみません」と飲み物を



サービスしてくれた。 あたしはあやうくジンジャーエールを一気飲みするところであった)。



 <シェフおまかせ>で頼んでいたので、出てきたメニューは。



   ビーツの冷製スープ



 中にコンソメスープのジュレが沈んでおります。 ジュレといってもかなりつるんと



なめらかで固さとか一切なし。 美味しいのどごしと味、暑さをスーッとやわらげて



くれるスープでした。 あぁ、やはりシェフの味はおいしい!



   淡路島産タマネギのキッシュ



 これ、9割タマネギじゃない?、というくらいぎっしりタマネギで、しかもすっごく甘い。



今までのキッシュよりも厚みがあって、いつもの「もっと食べたい!」気持ちがこれで



報われるくらいのボリューム。 タマネギえらい!、と褒め称えたい気分になる。



 そうそう、お店に入るとテーブル席があって、奥は逆L字型のカウンターになっていて、



厨房がある。 どうぞ、とカウンター席に招かれたのだが、「コース料理をカウンターで



食べるのってどうなんだろ」と思ったけれどこれはこれでありだ!、とわかる。 だって、



シェフの動きがわかるし、厨房の様子も見えるもんね。 そして以前よりもはるかに



気軽に、シェフと会話ができるのである。



   前菜:ミズダコのマリネ



 タコって一歩間違うと「噛み切れなくてなかなか飲み込めない」ということになりがち



なのであるが、これは絶妙。 歯ごたえと弾力はあるけど長く続き過ぎず、普通に食べて



飲み込める。 黄色いのはパプリカのソース、手前の緑のはバジルのソースであるが、



この皿の目玉は真ん中の“赤オクラ”である。 生でも食べられるオクラだそうで、食感は



確かに生なのだが、噛んでいると火を通した普通のオクラよりも粘り気はあとからやって



きて、上品に去っていく。 ねばとろ系があまり得意ではないあたしだが、これならば全然



OKである(普通のオクラも食べれますがね、念のため)。



 その赤オクラの両脇に並んでいるのが、サボテンらしい。 アロエに似ている、という



ことでしたが、いかにも多肉植物という厚みとみずみずしさが面白い。



   魚料理:真鯛の蒸し焼き



 中央部分の白いところが、スティームオーブンで焼かれた真鯛。 表面の焼き目は



あるが、内側はとろけるようなふっくら感。 おいしい!、と泣きそうになるくらい。 下の



野菜は大ぶりに切られたタマネギやパプリカなどでラタトゥイユっぽいが、その酸味は



トマトよりはるかに強いインパクトで一口目、来ます。 ムール貝からとった出汁がその



酸味と脂分とで乳化するのか、だんだん酸味はまろやかになるがさわやかさだけは残し



続ける。 あ、暑い夏にさっぱり食べさせようという工夫か!、と気づく。



 「この酸味の正体はなんですか?」と尋ねれば、シェフは何事もなく「レモン汁です」と



答える・・・レモンか! やっぱりいろいろなものが混ざっている複雑なハーモニー故、



レモン汁だけが単体で目立ってしまうことはないんだなぁ。



 このあたり、さすが<シェフの腕>って感じです。



   肉料理:シャラン鴨のポワレ



 「今日はちょっとレアなきのこが入ったので」とカモと同じぐらい主役っぽいきのこたち、



どれひとつとして同じ味のものがない! 傘の部分がまるでフォアグラのような肉っぽさを



感じさせるやつ(これも生で食べられるらしいが、火を通した方がうまみが出るので・・・と



出てきたが、ほんとにおいしかった!)もあれば、固めの食感でカモと一緒に食べると



歯ごたえのコントラストが面白かったりして。 基本のソースはバルサミコ。



 シイタケも肉厚ですし、カモはキモ部分も食べさせていただける。 その食感は



砂肝や豚のかしらにも似ています。 皿上部には黒にんにくのソースがひとはけ。



 見事に熱が通っているのでにんにく特有の臭みや匂いはまったくなく(つまり食べた



人の口も臭わないということ)、香ばしさとコクだけが追加されます。 カモ肉につけると



うまみ倍増! あぁ、やっぱりシェフのカモはおいしい・・・。



   デセール:桃のコンポート



 なんと上に乗っているのは“エルダーフラワーのアイスクリーム”なのでした。



 見た目はバニラと変わりないけど、ものすごく後味さっぱり、甘みも舌に残らない。



 愛知県産の白桃だそうですが、コンポートといっても桃本来の風味・食感は



活かしています。



 これにお茶菓子とコーヒー・紅茶がつき、コース終了。



 お店が変わり、内装が変わったから雰囲気も変わり、ビジネス街の平日ランチ中心に



メニューが変わっていたらどうしようとちょっと心配していたんだけれど、やはりシェフの



味はシェフの味。 多少カジュアルになった部分はあれど、そこは許容範囲です。



 あぁ、今日もおいしかった。



 そしてえむさんはシェフを質問攻めにし、実はあたしたち同世代だとわかる(シェフの



ほうがいっこ上)。 「ほとんど同じ世代ですねぇ。 なんか楽しくなってきました」と気さくな



シェフはサービス精神を発揮しまくりでいろいろ話してくださり、<シェフに歴史あり>の



修業時代のお話などうかがう。 そのうち話はどんどん脱線し、『トム・ソーヤの冒険』を



見ていかだで川下りに憧れたとか、『ラ・セーヌの星』を見てたとか、懐かしの同世代



トークに突入。



 はたと気づけば時刻は17時をまわっており、夜営業に差し支える時間に・・・。



 すみません、すみません、と平謝りで、でも楽しい時間はほんとに過ぎるのが早いの



ですよ。 そしてシェフも「全然大丈夫ですから〜」といつもの気さくな感じで許してくれる



のでつい甘えてしまうのよね・・・いかんいかん。



 が、「シェフったら、実は普通のにーちゃんだわ」とわかったのはいいのか悪いのか・・・。



 だがシェフの料理にはわざわざ大阪に行って道に迷っても、手や腕が日に焼けて



その晩ひどい目に遭っても、それだけの価値があるのです。 少なくともあたしには。



 できたら今年中にもう一度行きたいなぁ、是非!


posted by かしこん at 06:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする