2011年06月12日

ニュースでたどる海外ドラマ



 ジャック・ケボーキアン氏が亡くなったそうで・・・そういえば彼をアル・パチーノが



演じたドラマ、前にWOWOWで放送したの録画したままだったな、ということで



あわてて見てみた。





死の処方箋〜ジャック・ケボーキアンの真実



 アル・パチーノ、ジョン・グッドマン、スーザン・サランドンとテレビドラマとしても



豪華な顔ぶれ。 死を待つだけの病状の人に、尊厳ある死を自分自身で選べる



ように、という装置を開発したケボーキアン医師は希望する患者に使用させる。



 とはいえ病状を確認し、面接して本人の意思も確かめ、家族の了解も取っている



(希望する患者の98%はまだその段階ではないと断っていると言っていたし、



ある青年には「君はうつ病だから、まずはそれを治してからだ」と伝えている)。 



でもたまたまピューリタン派の検事に目をつけられ、告発されたのが有名になって



しまうきっかけ。 “死の医師(ドクター・デス)”と世論に言われてしまうほどの



あくどさは感じないというか、「尊厳死」と「安楽死」の定義がごっちゃになってるな〜、



と思うのだが、キリスト原理主義が根強いアメリカでは自殺自体が罪だから、それを



助ける医師もまた罪人、ということなのだろう。 歪曲して伝わった報道を信じる



デモ隊には、「僕を殺さないで」というプラカードを持った車いすの少年が・・・。



 「いまは90年代だぞ!」とケボーキアン医師も自宅で怒鳴っていたが、あたしも



びっくりしました。



 でも、身近な人がもう生きる望みがないのに苦しんでいる姿を見たことがある人と



ない人では、考え方が大きくわかれるような気がする・・・。



 ケボーキアン医師はアルメニア出身で動乱の時期に親に連れられてアメリカに



来たそうで、苦しんで死んでいったアルメニアの人々のことが忘れられなくて、そして



尊厳死を当たり前のものとして定着させようとかなり意識的にやっていたと思われる



(だからドクター・デスと呼ばれようとも気にしてないし、より物議を醸すために一線を



越え、第二級殺人罪で有罪にされるのだが)。



 バリー・レビンソンがプロデュースしてただけあって、社会派ドキュメンタリータッチ。



 アル・パチーノのあまりのジジイぶりに驚愕。



 彼を非難する人はまだいるんだろうが、ドラマ自体はかなり彼の主張に好意的と



いうか、理解を示しているように見えた。 誰もがそうしろというわけではない、ただ



そういう選択肢もあっていいだろう、という。



 でも、「尊厳死」という概念、日本では臓器移植よりも抵抗なく受け入れられそうな



気がするんだけど・・・どうなんだろうなぁ。





glee グリー



 NHKでいかにも放送しそうな内容だけれど、吹き替えにするときは登場人物の



鼻歌さえも日本の声優さんに吹き替えさせることで有名なNHKが、歌が主役と



いってもいいこのドラマどう扱うのだろう・・・と思って見たらば、さすがにこれの



“歌の吹替”は無理だったみたいですね。



 高校生活における力関係が無情なまでに描かれるこのドラマ、コメディ前提では



あるけれど、アメリカの教師もこういういじめというか優越感を誇示するような行動を



いちいち注意しないのかな・・・これが自由の国の自己責任?



   シャーベット状アイス入りのグレープソーダを

     顔面にかけられたりします。 寒そうだけど、向こうは湿度が低いのか

     糖分のべたつきのほうが処理が大変らしい。



 いわゆる“負け組”(向こうでは“ナード”でしょうか? “勝ち組”のはずのアメフト部の



選手でもグリークラブに入部すれば負け組扱い。 部活にも序列があるんだな・・・)の



高校生たちが歌うことを通して自分自身の誇りを取り戻していく、という感じであろう



物語(テーマとしては『中学校のときイケてない芸人』にも通じますか?)、その時々の



キャラクターの心情にぴったりの曲がミュージカル風に展開されていくのも面白い。



   ミュージカル苦手人間にもアレルギーの出ない構成。



 それにしてもスー先生(チア部のコーチですげー自己中心的っぽい人物、最初の



ほうは喋り方がかなり頑固な男っぽい)の吹替えをしている野沢由香里さんの実力と



いうかその懐の深さには改めてびっくりです。



 これはリアルタイムにBSプレミアムでわりと見れてます。





デスパレートな妻たち シーズン6



 いやいや、すごいことになってきてますけど・・・な、このシリーズ、もう大人しく



なってもいいんじゃないの、とはいえその騒がしさは衰えず・・・登場人物たちの



パワーがとにかく凄いので、なんだかんだ言いながら見てしまう。 見てしまうと、



つい続きも見てしまう。



 なんで毎回毎回犯罪をちゃんとからませるんだろうか? 郊外に住む人はみんな



誰もが秘密を抱えてるみたいだ(これっていわゆる『昼ドラ』的魅力?)。



 新レギュラー女性の声も勝生真沙子さんとかベテランを起用するので通年



レギュラーとのバランスも損なわれないのが素晴らしい(スーザン役の萬田久子だけは



もうどうしようもないが・・・もはやこっちが慣れてきたよ)。



 次のシーズンにはヴァネッサ・ウィリアムスが加入するそうなので、当然吹替えは



『アグリー・ベティ』のときと同じ五十嵐麗さんにやっていただきたいものです。


ラベル:海外ドラマ
posted by かしこん at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする