2011年07月06日

スカイライン―征服―/SKYLINE

 『サンクタム』『世界侵略:ロサンゼルス決戦』が地震後すぐ上映延期になったのに、何故この作品はこのままなのか? それが不思議で・・・そしてあたしは結局、低予算系B級アクション、好きなのです。

  スカイライン2.jpg 雰囲気が、すべてです。

 冒頭から、待ったなしで天空から青い光の帯が下りてくる。 それもいくつも。
 ただならぬ気配が街を包み込み、その光を見てしまった人間は・・・という十分な前振りでタイトルバック。 そして場面は15時間前にさかのぼる。
 ってこれ、最近多いSFテレビドラマの手法じゃないか!
 そういえば主人公は『ヘイヴン』でうざい感じだった顔の濃いにーちゃんではないか(そういえば『24』でも殺されちゃってたなぁ。 エリック・バルフォーというお名前だそうである)。
 当然のようにCGてんこ盛りの作品ではありますが、驚きなのは早朝から真昼間と明るいさなかに雲の切れ間から巨大飛行物が現れて、そこからまた小さな飛行物体が次々と飛び出してくること。 そしてより人間に迫ってくる謎の物体も、白昼堂々の光の中で全容をあらわす。 その様子に「明らかにCG」的な違和感が少ないということにびっくりなのです(大作でも、結構夜に活動させてごまかしていることが多い)。
 噂では、かなりの低予算だという話。 それでもここまでできるんだね!、ってことに、感激(それは大袈裟)。

  スカイライン3.jpg 『レッドバロン』のような情緒はありませんが。

 どうなるんだ、全滅を待つだけなのか?、となったときに登場する無人偵察機や無人ステルス機の出現と戦いぶりも、なかなか見事なもので。
 で、驚いたんですけど、アメリカ人って日本の特攻隊に対して何かコンプレックスでもお持ちなのかしら? 過剰なまでのアメリカのヒーロー願望はその裏返し?
 この映画では特攻隊リスペクトなシーンがあえて挿入されていたので“素直な憧れ”と見てとれたけれど・・・今まで気づかなかったけどもしそうであれば(そういえばアメリカ人、特に男性がいちばん嫌がる呼ばれ方は「臆病者」だと聞いたことがあるような・・・「卑怯者」のほうがイヤだけどなぁ、あたしは)、コンプレックス打破のアメリカ映画、意外に多いかもな〜、と考えてなんだか気持が沈んだ。
 終盤、「あれが宇宙人の本体?」とかが見えてくると安っぽくなりますが、空飛んでるモノなどのCGのクオリティは素晴らしいですねぇ。
 終わり方を含め(終わってないぞ、続編あるのか?、的な)、見事なB級映画でございました。 大作映画ぶった『宇宙戦争』(スピルバーグの)なんかより、ずっと潔い。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする