2011年07月01日

X−MEN:ファースト・ジェネレーション/X-MEN:FIRST CLASS



 あたしは『X−MEN』シリーズの熱烈なファンではないのだが・・・(それでも



メインシリーズを見たのはイアン・マッケランが好きだから。 まぁ、ブライアン・



シンガーも好きです)、彼らの若き日を描いたいわゆる『エピソード・ワン』は



ちょっと気になりますよね。



 宿敵同士とされているプロフェッサーXとマグニートーに秘められた過去の



友情のこと、知りたいじゃない? ってことで行ってみたが・・・ちょっとチラシを



見たとき、ジェイムズ・マガヴォイがマグニートーの若い頃だと勘違いしちゃった



のよね・・・だから彼がプロフェッサーXのほうだと知って(彼のキャラ的には確かに



合っているのだが)、ちょっとがっかりしちゃったのです。



   やっぱり彼は「いい人側」よね。



 しかも今回はブライアン・シンガーが『キック・アス』を見て監督をマシュー・



ヴォーンに指名ということで・・・なんか期待していいのかそうじゃないのかよく



わからない状態に。 まぁそんな中途半端な状態で、逆によかったかもしれない。



 チャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は自分の特殊能力の意味を知るために



遺伝子工学の若き権威となっており、自分と同じような力をもつ人々(ここの



世界観では『ミュータント』と呼ばれる)がきっとどこかにいるはずだと思ってきた。 



 そして時代は激動の1962年、ユダヤ人収容所で能力が確認されたエリック



(マイケル・ファスベンダー)をずっと実験台にしていたドクター・ショウ(ケヴィン・



ベーコン)が暗躍して第三次世界大戦を引き起こそうとしていた。 チャールズは



CIAと協力し、能力者を探している過程でテレパスを遮る何かの存在を感知。



同時に復讐のためにショウをつけ狙っていたエリックと出会う。



   なにしろ相手は心を読む男。

    エリックの苦しみや葛藤をすべて理解して受け止めるチャールズ。

    二人の心のつながりは“友情”なんて言葉じゃ片付けられない。



 が、平和主義かつ楽観主義者のチャールズと、やられたらやり返すが基本で



「そもそも進化した存在が現れたらその種は絶滅の道を辿るのは自然の摂理。



人間が我々を排斥しないわけがない」と考えるエリックが相容れるわけがなく、



それはお互い以上にお互いを理解する者はいないというほどの友情をもってしても



変えることはできない。



 つまり二人の決別は、人間のせいなんですね・・・すみません。



 が、見どころはこの二人だけではなく、初期メンバー・ミスティークが実はひもじさ



故にしのびこんだお屋敷でチャールズと出会い、その後兄妹同然に暮らしていく



ことになったのだとは!(名前はレイブン。 しかも演じるはあのジェニファー・



ローレンスだ!) おやおや、彼がビーストの人間時代?とか(しかもやってるのは



ニコラス・ホルト、『シングルマン』で『アバウト・ア・ボーイ』からの成長を見せつけた



彼である)、これぞ前日譚の醍醐味!



  ※チャールズとエリックがミュータントをスカウトに行く過程で、酒場で飲んだ

    くれているウルヴァリンに会ってるんだけど、サービスショット?

    明らかにウルヴァリンの方が年上だったしね。



   とりあえずチャールズの屋敷に集まった

   ミュータント第一世代のみなさん(真ん中の人‐ローズ・バーンはCIA)。



 しかもどれだけあたしのつぼにはまる役者を使ってくれるのか・・・うれしい(けど、



ケヴィン・ベーコンがちょっと残念だったり、マグニートーの若き姿がその後のイアン・



マッケランに重ならないという個人的な感覚としてのミスマッチもあったりするのだが)。



 過去3作で小出しにされてきた部分がぴたっとつながる面白さ、確かにあります。



 けれどもそれは、シリーズを見た人だけが思うこと。 基礎知識ゼロの人がここから



入るのは逆に厳しいかと・・・。



   ケヴィン・ベーコンの髪型に笑いが

  止まらないわ・・・。 あ、この美人、『アンノウン』にも出てた『MAD MEN』の

  ジャニュアリー・ジョーンズだ! やはりこれが「売れてくる」というサイン?



 で、監督が変わったポイントとして、ブライアン・シンガーの屈折した暗さがあまり



ありません。 むしろ今作ではユーモアに転嫁されている部分もあって、これは監督の



資質の違いか1962年という時代の違いなのか両方ともとれて・・・興味深いです。



 キューバ危機を取り入れるとは、うまいね!。 ただ、その時代だと考えるといいん



だけど、これが2011年の映画なのか・・・と言われるとちょっと困る部分が。 あえて



レトロなのか、本気なのか、よくわからない。



 レイヴン(ミスティーク)の本心に直球で届く言葉をはくエリック(マグニートー)に



惹かれてしまう気持ち、わかります(だってチャールズは人畜無害のおにーちゃんで



しかないもの・・・)。 それ故に、『ファイナル・ディシジョン』であっさりミスティークを



見捨てたように見えたマグニートーの気持ちが、わからない(冷酷さに磨きがかかったと



とるべきか、自分と関わり合いを持たせないようにする・あわよくばチャールズのもとに



帰したいと思ったからなのか)。



 どうもあたしはイアン・マッケラン好きさにマグニートーの行動には深い意味があると



考えてしまいがちよ(なんか間違ってるわ、この姿勢)。



 でも、チャールズはエリックと出会った瞬間から、ずっと彼のことを気にかけている



のね・・・(それこそ、お互いジジイな年齢になるまで)、という原動力や説得力は、



確かにマカヴォイくんは表現してたと思う。 プロフェッサーXのことが、以前よりも



好きになりました。



 でも、このメンバーでシリーズ化するのかしら、どうなのかしら。



 とはいえ『エピソード・ワン』としては十分語りつくしてる気が・・・。



 エンディングテーマがテイク・ザットだったことにびっくり! しかも新曲じゃん!



 アルバムに入れてくれたらいいけど、そうじゃないならサントラほしいかな・・・。


posted by かしこん at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする